和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3862話 】
2024年 03月 14日 談

 

桜の開花便りが聞こえて来る今日この頃ですが、皆様には日々恙なくお過ごしのこととお喜び申し上げます。今日のように天気が良く気温も上昇傾向にある時は気分にも余裕を感じるものです。昨日は久しぶりに約7キロの街なかウオーキングをしましたが、おかげで昨晩はぐっすりと眠ることが出来ました。

 

昨日、市の中心部へ約7キロのウォーキング

 

近年、高齢者の方々が不眠症を訴えるのはきっと日頃の運動不足から来るものと思われます。人間の骨格は筋肉によって支えられているため筋力の低下は身体全体に大きなダメージを与え、その結果、精神面にも影響を及ぼしそのことが不眠症にも繋がっていくものと思われます。

 

 

特に足の筋力低下を防ぐことが大切で、歩行が困難になると身体の色々な部位に不具合が生じてきます。60歳を過ぎましたら日々怠り無く自発的健康運動を励行することが不可欠だと思います。若い時代には考えも及ばない健康の問題が加齢と共に増えていきますから皆様ご用心!ご用心!ですね。ウオーキングだけでなくスクワットや簡単な筋肉トレーニングが「年寄り力」を強化し、「口だけ達者」になるのではなく「行動的若年寄り」を目指しましょう!

 

桜の頃の京都南禅寺 哲学の道 (京都市観光協会よりお借りしました)

 

さて本格的春の到来を受け本日もウオーキングに出掛けました。もちろん法務遂行の合間の励行です!1日に約2時間ほど筋トレを致しましょう。その2時間の運動が心地よい睡眠と軽やかな気分を生み出しますから有難しです。そう言えば京都南禅寺裏手に「哲学の道」があり、学生時代にはよくウオーキングコースとして楽しんでいたことを思い出します。日々のウオーキングはこれまでの人生を振り返る意味でも大きな意義が有ること間違いなし!高齢者の皆様、頑張って元気に長生き致しましょう!!負けてたまるか! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3861話 】
2024年 03月 13日 談

金沢市歴史都市推進課の方々と 昨年末完了した修復事業の確認会

 

心待ちしていた民間ロケット「カルロス」が本日和歌山県串本町から打ち上げられ、数分後に危険回避のため爆破され残念ながら失敗に終わりましたが次の打ち上げに期待したいと思います。UFОの有無や火星並びに月探査機など宇宙に関するニュースが最近増加しているように感じますが、約20年後には人類が火星に着陸出来るそうですから、和尚などはお先に黄泉の国から見守りたいと思っています。

 

午後より 市内をウォーキングに出かけました

 

時々深夜に空を眺めることがありますが、満天の星空を見ていると不思議な感覚の世界に入り込み壮大な宇宙と自分との一体感を覚えます。禅語に「宇宙双日無く乾坤只一人(うちゅうそうじつなく けんこんただいちにん)」と有るように、「心と宇宙はひとつである」の意味ですが全くにその通りだと思います。地球上では多くの国が争いを起こしていますが、宇宙から地球を眺めれば点にも満たない小さな星です。その小さな星に住む人間の心は壮大な宇宙と一体であるというのですから素晴らしいですね。人間が自由に宇宙を旅することが出来れば、地球が如何に素晴らしい星であるかを自覚できるというものです。というより地球のような星は恐らく宇宙には他に存在しないと言っても良いかも知れません。

 

 

難しい話はさておき、桜の開花情報が伝えられる昨今これからは花の季節を迎えます。「桜花無尽蔵(おうかむじんぞう)」の如きに人生、心の花を咲かせて参りましょう!!お花見が出来るのも、もうまもなくです!元気に過ごして参りましょう。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3860話 】
2024年 03月 12日 談

めまぐるしく変わる 早春の空模様

 

1日として話題に事欠かない寳勝寺ですが、言い換えればそれだけ人との御法縁が広がりを見せているということだと大変有難く思っています。卑山に着任した12年前、会話するのは長年住み着いたネズミさんぐらいで終日寺に居ても誰も訪ねて来ない状況でしたが、現在では霊苑参詣者はじめ観光客の方も境内を散策しカフェを開業している時などは外国人観光客で賑わう寺に変容し、むかし昔、和尚の大安禅寺での法話の中で「心がふれあっ寺」と称し「出会いふれあい和み合い ゆくゆくお互い拝み合い」をキャッチフレーズに「生き生き法話」を通して多くの方々と御法縁を頂いていた時のことを思い出します。

 

生き生き法話のようす(2014年) / 大安禅寺枯木堂にて

 

それとて遠い過去の話と思っていましたが、今も昔も少しも変わらない自分のライフスタンスを褒めるべきかそれとも悲しむべきか? 「友峰、いい加減にしなさいよ」って今は亡き母が言い出しそうで、父は「頑張っているね!」と言うかな?色々と想像しながら御法縁を結び続けています。

 

宝勝寺での 法話のようす (2016年頃)

 

さて本日の休息日を利用して春季彼岸会のお供え物の買い出しに出掛けましたが、あいにくの雨模様となりウォーキングを諦めて車で出発。16日に北陸新幹線が福井県敦賀駅まで延線開業となるのですが、金沢はすでに開業しているせいか福井県ほどの盛り上がりは見せていないように思います。一刻も早い能登半島の復旧を願うと共に、能登被災者支援のためにも経済の活性化を同時に願う今日この頃です。

 

 

昨日御寄進頂いた卑山六道地蔵尊の帽子とよだれかけのおかげでこのところの寒さを凌ぐことが出来、ホッコリ感じた今朝の寳勝寺霊苑風景でした。気候不順の折、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3859話 】
2024年 03月 11日 談

六道地蔵尊の 帽子とよだれかけを新調しました

 

宝勝寺ふれあいパーク霊苑入り口に六道地蔵が祀られています。平成25年(2013年)8月から金沢市の補助事業支援を受け寳勝寺本堂修理工事が開始された折、それまで本堂向拝の土間に安置されていた六道地蔵尊を一時移転保管し、平成29年(2017年)、現在のふれあいパーク霊苑完成時に霊苑入り口に安置され参詣者からの信仰を集めています。本日は福井県鯖江市在住の三谷様より寄贈された手作りの帽子やよだれ掛けを地蔵尊に着せ、穏やかな小春日和の中、子供達の無事成長を願って御祈願諷経を修しました。

 

御祈願諷経を 修業いたしました

 

 

これまでにも高倉様はじめ霊苑縁者の方など多くの方々から寄贈され、その都度取り換え新調させて頂きました。地蔵尊定番の赤色のよだれ掛けや帽子からこの度は編み物のお洒落な感じの色合いに替わり、とっても暖かそうでお地蔵様も何処となしか気恥しそうに微笑んで見えました。このところ寒い日が続いているだけにグッドタイミングでの着衣となり、住職としてお地蔵さまに代わり有難く感謝申し上げます。

 

墓参に来られた方と 霊苑管理事務所の吉田さんです

 

沈丁花

あたたかな日差しの中 ヒヨドリが闊歩

 

さて本日も墓前年忌法要が営まれましたが、久しぶりに快晴の空のもとでの法要となりました。春季彼岸会を前にして毎日のように墓前供養が修業予定となっており、ご家族連れでの参詣には祖霊を偲ぶ心温まるものを感じます。

 

 

長いようで短い人生の中で、いっときたりとも忘れず祖先の恩と父母の恩に感謝しながら過ごして参りたく思うものです。皆様の平穏無事と幸せを切に念じております。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

馬酔木の花が咲き始めました

友峰和尚のちょっといい話 【 第3858話 】
2024年 03月 10日 談

早朝、お檀家様の御家へ月参り (野々市市内)

 

3月に入っても気温の低い日々が続き、本日は久しぶりに雪景色の朝を迎えました。午前中に少林寺お檀家総代・中山家の月参りに出向きましたが、寳勝寺境内の枝垂れ梅のピンクの小花と雪の白とがコラボレーションし見事なシチュエーションを見せていました。

 

うっすら降り積もった雪

 

北陸新幹線延線開業を約1週間後に控え金沢市にも再び活気が戻ることを期待しているのですが、能登半島地震の災害復旧工事が懸命に行われている状況下にあっては観光面にも少なからず影響が及んでいるようで、金沢駅構内には災害ボランティア活動を目的とした県外からの支援者の方々が多く見受けられます。桜の開花状況が発表され気持ちの面では本格的春を迎える準備は万端で、各スポーツも今後目白押しに開幕されていくのを楽しみにしています。

 

寳勝寺にて

雪の中で咲く しだれ梅

 

寳勝寺の法務に於いては春季彼岸会を17日(日)に控えその準備に入っていますが、兎にも角にも矢の如く日々が過ぎて行く現実に驚愕し時々「時間よ止まれ!」と叫びたくもなりますが、怠りなく準備に頑張って参りましょう。

 

ふれあいパーク霊苑

 

「春彼岸 菩提の種を 蒔く日かな」とは何方が詠んだ俳句かは知りませんが成る程!ごもっともと思います。耕作の季節を迎えている今日、人間として菩提の種を蒔く事も大切ですね。菩提とは悟りの智慧のこと、いわゆる幸せの種を蒔く日が彼岸会ということです。幸せの心とは「あたたかい思いやりの心」で、ご先祖・ご両親に感謝する日でも有ろうかと思います。あれは嫌!これは嫌!と「ひがん」でいないで素直な感謝の心で過ごすのが「彼岸会」。彼岸会には御家族揃ってお参り下さるようお待ち申し上げております。友峰和尚より

 

おかめ桜のつぼみ

友峰和尚のちょっといい話 【 第3857話 】
2024年 03月 09日 談

今か今かと 固唾を飲んで見守りました

 

日本初の民間ロケット初号機「カイロス」が午前11時20分頃に打ち上げ予定との報道で、さっそくカフェ手伝いの学生さんにYouTubeライブアプリを開いてもらい実況中継を見ていました。残念ながら発射寸前に日程変更で中止となりましたが、人間の宇宙への夢は広がるばかりです。

 

民間ロケット初号機「カイロス」 / 和歌山県東牟婁郡串本町から生中継

 

また本日のSNSニュース欄では、アメリカ国防省の8日の発表としてこれまでに世界中で話題となっているUFОいわゆる未確認飛行物体に関して「宇宙人や地球外の技術に関連する証拠は見つからなかった」と公表し、UFОの記事は「ほとんどは誤認」という事だそうですが、あえて今アメリカ国防省が発表した事に違和感を覚えるものです。所謂これまで長きに渡って国家の機密情報として公表されて来なかったとの情報も有り、ますます本当の事を知りたくなるものです。

 

屋外は雪景色 冬に逆戻り

 

世界的に宇宙開発が進めば進むほど、UFОの存在に関する機密情報の開示は避けて通れない事態となっているように思います。そもそも広大な宇宙に点在する星々の中で、地球上にしか生命体が存在しないということ自体が俄かに信じられないのも事実です。果たして皆様は如何お考えでしょうか?これまでに空飛ぶ円盤や宇宙人に遭遇された方はおられますでしょうか?

 

桂岩寺御住職 が 来寺くださいました

 

和尚の名前は「ゆうほう」で1977年に大ヒットしたピンク・レディーの歌「UFО」の時は29歳でしたが、本当に歌詞の「信じられないことばかりあるの」では有りませんが、毎日毎日「ゆうほう!ゆうほう!」と呼ばれて、信じられない奇妙な気分でした。今日も空を見上げながらUFОとの遭遇を期待したいと思います。

 

墓前諷経の時刻 晴れ渡るふれあいパーク霊苑のようす

 

さて本日は厳しい冷え込みと小雪が舞い散るなか墓前年忌諷経を修しましたが、本日もまた読経が始まると同時に太陽の光が墓域一面を照らし出し〝無量光〟の御利益を頂きました。「何ものの おわしますかは 知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」とは平安時代の高僧・西行法師が伊勢神宮を参詣した時の御歌ですが、最近頻繁に起きる奇跡的自然現象に故人の御徳を偲ぶ毎日となっているようです。友峰和尚より

 

クロッカス

友峰和尚のちょっといい話 【 第3856話 】
2024年 03月 08日 談

 

禅の言葉に「朝打三千 暮打八百(ちょうださんぜん ぼだはっぴゃく)」とあるように、平易に言えば「光陰矢の如し 時人を待たず」または「油断大敵」ということになりましょうか。とにかく人生はあまりにも短く日々油断しないように「心とは何ぞや 生きるとは何ぞや」と常に自分に問いかけながら、一日も無駄に過ごさないよう充実した人生を歩むようにとの座右の銘でもあるかと思います。

 

庭木の移植準備中

 

とは言え辛いことは避け少しでも楽をしたい自分が存在するのも事実です。修行時代に師匠から叱咤激励された「石中に火有り 打たざれば出でず 人中に仏性有り 修ぜずんば現れず」という厳しくも優しい言葉を時々思い出しながら今なお奮起しています。

 

 

「禅僧は幾つになっても修行を怠るな!!」と専門道場を去る時に言われた師匠の言葉を今も胸に刻みつつ「死ぬまで修行だ!打って打って打ちまくれ!!愚図愚図するな!」とこれまで頑張って来たのですが、どうやら最近では自分を打とうにも力がこもらず不甲斐なさを自覚しながら深く師匠に詫びる毎日となってきました。

 

 

さて本日は午後からふれあいパーク霊苑にて開眼納骨供養が修業されました。どんよりとした厚い雲が空を覆い、厳しい寒さの中でのご供養諷経となりましたが、読経中には突然雨雲が開き春の陽光が差し込んで墓石を照らし出し、故人の温かい慈悲心を感得しました。明日からは再び雪模様になるとの事、皆様にはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3855話 】
2024年 03月 07日 談

 

昨日の整理作業中の発見は和尚のオリジナルテレホンカードでしたが、本日はもっと以前に作成したテレホンカードを発見! いつごろ作ったのかと過去を振り返ってみたところ、テレホンカードは1982年、昭和57年の12月に日本で初めて緑色の公衆電話機に使用されたと有り、最も利用されたのが1990年の中頃だそうですからきっと平成元年あたりに作ったものと思われます。

 

 

観光開発事業の一環として大安禅寺の花菖蒲園を開園したのが1984年で、開園5周年を記念してテレホンカードをもじって〝テラホンカード〟として志納所に出したところ観光客の方にも人気があったように思います。その後は携帯電話の普及に伴い次第に使われなくなり、発見したテレカは当時を偲ぶ大変貴重な発見となったようです。

 

大安禅寺庫裡玄関にて 屋根裏倉庫から降ろした品物を搬出しました

 

さて法務の都合上今日が整理作業最終日となりましたが、更に工事関係者の人数も増え午後には大方の移転作業を予定通りに終えることが出来ました。なにしろ半世紀ぶりの整理移転ですから今後もまだまだ続きそうな気配です。

 

すっかり綺麗になった 屋根裏のようす

 

 

 

さて明日からは寳勝寺での法務予定が入っており、妻に駅まで送ってもらい一路金沢に向かいました。それにしても4日間に渡る整理でしたが卑山諸堂の復興に今日まで努力して来た経緯を改めて思い出すことが出来、過去を振り返る機会を得たことに有難く感謝するものです。「ローマは1日にしてならず」という言葉が有りますが、日々の努力の積み重ねの大切さを過去の資料を見ながらつくづく感じ取った作業となったようです。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3854話 】
2024年 03月 06日 談

大安禅寺庫裡玄関前にて

 

地元福井のテレビ局では、3月16日に北陸新幹線が東京駅から敦賀駅まで延線開業となり福井駅でも多くのイベントが開催予定になっていることを伝えています。能登半島地震発生から約2ヶ月が過ぎましたが、石川県では依然として避難所生活をされている方々が約1万人以上おられる中での開業となり、北陸応援割もこの8日から受付開始と聞いていますが手放しでは喜べない状況となっています。

 

 庫裡修復に伴う 水道管埋設工事が始まりました

 

福井市民の和尚としては首を長くして待ちに待った北陸新幹線福井駅開業だけに、複雑な思いの中にいます。と言うのも平成23年(2011)6月、金沢寺町の寳勝寺に兼務住職として就任して以来このかた4ヶ所の寺院を今日まで法務遂行と寺院護持に当たっており、元旦に発生した能登半島地震も当時寳勝寺に在寺していて発生後すぐに兼務寺院の被害状況を視察に行き非常に緊迫したものでした。金沢を離れ福井の自坊に戻った時はずいぶんと感覚が異なり、やはり北陸新幹線延線開業の話題にも温度差を感じるものです。それでもこの度の福井駅開業は素直に喜びたいと思います。福井駅と金沢駅間が約30分で結ばれ、今後は行来の時間もかなり短縮されるだけに有難く思っています。開業まであと1週間あまりとなりましたが、地元への経済効果も大いに期待したいものですね。

 

 

さて本日も頑張って庫裡自室の私物整理移転作業をしましたが、明日の午前中に廃棄物処理業者の方が来られるというので時間を惜しんで整理に当たりました。庫裡玄関前では工事に伴う水道管埋設作業が始っておりますます慌ただしさを増して来たようです。齢七十六の身体全体から悲鳴の声が聞こえる今日この頃のようです。頑張って参りましょう!!友峰和尚より

 

本日発見した思い出の品 和尚のテレフォンカード

友峰和尚のちょっといい話 【 第3853話 】
2024年 03月 05日 談

今日はお手伝い3名の方が加わり 大助かりです

 

昨日に引き続き早朝より庫裡屋根裏倉庫の整理移転作業となりましたが、本日は工事関係者3名の方が加担くださり、おかげさまでスムーズに作業が進みました。屋根裏では低い位置に多くの太い梁が通っており腰を屈めての作業となるため、和尚などはすぐに腰が病んでしまいます。作業を手伝ってくださる方々も流石に重い荷物を運ぶ時は辛そうな姿勢で、見ているだけでも腰が痛くなりそうです。

 

天井が低いため 腰をかがめての作業

狭い空間 大きくて重い荷物を屈みながら階下へ運びます

 

今日のお宝は学生時代に友人と交わした手紙や両親からの便りで大発見でした。化粧箱に丁寧に保管してあり、当時の手紙を読むのは実に54年ぶりとなりました。いやぁ懐かしいと言うかなんというか、大学時代は高校の友人と交わした手紙が多いのですがどの手紙も初めて読む気分で、手紙の内容も心温まる文章でいちど地元に住む友人に会ってみたい気持ちに駆られました。

 

また両親からの手紙も何度も何度も読み返し、涙が出るほど嬉しく思ったものです。歳を取らなければ当時の両親の子供を想う気持ちはなかなか分からないものだとつくづく自省の念に駆られました。和尚の大切な青春時代のメモリアル品として、密かにタイムカプセルに入れて地中深くに埋めておきたいと思います。

 

庫裏屋根裏から 品物を下階に降ろす作業は大変でした

 

ほぼ片付いた 屋根裏倉庫

屋根裏で しばしの休憩タイム

 

さて本日は大方の整理移転作業を終了することが出来ました。明日からは庫裡全体の保存物整理に入ろうと予定しています。和尚が長年お世話になった自室にもまだ多くの私物が保管してあり、何が発見されるか楽しみにしながらの整理移転作業が続いていきます。「断捨離」とはいえ、やはり深い思い出の品はそう簡単には捨てることが出来ない困った自分がいるようです。友峰和尚より

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