和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1843話 】
2018年 09月 04日 談

台風対策をしました

最早言葉を失うほどの暴風雨となって寺を襲って来ます! このような暴風はこれまでに経験したことが有りません! 夕刻には金沢上空を通過するとのニュース報道で、朝から懸命に台風対策に当たりました。アイフォンでは特別警報がけたたましく鳴り響く始末! 大安禅寺の状況も心配で、電話で確認しながらの一日となりました。

 

金沢市香林坊の 「欧風食堂  ル マルス」さんにて

昨晩はフランスより来日しているマークさん・荒木さん夫婦と夕食を共にし、本日は午前中、来年4月に仏サンリス市で開催予定の「アート・サクレ」展覧会についての綿密な打ち合わせ会議となりましたが、なにしろ台風21号が気になってしまい会議は午前中で切り上げ、明日にもう一度打ち合わせをするという事で今日は散会しました。

 

渡仏日程や会場展示など 詳細打ち合わせのようす

 

少林寺では 金沢21世紀美術館スタッフの方との打ち合わせ

 

時折、もの凄い唸り声を轟かせて本堂を揺さぶります。今日はこの辺でブログを終了し、台風の到来に備えたいと思います。無事に通過する事をひたすら念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1842話 】
2018年 09月 03日 談

平成30年9月3日 午後3時   酔芙蓉 すいふよう 

またまた台風21号が日本列島に迫ってきました! 明日の夕刻より北陸地方は暴風雨で大荒れになるとか、クワバラ!クワバラ! 本当に無事に通過する事を願っています。それにしましても毎月のように大規模な自然災害のニュースが報道され、近年の気候変動にはまったく驚きます。2日間に渡った滋賀北陸教区住職研修会を無事に終了出来た事に心から安堵しました。

 

不如帰 ほととぎす

午前中はお檀家様の月参りに行き午後からは来客応対となりましたが、昨日まで多くの僧侶と接していたためか本日は心なしか空虚な気持ちになったものです。やはり寺院にとって僧侶の存在感は大きいものが有りますね。特に若き青年僧の姿には惚れ惚れするものです。願わくは大いに自坊において布教活動に邁進して欲しいと思うものです。さて相変わらず毎日が矢の如く過ぎ去って行く感がありますが「無事是貴人(ぶじこれきにん)」の心境をもとに精進一路、頑張って参りましよう! 友峰和尚より

桔梗 ききょう

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第1841話 】
2018年 09月 02日 談

研修2日目は粟津温泉「のとや」を会場に開催されました。昨晩は住職始め講師を交えての懇親会となりましたが、一年に一度、食事をともにしての交流の場でもあり、大いにリラックスした時間となりました。

 

本日はのとやの会議室において、午前8時半より第一講『日本臨済宗の祖・栄西禅師」と題して大阪・寒山寺住職・滝瀬尚純氏により講義が有り、引き続き花園大学准教授・藤井渉先生による人権学習講義が行われ、午前11時半に2日間に渡る住職研修を終了致しました。

 

大阪・寒山寺住職   滝瀬尚純氏による講義

 

花園大学准教授・藤井渉先生による人権学習の講義

教区宗務所長として毎年参加していますが、会を重ねる毎に「なるほどそうだったのか」と新たな発見が有ります。どうやら禅宗の世界では「ほぼ」わかったでは済まされないところがありますから、わからないことは充分合点がいくまで質疑応答が不可欠のようです。今回の法式梵唄(ほっしきぼんばい)の講義中においても、大安禅寺に昔より伝授されている数珠が「維納司(いのうす・お経を唱える役)」専用のものと知り驚きました。知らないというのは本当に恐ろしいことです。礼儀作法や威儀についても言えることですが、必ず約束事の中に成り立ってきた経緯があることを知る大切さなのかもしれません。

 

さて、住職研修会も無事円成し一安心といったところでしょうか。尽きることなく学ばねばならないことが山ほど有りますね。学べば学ぶほど味わい深くなっていくことも年のせいでしょうか? もういちど大学に戻って一から勉強したいと強く思った住職研修会でした。参加されたご住職の皆様、大変お疲れ様でした! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1840話 】
2018年 09月 01日 談

住職研修会を前に 滋賀北陸教区各部役員会議が行われました

雨上がりの爽やかな朝を迎える事が出来ました。それにしても昨晩は物凄い雨音に頻繁に目が覚め、おまけに午前3時には携帯電話から突然、豪雨警報がけたたましく鳴る始末。ゲリラ豪雨に振り回される昨今です。

 

本日は滋賀北陸教区住職研修会が午後1時より開催されました。豪雨の影響でJRのダイヤが軒並み乱れ、参加者も遅れて来られる方が続出しました。

 

開会に先立ち、参加ご住職全員で 般若心経を御唱えしているところ

大安禅寺 新命副住職

 

宗務所長 挨拶

司会の 滋賀北陸教区 教化主事 無量寺ご住職

開会式の後はレジュメに沿って講座を開始しましたが、講師の先生もJRの影響で到着が遅れたため、和尚の講義が先行され「宝勝寺ふれあいパーク霊苑の墓地運営」について講義し、引き続き㈱ココ・プランニング会長の中本隆久氏より、これからの墓地のあり方など詳しくお話しされました。

 

宝勝寺ふれあいパーク霊苑の運営について お話ししているところ

㈱ココ・プランニング 中本隆久会長によるご説明

宝勝寺霊苑開苑までの経緯や運営について、また、現在の墓地事情など

詳しくご説明され、質疑応答を受けておられるようす

 

妙心寺塔頭 慧照院 御住職による「法式梵唄」の講義

墓地運営の講義の後は、妙心寺塔頭 慧照院 御住職を講師に迎え「法式梵唄(ほっしきぼんばい)※」の講義が行われました。教区住職研修会は毎年この時期に開催されますが、住職にとっては情報交換の場でも有り、大変有意義な研修会となっています。講義終了後には全員で霊苑を視察していただき、第1日目の研修を終了しました。 ※法式梵唄…儀式作法

 

 

講義日程終了後 霊苑を視察されているようす

 

明日も引き続き早朝より講義が開催されます。人生最後の最後まで勉強ですね、もうこれで良いという終わりは無いようです。明日も頑張りましょう! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1839話 】
2018年 08月 31日 談

午前10時より ふれあいパーク霊苑にて テレビ収録 が行われました

秋雨前線が北陸地方に南下し、金沢市内も時折大雨となりました。思い起こすに平成16年7月18日未明から降り始めた豪雨が福井市内に氾濫し大きな被害をもたらした時も、今回とよく似た気圧配置で有ったように思います。また来週には大型の台風21号も本土に接近するとか。本当に気を緩める事の出来ない状態が続いています。

 

キャスターの森重さんと

さて不思議な事に午前中は大雨警報が出ていたにもかかわらず、地元テレビ局の取材中は陽が差すようなお天気となり、ふれあいパーク霊苑での収録も順調に進み安堵したものでした。今日の映像は9月7日午後2時から、HAB北陸朝日放送「2時はドキドキ」の番組中に放映されるそうですので、是非ご覧頂きたいと思います。

寺カフェ 撮影のようす

収録終了後、スタッフの皆様と茶礼をしました

 

 

午後より 住職研修会の準備

明日は寳勝寺を会場に「滋賀北陸教区・住職研修会」が午後1時よりが開催されるため、午後からは会場の設えをしました。天気予報の進捗状況を気にしながらの作業でしたが、連日30℃を超えていた気温も秋雨前線が影響してかグンと下がり、26℃前後と凌ぎやすくなりホッとしています。

 

住職研修会では「寺院の運営について」という内容で和尚の講義も予定されているので、楽しいお話にしたいと思っています。滋賀北陸教区各御寺院ご住職皆様の御来寺を心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1838話 】
2018年 08月 30日 談

臨済宗妙心寺派 平安山 良疇寺 様

「滋賀北陸教区 花園流御詠歌 発展拡充講習会」にて

8月も残すところ1日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 本日は残暑厳しい中、滋賀県長浜市・良疇寺様を会場に「滋賀北陸教区 花園流御詠歌 発展拡充講習会」が午前10時半より開催されました。各支部講員約60名が参加され、午後4時まで熱心に御詠歌の奉詠と同時に 慈恩寺 副詠鑑・東先生(岐阜県郡上八幡市)のご指導を受けました。近年、わが宗派では御詠歌を継承する方々が減少傾向に有り、それに加え講員の高齢化も加速しています。

 

御詠歌の素晴らしさは申すまでも無く、卑山年中行事の際、奉詠される度毎に参詣の皆様から称賛の言葉を頂いています。御詠歌が奏でる5・7・5・7・7の歌詞に調和のとれた鈴鉦のリズムは仏教の「声明(しょうみょう)」であり、法悦を感得する仏教音楽であります。日本古来の伝統的音楽「雅楽」等も仏教伝来に由来する古典音楽であり、色々な儀式に用いられて来ました。御詠歌は特に巡礼の際に各札所において奉詠されて来ました。伝統的日本文化が消滅の危機を迎えている今日、全国の教区に於いても花園流御詠歌の発展の為、講習を開催しながら後継者の育成に努めているところです。

 

 

宗務所長  終講の挨拶

 

本日は卑山からも寺庭と共に5名の講員皆様が熱心に講習に臨まれました。年中行事には欠かせない「無相教会 花園流御詠歌」の歌声が今後も継承されていく事を念じてやまないものです。本日は猛暑にもめげず最後まで練習に励まれた多くの講員の皆様、本当にご苦労様でした。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第1837話 】
2018年 08月 29日 談

長浜 北ビワコホテル グラッツェ からの風景

 

住職としての法務内容はその日によって様々ですが、基本的にはご供養がその多くを占めています。本日も朝一番にお檀家様の月諷経に参じ、今は亡き御母堂様の命日供養をご家族と共に修業しました。以前はどのお家も月々の命日供養諷経(めいにちくようふぎん)を依頼されたものですが、近年ではめっきり少なくなっています。祖先との繋がりが次第に薄れていくと同時に、家族の絆も比例するかのように同じ傾向に有るようです。「核家族化」が叫ばれる今日の社会現象ながら、祖霊供養の大切さを心から思うものです。

 

南条サービスエリアの 焼き揚げおろし蕎麦

 

明日の午前10時半より長浜市・良疇寺様で「滋賀北陸教区・花園流御詠歌発展拡充講習会」開催に合わせ、午後から一路長浜に車を走らせました。その道中、南条サービスエリアで昼食を取りましたが、花菖蒲祭開催中に、境内のお食事処「渓仙舎」で好評だった「焼き揚げおろし蕎麦」を懐かしく頂きました。ここ数年、車での移動が大変身体に応えるため、小刻みにサービスエリアで休息しながら運転しています。サービスエリアでの楽しみはご当地グルメを賞味するのが一番のようです。さて食欲も昔ほど旺盛で無く、加齢と共に和尚も野菜中心の食事を好むようになって来ました。果たして皆様は如何でしょうか? 焼肉モリモリでしょうか? 長浜到着後は琵琶湖を眺めながら、しばし瞑想してみました。湖畔にずらりと並んで停泊しているヨットを見つめながら、「あ~らよっと!」って口ずさんでしまいました。長かった猛暑の夏も終わりを迎えようとしているようです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第1836話 】
2018年 08月 28日 談

早朝、健康祈願の御祈祷を修業しました

 

8月も残り3日となり、長い夏休みを終えた子供達も宿題の点検に余念が無いようです。毎年繰り返される光景ながら、なんとも子供の頃が懐かしく蘇えって来るようです。寳勝寺カフェ利用の観光客も落ち着きを見せ始め、普段の静かな流れになっています。

 

本日の「楽く楽く法話」 / 富山県より 寺院女性部の皆様

本日は午後1時半より「楽く楽く法話」が催行されましたが、法話をしながら秋の気配を感じていました。いつのまにか蝉しぐれから秋の虫の声に替わりつつあり、時折部屋の中にキリギリスが飛び込んできます。朝から小雨模様となったものの猛暑には変わりなく、ここに来て湿気が身体にまとわりつくような感じで、なんとも身体の調子を整えるのが難しい昨今です。明後日は午前10時より、長浜市・良疇寺様を会場に、「花園流御詠歌 滋賀北陸教区発展拡充会」が開催予定となっており、9月1日2日は寳勝寺にて「滋賀北陸教区 住職研修会」が開催されるなど、秋も法務の予定が目白押しとなっています。

 

振り返れば今年のお盆月は今までに経験したことも無いほどハードな法務遂行が続き、自分でもよくぞ無事円成出来たものだと感心します。何が自分をそんなに奮い立たせるのかと考えてみますが、もはや気力だけでは説明がつかない状態です。人生「元気・根気・やる気」が大切と踏ん張っていた五十代を懐かしくも思います。今の自分を支えてるものは恐らく、自己の信念のみなのかも知れません。「古稀まれなり」とは昔からの言葉ながら、健康で法務に従事できる事に感謝の念でいっぱいになります。「ありがたや 師の恩おもう 如意の跡」 友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第1835話 】
2018年 08月 27日 談

美味しそうな旬の梨と葡萄を頂きました! 実は、カフェのお手伝いに来ている学生さんのご両親が果樹園を経営されており、心のこもった手作りの果物を頂き早速お供えしました。すぐにでも賞味したかったのですが、先ずは仏様にお供えしてからの我慢!我慢! 以前も果物を沢山頂きましたが本当にみずみずしく、爽やかな甘さが今でも口の中に残っています。明日にはスタッフと頂こうと思っています。

 

メッセージ動画 収録のようす

本日のカフェは臨時休業としましたが、午前中は9月15日より少林寺で開催予定の「東アジア文化都市2018」で流されるプロモーションビデオの撮影が行われました。11月4日までの約2ヶ月間に及ぶ展覧会ということで、来寺された皆様への和尚からのメッセージとして収録されました。

 

寺院の新しい活用方法を模索しながら色々なイベントが企画されていきますが、その都度、多くの関係者スタッフの方との新しい出会いがあり、楽しみにしています。まもなく9月「長月(ながつき)」を迎えますと、秋の夜長とともに暑さも和らぎ、ようやく自分の時間が持てるような気がしています。文化の秋!芸術の秋!読書の秋! 和尚も来年4月、フランス・サンリス「アートサクレ展」の墨蹟禅画の出品制作に集中して行きたいと意気込んでいます。大休息の後に大発奮あり! 今やらねばいつ出来る! と言いつつも、そろそろ「のんびり人生」も大切だと思う今日この頃ですよ。友峰和尚より

「 一日清閑  一日福 」 渓仙 書

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第1834話 】
2018年 08月 26日 談

酔芙蓉 今年最初の大輪が開花しました

夏休み最後の日曜日を迎え、宝勝寺カフェも夏の名残を惜しむかのように多くの観光客で賑わいを見せていました。法務遂行のため昨日金沢に戻りましたが、カフェの裏方仕事を手伝いながら法務を遂行するという状況に変わりは有りません。

 

ふれあいパーク霊苑にて 年忌墓参諷経が修業されました

初秋の光をうける 合祀墓「宙」

午前中にはふれあいパーク霊苑墓参諷経に引き続き、野町・少林寺で先代住職の月忌法要がご家族参列のもとしめやかに厳修されました。日常の法務遂行のリズムも定着してきたように思う昨今ですが、9月15日から開催される「東アジア文化都市2018・変容する家」の会場の一つとして少林寺が使用されるため、また新たな寺院空間の活用方法としてのその準備に入っています。

一日を通じて寺院に出入りする来客者も以前とは随分多くなり、和尚自身、大変有難く感じています。常に思うのですが、「禅」とは「自由なこころ」を主眼に置いている訳ですから、寺院も「出入自在」でなければ禅寺とは言えないと思って進んで実践しています。

金沢21世紀美術館 関係者の方々との打ち合わせ

午後からは金沢21世紀美術館並びに今回の展覧会実行委員関係者との打ち合わせが有りましたが、明日は「これからの寺院活用の有り方について」のプロモーションビデオ撮影が宝勝寺で予定されています。展覧会の期間中、少林寺で放映されるそうです。また来月1日、2日と「滋賀北陸教区住職研修会」が宝勝寺で開催され、「寺院活性化における新たな模索」についての説明会が予定されているところです。じっとしていては何も発展しません。常にアクションを起こしながら、よりよき方向性を見出して行きたいと念じています。友峰和尚より

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