和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第671話 】
2015年 06月 20日 談

この時期としては涼しく、穏やかで過ごしやすい土曜日の一日となりました。北陸地方も梅雨入り宣言がなされお天気が心配されましたが、予想に反してお花には最適の「花曇り」で、参道から続くアジサイが見事な開花を見せています。花菖蒲が名残花になっていますが、それに代わって薔薇が満開となりました。来年は「花菖蒲祭」から「参華(さんげ)祭り」とイベントタイトルを変えて開催したいと思っています。今日のご来山者方々は、実にゆっくりとお花を見ておられたように思います。そんななか、和尚のお客様が次々と来られ、賑やかさを増して行きました。片岡経営会計事務所社長の片岡正太郎様ご家族はじめ日本生命支社長の松平様御一行様、そして、娘夫婦が嫁ぎ先の御両親と共に、サプライズで訪問いたしました。明日が父の日という事もあって、孫たちを伴っての突然の帰省に感激しました。孫達と会えるのは本当に嬉しいものですね。

IMG_8814 (500x333)

文房流晴心会・野口翆智先生、黒川翆江先生 と 片岡経営会計事務所・片岡正太郎様ご家族

IMG_8813 (500x333)

IMG_8825 (500x333)日本生命支社長・松平様ご一行様とともに

IMG_8824 (500x333)

IMG_8832 (500x334)

IMG_8830 (500x333)

布川様ご夫妻と娘夫婦

IMG_8826 (500x333)

この時季、皆様はいかがお過ごしになられておられますか?  三十有余年に渡って続けられて来た「花菖蒲祭」ですが、和尚にとっては多くの方々と一年に一度の親交を深める大切な「出会い祭り」の季節となっています。明日は、文房流晴心会・野口翠智社中皆様によるお煎茶席と生け花展が開催されますが、今回のお祭りも愈々終盤を迎えようとしているようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第670話 】
2015年 06月 19日 談

IMG_8718 (500x334)

お誕生日おめでとうございます!

お誕生日のお祝いは幾つになっても嬉しいものですね。今朝一番の来訪者は卑山、大安禅寺の責任役員総代・藤田通麿様でしたが、本日6月19日が七十七歳喜寿の御誕生日だそうで、先日、家族総出の喜寿御祝い会が開催されたそうです。今日のご訪問は、御友人からの依頼で和尚に「やまがたのサクランボ」を届けて下さったわけですが、その際「喜寿御祝の言葉」を述べさせて頂きました。

SONY DSC

今年も花菖蒲祭期間中、藤田様手作りの「苔玉」を販売していますが、これが大変人気を博しています。藤田様には現在、大安寺観光協会会長としてもお世話になっており、「手作り苔玉販売」は大安寺観光協会として実施しているイベントですが、今後は大安寺地区発展のための「あじさいロード」造成を提案されておりこれから大安寺地区全体にあじさい運動が広がって行くことを念願しています。

IMG_8721 (500x334)

萬谷様ご夫妻とともに / 大安禅寺 応接室にて

「来る人も 又 来る人も 福の神!」なんて言葉が有りますように、続いて来られましたのは萬谷さまご夫妻。以前、卑山にご縁を頂いておりました職員の御両親ですが、久しぶりの楽しい会話となりました。この時期は多くの方々とお会いしますが、お元気な姿に接することは大変嬉しいですね。「出会いの寺・大安禅寺!」 四百年前から、人々との仏縁を大切にしてきた大安禅寺。これからもずっとそう願いたいと思っています。

IMG_8726 (500x334)

未生流福井支部の皆様とともに / 大安禅寺 愈好亭にて

さて、この一週間、素晴らしい生け花を披露して下さった未生流・山口先生はじめ会員の皆様には本当にありがとうございました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第669話 】
2015年 06月 18日 談

 20150617141931バラ園にて / 大安禅寺

女流画家・篠田桃紅さんが此の度、「百三歳になって分かったこと、人生は一人でも面白い」という本を出版されましたが、実に感銘する言葉が綴られています。一世紀以上生きられた方々の言葉は真に迫るものが有り、言葉を越えた奥深い心を感じ取ることが出来るものです。特に、「長生きすると日々新しい知恵が出て来るのです」などの言葉は、高齢者の方々にとって励みになる言葉でもありますね。最近は「終活」という言葉が高齢者の中でよく使われていますが、終活を語るならばポジティブな生き方を願いたいものです。「早くお迎えが来てほしい」などと嘘ぶくよりも、「お迎えなど来た時に考えればよい」と笑い飛ばしているほうがきっと安心することと思います。100歳を超えて尚、自分の能力と対面している篠田桃紅女史に敬意を表したいと思います。和尚もこれからは、百歳越えの色々な御方の言葉を大切にしていきたいと思いました。

IMG_8710 (500x333)

さて今日は、一宮市から奥村様ご夫妻と木村さまが沢山の手造り野菜を持って来て下さいました。また、和尚の揮毫した六字名号の表具が出来たという事で、御報告下さいました。「南無阿弥陀仏」「南無阿弥陀仏」、本当に心から感謝申し上げました。

IMG_8715 (500x333)

IMG_5993

最近ではお寺で野菜を作る事も無いため、自家栽培の貴重な野菜を頂くのは真に有りがたいことです。和尚の大好きなトウモロコシも頂きました。盛りだくさんのお野菜です、感謝の一日となりました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第668話 】
2015年 06月 17日 談

IMG_5978

久しぶりに犀川沿いのウオーキングに出掛けましたが、釣り人が以前より増えているのに驚きました。若者からお年寄りまで年齢層は様々ですが、かなり御年輩の方も見うけられ、老後の楽しみとして釣りをされるのはとても良い事だと思います。時間はたっぷりと有りますから、釣りを楽しみながら人生哲学をしてみるのもなかなか風流だと思います。そんなふうに言うと、釣り人に叱られるかもしれませんね。「俺は趣味なんかじゃない!生活が懸かってるんだ!」ってね。のんびりしているように見えるだけで、実際は真剣そのものなのかも知れません。

IMG_5979

流れる景色

暫らく見学させてもらいましたが一向に釣れる気配がなかったので、ウオーキングを再開しました。ある者は子供連れのお散歩、ある者はモデルさんを使っての撮影会とやはりのんびりしたムードで、賽川沿いは市民の憩の場所として定着しているようでした。

IMG_5983

堤防沿いの紫陽花

和尚のウォーキングも本当に久しぶりで、もう随分とサボってしまいました。道中では脚が攣(つ)り、ひざ関節はがたがたで、おまけに腰が痛みだす始末。情けないの一言でした。そこで今日は心から誓いました。「あと二十年、元気で居たいなら毎日ストレッチをしよう!」 そうですね。筋力の低下だけは、自己トレーニングする以外に特効薬など有りません。そのうち、トレーニング仲間が出来ればいいな~~なんて、呟きながらのウオーキングでした。

IMG_5985

自撮り写真です

さて、大安禅寺の花菖蒲祭も後半に入っています。今度の日曜日は、文房流晴心会・野口翠智社中の皆様によるお茶会と生け花展が開催されますが、和尚も是非参加させて頂きたいと今から楽しみにしています。友峰和尚より‏

友峰和尚のちょっといい話 【 第667話 】
2015年 06月 16日 談

DSC04495 (500x375)

本日の楽く楽く法話のようす

金沢市寺町「寶勝寺」での「楽く楽く法話」が始まっていますが、今日は能登から年金若葉友の会皆様が来られ、午前9時半よりお話をさせて頂きました。高齢化社会の加速する我が国では高齢者自身の健康管理が急務になっていますが、現実的に超高齢者の受け皿としての施設はどこも満杯状態ですから、益々自己管理が求められています。御本人はもちろんそのご家族もこれから先の時代に大きな不安を感じているようですから、皆様の抱える不安が僅かでも和ぐような内容のお話しを心がけています。

DSC04497 (500x314)

「笑う門には福来る!」では有りませんが、和尚のお話しを聞いて、少しでも元気になって笑顔で帰って頂けたら幸いです。「法話の聞ける寶勝寺、お茶の飲める寶勝寺、出会いの寶勝寺」です。

DSC04510 (358x500)

DSC04504 (365x500)

DSC04522 (417x500)

濃桃の蛍袋 と 白い擬宝珠

午後からは久しぶりの雨となり、このところの蒸し暑さから一辺に解放され、境内の草木は生き生きとして喜びをあらわにしているかのようでした。午後、東京からのお客様と打ち合わせ中には突然、中庭にハクビシンともムジナとも思われる動物が現れ、摩訶不思議な一瞬でした! へぇ~、こんな場所に何故? しかも今! しばしあっけにとられました。

DSC04511 (500x375)

東京より、墓地改葬工事打ち合わせの為来山された皆様

DSC04512 (500x365)

この後、中庭に珍獣が出現し、皆で縁側へ…

最近は全国的に地震が多発していますが、このこともその前兆を示す一旦なのでしょうか? 何が起こっても不思議ではない今日ですから、日々「ご用心ご用心」ですね。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第666話 】
2015年 06月 15日 談

DSC04479 (500x375)

DSC04478 (500x375)

「寶勝寺・寺カフェ」、その名前も少しずつ広がりを見せているようで、最近ではリピーターの方が増えてきたように思います。時々、ご利用のお客様が帰り際に職員に向けて「感謝」の言葉を掛けているのを耳にしますと、やはりここは「お寺のカフェ」であるという事を強く感じるものです。

DSC04480 (500x375)

DSC04483 (500x375)

一般のカフェと何が違うのかと言えば、それは「空気感」であって、寺自体、長い歴史を有する伝統的建物であることが、利用者の身も心もゆったりとさせてくれるのだと思います。以前にも言いましたが、お寺の建物の空間というのは実によく考えて造ってあり、もとより心が癒される工夫がなされていますから当たり前の事かも知れません。

DSC04487 (500x375)

DSC04269 (500x375)

中庭に 花菖蒲 と 葡萄

DSC04485 (500x375)

お寺でのお茶のひとときは、自己の原点回帰への大切な時間ともなって行きますね。「自分と出会う」事が出来るのがお寺だと思いますし、その特別な空間こそが「寺カフェ」の魅力なのだと思います。特に若き世代の方々にとっては、まったくと言っていいほどお寺とは無縁状態の今日に有って、お寺とのご縁が寺カフェに由って結ばれていくのを和尚は大変嬉しく思っています。明日も和尚の法話が有りますが、これから多くの方々との仏縁を広げて行く為にも、頑張って行きたいものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第665話 】
2015年 06月 14日 談

20150614185623

良いお天気に恵まれた日曜日、気温もぐんぐん上がり日中は30度を超える真夏日となりましたが、「花菖蒲祭」は終日多くの方で賑わいを見せました。会期中の催事もこのところ定着してきたようで、境内や園内で繰り広げられた二胡の演奏やバルーンのアトラクションなどは、大人から子供まで大変人気を博していました。花菖蒲は名残花になって来ていますが、アジサイやバラの花などはこれからが見頃になるので是非ご来園ください。

20150614185641

IMG_8523 (500x334)

大安禅寺花菖蒲祭のようす…ここをクリックしてください!

和尚は、鯖江で行われた家族動物供養のお参りに行きましたが、会場には多くの方が来ておられました。家族動物供養に参詣される方は年々増えつつあります。供養の意義はいろいろあるかと思いますが、総じて「感謝の心」であろうと思いますね。飼い主に供養してもらえる動物達は本当に幸せだと思いますし、供養日には多くの家族動物たちの霊供養も同時に行っていますので、皆様もご参加頂ければと思います。

DSC04109 (500x375)

大安禅寺の愛猫 つきさん

最近は家族動物に関するテレビ番組も目立つようになり、you tubeの動画などではペットの面白映像が人気ですが、そのようなこともペットブームを呼んでいる一つの原因なのかも知れません。家族動物は、古来より人間社会にとって絶対不可欠の一員であることをしみじみ思うものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第664話 】
2015年 06月 13日 談

土曜日の朝を迎え、副住職の境内を掃除する箒の音に交じりながら、寺内「未生流」の生け花展のお水を替えに来られた先生方々の話し声のなか、次々とお客様が来られお寺は賑わいを見せていました。和尚は朝から自室にて、職員に依頼されていた志納所の色紙を黙々と書き続けたわけですが、今日の予定は盛りだくさんで、12時半から福井市内・ユアーズホテルにて開催される「片岡経営会計事務所 創業50周年記念祝賀会」の席での「乾杯」の発声のご挨拶や、午後3時からは金沢市野町・少林寺で開催される「寺町寺院群を巡る会」の法話があり、その原稿作りにも集中しました。さらにはそれと同時に「サッカー女子W杯なでしこジャパン」のテレビ中継も気になって、誠に慌ただしい一日を過ごすこととなりました。

DSC04289 (347x500)

「片岡経営会計事務所創業50周年記念祝賀会」

FullSizeRender
片岡正太郎社長のご挨拶

自家用車を運転しての移動は和尚にとって重労働となりつつある今日ですが、なんとか全てのスケジュールを終了できて安堵しました。どういうものか、大切な仕事は重なるものですね。一日の仕事を終えていつも思うのは、本当に多くの方々のご縁に支えられて自分が成り立っていると自覚することです。そんなことは言わずもがなと思われるでしょうが、この縁がスムーズにかみ合っていくところに、「仏法」の不可思議さを感じ取るものですし、また、自分を必要とされていることが「法縁」だと思います。言葉ではなかなか言い表す事も難しいですが、兎に角、有り難し有りがたし。「無事是貴人」とはまさに、今日のような境涯なのだと思った一日となりました。友峰和尚より

DSC04276 (500x375)

金沢市野町・少林寺での法話

友峰和尚のちょっといい話 【 第663話 】
2015年 06月 12日 談

IMG_8242 (500x333)

雨上がりの花菖蒲園は格別な風情に包まれていました。やはりお花には雨が一番ですね。午前中から多くの参拝者が来られていましたが、和尚は開花の終わった花菖蒲の花摘みをしながらお客様とお話をさせて頂きました。どのお花もとても綺麗で、しかも例年よりもつぼみを多くつけているので、これからまだまだ咲くように思います。今日は俳句会の団体様も来園されており、園内のいたるところでメモをしている姿が印象的でした。

IMG_8252 (500x334) 中越様ご夫妻・小林様ご夫妻とともに / 大安禅寺 応接室にて

IMG_8284 (500x334)

いいですね!お花は多くの人の心を和ませてくれているようです。今度の日曜日あたりが一番の見ごろになるかと思いますので、是非ご来園ください。この時期、和尚の仕事は多義にわたりますが、色々なお花と共に有りますので気分は最高です。花菖蒲祭を知ってか知らでか小鳥たちもいつもより多く来ているようです。市街では見かけない大変珍しい小鳥達も来ているので、野鳥愛好家の皆様にはたまらないほどの状況です。「花鳥風月を楽しむ」なんて禅語が有るくらいですから納得しますね。寺内に活け込まれた生け花は、今年も見事な作品が並んでいます。年々レベルアップしていく各流派皆様の「生け花展」、境内に咲く花たちと呼応するかのように立派です。多くの方々の御縁を得ながら、「花菖蒲祭」もいよいよ中盤を迎えようとしています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第662話 】
2015年 06月 11日 談

DSC04207 (500x375)美しい額紫陽花 / 寳勝寺 山門前庭

日中の気温が30度を超える真夏日となった本日、寶勝寺での久しぶりの法話の疲れと相まって全身にだるさを感じながらの色紙書きでした。午前中には、昨日の法話コースに「美術愛好会」の団体で参加された、寳勝寺檀信徒・稲場様の奥様が訪ねて来られ、しばし歓談しましたが、「楽く楽く法話」はなかなか好評だったようでまずは及第点といったところでしょうか。今月は何度か法話コースが予定されている為、少しずつですが新しいお話の展開を考えてみたいと思っています。

DSC04206 (500x375)

DSC04001 (500x375)
アナベル

最近思うに、和尚も67歳という年齢になりましたが、歳を取る事の醍醐味みたいなものを感じ始めています。若い時には感じることの出来なかった面白味でもありますね。よく、「歳を取ると丸くなる」と言いますが、丸くなると言うよりは「大海原を泳ぐクジラの心境」でも言いましょうか、いわゆる、「悠悠自適の境涯」のようなものが感じられる今日この頃です。「歳を取らんと、若いうちは分からん!」とは、昔、年輩の方によく言われた言葉ですが、なるほどと思うことが沢山あります。 何事もそうですね。人生は一度っきりだから、上手に歳を重ねて行きたいものだと思います。友峰和尚より

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870