和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1339話 】
2017年 04月 18日 談

一晩中吹き荒れた「春の嵐」でしたが、あまりの暴風に心配になり深夜に外回りをする始末。本当に台風並みの風でした。寺町は高台に位置しているためか、海側から犀川沿いに吹き上がってくる風には本当に驚くばかりで、寳勝寺は両サイドが鉄筋コンクリートのビルのため、山門を吹き抜けていく風を前にしては立っていることも出来ない程です。一夜明けて寺の周りを点検しましたが被害も無くホッとしました。

昨日は「寳勝寺ふれあいパーク」霊苑スタッフとの懇親会が有りましたが、本日も㈱ココ・プランニング中本会長、社長様はじめ霊苑スタッフの方々が立ち寄って下さいました。寳勝寺も7月からの霊苑完成オープンに向けて新しいスタッフを募集していく事になります。完成後は霊苑にお参りくださる多くの方々が寺カフェを利用され故人を偲ぶ場所となる事を願っています。

日々、仕事の内容が変化していく昨今ですが、この時期は花菖蒲園整備の外仕事を和尚の一番の楽しみとしています。身体を動かす事の喜びと、土いじりの楽しみとでも言いましょうか、お花を相手の仕事は子育てに似て開花を楽しみにしながらのワクワクする時間を味わうことが出来ます。寳勝寺にはあまり力仕事が無く、身体全体がこわばっていくのを実感します。「長生きは只働くの他は無し 長るる水の腐らぬを見よ」ですね! またじっとしていては何にも始まらないのも事実です。身体を使い心を大い活かして行きたいものですね。皆様お元気にお過ごしください! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1338話 】
2017年 04月 17日 談

寳勝寺 山門前にて

朝方から気温がぐんぐん上がりとうとう25度を超える初夏のような一日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? JR金沢駅は相変わらず観光客の方々で賑わいを見せていました。全国ニュースにも取り上げられていますが、金沢も海外からの観光客が急増している感じで、大きなリュックを背負ったバックパッカーが多く見かけられました。寳勝寺ふれあいパーク霊苑工事も山門前の石畳整備に入り、本日は㈱ココ・プランニング宮崎デザイナーの現場指導を受けながら新たな段階を迎えています。午後からは式台玄関前における石畳や植栽のレイアウトについて打ち合わせがあり、次第に境内周辺の全容が見え始めて来ています。このところ大安禅寺での法務が多忙で寳勝寺に来るのは久しぶりでしたが、霊苑工事もずいぶん進んでいました。

石張りのデザインについて細かく説明される宮崎氏

式台玄関前の石張りと植栽のバランスを検討中

宮崎デザイナーより 中本会長へ説明されているようす

樹木の剪定が行われました

夕刻からは㈱ココ・プランニング中本会長、社長様より、7月からお世話になる霊苑スタッフの皆様を御紹介頂きました。今回の霊苑改葬工事プロジェクトは次世代を見据えた未来型霊苑で有る為、スタッフも全国からそれぞれの分野の専門の方々が参加しています。昔から「三人寄れば文殊の智恵」と言いますように、お互いに知恵を出し合っての会議がなされています。

㈱ココ・プランニングスタッフの皆様とともに

スタッフの皆様による現場視察

さてこの度の寳勝寺ふれあいパーク霊苑改葬工事は、我々の黄泉の国創造と夢と希望を乗せたプロジェクトでも有ります。人間はいつの世に有っても未来への夢だけは持ち続けていたいものですね。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1337話 】
2017年 04月 16日 談

大安禅寺に家族動物の納骨供養堂「慈光堂」が出来て約四十年になろうとしています。現在では福井市、鯖江市、金沢市など六ヶ所に納骨供養堂が設置されていますが、いずれも㈱ペット愛葬社が主催しています。四十年前に、現在会長を務めている中村修二氏との出会いから家族動物達の霊供養が始まり、今では多くの方々がお参りされています。

本日は午後三時より卑山で家族動物の供養が行われ、和尚が久しぶりに供養導師を務めました。長年供養を続けていますが、不思議なことに供養が始まる時間になると決まってお天気が良くなるというジンクスがあり、今日も良く晴れました。参拝者も長年ご縁を得ている方々が多く、欠かさずに供養に来られています。大安禅寺の渓谷一帯は特別鳥獣保護区になっている為、早朝よりウグイスを始めとして色々な鳥が美しい声を奏でていました。

住職法話にて

近年は家族動物達の役割が大きくクローズアップされ、特に少子高齢化社会の進む中で独居老人の方々には日々の良き友で有り家族の一員ともなってきているようです。そもそも卑山で家族動物の霊供養を始めたきっかけは、家内の実家が大型犬を含め三匹の犬を飼っていたことに端を発しています。かなり高齢になっていたため最後はどのように葬ってあげようかと心配していた時、中村氏と出会いました。家族動物を丁寧に葬儀と火葬納骨をして下さるという事で、彼の事業に大いに賛同して今日に至っています。卑山の静かな環境の中で眠る家族動物達の安らかならんことを供養した穏やかな一日となりました。友峰和尚より

「和気萬福を生ず」

友峰和尚のちょっといい話 【 第1336話 】
2017年 04月 15日 談

暖かくて長閑な土曜日の朝を迎えました。境内を取り巻く山々の木々はいっせいに新芽を吹き青々として、美しいのひと言です。午前中にはお檀家様の年忌法要に出掛けましたが、桜吹雪の中、道路がピンク色に染まっていました。和尚のアトリエから望むもみじの新芽も赤子の手を開くかのように初々しく可愛らしく心を和ませてくれます。このところ外作務(そとざむ)の力仕事が続いていたため、午後からは休息を取りました。昨晩は金曜坐禅会で十数名の坐禅会員の方々が参加されましたが、カエルの合唱が境内に響き渡る中での瞑想時間となりました。

「古池や 蛙飛び込む 水の音」とはかの有名な俳人・松尾芭蕉の一句です。坐禅中の法話にこの一句を引用して心の有り様を説きましたが、皆様、この句の中に芭蕉の心境を読み取ることが出来ますでしょうか? なんでもないような一句に聞こえますが、芭蕉の深い心境を現わしています。何度も何度も言葉を吟味して「五・七・五」の17文字の中に芭蕉その人その悟境を現わす一句です。我々を取り巻くすべての音の中にもそれぞれの人生が現れ出でるように、カエルの飛び込む音にさえ「無心無我」の響きを感じ取るものです。この句には次のような言葉が添えられています。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」と。身を捨てる事の難しさが我々の世ならば、坐禅は思い切って身を捨て切る手段でも有ります。「なり切る!捨てきる!思いきる」姿が芭蕉の人生を支えていたのかも知れませんね。さて、皆様はこの一句をどのように捉えられますでしょうか!南無さん!  友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1335話 】
2017年 04月 14日 談

このところずいぶんと暖かくなってきました。例年ですと花菖蒲園の整備は5月に入ってから始めますが、今年は2月にイノシシが園内に侵入した為、その事後処理も含めて早めの整備となっています。今日も午前中は苗の補植作業に専念しましたが、日を追うごとに身体全体の動きが鈍くなって行くのを実感し、本当に悔しい!残念!の心境です。

和尚にとっての60年は土いじりの人生そのもので、稲作に端を発し野菜作りや果物作りなども手掛け、花菖蒲園や樹木の植栽など本当にこれまで実に楽しい時間を過ごして来たように思います。されど、それもこれも丈夫な健康体で有ったからこそで、母親には本当に感謝の言葉も有りません。人間本来の資本とはお金ではなく「両手、両足」の四本の事だと和尚は思います。この四本は、手に有っては「掴む、握る、持つ、ひねる、叩く」足に有っては「踏む、歩く、蹴る、坐る」など自由自在の機能を有し実に優れものです。それらを自由自在に使いこなすの命令系統は心でありますが、こちらは今もなお「夢、希望、志」に燃えて健在です。

昨日も園内の整備をしながら、妻との会話の中で「なにが故に一所懸命にお花の世話をするのか?」という素朴な質問に対し、その答えは「見事な花をつけた時に見る一瞬の輝きと心のやすらぎを同時に覚える瞬間である」と。生きがいとは一刹那に感じるのかも知れませんね。本当はもっともっと奥深いところに真実の答えが潜んでいるのかも知れませんが、今はひたすら花のお世話をしています。まだまだこれからも整備が続きますが、身体の動く限り頑張って行きたいものです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1334話 】
2017年 04月 13日 談

好いお天気が続いています。天気と元気は一体のものなのかも知れません、じっとしておれなくて早速に小浜の常高寺様から分けて頂いた花菖蒲の苗の補植に取り掛かりました。御年69歳の和尚の身体全体がきしむような感じがする中でのきつい作業でした。まるで3千メートル級の登山に挑むような感覚なのかも知れません。されど可愛い菖蒲の花達から早く植えて欲しいとせがまれているようで、休憩時間も惜しんでの作業でした。毎年同じことの繰り返しながら、補植作業ほど大切なものは有りません。いわゆる園全体のデザインです。どの位置にどのような花を咲かせるか、それが花菖蒲園観賞時のビューポイントとなるからです。花菖蒲の品種は凡そ数千種類に及びますが、毎年のように新しい品種が登場してきます。珍しい品種になると一株が1万円もするような物も有るくらいですから、やはり花菖蒲は花の王者とも言えます。

現在、薔薇園も菖蒲園に隣接して整備がなされていますが、こちらは妻が担当しており今年で3年目を迎えました。6月には約1千株の紫陽花も加わって大安禅寺は「花の寺」に変わります。その他にも沙羅双樹、ハナミズキ、山法師、紅葉、モクレン、こぶし、菩提樹、泰山木、銀木犀などの樹木も植栽されており、季節の樹木を楽しむことが出来ます。なんと言っても樹齢約600年の高野槙や木斛(もっこく)は霊気さえ感じられるほどの銘木です。

さて午後からは昨日に引き続き「生き生き法話」を催行しましたが、はるばる淡路島から来られた同窓会の団体様でした。出会いふれあい和み合いと和気藹々の同窓会! 最近は和尚も同窓会に誘われることが多くなってきました。「同窓会、歳をへだてて、どうしょうかい?」って昔が懐かしく感じる年頃なんでしょうか? まだまだ! 強がりを言ってみても仕方がありませんね。和尚もそろそろ参加しなくっちゃと思っています。ピコ! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1333話 】
2017年 04月 12日 談

桜舞い散る爽やかな朝を迎えました。皆様、お元気にお過ごしでしょうか?大安和尚です。 昨夜来の雨もすっかり上がり、清々しい空気の漂う中での外掃除となりました。これからは日々の徹底した掃除が欠かせません。今日の午後は久しぶりに「生き生き法話」をしましたが、新命副住職が春季巡教で留守のため代理で務めました。団体様は丹後からの、いま最も元気世代と言われている、アラフォーからアラセー世代の女性の方々でした。福井市内にある足羽川堤防の千本桜を観賞したのち卑山に来られたそうですが、やはりこの時期の観光目玉は満開の桜です。


待ちに待った桜の開花でしたが、いったん咲き始めるとあっという間に花の見頃が過ぎて行きます。我々の人生も全くに同じようなものなのかも知れません。いろは歌ではありませんが、「いろは匂えど散りぬるを 我が世誰ぞ常ならむ 有為の奥山今日越えて 浅き夢みじ 酔いもせず」の言葉が胸にしみます。浅田真央さんの引退会見が生中継されていましたが、真央さんの美しさが桜の花に似て、彼女の清楚さが際立った記者会見でした。今後の更なるご活躍を期待したいものです。「人生いろいろ」です。くじけない!くじけない! 

それにしましても26歳で引退ですから、フィギュアスケートの体力的厳しさを感じます。恐らく身体の全ての筋肉が疲労していくのだと察します。身体がぼろぼろになる前に次の道へと大きく転換する事も大切な決断だと思います。真央さんには今後、女優としての道も活躍の選択肢の一つとして考えて頂きたいですね。さてさて4月も早中盤に入ってきました。気候も温暖になって身体の動きも良くなって来たようです。元気いっぱい頑張って参りましょう! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1332話 】
2017年 04月 11日 談

昨日は満開の夜桜を堪能されたことと思いますが、本日の北陸地方は早朝より冷たい雨模様となりました。三日見ぬ間の桜かな!では有りませんが、いま少しばかりお花を観賞していたいものですね。この雨を受けて花菖蒲の茎も一気に伸び始めました。残念なことに、春先、園内にイノシシが入り花菖蒲の株をことごとくひっくり返してしまい、せっかく根づいた苗がダメになってしまいました。急遽、小浜市の常高寺様にお願いして花菖蒲の苗を分けて頂く事になり、本日はいつもお世話になっている斎藤公一さんと中西大さんに協力して頂き一路小浜に向かったわけです。

常高寺 ご住職様 です

常高寺様は「花菖蒲の寺」として有名で、多くの品種を育てています。この度は本当に沢山分けて頂き、心から感謝いたしました。最近のイノシシ被害は境内全体に及んでおり本当に困っています。なんとかしなければならないのですが、手の打ちようがないのが現実です。

斎藤公一 氏 です

中西 大 氏 です

午前中から始めた苗起こしも午後2時ごろには終了し、終了後は常高寺様にお礼の御挨拶をして直ちに帰路につきました。常高寺様の苗はとても元気で素晴らしい株でした。明日から時間の余裕を見て補植に入りたいと思っています。

和尚です

不思議な事に現地に着くまでは大粒の雨模様でしたが、苗起こしを始める頃には雨も上がり、作業が順調に進みました。また作業が終わる頃には再び雨となって、本当に有り難し有り難し、南無観世音菩薩! 助っ人の中西さんが43歳、斎藤さんが56歳で、和尚が69歳と随分と作業に歳の差を感じたものでした。お二人さんの力強い仕事ぶりに感心いたしました。本当にご苦労様でした。今年もきっと素晴らしい花を皆様にお見せできるように頑張って園内整備をしていきたいと思います。常高寺様には心より重ねて感謝申し上げます。友峰和尚より

臨済宗妙心寺派 凌霄山 常高寺 / 福井県小浜市

常高寺は、夫・京極高次の菩提を弔い、さらには父母などの供養のため、寛永7年(1630年)に常高院(浅井三姉妹の次女、お初の方)の発願によって建立された名刹です。

友峰和尚のちょっといい話 【 第1331話 】
2017年 04月 10日 談

お釈迦様のお誕生日「降誕会」4月8日付の朝刊に、大安禅寺檀家 堀江由隆氏が「瑞宝単光章」を受章された記事が大きく掲載されました。堀江家の菩提寺として大変嬉しく思いました。堀江氏は和尚のひとつ年上の先輩で、警察官として42年間勤務され、特に今回は危険業務従事者としての叙勲だそうです。和尚は子供の頃、学校帰りに堀江さんのお宅に立ち寄って長時間遊んで帰ったものでした。先輩でありながら当時から後輩の面倒をよく見て下さったことを思い出します。警察の仕事としては主に刑事、地域部門で活躍され、凶悪事件や難事件などを担当した事がこのたびの受章に繋がったと記されていました。さっそくお宅を訪問して心よりお祝い申し上げた次第です。地域の安全と安心を長年に渡って守られて来た事に敬意を表します。一生を通じて皆様も幾度か表彰されたことが有るかと思いますが、褒められるというのはいくつになっても嬉しいものですね。檀家様の喜び事は菩提寺住職の喜びであります。堀江さん、本当におめでとうございました。

さて昨日は法務が目白押しでしたが、月曜日の今日は休息を兼ねて孫達とお花見に出かけました。果たして和尚自身の休息となったかどうかは別として、三人の孫達のはしゃぐ姿から元気をもらったのは確かでした。童子の心は御仏の心ですね。「童心これ祖心に通ず」です。それにしてもさすがに日本有数の桜並木の名所・足羽川堤防と足羽山ですが、人、人、人、の波でした。皆様お疲れ様でした。友峰和尚より

福井市 足羽川の桜並木  / 福井市ホームページより

友峰和尚のちょっといい話 【 第1330話 】
2017年 04月 09日 談

 「今という 今こそ今が大事なり 大事の今が生涯の今」、本当におっしゃる通りです!「今やらねばいつ出来る 俺がやらねば誰がやる」って同じ意味だと思いますが、この時期、卑山では新入社員並びに新入生の坐禅研修が続きます。本日は地元福井県立大学・生物資源学部新入生の坐禅修学が行われました。「初心忘るべからず」という言葉も有りますように、何事も最初が肝心です。1時間半に渡る坐禅でしたが、学生皆さんが真剣に坐る姿に和尚も初心に戻るような気分でした。

毎日の世界的不穏なニュースに接していると若者達の将来を案じます。和尚の学生時代は大学紛争で荒れ狂った時代でもありました。それはそれで当時も不安社会だったわけですが、どのような時でも今を大切に粉骨砕身努力するしか打開策は無いようです。坐禅後はお寺で檀家様の年忌法要を営み、午後からは鯖江市にある家族動物霊堂・慈光堂に出向き動物総供養の法要をしました。新命副住職が現在、大分県の臨済宗各寺院への「春の定期巡教」に出掛けている為、法務がどっと和尚の肩に掛かっています。最早、体力的にギブアップ寸前での法務遂行で、冒頭の言葉を心に頑張っています。嗚呼!本当に健康ほど大切なものは有りませんね。さて桜が満開となっています「桜花無尽蔵」です。どこかでゆっくりと花見をしながら寛ぎたいと思います。友峰和尚より

 「春風 福寿を生ず」 石川県政しいのき迎賓館個展にて

生花/文房流晴心会野口支部 様 行燈/越前和紙作家 長田和也 様

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