和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3304話 】
2022年 09月 03日 談

 

 

朝夕がめっきりと涼しくなりましたが、皆様にはお変わりなくお健やかにお過ごしのことと思います。依然としてコロナ禍に有るものの、感染者も少しずつ減少傾向にあるようで安堵しています。本日は午前10時より井上家葬送の儀が修業されましたが、本当に穏やかな初秋の日和で故人の御徳が偲ばれました。

 

 

 

午後からは卑山本堂に於いて納骨の儀が執り行われ、法要後にはしばし御親族皆様と応接間にて懇談しました。大型の台風11号が北上しているとの気象情報で今後が動きが心配されますが、今は台風の季節ゆえ豪雨対策には早めの備えが求められており、特に自坊の大安禅寺は近年豪雨での被害を受けているだけに防災工事が急がれます。

 

「 秋菊 佳色有り 」 大安友峰 書

 

9月に入り日中気温も下がり、幾分身体も楽になってきたように感じます。毎日続けているブログも気候の変動や健康についての話題が多くなっていますが、人間の身体の調子はやはり気候と気温などに大きな影響を受けますから時節柄くれぐれもお身体ご自愛くださいますよう祈念しております。

 

 

さて本日、東京在住の陶芸作家・谷中耀子(やなかようこ)様より、来る10月8日(土)より16日まで宝勝寺で開催される展覧会「空 ~舞う~ 谷中耀子展」のご案内用はがきが届きました。とても素晴らしい独創的な作品で、今回は金沢での初めての個展開催となります。ブログをご覧の皆様には是非御来寺の上、御鑑賞頂ければと思っています。心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3303話 】
2022年 09月 02日 談

「 無 暦日 」 暦日(れきじつ)無し

 

パキスタンの国土の3分の1が豪雨による大水害に見舞われ、その現場からの動画が日々次々とインスタグラムにアップされており見る度に心が痛みます。スマホで見る災害シーンは小さな画面ながらそれでも直に恐怖感が伝わって来るほどで、パキスタン国民の不安がどれほどのものか伺い知ることが出来ます。また西欧では山火事が続いており、アメリカでは未曽有の竜巻が各州を襲っているとか、日本でも大型台風が本土に向かって北上中ですが、地球温暖化現象に於ける気候変動は最早ひっ迫した問題になっています。

 

「 心 今日(こんにち)無事 」 

 

それだけではなくウクライナ戦争も継続中でコロナ感染拡大も収束していません。このような世の中で今後人々の安心安全を確保することの難しさを痛感するばかりです。立派な指導者の出現を願うのも一つですが、先ずはどのような困難に遭おうとも直ぐ対応できるように個々の危機管理への備えが求められている様に思います。

 

「 露 堂々 」 ろ どうどう

 

吉幾三さんの歌に「電話もねえ~テレビもねえ~」という大ヒット曲が有りましたが、ある日突然何もかも失う程の大災害が自分の身にも襲ってくる現実をひしひしと感じる昨今の世界情勢です。油断大敵!災害は今すぐにでもやって来る!今後は災害に対する日々の備えと泰然自若とした心構えも大切のようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3302話 】
2022年 09月 01日 談

本日午前 ふれあいパーク霊苑スタッフとの 和合茶礼にて

 

土砂降りの朝を迎えましたが、雷が時折ものすごい轟音を響かせていました。午前中に卑山ふれあいパーク霊苑にこの度新しく入職された吉田さんを交え職員と共に和合茶礼をしました。「温厚篤実 志操堅固」という言葉が有りますが、実に良いお方とご縁を得る事が出来今後の御活躍を願うものです。「出会い ふれあい 和みあい ゆくゆくお互い 拝み合い」」が和尚のキャッチフレーズの一つになっていますが、和合の精神を大切に引き続き9月も法務遂行に専心して参りたく思っています。

 

引き続き 寳勝寺本堂後方修復工事の打ち合わせをしました

 

「ネバーギブアップ」は和尚の座右の銘でも有りますが、以前は不言実行でしたが最近は有言実行に変わってきています。その理由は体力の減退が原因で、いつ失速するかもしれない不安定な体力では「不言実行」は無理ゆえの変化なのかも知れません。最近では自分の身体の調子に見合う有言実行となって来ているようです。

 

 

さてアメリカ大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手が2年連続の30号ホームランを打ちました! 彼こそ「ネバーギブアップ」を実践する自己管理に長けた素晴らしいアスリートだと思います。1年を通して徹底した自己の管理と体力の使い方を熟知しながら162試合のフル出場を伺いつつ、さらに投手としても既に11勝を挙げていますから、もう間違いなく2年連続のMVPだと思いたいのですが、最後まで楽しみに応援したいと思います。頑張れ!!翔タイム! 「ショウヘイオオタニ! オハヨウゴザイマス、ニューヨーク!スゴイ!ショウヘイ!」実況アナウンサーの妙な日本語が気になる昨今です。オウマイブッダ!! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3301話 】
2022年 08月 31日 談

松浦会長から頂いた 栗をお供えしました

 

このところ気温の寒暖差の激しい日々が続いており老若男女問わず体調を崩される方が続出しているそうですから、健康管理には十分な配慮が求められています。身体の不調は精神的不調にも繋がるため注意が必要です。今日などは昨日から一変して日中気温が35℃を超える真夏日となり終日蒸し暑い一日となりました。涼しいお部屋で作業される方はともかくも、外での作業をされる方には頭が下がります。本日は久しぶりに空調機がフル回転する中での事務整理となりました。

 

 

最近、色々な方から果物や野菜を頂き本当に有難く思っています。栗や梨にスイカなどは普段買い求める事が少ないだけに、夏バテ防止に大いに役立ち感謝しております。さて8月も今日まで、明日からは9月「長月(ながつき)」を迎えます。9月23日(日)は大安禅寺の「秋季彼岸会放生会」が午前10時半より厳修予定となっており、本当に月日の過ぎゆく早さには驚くばかりです。

 

「 一葉落ちて天下の秋を知る 」 渓仙 書

 

「世の中に解らないもの三つあり、一つは健康、一つは心、一つは行く末」です。この三つを極めていくのが人生だと思いますが、先ずは健康が大切ですから普段から関心を持って健康維持に努めて参りたく思います。残暑厳しき折皆様にはくれぐれもご自愛くださいますよう念じております。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3300話 】
2022年 08月 30日 談

文房流晴心会野口支部  野口翠智先生 と 支部の皆様

 

いつも御厚誼頂いている野口翠智先生より御茶席の写メールが届きましたが、併せて日中友好の朝顔のお写真も送信くださいました。床の間の掛軸は和尚の書で「竹 葉々清風起こる」と書かかれており、ちょうど今の季節にぴったりの禅語かと思います。

 

掛軸 「 竹 葉々起清風 」を掛けてくださいました

 

野口先生から 日中友好の朝顔の御便り

 

奇しくも今日は第3300回目の「和尚のちょっといい話」でもあり、数字の語呂合わせで「燦燦と輝く一日」もしくは「散々な一日」とも読める為どちらの一日になるかは自分の心がけ次第で、耳を澄ませて自分の心に問いかけてみる必要があるようです。

 

寳勝寺にて 松浦義一会長とともに

 

朝一番に松浦建設株式会社の松浦義一会長が職員の方とともに御来寺くださり暫し歓談しましたが、まもなく90歳を迎えるとは思えない程、相変わらず矍鑠とした元気な御姿には感服したものです。また和尚の「火曜日のジンクス」はいまだに健在で、本来なれば火曜は和尚唯一の休息日ながら本日も急用の法務が入り休日返上となりました。

 

 

「燦燦」なのか「散々」なのかは自分のみぞ知る世界ながら一所懸命に法務遂行することには変わりないようです。気温も急激に下がり体調を壊す方が続出しているとか、本当に最近の気候変動には戸惑いを感じますがくれぐれも御身体ご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3299話 】
2022年 08月 29日 談

昨夕 傳燈寺境内にて

 

昨日は午後4時より、今年10月23日(日)に開催予定の「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭」についての会議が金澤伝燈寺里芋研究会の千田会長を始め関係者14名が参加するなか伝燈寺本堂で行われました。

 

「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭」についての会議を行いました / 金澤伝燈寺里芋研究会の皆様と

金澤伝燈寺里芋研究会 千田会長

 

昨年は10月16日(土)に第一回「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭」が盛大に開催され、あれから1年が経とうとしています。今年はかねて申請されていた「伝燈寺里芋」商標登録が認定されたことに合わせ境内での里芋販促イベント開催などの協議も行われました。伝燈寺は和尚の兼務寺院でもあり、地元の方々との交流を深める為にも大いに協力して参りたく思っています。

 

 

 

 

 

それにしても伝燈寺は金沢郊外に建立された約700年の歴史を有する天皇の勅願所で有り大変由緒ある禅寺だけに、寺院の復興に更なる努力をして参りたく今年の「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭」は地元の方々始め金沢市内にも広く広報して盛大に修業したいと願っています。朝夕が過ごしやすくなって参りました今日この頃ですが、時節柄くれぐれも御身体ご自愛ください。友峰和尚より

 

昨年10月の写真より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3298話 】
2022年 08月 28日 談

 

ここに来て気温も下がり26℃と本当に涼しく過ごしやすくなってきましたが、皆様にはお変わりなくお元気にお過ごしでしょうか? 9月の彼岸会に向けて再び墓前供養が始まりましたが、お陰様で爽やかな初秋の風を受けながら諷経を務めています。

 

 

ふれあいパーク霊苑にて 墳墓開眼供養諷経をいたしました

 

 

奥の院 代々墓にて 祥月命日忌の御供養諷経を修業いたしました

 

 

「暑さ寒さも彼岸まで」という諺は今も健在のように思います。涼しくなると体が嘘のように軽くなる感じで前向きな気分になり、季節の変化に応じて気持ちも変化していくようですが残暑はまだまだ続きそうなので健康管理には更なる注意が必要です。また今後はコロナ感染者数を発表しない方向に向かうとのことですが、所謂インフルエンザ流行的扱いになるということなのでしょうか? いずれにしましてもコロナ感染防止には十分な対応が求められています。

 

日中友好の朝顔  満開を迎えています

 

さて先日NHKのローカルニュースで放映された卑山「日中友好の朝顔」ですが東海地方にもニュースで伝えられたそうで、名古屋にお住まいの前川様から朝方お電話を頂き大変嬉しく思いました。愛新覚羅溥傑氏御夫妻が日中友好を願って育てられていた由緒ある朝顔だけに、清国ラストエンペラーでも有りました愛新覚羅溥儀氏御家族を始めとする御霊に対し、朝顔の開花を通して追善供養とともに此処に慎んでご冥福をお祈り申し上げます。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3297話 】
2022年 08月 27日 談

「 放下着 (ほうげじゃく) 」 渓仙 書

 

現在の世界の状況はコロナ禍にウクライナ戦争、線状降水帯による世界的豪雨災害、地震災害そして各国政局の混迷等々、不安要素が増す一方の今日においていちど静かに坐って瞑想するのも良いかと思います。「一即一切(いっそくいっさい)」が真理の根本なれば、どのような状況に置かれても常に「平常心(びょうじょうしん)」なれば心は平安を保つことが出来ます。

 

寳勝寺檀信徒 髙瀬家  年忌の御法要を修業いたしました

 

一口に“平常心(びょうじょうしん)”と言っても自分の心のどのような状態を“平常心”と自覚すれば良いのかとの質問に答えるなら、正に「放下着(ほうげぢやく)」の禅語が思い出されます。放下着とは「何もかも捨てきれ!」という意味で、いわゆる心に一点の曇りなき心境を指します。朝から晩まで晩から朝まで無・無・無・無・無~と身体を整え呼吸を整え心を整えながらひたすら無~無~無~と念ずるうちに気持ちが落ち着いて来るわけですから、「あら不思議!あ~ら不思議!あら不思議」の摩訶不思議なる安心の自分に出会う事必定です。

 

 

さて「捨て切る力」を付けるのが坐禅なのかも知れません。坐禅の効能は無限です!暑い暑いと不平を言わずに進んで坐禅をしましょう!昔どこかで聞いたことのあるフレーズですね。「なり切る!捨て切る!思い切る!」頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3296話 】
2022年 08月 26日 談

大安禅寺重文諸堂保存修復工事が現在も順調に進められていますが、現場主任からそろそろ庫裡に保存されている色々な生活用具はじめ重要な備品の移転整理を開始して欲しいとの要望で、9月の秋口からその準備に入ろうと計画しています。なにしろ約300年以上を経た庫裡建造物ゆえに、江戸時代から受け継がれてきた台所用具や調度品を始め私有物でもあるタンスや書籍などその数は膨大で日々頭を痛めています。

 

 

さっそくに現場幹部の方々とも相談を始めていますが、移動する為の大型倉庫建設などの案を練っています。庫裡の大々的な修復工事に入るのはまだ約2年ほど先の話ですが、運び出すのにも時間が掛かるため9月からは長期間自坊に戻って移転作戦に集中したいと念じています。

 

 

それにしても和尚にとっては庫裡に保存されている品物は懐かしい物ばかりで、「断捨離」とは言え実に悩ましい日々が続きそうな気配です。自坊に戻った際は物置や屋根裏倉庫に籠って私有物の整理に当たってはいるもののどれも捨てがたい思い出の品々、誰が見るでもない物ながら和尚にとっては何より大切な宝物には違いないようです。

 

ふれあいパーク霊苑スタッフの 木村さんとともに

 

さて本日もワクチン接種後の休息日としましたが、おかげさまで体温も36,5℃と平熱に戻りました。午前中にはふれあいパーク霊苑スタッフの木村さんと懇談しましたが、このところようやく気温も下がり霊苑内でのご供養も幾分身体が楽になって来たように思います。まだまだ残暑厳しい日々が続きますが、精進してご供養諷経に専心して参りたく思うものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3295話 】
2022年 08月 25日 談

本日 8月25日 は「静養の日」って勝手に和尚が決めたわけですが、実は前回ワクチン接種を受けた際、まるでコロナウイルスに感染したかのような症状となり、38℃前後の熱とノドの痛みに加え関節痛に見舞われ何を食べても「まずい」という感覚には大変困ってしまった経験から今回4回目を接種した後は2日間休息日を設けました。

案の定、前回と同じく38℃を超える熱と俗にいう“モデルナアーム”による関節痛に悩まされ、解熱剤のバファリンやロキソニンを飲んで終日休養しました。妻は接種した後すぐにカロナールを飲んで事なきを得たそうですが、和尚は前回同様の症状が発症してしまいました。されど2日間の静養日を取っていたため、安心して休息することが出来ました。

 

8月23日  NHKの番組「かがのとイブニング」にて

 

多くの高齢者の方々が4回目のワクチン接種を受けられていると思いますが、きっと接種後大変だった事と察するものです。前回発熱した際、掛かりつけの医師に診察して頂きましたが「和尚さんは若いから症状が出たのですよ」と言われたことを思い出しました! 喜んでいいのか悲しんでいいのか! やはり「備えあれば憂いなし」の格言は立派に通用したようです。どうか4回目のワクチン接種を受けられる方は、接種後2日間ほどは静養日を設けて頂きたく願っております。

 

 

 

さて、一昨日NHK金沢放送局の取材を受けた卑山「日中友好の朝顔」の映像が夕刻のローカルニュースで福井県下にも放映されましたが、とても美しい映像の編集で大変嬉しく思いました。残暑の砌 皆様に於かれましてはくれぐれもお身体ご自愛くださいますようご祈念申し上げております。友峰和尚より

 

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