和尚のちょっといい話
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「メリークリスマス!」今日は内孫・永峰の誕生日ですから実に不思議な法縁を頂いたものです。おかげさまで今日で満一歳に成りました。家族、職員揃って書院でお祝いしましたが、卑山の後継者でも有り言葉にならない程の喜びを感じます。子供の頃からお誕生日は格別な日で、お正月やお盆の祭りより遥かに嬉しかった事を思い出します。母親が心を込めて作った料理や父親からのプレゼントは幾つになっても忘れられない思い出です。
和尚の生まれた当時は終戦後の社会復興期の困難な状況にあったと思うだけに、毎年欠かさず祝ってくれた両親には感謝の念で一杯です。自分が親から受けた感動は自然に次の世代へと継承され、気がつけば孫の誕生祝いをしている自分に驚きを感じています。父親が生前、サンタクロースの恰好をして我が子達にプレゼントを配っていたことがつい先日の出来事のようですが、「光陰矢の如し」とはいえ、今また同じ光景の中に自分が居る事を幸せに思います。
サンタさんのプレゼントのお礼に、孫達が一所懸命じいじ・ばあばのために歌を歌ってくれました! それは孫達からの素晴らしい贈り物でした。また夕食は息子の嫁が心づくしの料理を作ってくれ家族皆で再びお祝いすることになっています。神様仏様と共にハッピーな一日を過ごすことが出来ることを心から感謝したものです。友峰和尚より
和尚手作り 中庭の融雪装置を組み立て / 大安禅寺にて
この月の27日頃から北陸地方は冬型の爆弾低気圧が通過するとか。今日は穏やかな天候ながら、ちょっとでも油断すればたった一日で大雪となる為、午前中は融雪装置を各所に設け大雪に備えました。和尚は昭和38年と56年の北陸豪雪被害を経験しているだけに、突然の大雪の恐ろしさは嫌という程知っています。「備えあれば患いなし」とは大安禅寺のために作られたような諺です。
先日帰山した際に、裏山にある山水(やまみず)取水口を点検整備しておいたおかげで、融雪用の水が勢いよく出て「やれやれ!一安心!」と言ったところでしょうか。副住職にも現場説明をして、融雪装置の早めの準備を指示しました。この時期としては珍しく暖かい天気のお蔭でスムーズに外作業が終了出来ました。
勢いよく吹き出す融雪水 すべて山からの水を利用
石川製麺㈱ 会長様御夫妻 が 来寺されました
午前中には富山県魚津市より石川雅朗様ご夫妻が御挨拶に来寺され、お土産に石川製麺㈱特製の麺類を沢山頂きました。石川氏とは以前、「魚津市法人会特別法話」にお伺いして以来、今日まで長くご厚誼を頂いています。うどんは和尚の大好物ですが、石川製麺うどんは「もっちもち、こし一番」そして「名水つゆ」と共に大変美味しく有名な会社です。寳勝寺にも朝一番に立寄ってから大安禅寺に来られたそうで、石川会長も86歳になられたとか。「うどんを食べて元気いっぱい!」溌剌としたお姿には驚きました。
本日は遠い所ご来寺下さり本当に有り難うございました。早速、鍋焼きうどんを作って賞味したいと思います。あっという間に一日が過ぎて行きます。師走!全くに走れ~走れ~和尚さん~って感覚です。そんなに走ってどこ行くの~ピコ!友峰和尚より
暖かくて良いお天気の一日となりましたが、皆様に於かれましてはお元気にお過ごしでしょうか? 今年もあと一週間あまりとなり、次第に気忙しくなって来ました。観光客の姿もめっきり少なくなって来た寺町界隈にあって、寺カフェ利用のお客様はゆっくりお茶を楽しんでいるようでした。
宝勝寺ふれあいパーク霊苑での御供養
和尚の法務も愈々終盤に入っており、午前も午後も法要が行われましたが、今年の締めくくりでも有るので厳粛かつ丁寧に対応させて頂きました。先日の大雪に見舞われたふれあいパーク霊苑とは正反対で、今日は雪も無く実に穏やかな供養日和となり無事に全ての法要を終了することが出来ました。
これからは、大晦日に向けて再び来年の干支色紙描きを続行する予定です。この時期はご挨拶に来寺される方も多く大変嬉しく思っています。お互いの無事を喜び合うと同時に、ついつい時を忘れての歓談が続きます。相変わらず自坊と金沢を行き来する昨今ながら、今年も健康で滞りなく法務を遂行出来たことに感謝の念で一杯になります。一にも二にも健康に気を付けながらの一年間であったように思います。「来年の話をすると鬼が笑う」という諺がひしひしと実感できる年頃となって来たようです。さてさて、怠ることなく一歩ずつ頑張って参りましょうか!友峰和尚より
傳燈寺 の 歳末大掃除
和尚手描きの戌の干支色紙を縁者の方々にせっせと毎日送付しています。届いた方々から丁寧な御礼の御葉書やメールを頂きますと俄然やる気が出て引き続き頑張って描いています。今日は久しぶりに小春日和の暖かい天気となり、職員とともに金沢市内兼務寺院の大掃除に出掛けました。
傳燈寺は地元町内会長・西川様が寺を管理をして下さっており、ご挨拶後は早速に担当場所を決めて掃除に掛かったものの、先般の大風の影響で何処も彼処も汚れていて大変時間がかかってしまいました。前々から気になっていた本堂位牌壇を掃除した後は、先住職のご供養を申し上げました。休息する間もなく野町・少林寺に向かいました。
先代住職御供養の諷経をしました
続いて、少林寺へ移動し掃除をしました
こちらは普段から先々代住職の奥様が徹底したお掃除をしているため、実に整然として綺麗で、いつも奥様の寺院管理には感心いたします。本堂掃除とガラス拭きを徹底させ午後3時過ぎに終了、引き続き寳勝寺の大掃除をしましたが、こちらも毎日徹底した掃除を心掛けているため本日はガラス拭きに専念しました。
掃除に始まり掃除に終わった今日の一日は実に気持ちの良いものでした。27日には松飾りをして、お正月を迎える準備をしたいと思っています。友峰和尚より
内孫の永峰(えいほう)がこの25日に1歳の誕生日を迎えます。25日といえばイエス・キリストの降誕を祝うクリスマスですから世界中がお祝いムード一色となります。和尚の誕生日は1カ月遅れの1月25日でこちらは初天神の日、全国的に天神様のお祭りが行われます。実は母親から聞いた話では、和尚の本当の出産予定日は12月25日だったそうで、なかなか生まれずとうとう1カ月遅れの1月25日に出産となり、それはそれはデカイ赤子で4キログラム近くあったとか? ちなみに出産場所は馬小屋では有りませんよ。そのような因縁を含んで生まれて来た孫の永峰だけに可愛さもひとしおのものが有り、25日には職員を含め家族全員でクリスマスと孫の誕生日をお祝いしたいと思います。禅寺でクリスマス!ってちょっと不思議で違和感を感じる方もおられるかもしれませんが、和尚の子供の頃からの伝統的祝事習慣に加えてこの度は孫の誕生日という事ですからガッテンです。
さて今日は終日、大晦日に備えて買い出しに出掛けました。平日にもかかわらずどのスーパーもホームセンターも事務用品屋さんも満員御礼状態で否応なく年の瀬を感じました。買い物が大の苦手の和尚ながら、大晦日支度の買い物となるとなんだか嬉しく感じたものでした。沢山の御正月飾り物を手にしながら気持ちは爽やかそのものでした。まもなく大晦日を迎えますが皆様のお幸せを念じたいと思います。友峰和尚より
日頃よく使う言葉に「元気」「根気」「やる気」など「気」ほど人生にとって大切なものは有りません。どのような場面でも「気」が重要視され、例えば「気を遣う」「気配り上手」「気品がある」等々、挙げればきりが無い程よく使われています。要するに人生を楽しく元気に過ごしていく為に欠かせないのが「気を高める事」であり、その一番の近道が「坐禅」だと言っても過言でないと思います。日々の「調身、調息、調心」の鍛錬がより良いご縁を生み出していくのではないかと確信しています。
野町 少林寺霊苑にて
今日の午前中には野町・少林寺でお檀家の新墓開眼供養の儀が行われましたが、終日曇天であったにもかかわらず不思議なことに諷経の最中には突如太陽光が雲間から煌煌と差し込み、無事に供養を終えたものでした。このような現象も良きご縁の現れと感じ取ったものでした。和尚の気持ちと祖霊の霊気とが合体したのかも知れませんね。
そう言えば大本山妙心寺専門道場は天下一厳しい修行で名高いわけですが、寺院に一歩足を踏み入れるとその空気がピンと張りつめていて針で刺されるかのような空気を感じます。外界とはまるで全く別の空気が流れているような感じです。また寳勝寺・寺カフェの空気は温かみのある癒しの空気が漂っています。同じ地球上の空気であっても、そこに住む方々によって空気が新たに作られている事が分かります。「気楽に気さくに気分よく」、心して一日一日を爽やかに過ごして参りたいものですね。さて和尚の空気読めましたでしょうか? 友峰和尚より
京都から来寺された 松栄堂さんと お香談義
㈱豊蔵組 江川部長様が 御挨拶 に 来寺下さいました
今年もじりじりと大晦日に近づいて来ましたよ! 皆様、お元気にお過ごしでしょうか? 嗚呼、もう一年過ぎたのか・・なんて大きくため息をついておられる御方はおられませんか? まさにこの世は無常の世界ゆえ待った無しなんです。だからこその精進努力が求められているのだろうと思います。今年一年を振り返って大きなニュースとなった事件事故や大いに活躍したスポーツ、芸能・音楽・文化界での話題がクローズアップされていますが、以前として日本大相撲協会の出来事だけは解決までには程遠いようです。しかしながら日馬富士の暴行事件から始まった貴乃花親方の異議行動は、日本の国技である「大相撲」に対する武士道と横綱としてのプライドが問題の根底に潜むだけに、しっかりとした解決を望みたいと願っています。言い換えれば「相撲ショーを選ぶか相撲道を選ぶか」だと思います。日本社会におけるこれまでの歴史を見ても、日本独自の武士道精神が問われているようです。
午前十一時 小浜の常高寺様御一行様とともに
近年では大手企業に於いても「商道精神」が希薄になって来たように感じられます。日本の相撲道に於ける横綱が「神様」と呼ばれるなら尚更の事、貴乃花親方にはしっかり頑張って問題を解決に導いて頂きたいと思いますし、和尚も武道を志した者の一人として大いに期待しています。
さて我々は仏道精神をモットーに精進して布教活動に専心していきたいと念じています。今日は福井県小浜市より、妙心寺派常高寺様ご夫妻と仏教会の方々が視察の為、来寺されました。寺カフェは火曜日で休業でしたが、皆様とはゆっくり歓談することが出来ました。遠いところをご来寺下さり、心より厚く御礼申し上げます。友峰和尚より
金沢市の大雪が全国ニュースになったほどよく降ったものです。師走月の大雪は本当に久しぶりですからどこも雪対策が十分でなく、観光地のパーキングも使えず、車で訪れた観光客にとっては最悪の状況だったようでした。一夜明け、心配された雪も止んでホッとしたものです。
来年に予定される 外壁修復工事 の打ち合わせ
今日の寺カフェは臨時休業して年末の事務の整理に当たりました。午前中には卑山・木曜坐禅会員の古田さんがお客様と共に来寺されご紹介を頂きました。寳勝寺の今後の寺院運営になにかとご指南を頂く為、前々より古田さんにお願いしていたお客様でした。古田さんは月例の坐禅会に毎回出席し自己研鑽に励んでおられるプラス思考の素晴らしいマドンナさんです。本日はご紹介を頂き心から御礼申し上げます。
木曜坐禅会にて 来年は1月11日より開会します
師走月は、日頃ご厚誼を頂いている多くの方々に対して御礼のご挨拶をさせて頂く大切な月でも有ります。午前に引き続き午後には卑山総代の須貝様ご夫妻が年末の挨拶に来寺下さいましたが、この一年間の謝意を述べると共に、ふれあいパーク霊苑職員の方々と一緒に「茶礼(されい)」をしました。
須貝総代様御夫妻とともに
禅宗寺院ではこの「茶礼」を「和合の茶礼」と位置づけており、事あるごとに茶礼を行いお互いの慰労としています。須貝総代様からは本日、和尚の好物で加賀名物でもある自然薯(じねんじょ)を頂きました。思えば昔々、父に連れだって山の急激な斜面で天然の自然薯掘りをした時の事を思い出しました。父は実に器用に鍬と鎌を使って長い長い自然薯を先っちょまで掘り起こしたものでした。当時の親父の元気な姿を思い浮かべながら御馳走になりたいと思います。友峰和尚より
開けてビックリ玉手箱! ならぬドカ雪! 久しぶりに師走大雪に見舞われた金沢市内、寳勝寺も早朝から雪除けに追われました。日曜日の今日は午前も午後も法要の予定があり、駐車場を確保しようとしましたがあまりの降雪に途中であきらめるほどでした。
和尚です しなる竹を揺すり 雪 を落としているところ
境内も 車も 雪に埋もれました
霊苑スタッフ の 皆さんです
ふれあいパーク霊苑スタッフ皆さんも総出で除雪作業をされましたが、職員の皆さんは関東や中京から来られているので、北陸の大雪にはさすがに驚かれた事と思います。ニュースでは、今年は「ラニーニャ現象」が起きておりまだまだ寒気状況が続くという報道ですから、やれやれ今後が思いやられます。ふれあいパーク霊苑もすっかり雪に包まれてしまい、昨日までの風景とは一変してしまいました。
屋根雪割り の 三角屋根 が 活躍
除けても 除けても 雪
本日 午前十時半より 霊苑御墓所の開眼納骨供養 雪の為、本堂にて厳修されました
午後一時より 檀信徒様の年忌供養が執り行われました
檀信徒御家族との 歓談 の ひととき
さて、今年もあと半月を残すのみとなりましたが、皆様に於かれましてはいかがお過ごしでしょうか? 大掃除などはこれからでしょうか? 大安禅寺の大掃除は全てが終了したとか。寳勝寺はこれからが大掃除本番!とはいっても毎日が大掃除状態の寳勝寺。改めて掃除する必要も無いくらい綺麗です。寺カフェ利用の観光客も次第に少なくなって来ており、年の瀬を感じる今日この頃です。夕刻には、野町・現代写真スタジオの加茂氏が落慶法要記念アルバム作成の件で来寺くださり、今後に向けた創作活動についての話で盛り上がりました。和尚もいつの日か、墨蹟と写真を融合させた記念本を作成してみたいと新たな夢が膨らんだものです。大雪に見舞われた金沢!身も心も洗われた一日となったようです。友峰和尚より
この時期、北陸の気候は激しく変化するため少しの油断も出来ません。朝方は良く晴れていましたが、午後からは突風を伴ったみぞれ混じりの雨となり、金沢観光を楽しんでいた旅行客にとっては驚きと戸惑いの気候の変化だったに違い有りません。昨日は妙心寺派宗務所長有志会が集まって福井で交流会を開催し、本日は和尚が金沢に移動日という事で、メンバーのうち2名が車に同乗して金沢市内を案内しました。勿論寳勝寺にも来寺頂き「寺カフェ」並びに「ふれあいパーク霊苑」の視察と説明をさせて頂きました。先般東京で開催された宗務所長意見交換会に引き続いての交流会、ますます寺院間の懇親が深まった感じでした。全国の臨済宗妙心寺派寺院は約3400ヶ寺ありますが、それぞれに法務の有り方や運営方法が異なるだけに、情報の交換ほど勉強になるものは有りません。
昨日、大安禅寺にて
本日、寳勝寺にて ふれあいパーク霊苑が話題に
いまや金沢と言えば「近江町市場」が観光名所となっており、買い物を兼ねて見学に行きましたが、それはそれは年末商戦も重なって人・人・人の波でごった返していました。買い物をするどころか心太(ところてん)のように前へ前へと押し出されていく感じで、人気度の高さを思い知った次第です。金沢駅までお二人を無事に御見送りし、二日間の日程を終了しました。交流が深まれば深まるほど、諸問題解決の糸口が見えた有意義な懇親となったようです。友峰和尚より