和尚のちょっといい話
蒸し暑い一日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか! 台風の影響なのでしようか? 子供達の夏休みだというのに海水浴場は閑古鳥とのこと、やはり暑い夏の季節は暑くならねば生活リズムがおかしくなる感じがします。寳勝寺は盂蘭盆会墓参が続いていますが、代々墓に多くの花が飾られている光景は本当に嬉しく思うものです。午後2時からは本堂に於いて一周忌の法要が営まれました。
本堂にて 法要が修業されました
年々、ふれあいパーク霊苑にご縁を頂いた方々の年忌法要が卑山で行われるようになって来ましたが、その殆どの御家の宗旨が異なっています。今や宗派宗旨を問う時代では無くなっているように思いますし、法要の際には釈尊の教えの原点に立ち返って参詣者皆様に教本をお渡しし、一緒にお経を唱えています。さて、明日は大安禅寺で午前10時半より、司厨士協会北陸本部主催の合同慰霊祭が厳修されます。8月15日までは祖先並びに物故者の霊供養が続けられていきます。友峰和尚より
岩内大工師の息子さんです
作物にとっては恵みの雨も、気候不順でこれだけの長雨となると、農業を生業としている方々にとって本当に大変です! また農作物の高騰は消費者にとっても頭痛の種で、和尚も毎日買い出しに行きますが、野菜の値上がりには驚きます。日照不足でナスやキュウリに虫がつきやすくなり売り物にならないとか。一刻も早い天候の回復を祈るばかりです。そのような状況の中、㈱豊蔵組の豊蔵社長様から立派なスイカのお中元を頂きました。さっそくに真前にお供えしましたが、あまりにも立派なのでしばらくお飾りしておこうと思います。本当に有難うございました。
㈱豊蔵組様が 自家栽培されている スイカだそうです
さて、九州地方では台風の影響で大雨洪水特別警報が出て大変心配される中、卑山ふれあいパーク霊苑では午後2時から墓前供養が行われ、無事に修業することが出来ました。梅雨明け宣言もまだ未発表の北陸地方ですが、子供達の夏休みも始まり一日も早い夏空を期待したいものですね! 天気と元気!は一体のものです! お天気の回復を願ってやみません。友峰和尚より
立派な倉庫が 出来始めています
お寺ライブの記事
京都は祇園祭の真っただなか! 観光客や車で大混雑の市内を通り京都駅に向かいました。毎日のように大雨注意報が出される中でのお祭りですが、本日は前祭り山鉾巡行が行われるそうです。一度は見学してみたい祇園祭ですが、今年もまた金沢での法務遂行の為ご縁が無かったようです。これから日本全国で有名な夏祭りが行われるわけですが、本当に一度見てみたいと思うものです。
花園会館での朝食中に、僧侶育成委員の蔭涼寺・篠原真祐住職(岡山市)と同席し寺院の活用について話しました。地元朝日新聞に掲載された如く、篠原住職もお寺でライブを開催しながら新しい寺院の活動や活用に尽力されています。そもそも寺院建築の構造は音響効果が抜群で、本堂の「鳴き龍」の如き、エコーが効くような特別な音響構造になっているようです。
篠原住職自らが音響ミキサーを操作するほど機材にはこだわりを持っておられるそうで、世界でも有数の音響装置との事でした。近年では東大寺や薬師寺でも盛んに著名な音楽家のコンサートが開催されており、寺院活用のための開放が進んでいることは大変意義のある事だと思っています。
さて、午後には金沢寺院に戻り倉庫建築の現場視察をしましたが、真に立派な倉庫に驚きました! 大工師の岩内さんも半端ない思い入れを持って建造に当たっているようです。友峰和尚より
寺町寺院群にふさわしい立派な倉庫が作られています
京都大本山妙心寺にて
大雨洪水注意報が阪神間に出ている中を一路電車で京都に向かいましたが、案の定、琵琶湖周辺が大雨ということで約1時間遅れの京都駅到着となりました。午後1時半から妙心寺宗務本所会議室において「僧侶育成審議会」が開催されましたが、会議も大切ですが大本山妙心寺に参拝できることを大変喜んでいます。学生時代に妙心寺山内・東海庵から毎日大学に通った頃が実に懐かしく思い起こされ、初心に帰ることの出来る時間でも有ります。
僧侶育成審議会に出席しました
さて、近年は僧侶の育成のみならず若き現代青少年達の育成に有っても難しい時代を迎えているようです。ユーチュブなどでアップされる動画も常識では考えられない映像が次々に放映される状況を悲しむばかりです。本日は各委員から良い意見を沢山拝聴する事が出来ました。和尚にも内孫がいますが、将来僧侶として寺院を継承してくれるかどうかはやはり親の雛僧育成の真心が大きく子供に影響するものと思われます。
雑華院様 山門にて
さて会議を無事に終えた後、妙心寺塔頭・雑華院 華隠窟老大師猊下に暑中のお見舞いご挨拶に参りましたが、老大師猊下に於かれましては88歳を越えられて今尚、盂蘭盆会棚経の修行をされているお姿には合掌するばかりでした。僧侶育成とは「親の背中」であると自覚するものです。友峰和尚より
こちらも久しぶりで法務遂行のため自坊に帰寺しましたが、境内の風景は一変しており、修理工事の為の準備工事が日々進んでいるようでした。中庭の心字池には重機が入り、渡り廊下は切り離されて、ますます原形が失われていく様はまことに哀れあな悲しけれ! 約10年後の諸堂修復完成姿を瞼の裏に浮かべながらじっと見つめていました。
中庭 の 心字池
㈱ココ・プランニング 中本社長 と 宮崎氏 が来寺くださいました
さて、昨晩は御檀家の総代様より御招待を受け、家内とともに芦原温泉グランディア芳泉に一泊で行って参りました! と言いますのも、毎年この時期に開催される旅館のディナーショーに招かれたわけですが、ショーの出演者が今話題の「細川たかし」とあって満席でした。
羽生結弦選手のアイスショー以来の夫婦での鑑賞でしたが、歌謡界きっての大御所でも有る細川たかしの歌唱力は圧巻でした!! 歌唱の達人とは彼のことを言うのであろうと脱帽でした。テレビで見たりCDで聴くのとはまったく異なり、素晴らしい歌声を拝聴出来て大満足の1時間半でした。またファンサービス精神も見事で、写真も動画撮影もすべてOKで全席を回り、観客との握手と記念撮影に応じるなど実に勉強になりました。プロフェッショナルとは「実力から来る余裕と真心」と感じ取ったひとときでした。総代様にはその喜びを直ぐに報告させて頂きました。素晴らしい夫婦の時間を頂き、心から深く感謝申し上げた次第です。
修理工事進捗状況報告会
さて、本日は午後3時より修理工事進捗状況についての報告会を設け、卑山責任役員・藤田通麿総代に同席頂き、高木現場監督より説明を受けました。修理工事も一歩一歩前進して行くようです。友峰和尚より
壁の調査にて
久しぶりの休息日となりました。本来火曜日は休寺日ながら、ここ数週間はお盆月ということもあって休日返上して法務遂行に集中しました。おかげさまで多くの参詣者のもと、無事に金沢寺院の盂蘭盆会の行事をすべて円成出来ました事に安堵しています。健康をベストな状態で管理していくには、やはり休息が最も大切であると先般の検診で身に染みて感じたものでした。
本堂裏庭 物置小屋の工事が進んでいます
この一か月間、徹底した食事療法を続けているおかげでようやく不整脈も無くなり、動悸・息切れからも解放されつつあります。最近のテレビ番組はダントツに高齢者向け健康番組が多く放映されているように感じますが、和尚も努めて視聴するようにしています。なるほど! 近年、若者よりも高齢者に元気な方が多いのは、こうした健康情報番組が起因しているものと合点しました! 自分の健康は自分で管理する! そのためには、「自分で食事を作る!」だと自覚するものです。食材選びから調理、また食べる順番までもすべて徹底管理しています。高齢化社会は自己管理社会でも有るとつくづく思います。子供たちに迷惑を掛けない為にも、日々健康でいたいものです。友峰和尚より
酔芙蓉 が ぐんぐん生長しています
方山さまとともに
フランス・サンリス市で開催された「アート・サクレ芸術祭」参加から3カ月が過ぎようとしています。一緒に同行して下さった文房流晴心会 野口翠智社中の皆様に芸術祭参加記念として和尚の墨蹟を差し上げましたが、本日は一緒に参加くださった近くにお住まいの方山様が、作品を受け取りに来寺下さいました。
記念の墨蹟を贈呈しました
それぞれに希望の一字を書いて差し上げたのですが、彼女が希望した一字は「愛」でした。社中御一人御一人が違う字を希望したのには「成る程!」と合点したものです。野口翠智先生より日々生け花とお煎茶の指導を受けておられる皆様乍ら、やはり「思いの一字」は違い、長いご縁を頂いている方々だけにお弟子さんの個性が伝わって来る感じがしたものです。
さて、3連休も無事終了しましたが、本日はお盆日と有ってふれあいパーク霊苑には早朝より墓参の方が絶え間なく来ておられました。本当に有り難いことです!墓参の帰りには寺カフェに寄って下さる方も見受けられた、穏やかなお盆の一日でした。友峰和尚より
三連休の中日(なかび)ながら、本日の寺町界隈は天候不順も手伝ってか例年より観光客も少なく、ゆっくりとした一日でした。午前中は休息し、午後2時からの墓前供養に備えましたが、午前中には晴れ間が見えた空も午後からは小雨模様となり、この時期の気候は変動が激しいようです。
ふれあいパーク霊苑はお盆月と有って、終日墓参の方が続いていました。最近は努めて休息を取るように心がけている効果が少しずつ表れ、法務遂行にも余裕をもって当たる事が出来ているように思います。これまでは休息する間も惜しんで頑張って来ましたが、休息の大切さを身に染みて感じる年齢になって来ました。
霊苑にて お盆の墓参諷経が修業されました
午後からの墓参諷経後の懇親の席に於いても言える事ですが、「自分らしさ」また「自然体」で話すことの大切さを思います。「忙しい!忙しい!」から「楽しい!素晴らしい!」時間を過ごしていきたいものです。
沢山の方が お参りに来られています
さて、先日の少林寺盂蘭盆会の際、お檀家様の御一人から面白いお話しを頂きました。ちょっと紹介しましょう!「人生若いときは、飲む・打つ・かう、に興味があったが、歳を取ったら薬を飲む!注射を打つ!犬を飼う!になりました!」とさ? 皆様はどう思われますか? 友峰和尚より
少林寺盂蘭盆会 / 開式に際し 梵鐘を鳴らしているところ
この時期としては涼しい盂蘭盆会修行となりましたが、今年は冷夏なのでしょうか? 昨年は30℃を越える真夏日の中での法要だったように思います。午前10時半より多くの檀信徒皆様の御参詣のもと野町・少林寺、また午後1時半より、本多町・瑞光寺で盂蘭盆施餓鬼会が厳修されました。少子高齢化の進む日本社会ですが、近年は全国的に伝統的仏事法要も参詣者の減少が目立ってきています。寺院側も布教活動に色々工夫を凝らして寺離れを防ぐ努力が続けられていますが、後継者不足の現状にあってなかなか難しい問題でも有ります。檀信徒制度が徐々に解放されていく中での各寺院の模索が続いているようです。本日は大安禅寺より新命副住職を始め、富山県高岡市より江雲庵、氷見市より宝光寺各住職に出頭して頂き、厳粛な盂蘭盆施餓鬼会を厳修しました。
大安禅寺副住職による 法話 と 法要のご説明
檀信徒総代 宮崎寒雉様がご挨拶されました
導師入堂に際し 宮崎寒雉様御寄進の殿鐘を鳴らしているところ
江雲庵ご住職(臨済宗国泰寺派・高岡市)
宝光寺ご住職(臨済宗国泰寺派・氷見市)
少林寺盂蘭盆会 香語
檀信徒皆様が 順にご焼香されました
檀信徒各家先祖代々並びに御法名を読み上げているところ
鼓鉢を打ち鳴らし 御供養申し上げました
最後に 盂蘭盆会の法話を致しました
和尚の最も心に残る法要とは学生時代に参詣した大本山妙心寺開山忌法要で、実に古式に準じた極めて厳粛で荘厳な法堂(はっとう)での法要で、実に感動したのを今でも忘れる事が出来ません。「荘厳の浄土」また「威儀即仏法」という言葉が有るように、まずはしっかり法要の形を整えて布教活動に専心して参りたいと思うものです。さて、本年も金沢寺院4ヶ寺の盂蘭盆会法要をすべて無事に円成する事が出来ました。明日からは8月15日の大安禅寺盂蘭盆大施餓鬼会に向けて準備に入りたいと思います。友峰和尚より
明日午前10時半より野町・少林寺で、そして午後2時より本多町・瑞光寺で盂蘭盆施餓鬼会が厳修されます。それに合わせ、本日は少林寺の法要支度に参りました。大凡の準備は既にしてあったため、お飾りと仏花をお供えしました。毎日お盆供養が続いているわけですが、金沢寺院4ヶ寺の盂蘭盆会も明日ですべて円成となります。
2017年の少林寺盂蘭盆会より
ここ数年間、兼務住職としての役目を遂行してきましたが、盂蘭盆会は特別な気持ちで臨んでいます。寺院後継者不足の今日に有って、年中行事を確実に遂行していく事の困難さを感じながらの法務遂行ですが、次世代にしっかりと正しい伝統的法務を繋いでいくために明日は大安禅寺より新命副住職に加担を願っています。先日の寳勝寺盂蘭盆施餓鬼会には地元4名の立派な青年僧が出頭して下さり、本当に嬉しくまた頼もしく思ったものです。
7月6日の合同慰霊祭より
いまや交通インフラの発達した時代ですから、今後は滋賀県からも禅の修行を終えた青年僧を招請したいと考えています。常に人間の心は形に寄り添うもので、厳粛な年中法要遂行は仏教の原点でも有ります。盂蘭盆会法要を通して、感謝の真を捧げたいと念じています。友峰和尚より