和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3054話 】
2021年 12月 27日 談

少林寺境内にて

  心配された大雪も今朝方は小康状態で、さっそく少林寺境内のの除雪に向かいました。先般本堂入り口に防犯灯を設置したため境内は明るく照らし出され、除雪するにも本当に助かりました。思っていたほど雪は積もっておらず約20センチほどで1時間あまりで終え寳勝寺に戻りましたが、道路はかなり凍っており時々坂道を横滑りしながらの運行でした。雪が降ると除雪の仕事がいっぺんに増えかなり重労働の毎日となるだけに、毎日天気予報との睨めっこが続きます。      

寳勝寺檀信徒の安田様が 年末の御挨拶に来寺くださいました

大晦日に向けての縁起物の設えなどが始まりましたが、今年は例年になく多忙な一年であったため「もうお正月ですか?」と月日の過ぎゆく早さには驚くばかりです。このところ再び「オミクロン」なる新型コロナウイルスが感染拡大の様相を見せ始めていますが、無事にお正月を迎えたいと感染防止には一層の気配りをしています。さて今日より寺カフェを再開しました! お正月は2日から開業しますのでどうぞ皆様には御来寺くださいますようお待ち申し上げております。友峰和尚より
友峰和尚のちょっといい話 【 第3053話 】
2021年 12月 26日 談

本日早朝の除雪作業

天気予報通りに金沢市内は昨晩からの雪で凡そ20センチほど積もりましたが、さっそく午前7時半から除雪機をフル稼働させ1時間ばかりで境内の除雪を終えることが出来ました。明日以後も暫くは雪が降るとの事で、ふれあいパーク霊苑スタッフの皆さんも除雪機が使えるよう指導しました。毎年この時期の和尚の仕事ともなっていた境内除雪ですが、今後は若手の職員に委ねようと思っています。午後1時からは今年最後の年忌法要が本堂で営まれ、法務納めとなりました。また午後3時からふれあいパーク霊苑スタッフ皆様と謝恩の茶礼をして今年一年間の労を謝しました。

 

霊苑事務所スタッフの皆さんと / 除雪機の使い方を指導しました

 

 

本堂にて 年忌法要が修業されました

 

ご遠方より御参詣を賜り 厚く御礼申し上げます

 

 

夕刻 霊苑事務所スタッフの皆さんと 一年の謝恩茶礼をしました

北陸の師走月の天気は本当に急変するもので、一晩で銀世界になり特に年末の大雪は身体にどっと疲労が押し寄せる感が有ります。明日からも大雪には注意が必要ですが、今年一年の法務を滞りなく遂行出来たことに心から有難く安堵しています。明日からは年末の大掃除に全力で当たりたいと思います。今年も残すところあと5日間です! 頑張って無事に過ごして参りましょう!! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3052話 】
2021年 12月 25日 談

福井県文化振興事業団主催 「まちかどコンサート」 / 大安禅寺 枯木堂にて

今日の夜半より大雪になるという天気予報でしたので、早朝から今年亡くなられた大安禅寺御檀家様のお家へ師走諷経に出掛けました。気温も朝方よりぐんと下がり、明日の朝にはマイナス3℃になるとのことですから今年最大級の寒波襲来となりそうです。本日は午後2時より、福井県文化振興事業団主催の「まちかどコンサート」が卑山 枯木堂で開催され、多くの市民の皆様が参加され約1時間に渡っての素晴らしい演奏会となりました。本当に大雪のぎりぎりのところでの開催でしたが、無事に終了出来安堵しました。

大安禅寺鎮守堂 山王社

今年の年末は妻と金沢で過ごすことになり、大晦日に必ず参詣していた鎮守堂のお掃除と1年の無事に感謝してお参り致しました。また午後には野口翆智先生はじめ文房流晴心会御社中の方が来寺されしばし歓談しましたが、本日は内孫・永峰の誕生日ということもあってにぎやかな一日となりました。

 

文房流晴心会 野口翠智先生 と 御社中の皆様とともに

 

松浦建設㈱ 松浦社長 と 建築士の蔵さんとともに / 先日寳勝寺にて

 

大安禅寺 松雲院から見える雪景色 / 2021年12月19日撮影

今年1年を振り返るとあまりに多くの出来事が思い起こされ、感慨無量の気持ちで自坊での時間を過ごすことが出来ました。本当に「ありがとう おかげさま」の心で一杯になります! 自分には「ご苦労様でした」と労いの言葉を掛けました。皆様に於かれましてもこの一年本当にお疲れ様でした!! 友峰和尚より

 

鹿島建設㈱ 北陸支店  南部所長とともに / 先日寳勝寺にて

友峰和尚のちょっといい話 【 第3051話 】
2021年 12月 24日 談

大安禅寺 愈好亭から開山堂を望む

明日の夕刻から今年最強の大寒波が襲来するとの気象庁の予報でしたが、今日の天気からは想像もつきません! されど過去にもそうであったように北陸地方のこの時期の天気は急変する為絶対に油断は出来ません。年末の打ち合わせと自室の整理の為に急遽大安禅寺に戻りさっそく職員の大谷会計主任と事務処理をしましたが、暫く自坊を離れていると何もかもが職員とのヒヤリングから始まらねば全体を把握するのに大変です。

アトリエにて 大谷会計主任と事務処理をしました

今年もあと残すところ1週間となり年賀状書きも今だ手つかずで明日は出来る限り事務の仕事を中心に進めていく予定をしています。金沢と福井間をまるで瞬間移動でもしたかのような感覚の中に有り、環境の変化が自分の脳に及ぼす影響が次第に大きさを増して来たように思うものです。


さて金沢駅は年末を迎えてか大変な賑わいを見せていました。本当に久しぶりに見た光景でも有ります。またここに来て「オミクロン」なる新型コロナウイルスの市中感染が少しずつ広がりを見せ始め再び年明けに外出制限になるのではと心配ですが、どうか皆様に於かれましてはくれぐれも御身ご自愛くださいますよう御祈念申し上げます。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3050話 】
2021年 12月 23日 談

本多町 瑞光寺にて 年末大掃除

金沢市本多町 瑞光寺先代住職の奥様・稲富百代子様が11月5日に他界され、本日は四十九日忌「満中陰忌」の法要を瑞光寺で修業いたしました。長い間瑞光寺を寺庭として護持されてきたご苦労を想い心よりご冥福をお祈り申し上げました。ご法要後には師走諷経と本堂の掃除をしていちど寳勝寺に戻り、続いて伝燈寺に向かいました。伝燈寺は先日も掃除に行きましたので今日は点検と師走諷経を修業しましたが、帰り際に幾本かの竹を切って持ち帰りさっそく寳勝寺庫裡玄関の雪囲いをしました。山門前には、先般大安禅寺御用達の小森庭園庭師・末政さんより頂いた門松を組み立てました。  

先代寺庭様の満中陰忌法要を修業いたしました

   

 

伝燈寺にて 境内の掃除とお正月の設えをしました

 

帰り際 境内の竹林にて

寳勝寺の雪囲いのため 竹を何本か切り出しました

   

寳勝寺に持ち帰り、庫裡玄関の雪囲いを済ませました

 

山門前で 門松の設置

大安禅寺の庭師 末政さんから頂いた枝葉にて

 

御挨拶に来寺された やまだのりこさんと髙橋ナオミさんとともに

 

庭端の給湯器の上で暖を取る 近所の猫たち

   

霊苑奥の院にて 枝垂れ梅の植え替えが行われました

流石に年末もここまで来ると時間との勝負で、寸暇を惜しんでの作業が続いていきます。またふれあいパーク霊苑「奥の院」枝垂れ梅の移植と本堂空調室外機の囲い壁の工事も行われ、一日じゅう機械の音と人の出入りの絶えない一日でした。大安禅寺の大晦日に向けた準備も残っているため、急ピッチでの行動となってきました。

 

これまであった梅は 枯れた部分を切り 境内に移植されました

紅白のしだれ梅が 境内に並んで咲くこととなりました

裏庭に仮植え中だった八重の白梅 この機に境内へ移植

来年から お参りの皆様にも観賞頂けるようになりました

本堂空調室外機 髙倉さんによって 景観を保つ囲い壁が設置されました

 

冬から春にかけての植物が 次々と芽吹き

 

新しく 奥の院中央に 紅のしだれ梅が植樹されました

  さてさて「急いては事を仕損じる」ですから、焦らずに頑張って参りましょう!! そうそう大安禅寺から干支色紙の催促メールが来ていました!万事休す! 誰かおらんかー!!ニャオ〜 友峰和尚より  

冬の光が美しい 伝燈寺の景色

友峰和尚のちょっといい話 【 第3049話 】
2021年 12月 22日 談

霊苑にて 墳墓開眼供養が修業されました

大晦日まであと1週間ばかりとなった本日も墓前供養が修業されましたが、そろそろ卑山全体の年末大掃除に取り掛かかろうと思っています。先般北國新聞の記事で野町・少林寺に於ける和尚の来年度の法務活動について掲載されましたが、記事を御覧になった㈱豊蔵組・豊蔵亨一社長が記事に関連して御社スタッフの本澤さんをご紹介下さいました。

 

㈱豊蔵組 豊蔵享一社長と 社員の澤本さんとともに

 

来年度から少林寺に於いて、観光客を対象とした坐禅体験を始め寺院復興に向けての活動を開始しようと色々思案していますが、その中のひとつに「囲碁・将棋」の大会を本堂を利用して開催したいと願っています。今回、その企画に賛同される形で豊蔵社長が囲碁に詳しいスタッフの方をご紹介くださり、来年の3月以降にもう一度関係者と会合を持って囲碁と坐禅並びに法話をコラボした研修会開催の準備に入りたいと思います。その他にも、外国人観光客向けに「禅の世界」を体験してもらう宿坊としての利用も視野に入れています。

 

「 無 心 」 渓仙 書

福邦銀行金沢支店の 米田さんとともに

新型コロナウイルスが発症して以降、全体的に日常活動が制限されて来ましたが、それに伴い精神的ストレスを抱える人々も増えているように思います。坐禅を通じストレス解消を目的としたリラクゼーションのひとときを是非体験して頂きたいと思うものです。また国の重要伝統的建造物、寺町寺院群 約70カ寺を外から参拝専用バスでお参りできるドライブスルー参拝案も実現に向けて働きかけて行きたいと念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3048話 】
2021年 12月 21日 談

平成28年6月 大安禅寺玄関にて

大安禅寺の世話方として長年維持管理と年中行事にお世話を頂いていた檀信徒の清水嘉右衛門氏が今朝方逝去されたとの報告を受け心からお悔やみ申し上げました。世話方としての役割は多義に渡り、寺院の護持に於いて欠かせない存在です。これまで3名の檀信徒の方が携わって来られましたが、皆様ご高齢になられた事もあって現在では宮田氏おひとりが世話方として雪囲いの仕事や融雪パイプ設置などの作業に当たっておられます。

参道の掃除をされる 世話方さん達 / 平成28年頃

世話方の 宮田氏 / 平成27年撮影 

これまでお世話になった 世話方さん達とともに / 平成27年頃

清水嘉右衛門氏のお父様も、先代實道和尚のもと稲作を始め炭焼き・植林・間伐などの作業を長年勤めて来られました。親子2代に渡って大安禅寺の護持に尽力された清水家に対しまして此処に深く感謝申し上げ故人のご冥福を謹んでお祈り申しあげます。和尚をこれまで長年に渡って支えてくださった檀信徒の方々が亡くなられる事は本当に残念で寂しい限りですが、和尚も気が付けば74歳、少しでも檀信徒皆様にお返しが出来るよう頑張って参りたいと強く思う今日この頃です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3047話 】
2021年 12月 20日 談

伝燈寺境内からの 山谷の景色

金沢市内より約20分ほど東長江より金腐川沿いに山王方面に車を走らせると伝燈寺があります。本日は師走の掃除を兼ねて伝燈寺に行きましたが、今年は伝燈寺里芋収穫祭並びに弁財天祈祷祭を10月に修業したため比較的綺麗に堂内が保たれていました。

 

年末の掃除をしました

 

掃除終了後 本堂にて坐禅

 

今年ほど伝燈寺に何度も出向いた年はこれまで有りませんでした。金沢兼務寺院4カ寺の中でも最後の復興寺院となっており、寺を取り巻く環境は山中と有って極めて静かで穏やかな時間を過ごすことが出来る名刹です。歴史も約700年と古く、寺にまつわる多くの由緒や物語が今に伝わっています。

 

 

伝燈寺町の西川さんが育てている 原木なめこ を分けて頂きました

 

さて寳勝寺に戻ってからは再び干支色紙描きに専念しましたが、ここ数日間は色紙描きを続けたためか体のあちこちが痛くめまいに襲われる始末! しばし休息しながらの創作活動が続いています。多くの方々からの御礼メッセージを励みとして「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も・・」で約三百枚の目標達成に向かって頑張って参りましょうか。もうすぐ大晦日ですよ!! 友峰和尚より

 

伝燈寺 庫裡玄関のお地蔵様

友峰和尚のちょっといい話 【 第3046話 】
2021年 12月 19日 談

 

今年もあと10日程となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 昨年の今日のブログを見ましたらやはり今年と同じように寳勝寺境内にはかなりの雪が積もっていました。最近の気象は異常気象かと思いがちですが、どうやら例年通りのように思います。10月ごろの天気予報では年末には大雪になるとの事でしたので油断は出来ません。

 

寺カフェスタッフ紗希さんのお手伝いで 干支色紙を描きました

 

 

ガラス工芸作家の 髙橋さんとともに

朝方から雪起こしの雷が地響きとともに鳴り渡り猛烈な霙模様の一日でしたが、北陸地方の降雪は今のところ少ないように思います。日曜日で寺カフェを開業したものの荒れ模様の天気では人通りも少なく、時折カフェ利用の観光客の方が来寺されていました。

 

2021年の干支色紙 / 「歩々清風を起こす」 令和辛丑 渓仙 書

 

和尚は終日毎年恒例の干支色紙描きをしましたが、干支の図を描きながらしみじみ一年の終わりを感じ取っていました。今年の法話のテーマは「歩々清風を起こす」でしたが、清風のごとくに家族全員が無事に一年を終えることが出来たら本当に有難く感謝するものです。今年もコロナ禍で始まりオミクロンなる新型コロナウイルス禍で幕を閉じようとしています。どうか皆様が日々無事に年末をお過ごしくださるよう心よりご祈念申し上げております。友峰和尚より

 

2022年の干支色紙 / 「和気豊年の兆し」 令和壬寅 渓仙 書

友峰和尚のちょっといい話 【 第3045話 】
2021年 12月 18日 談

姫水仙 が 芽を出しました

初雪が降りました!「初雪や 二の字二の字の 下駄の跡」とは江戸時代初期の女流歌人「田 捨女(でん すてめ)」の有名な俳句で、今では一般的に下駄を履いている人は殆ど見かけませんが、修行僧や寺院の住職は今でも使用しています。昨夜半から強風とともに雪まじりの霙が降りはじめ、今朝方になってどれほど積もったのかと窓を開けて見ればさほど雪もなく安堵したものでした。

 

それでも初雪です!!さっそく下駄を履いて雪を踏みしめたかったのですが、見る見る融けてしまいコンクリートの上を闊歩しました。境内は雪景色となり、すっかり枯葉を落とした木々の枝には初雪が積もり幻想的な雰囲気になりました。

 

和尚にとってこの時期の雪はお正月を迎えるための心のけじめのようなもので、とても心地よく気持ちが引き締まる思いです。土曜日ということで寺カフェをオープンすると同時に年末の金沢市内観光を楽しむ若者達のグループが来られ、再びカフェにも賑わいが戻って来ました。

 

今年は年末年始と寺カフェを開業する予定になっていますが、2020年2月下旬、新型コロナウイルスの影響から寺カフェの休止が続いて以来、約1年ぶりの正月オープンとなります。金沢市内の有名観光地にも観光客が少しずつ戻り始めている今日この頃、来年こそは通常の生活に戻れることを切に願って止まないものです。

 

さて心配された大雪も夕刻にはその心配も無くなりホッとしました。今日もカフェの余暇を見ながら干支色紙描きを続けています。一歩一歩また一歩の干支色紙制作ながら、気持ちは今年一年の締めくくりとして心を込めての作業となっています。大晦日まで頑張って参りましょう!! 友峰和尚より

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