和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3914話 】
2024年 05月 05日 談

本日は「端午の節句」で男子の無事成長を願う「こどもの日」でもあります。午前中より圧倒的に子供連れの御家族が多く寺カフェを利用され、終日子供の声で賑わいを見せた宝勝寺カフェとなりました。大型連休も明日の振替休日で最後となりますが、今年はコロナ禍以前と比較すると総じて混み合うことも無く普段通りのカフェ風景となったようです。この連休中はお客様の「おもてなし」と「追善供養」修業に徹しましたが、明日は休息日として後片付けと初夏に向けてのカフェ室内の模様替えを予定しています。

 

 

午前10時半より 墳墓開眼供養諷経を修業いたしました

 

 

 

高倉家 ご家族の皆様と

 

午前中にいつもカフェスタッフとしてお世話になっている高倉さんの御子息がこのたび教頭に就任されたというのでご挨拶に来寺くださり、御家族と一緒にお祝いの茶礼をしました。御子息は小さい頃から良く知っており、この度の昇進を心から嬉しく思ったものでした。

 

このたびの御昇進の御祝をいたしました

 

 

少林寺にて

 

午後からは少林寺に出向き墓域の除草剤散布作業をしましたが、先般散布した除草効果が抜群で今後の長雨にも心配なさそうで安心しました。以前も申しましたが「住職(じゅうしょく)]とは10の職を遂行するから10職でもあると! ならば御住職(ごじゅうしょく)と呼ばれれば50の職を遂行するという事になりますから大変です。尊敬されれば尊敬されるほどに多くの職が増えていくのが僧侶の使命なのかも知れませんね。頑張って精進して参りましょう!!友峰和尚より

 

少林寺 美しい初夏の風情

友峰和尚のちょっといい話 【 第3913話 】
2024年 05月 04日 談

 

新緑の風景が苑内一面に広がる宝勝寺ふれあいパーク霊苑ですが、例年より約1週間ほど早く多くの草花が咲き始めています。なかでも幾種類もの薔薇は色とりどりにつぼみを膨らませ、すでに咲き始めたものもあります。

 

 

御墓前にて 年忌供養諷経を修業いたしました

 

 

 

自坊の大安禅寺薔薇苑からも開花便りが届いていますが、先般上棟式手伝いに同行した金沢美術工芸大学・栗原優佳さんが撮影した木漏れ日の中に初夏の風情漂う参道風景の写真が見事です。

 

大安禅寺 初夏の参道風景   撮影:栗原優佳

 

写真は真を映すと言われますが、どの木々も約360年の悠久の歴史を否応なしに感じさせてくれます。「温故知新」という言葉のとおり、時代は常に進化しながら自然の営みは変わることなく永遠の美しさを見せてくれます。

 

樹齢360年の樹々の新緑   撮影:栗原優佳

 

 

 

大型連休も終盤を迎え、休みの名残を惜しむかのように寺カフェには観光客の方が訪れていました。休息の仕方は人それぞれですが、この時季は新緑の連なる山歩きは値千金です!トレッキングしながら山野草を愛でるのも結構心が和むものですね。北陸地方には歩行運動に程よい低い山も多くあります。天気の良い日は大いにアウトドアでリフレシュ致しましょう!くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3912話 】
2024年 05月 03日 談

霊苑のバラが開花しはじめました

 

大型連休も後半に入りましたが、皆様には如何お過ごしでしょうか。今日から4連休となり、5月5日の子供の日は気温が30℃を超える真夏日となるとの予報ですから体調管理に十分気をつけてお過ごしください。宝勝寺カフェは今年は「ゆるカフェ」状態で、コロナ禍以前のような大混雑とはまるで嘘のように閑かな佇まいの中での寺カフェ開業となっています。

 

ふたりしずか

 

金沢市内では観光客の姿も圧倒的に外国人旅行客が多く見受けられ、卑山カフェも同様に利用者の多くは海外からのお客様が多いように思います。北陸新幹線敦賀駅延伸開業で金沢有名観光地が再び活気を呈すると思っていましたが、この度の能登半島地震が大きく観光面にも影響しているのか平日のような流れとなっている感じがします。

 

 

午後より 墳墓開眼供養諷経を修業いたしました

 

 

さて和尚の日課は掃除から出発しますが、新しく本堂裏手に作庭した庭掃除に重きを置いて進めています。全体的には職員達の日々の掃除が行き届いているため比較的少ない時間で終了出来ます。和尚などは毛氈に付着した小さなごみや本堂裏仏壇の掃除など目の届きにくい部所も見回りながらの掃除と整理整頓を心掛けていますが、普段の運動不足を補うためにも掃除は大切です。

 

 

本日は午後より墓前供養が続き、いつも通りの法務遂行ながら連休中とあって県外からの参詣者も多く「おもてなし」体制で臨んでいます。さて大型連休中の過ごし方も人それぞれですが、和尚などは家族で旅行した遠い昔のことを懐かしく思い出しながら、ゆっくりと寺内で寛ぐ時間を楽しんでいます。大型連休中の交通事故が多発しているようですがくれぐれも安全運転でご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3911話 】
2024年 05月 02日 談

新しい庭に 雑草が生えてきました / 草取り作業中...

 

諸堂保存修復中の大安禅寺から宝勝寺に持ち運んだ多くの陶器やガラス品・日用雑器を選別をするため、寺カフェお手伝いの学生さんにお願いして一つ一つ丁寧に洗う作業をしてもらっています。どの器も長年未使用で保存されてきた陶器や大切に使われてきた品物ばかりでそれを手離すのは実に悩ましく思いますが、選別が済んだのちには後日「蚤の市」を開催したいと願っています。

 

食器類の洗浄作業中...

 

 

 

玄関掃きそうじ中...

 

使わずに保管していた器の中には高価な品物も有れば想い出深いものも沢山あります。父が逝去したのち遺品を整理していたところ小さな化粧箱を見つけ、なにげなく開けてみると少し錆びついたライターやしおりや手紙などが入っておりどれも自分が父にプレゼントしたもので、ライターは中学時代東京へ修学旅行に行った時のお土産で手紙などは大学時代に父宛に送ったものでした。今回も陶器類を整理していると家族で温泉に行った時に子供達が作ってプレゼントしてくれた湯呑茶碗があり、何よりの宝物を発見した気分でした。これからはマイ湯呑として朝昼夕に茶を喫したいと楽しみが増えた感じです。

 

 

 

 

さて5月もまもなく子供の健康と成長を願う「端午の節句」を迎えようとしています。和尚の幼少の頃、5日には父親がお風呂に菖蒲の茎を入れて健康を願ってくれたものでした。そうそう母親は必ず笹の葉で巻いた「ちまき」を作ってくれました。遠い遠い昔の話なれどいつまでも記憶に残る子供の日の想い出です。「親思う 心にまさる 親子ごごろ 今日のおとずれ 何と聞くらん」とは吉田松陰の辞世の一句ですが、歳を重ねるごとに今は亡き両親の情愛を痛いほど自覚する今日この頃です。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3910話 】
2024年 05月 01日 談

 

 

今日から5月を迎えましたが、5月を昔の暦では「皐月(さつき)」と言い、その意味は諸説ありますが一般的に「作付き」所謂〝田植え〟を始め作物の植え付けに入る月ということで「さつき」と言うそうです。まるでその時期を察したかのように気温も下がり小雨模様の天気となりました。石川県も福井県も米どころの土地柄ゆえに、これからは水田の水面の美しい景色が広がりを見せて行くのを楽しみにしています。

 

 

中澤家 満中陰忌ならびに一周忌法要を修業いたしました

 

本日は午後から中澤家御尊父様の満中陰忌ならびに御母堂様の一周忌法要が本堂で修業されましたが、御真前には生前ご両親の遺影と共にお孫さんの結婚式で一緒に記念撮影された写真も飾られました。ご両親の姿には孫の結婚を心から喜び祝う心が伝わってくるお二人のお元気な御姿でした。

 

中澤家 御親族の皆様とともに

 

このたび卑山ふれあいパーク霊苑との御法縁でのご法要でしたが、亡き御両親を想うご家族の気持ちを嬉しく感じとったご法要修業となりました。

 

 

 

さて大型連休もあっという間に後半を迎えようとしています。和尚にとっては御供養諷経三昧の精進の日々が続いていきますが、「報恩感謝」の心とともに「追善供養」の大切さを感じ取っています。時節柄、皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3909話 】
2024年 04月 30日 談

テイカカズラ

 

4月最後の1日となりましたが、皆様に於かれましてはお健やかにお過ごしのことと思います。1年で最も気候の良い時季、気温もほどよく、なんと言いましても一面に広がる新緑の景色ほど心和むものは有りません。禅語に「遠山限りなき碧層々」(えんざんかぎりなきへきそうそう)と有り、その意味は「幾重にも山が新緑を帯びて連なっている」すなわち言葉を絶した無心無碍なる光景と言えます。

 

白山連峰

 

石川県といえば北陸の霊峰白山連峰を望めますが、現在も残雪があちこちに伺えるものの日々緑を濃くしていく山々の姿にはダイナミックな自然の営みを感じ取ることが出来ます。このような歌も有ります「晴れて良し 曇りても良し 富士の山 元の姿は変わらざりけり」と。要するに人間本来誰もが有している仏性は少しも変わることが無く、煩悩によって一喜一憂しているだけの事とでも言いましょうか。それにしても白山連峰は実に美しい景色を見せてくれています。

 

タツナミソウ

 

さて本日は連休期間中ではありますが火曜日で休寺日とし終日休息しました。明日から5月「皐月(さつき)」を迎えます。5月のお花と言えばツツジですが、北陸地方のニュースでは福井県鯖江市西山公園の約5万株のツツジの開花予報を伝えていました。これからは色々な花が咲き競っていきます。ボタン、サツキ、ツツジ、チューリップ、芝桜、菖蒲、薔薇、紫陽花等々、花を愛でながら大いにリフレッシュして参りたいものですね。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3908話 】
2024年 04月 29日 談

「  花 無心  」

 

4月もあと1日を残すのみとなり、新入生や新入社員の方々も新しい環境に慣れて来たかと思います。今は大型連休の真っ最中ですが、5月に入りますと気分もガラリと変わり初夏の新緑の風情を受けて元気が湧いて来るというものです。

 

 

連休の過ごし方にはいろいろあると思いますが、近年は全国各地で大きなイベントが行われているためどのように休暇を楽しむかはその選択に迷い悩ましい所です。外国人観光客に人気が高いのは体験型観光だそうで、これまでのシンプルな観光地巡りとは随分と様相が変化しています。

 

 

 

大安禅寺では写経や坐禅体験を観光メニューに取り入れ外国人観光客も来ているようですが、76年も生きていますと観光ひとつをとっても昔とは何もかもが違い、国内外問わず団体より最近では少人数での旅行が主力となっているように感じます。〝観る観光〟から〝体験する観光〟に変化する今日、観光地誘客にはこれまでとは違う特色ある色々な工夫が求められているようです。

 

福井市より 片岡経営会計事務所 平馬さんが来寺くださいました

 

本日も午後より墓前諷経供養を修しましたが苑内の薔薇の花が例年よりも1週間ほど早く咲き始めていました。福井市より連休を利用して卑山の会計でお世話になっている平馬さんが来寺くださり応接間で懇談しましたが、いつもは会計監査で来られておりますが本日は片岡会計事務所 片岡正明会長との御縁を紐解きながら昔々の話に遡って歓談しました。「桃栗三年 柿八年」という諺が有りますが、片岡会計さんとの御縁は約40年にもなり隔世の感を覚えるものです。

 

 


さて暖かい日和の一日でしたが天気も今日までらしく明日からは雨模様とのこと。5月は「皐月(さつき)」とも言うように、田植えが始まる時期でもあり恵みの雨が求められる月でもありますね。「雨雨ふれふれ母さんが 蛇の目でお迎え嬉しいな ピチピチ、チャプチャプ、ランランラン」どこからともなく聞こえて来そうな季節を迎えていくようです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3907話 】
2024年 04月 28日 談

 

日中気温25℃とまるで初夏のような気候となった連休2日目、昨日は人の出足が鈍かった寺カフェも本日は県内外や外国人観光客を含め賑わいを見せました。和尚は午前午後とも墓前供養を修しましたが、とにかく今日のような清々しく爽やかな天気は1年を通しても数えるほどしかないように思います。

 

午前午後とも 霊苑にて墓前供養諷経を修業いたしました

 

気候良し!草木良し!薔薇も良し!すべての植物が透き通るような空気感を感じながらの追善供養諷経となったようです。大型連休中とあってふれあいパーク霊苑墓参の家族連れも多く見受けられ、祖霊の喜びそのままに本当に有難く感謝した1日となりました。

 

 

ひめしゃが

 

酒井清章様 と 御子息とともに

 

法務遂行後は福井市より酒井清章様が御子息と来寺くださり、先般上棟式に御参列くださった時の事が話題になり久しぶりに長時間に渡って歓談しました。大型連休中、最初の福井市よりのお客様となり大変嬉しく思った次第です。連休中のお天気は明後日頃から雨模様になるそうですから、雨に対する備えも怠り無くしておきたいものです。

 

ひととき お庭にて歓談いたしました

 

多くの旅行客を拝見していると実に楽しそうで羨ましいかぎりです。和尚もどこかで休息をとり旅行気分を満喫したいと密かに念じています。人生は遊びも大切です!よく遊び!良く仕事に励み!健康を大切に、和合専一に歩んでいきたいと願っています。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3906話 】
2024年 04月 27日 談

大きな牡丹が咲きました / ふれあいパーク霊苑

 

大型連休初日を迎えましたが、皆様にはお健やかにお過ごしのことと思います。今年の10連休は意外と安近短趣向で遠出を避け自宅で過ごす方が多いとか。その理由は言うまでもなく円安と物価の高騰で、全国の宿泊施設は例年の2倍以上の価格設定といいますから無理からぬ話です。それでも北陸地方だけはこの度の北陸新幹線延伸開業で福井県は昨年比約3倍の県外からの旅行客で賑わいを見せているとの報道で、やはり新幹線効果は抜群のようです。

 

 

卑山寺カフェも今日からスタッフを揃えて準備をしましたが観光客の出足は程遠く、終日「かんこ鳥」が鳴くほど静かな連休カフェ開業の初日となりました。それならということで和尚はお手伝いスタッフ達の食事担当に徹し、お得意のゴーヤチャンプルや焼きそばなどを作り裏方に回りました。連休はまだ始まったばかりですから、気を引きしめて明日からの来客に備え頑張って参りましょう。

 

少林寺檀信徒の桑島様と

 

料理の合間をぬって先般大安禅寺で挙行された上棟式の御礼状を書きましたが、式典が遠い昔のように感じたものです。あまりに目まぐるしく変化する法務遂行には流石に疲れ少々風邪気味となってしまいましたが、無事に上棟式を円成出来た事に深く感謝したものでした。何事もそうですがご参詣頂いた皆様方に感謝の気持ちを込めて御礼状書きながら神仏のご加護に深く感謝する今日この頃です。友峰和尚より

 

クレマチス  わすれなぐさ

友峰和尚のちょっといい話 【 第3905話 】
2024年 04月 26日 談

おだまき

 

明日27日(土)から5月6日(月)までの10日間に渡る大型連休を前にして法務遂行と寺カフェの準備に入っていますが、コロナ禍以前とはずいぶん世の中の様相も変わり、観光客動向の熱気はこのところの円安や経済の低迷状況が影響してか冷え込む傾向のようです。外国人観光客の増加に伴い全国の有名観光地は賑わいを見せていますがオーバーツーリズムの問題が各地に影を落としているようで、今後の観光誘致にもあらゆる問題に対応できる観光開発への工夫が求められているようです。

 

宝勝寺 令和5年度末の会計監査が行われました

 

さて本日は午後より福井市の片岡会計事務所職員による会計監査が実施されました。定期的に実施される会計監査ですが、インボイス制度も新たに加わりよりいっそう正確な会計処理と監査が行われています。経理の「経」は経糸を意味し「おさめる、いとなむ」という意味でも有り寺院運営の要でもありますから、卑山職員によって会計処理が正確に行われています。会計監査後には新緑の美しい庭で茶礼を行ないましたが、日々緑の色を濃うしていく風景には心から癒されました。青山緑水の好時節!大いにリフレッシユして元気に頑張って参りましょう! 友峰和尚より

 

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