和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3123話 】
2022年 03月 06日 談

早朝の寳勝寺境内

再び真冬に逆戻りしたような寒い朝を迎えましたが、これも一過性らしく明日からは天気も回復し向こう一週間は晴れマークがずらりと並んでいます。北陸地方に住む者にとって天気と気持ちの関りは重要で、晴れ渡った空を見上げると気持ちも爽快になるものです。

 

大安禅寺檀信徒 古賀家ご家族の皆様と共に

自坊お檀家様の年忌法要が午後に修業されるため朝方電車で戻りましたが、日曜日とあって金沢駅構内はかなり混雑しており、石川県内にまん延防止等重点措置が今も発令されている事を忘れがちになりそうです。約3年目を迎えたコロナ禍の日本社会ですが、そろそろ経済再生に向けた活動方針を示してほしいと願うものです。

御家族お揃いで 二十七回忌法要を修業いたしました

ここに来てウクライナ侵攻の問題が長引けば更なる経済回復の世界的低下が心配されます。「ウイズコロナ」を受け入れ、感染防止と医療体制に十分配慮して政府指導の下での経済再生への導きを願って止みません。

 

さて住職の役割としてコロナ禍での人々のストレス解消への心のサポートを日々心掛けていますが、ウクライナ侵攻のニュースを見聞きする度にコロナ禍に加え戦禍の苦難の中に居る人々の苦痛を思うと本当に心痛の極みです。和尚自身、一日も早く戦争が終結する事を日々心より祈願しています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3122話 】
2022年 03月 05日 談

しだれ白梅のつぼみが 開き始めました

春一番のような強風が吹き荒れ日中気温は15℃と暖かかったのですが、午後には急激に気温が下がり一変して冬に逆戻りといった感じでした。午前午後とも墓前供養が修業されましたが、あまりにも強風のためテントも張れない状況下での諷経でした。

 

ふれあいパーク霊苑にて 年忌墓前諷経を修業いたしました

 

昨日はワクチン接種の影響で一日じゅう微熱と頭痛が続いていましたが、今朝方には熱も下がりすっかり元気を取り戻すことが出来たようです。モデルナワクチン接種の副反応を心配して3回目接種をためらわれる方が多いと聞きますが、確かに少々の懈怠感は有りますが解熱鎮痛剤のカロナールやバファリンを飲めば一日で回復するので、是非ワクチン接種をして頂きたいと思います。

 

寳勝寺境内 しだれ紅梅のつぼみ

 

それにしても健康ほど有難いものは無いですね! 体温が約1℃高いだけで身動きが取れない程しんどくなることに驚きました。今回はワクチン接種副反応での微熱と頭痛であらかじめ理解していましたが、日頃より健康管理には十分気を付けていきたいと心から思いました。最早和尚も無理の利かない高齢者であることを自覚して体の健康状態と対話しながら法務遂行に当たりたいと自覚します。

 

 

さてまもなく3月20日(日)に春季御彼岸会を迎えますが、いまだコロナ禍に有るため卑山総代様始め関係者少数にて厳修したく予定しております。日々不穏な世界情勢が伝えられておりますが、仏教の根本真理である中道の教えを実践して参りたいものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3121話 】
2022年 03月 04日 談

3回目のモデルナワクチン接種を終え一夜明けましたが、妻の症状と同じく体温が37.6℃と微熱が有り終日静養する羽目となりました。普段の平熱は36.5℃ぐらいで、体温が約1℃上がっただけで全身が言いようの無い懈怠感に襲われるのですから、人間の身体は実にデリケートなものだと思いました。「弱り目に祟り目」とか「踏んだり蹴ったり」とかあまり宜しくない言葉が有りますがまさにそれで、メニエール症候群のめまいと腰痛治療で現在通院している所に3回目のワクチン接種で、それに加え昨晩は胃痛も発生して十分な睡眠をとることが出来ず寝ながら瞑想を朝方まで続けたものです。日頃から健康には自信を持っていましたが、流石に74歳を迎えあちこちに不具合を生じて来たようです。

 

 

先日お檀家様の月参りに参上したおり、お檀家様に「和尚さんは厳しい修行を積まれたお方ですから心身ともに大丈夫ですよ。」と言われましたが、即座に「いやいや身体は皆平等ですよ! 歳を取ればあちこち壊れていくのは仕方の無い事ですね、まさに身心分離の境地です! とは言え最近は両親に本当に感謝しています。74歳まで健康体で元気に来れたのも、両親からの有難い授かりものですからね」と。本来なら「身心一如」と答えるのが禅宗坊主の言葉でしょうが、それは若い時の話です。一昨日、これまで和尚と公私共に本当に長きに渡り御厚誼を頂いて来た大切な方が他界され、弔問諷経を修業し御冥福をお祈り申し上げました。「一期一会」の言葉がずっしりと身に染みる今日この頃です。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3120話 】
2022年 03月 03日 談

 

今日は桃の節句で雛祭りの日、中国では“桃”は病魔や厄災を払う不老長寿の仙木で縁起の良い植物として親しまれているそうで、5月5日の端午の節句と合わせ子供達の無事成長を祈る行事として今日に伝えられています。

 

 

 

和尚の子供の頃には母親が必ず雛あられを作ってくれたもので、香ばしくて甘い雛あられの味わいが今でも思い出されます。当時は今のような立派な雛段や雛飾りは無く手作りのおひなさまを飾って楽しみましたが、最近は立派な雛段飾りが玄関や居間に飾られ子供達を喜ばせているようです。大安禅寺松雲院の付け書院の棚には手作りのうさぎ内裏雛が飾られ、本日の桃の節句をお祝いしています。

 

大安禅寺松雲の間 の うさぎ雛飾り

さて本日は3回目のモデルナワクチン接種日でしたが、今のところ接種後の副反応もなく安堵しています。接種した翌日頃から倦怠感や微熱が出るということで明日は終日休息日としています。皆様はすでに3回目ワクチン接種を終えらましたでしょうか? まだまだオミクロン株感染が続いているため油断は出来ませんが、どうかくれぐれも御身お大切にご自愛くださいますようご祈念申し上げております。さてさてワクチンでラクチンと参りたいのですが、先ずはお互いに感染防止に留意しながら元気に過ごして参りたいものですね。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3119話 】
2022年 03月 02日 談

3回目のワクチン接種の為に自坊に戻りましたが、福井駅前は2024年末開業予定の北陸新幹線金沢駅ー敦賀駅間開通に向け急ピッチで工事が進み、高さ120メートル27階建ての高層ビルが建設中でした。2024年夏に完成予定らしく、駅前の空洞化を防ぎ人流の活気を取り戻すための大掛かりな工事となっています。

福井駅 構内にて

駅前では 高層ビルの建設工事が進んでいます

 

大安禅寺山門 石階段復元工事

同じく大安禅寺諸堂修理保存工事も順調に進められており、現在は山門石階段の復元工事と鐘楼・本堂の工事も併せて行われています。工事現場をぐるりと視察しましたが、諸堂修復工事は先代實道和尚の悲願でもあっただけに本当に嬉しく思うものです。

屋根の緑青が美しい 枯木堂

御檀家の宮田さん と 小森庭園の末政さん

日頃寺院庭園を管理して下さっている庭師の末政さんとお檀家の宮田さんが見回りに来ておられ、久しく歓談しました。松雲院の客間には3月3日のひな祭りに合わせて手作りのうさぎお雛様が飾られており、なんともほっこりしたものです。

宮田さんです

末政さんです

松雲の間 うさぎの雛飾り

さて明日が3回目のモデルナワクチン接種日ですが、先般は突発性のめまいで急きょキャンセルしただけに、今回無事に接種出来ることを願って午前中に耳鼻咽喉科医院を訪ね診察を受けました。どうやら加齢とともに発症するめまいという先生の診断でお薬を貰いましたが、目が回るほど忙しかった昔の自分、今では本当に目が回る事態に閉口する毎日です。大安禅寺の諸堂修理保存工事の進展と共に、一刻も早くコロナ禍が収束する事を願う今日この頃です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3118話 】
2022年 03月 01日 談

今日から弥生三月! 朝方の気温が2℃と漸く日々のマイナス温度から解放され、日中気温も13℃と久しぶりに10℃を越えました。少林寺お檀家総代・宮﨑家に月参りに出掛けましたが、街なかは車が混雑してなかなか進みませんでした。何が故に車が多いのか不思議に思いましたが、3月に入り少し活気が出て来たようにも思いました。

月参り諷経を終えて寳勝寺に戻り、墓参の為にふれあいパーク霊苑・奥の院に行きましたが、しだれ紅梅の枝にはピンク色の蕾が沢山付いていました。この紅梅は、加賀藩第三代藩主・前田利常公が寳勝寺を創建されたことから加賀藩前田家の家紋でもある梅鉢紋を準えて奥の院に植えましたが、現在の紅梅は3代目で今回は沢山の蕾を付けすくすくと育っており安堵しました。

 

蕾のピンクの色合いがとても優雅で可愛らしくしばし見とれていました。また苑内のバラをはじめ色々な草花の枝枝には沢山の蕾が芽吹いていました。いいですね!素晴らしい光景でした。本当に身近なところに心の安らぎを感じることが出来たようです。さて3日は桃の節句です。雛あられを飾って子供たちの無事成長をお祝いしたいと願っています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3117話 】
2022年 02月 28日 談

傳燈寺にて 車で上がれず 参道の階段から登りました

午前中に少林寺お檀家の月諷経に出向いた後、傳燈寺の除雪ならびに掃除を兼ねてお参りに行きましたが、金沢市内と違って山間に位置する傳燈寺はまだまだ雪に囲まれていました。

庫裡側玄関の除雪

到着と同時にさっそく玄関入口の除雪を行いましたが、いつもお寺の管理をしてくださっている西川さんが本堂向拝前の除雪を済ませてあり本当に助かりました。参道にはまだ約50センチぐらいの積雪が有り、車が通れるようになるには今少し時間が掛かるようでした。

 

本堂向拝の入口 すでに 西川さんが除雪してくれていました

 

車道に倒れこんだ 竹を伐採しました

 

 

堂内は比較的綺麗で全体の掃除をした後、御本尊並びに歴代祖師諷経回向を修業して寳勝寺に戻りましたが、やはり山間に建つ寺院は魅力があります。第一にこの季節の草木の匂いが良いですね! また雪解けの谷川のせせらぎ音にも癒されます! 一瞬、大安禅寺に戻ったかのような錯覚を覚え、本格的な春の到来を待ち遠しく感じました。

傳燈寺本堂にて

御本尊並びに歴代祖師諷経回向を修業しました

春よ来い!早く来い!歩きはじめたみいちゃんが 赤い鼻緒のじょじょ履いて おんもへ出たいと待っている・・・どこからか聞こえて来るような傳燈寺でのひとときでした。友峰和尚より

夕方 ㈱豊蔵組様 と 関連会社の方々、高倉さんとともに

友峰和尚のちょっといい話 【 第3116話 】
2022年 02月 27日 談

本長寺様 境内の寒桜

野町・本長寺様の寒桜が咲き始めています! 今日も朝からずいぶんと冷え込みましたが、それでも植物達の芽吹きは確実に本格的な春を迎えようとしているようです。ここ数日間は健康のために軽めのウオーキングをしていますが、道中の街路樹も沢山の蕾をつけています。風はとっても冷たいのですが日差しはぬくもりを感じ、気持ちはほっこりします。

 

ふれあいパーク霊苑 しだれ桜の新芽

ユキヤナギ

まもなく弥生三月を迎え心機一転したいところですが、相変わらずコロナ禍に有り日常活動が妨げられているのは実に残念に思います。また世界中の人々がコロナ禍で困難な状況に置かれているにも関わらず、再び戦禍による危機に見舞われている関係国にとっては更なる苦難を強いられており、一刻も早い終結と人々の安全を願って止みません。

 

SNS時代を迎えリアルタイムで現地の悲惨な映像が届く今日、とても他人事とは思えず只管無事を祈っています。戦後七十余年を経た日本、戦争の愚かさを今いちど自覚しなければならない時期を迎えているように思うものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3115話 】
2022年 02月 26日 談

皆様お元気にお過ごしでしょうか? 本日も大変良いお天気になり、土曜日と有ってか久しぶりに金沢市内には多くの方が見受けられました。犀川沿いの桜並木も蕾を大きくして春を待ちかねているようでした。

 

松浦建設㈱会長・松浦義一氏 と 職員の方とともに

午前中には大安禅寺諸堂保存修理工事を請け負っている松浦建設㈱の会長・松浦義一氏が職員の方とともに、先般逝去された末弟でもある故吉田朝夫氏通夜弔問の御礼御挨拶に来寺下さいました。吉田氏と和尚とは約20年に及ぶお付き合いが有り、この間、松浦建設㈱ 様には大安禅寺の本堂修復工事や金沢寳勝寺の本堂全面修復工事のご縁を頂き、本当に感謝の念でいっぱいです。この度の御逝去を悼み心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 

 

髙橋ナオミさんとともに

 

 

作品展会場の金沢市長町「atelier&gallery creava(クリーヴァ)」 にて

午後からは、ガラス工芸作家・高橋ナオミさんのグループ展が明日で終了するというのでウオーキングを兼ねて作品を見に行きました。ウオーキングを再開したためか少しずつ身体も復調しているように思いますが、天気が良いと気持ちも連動して晴れ晴れとするものです。コロナ禍に有ってさらに世界中が混沌としていますが、「不退転」「不動心」の精神で過ごして参りましょう! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3114話 】
2022年 02月 25日 談

金沢城 鼠多門

連日の除雪からようやく解放され、本日は久しぶりにお気に入りコースの金沢城鼠多門より城内を巡るウオーキングに出掛けました。雪景色の金沢城内は初めて見る景色で、この時期観光客もまばらで絶景を独り占めしたような実に爽快な気分を味わいました。これまでの疲れをいっぺんに払拭出来たほど感動しました。  

 

 

 

どうかブログをご覧くださっている皆様にもこの時季是非味わって頂きたい風景で、降雪も約50センチほどあり特に五十間長屋を望む景色は圧巻でした。ベンチに腰を掛けてしばし瞑想しましたが、ふと現在進行中の大安禅寺諸堂修理保存工事が脳裏に蘇り歴史の重みを感じたものです。  

 

大安禅寺 本堂への渡り廊下にて

 

 

先般自坊に戻った際、一般拝観者の見学ルートで本堂の修復現場を見学しました。本当にタイムスリップするかのように建設当時の状況がくっきりと見え、歴史建造物復元の重要性を認識したものでした。約7年後に完成予定の卑山重文諸堂の修復なった晴れ姿を心待ちしています。  

 

 

   

和尚の部屋で 孫たちが宿題中

さて孫達が和尚の部屋で宿題をしている姿が実に無邪気で愛らしく、思わずシャッターを切りました。大変心が癒されましたが、先般御来寺下さった御姉妹の笑顔も素敵でした。コロナ禍に有って笑顔の姿がなにより一番ですね。

澤本さん・長尾さん御姉妹

福邦銀行金沢支店の 米田さんと

 

なお本日のウオーキングの歩数ですが、1万1833歩と初めて1万歩を超えました。お天気の状況を見ながらウオーキングを続けていきましょう!チョー気持ちいい! 友峰和尚より

犀川大橋からの 本日の風景

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