和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2292話 】
2019年 11月 27日 談

陶芸作家 谷中耀子(やなかようこ)さんとともに

今年4月にフランス・サンリス市で開催された「アート・サクレ芸術祭」に参加された東京在住の陶芸作家・谷中耀子さんが来年、寳勝寺での個展を予定されているため、本日は会場視察として来寺されました。和尚も禅僧として招待を受け、開催中には坐禅指導や墨蹟の大書をしましたが、その折、出展作家5名の方に「寳勝寺賞」を授与し、卑山での個展開催権を許可しました。本日はそのお一人である谷中さんが来年中の個展を希望され、色々な打ち合わせを致しました。

 

 

谷中耀子さんの作品集より

谷中さんの陶芸作品は独創的で美しく、「呉須絵」を専門とする陶芸家で専門家の間でも高く評価されており、東京を始めとして全国各所で個展開催されています。来年には日本人、フランス人など5名の芸術家の個展開催が予定され今から楽しみにしています。友峰和尚より

本日は御来寺下さり 誠に有難うございました

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2291話 】
2019年 11月 26日 談

「ふれあいパーク霊苑・第2期工事」の打ち合わせ

「ふれあいパーク霊苑・第2期工事」の打ち合わせの為、㈱ココ・プランニング中本社長、川面専務並びに㈱豊蔵組 江川部長、香林土木課長と午前中は会議を持ち、終了後に工事現場説明のヒアリングをしました。来年10月にはふれあいパーク霊苑開苑3周年を迎えますが、霊苑内も次第に落ち着きを増し、美しさの中に風格さえ感じるようになって来ました。第2期工事が間もなく始まりますが、更に進化させた未来型霊苑の理想形を創造したものとなっています。

霊苑にて 工事説明のヒアリング中の様子

苑内では現在も 美しいバラが咲き続けています

霊苑各所には多くの参詣者のお供えした御花が秋光を受け清々しく輝いていました。思わず立ち止まり合掌するほどで、威厳ある苑内の雰囲気には祖霊の歓びが伝わって来るようです。さて今月も残り少なくなって来ましたが、この1年間の事務整理が急務となっています。慌てない!慌てない!と思いつつも、時間は待ったなしで進んでいきます!「時は金なり!」の言葉を痛いほど感じる今日この頃です。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2290話 】
2019年 11月 25日 談

中庭の南天 / 寳勝寺にて

秋雨が晩秋の風情をいっそう醸し出し落ち着いた一日となりましたが、皆様お元気にお過ごしでしょか? 11月も終盤に入り、なんとなく気忙しさを感じています。午前中には当局担当者による新しい倉庫の検査を受けましたが、境内の環境にもすっかり溶け込んでいるように思ったものです。午後からは地元新聞記者より「ふれあいパーク霊苑」に関する取材を受け、質問に答えながら改葬工事中の色々な出来事を懐かしく振り返りました。早いもので来年は開苑3周年を迎えます。

倉庫の検査を受けました

酔芙蓉のわたぼうし

ふれあいパーク霊苑について、地元新聞社の取材を受けました

記者の木村さんとともに

昨日までは自坊での法務遂行でしたが、本日は金沢・寳勝寺での務めとなり、今朝方は自分の居場所の記憶に混乱を生じるほどでした。「ご用心!ご用心!」、最近では自己健全確認が必須の課題になって来たようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2289話 】
2019年 11月 24日 談

北陸地方は暖かく穏やかな日和が続いていおり、今日なども日中気温が21℃と少し汗ばむほどでした。午前中10時半より昨日に引き続き「生き生き法話」を遂行しましたが、新命副住職が特別法話で兵庫県に出掛けている為、和尚がお話しをしました。今日の法話コースのお客様は兵庫県加古郡からの農業関係の団体方々でしたから、なんとも不思議なご縁を思いました。また日頃お世話になっているお檀家の方並びに以前福井の大学に通学され、卑山のアルバイトでお手伝いに来て下さっていた石川在住の吉田さんご夫妻も久しぶりに法話コースに入り、お蔭様で楽しくお話しが出来たようです。

法話終了後には松雲の間で、お檀家様と吉田さんご夫妻とともに歓談しましたが、ずいぶんと久しぶりにゆっくりした時間を過したように思ったものです。現在もなお福井と金沢間を行き来する日々ですが、故郷で過ごす時間を大切にしています。宿題となっている墨蹟と来年の干支図色紙書きも同時に進めており、住み慣れた自坊のアトリエで描くのが一番です。文化の秋!!大いに墨書に全力を注いでいきたいと闘志を燃やしています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2288話 】
2019年 11月 23日 談

 

昨日は午後5時より、フジタホテル福井、ザ・グランユアーズ 天山の間にて開催された「全国友好葵ライオンズクラブ福井大会」での記念講演を致しました。今年で第51回目を迎えるそうですが、今から14年前、2005年の福井大会でも法話をさせて頂きました。今回は全国から約300名の方が参加されており、約1時間にわたって「吾道一以って之を貫く」と題して楽しくお話しさせて頂きました。講演終了後には懇親会が開かれ、久しぶりのおめもじとなった全国葵ライオンズクラブの方々との交流を深めました。

全国から約300名の方が参加されていました

演題「吾が道 一以って之を貫く」の垂れ幕

法話に先立ち 和尚の経歴などをご紹介頂きました

法話中の様子

懇親会に先立ち御挨拶をされる 卑山 吉田敏貢総代

藤田通麿総代とともに / 愈好亭にて

今朝方は藤田通麿総代が来寺下さりしばし歓談しましたが、午前10時半からの和尚の「生き生き法話」を輪島市からの観光客皆様と共に聞かれ、また昨日の葵ライオンズクラブの方々も卑山を訪ねて下さり大変嬉しく思ったものです。

本日の生き生き法話

本日11月23日「勤労感謝の日」は先代 實道住職(父)の祥月命日でも有り、自室の仏壇にて両親のご供養致しましたが、本当に月日の過ぎ行く速さに驚いています。今は亡き両親に対し、心から感謝の気持ちを捧げた一日となりました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2287話 】
2019年 11月 22日 談
本日午後5時よりの「第51回 全国友好葵ライオンズクラブ福井大会」記念講演を控え幹部の皆様への記念色紙書きをしましたが、現在は卑山諸堂の保存修理工事が行われており、出来る限り多くの方々との御縁を結んでいく為に「達磨図」を描いています。 達磨と言えば「不屈」「八風吹けども動ぜず」「七転ハ起」など力強い言葉が似合うのですが、今年は「亥」年ということも有り「吾道一以って之を貫く」という中国孔子論語の一説を書いています。その「亥」年も間もなく終了し、干支の最初「子」年に替わろうとしています。 来年の法話の言葉は「無事」に決まりましたが、本当に無事が一番で、臨済義玄禅師の言葉でも有る「無事是貴人」の心境が求められています。最近の世相は「無事」とは程遠く、毎日色々な事件や事故が頻発しており心が痛みます。仏法の原点に立ち返り、「無事」を年頭に精進していきたいと願うものです。友峰和尚より
友峰和尚のちょっといい話 【 第2286話 】
2019年 11月 21日 談

隠寮から望む 紅葉の景色 / 大安禅寺にて

終日爽やかなお天気となりましたが、和尚は昨日に引き続き自室で明日の講演の原稿書きをしました。時折、休息時間を利用して隠寮からの紅葉を楽しむことが出来ました。今年は幾分暖かい気候のせいか紅葉もまだ先のようですが、それでも美しい色合いを見せています。山中での生活の利点はなんと言っても木々に囲まれた環境で、色とりどりの紅葉には目を奪われるものです。街なかでは味わえない気分だけに、なおさら有り難く心が癒されます。

福井葵ライオンズクラブ 第一副会長・西村友一氏とともに

午後には福井葵ライオンズクラブ第一副会長の西村友一氏が明日午後5時からの講演最終打ち合わせに来寺下さり、愈好亭にてしばし懇談しました。本当に丁寧な大会の趣旨説明を受け、明日の法話内容にも十分参考になったものです。今から14年前の平成17年にも福井大会での講演が有りましたが、その時ご縁を頂いた名古屋葵ライオンズクラブ・前川隆男氏とは現在もなお御厚誼を頂いています。「出会い・ふれあい・和みあい」をキャッチフレーズに、明日の講演を楽しみにしています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2285話 】
2019年 11月 20日 談

「 道 」

明後日11月22日(金)、「全国友好葵ライオンズクラブ第51回福井大会」がザ・グランユアーズフクイで開催され、午後3時からの代表者会議並びに大会式典の後、午後5時より和尚の記念講演が予定されています。クラブの名前が「葵(あおい)」と有るように、全国の「葵ライオンズクラブ」会員の方々が福井に集まり友好を深める大会ということで、以前に福井で大会があった際も特別法話を致しました。

「吾道一以って之を貫く」 平成己亥 渓仙 書

この度2回目のご縁を頂くわけですが、「葵の紋」と言えば「徳川」「松平」家で、大安禅寺は旧福井藩第4代藩主・松平光通公の菩提寺でも有り「葵の紋」とは深い縁起が有ります。演題は今年の法話テーマ「吾道一以って之を貫く」で、現在卑山諸堂の全面修理工事が進行中ということもあり、諸堂復興への思いを込めてお話ししたいと思っています。

「 心 」

本日は自室に閉じこもり、法話内容の構想を色々練りながらの一日となりましたが、福井葵ライオンズクラブ会員の卑山責任役員総代・吉田敏貢氏の温かい声援を受け「一に徹して」良い法話が出来ればと願っています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2284話 】
2019年 11月 19日 談

大安禅寺の全山が間もなく真っ赤っかとなりそうな気配です。「紅葉秋風に舞う」の情景で、気分も最高です! 天気予報では雨でしたが、本日は秋晴れの良いお天気となりました。

「紅葉秋風に舞う」

午前中はアトリエで色紙書きをしましたが、やはり自坊の自室はなんとも心が落ち着くものです。部屋から望む景色に引き込まれながら、筆を運ばせる手もスムーズに動きます。人間の心は自然環境に随分影響を受けるものです。

「 無事 」

有名な画家が環境を選びながら国替えする気持ちが分かるような気がします。素晴らしく感動する絵は自然環境の中から誕生するのだと実感するものです。

さて、卑山修理工事も愈々本堂を覆う素屋根工事がまもなく始まり、来年には本格的な工事が開始されます。日々緊張感が増していきますが、健康に気を付けて頑張っていきたいと思う今日この頃です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2283話 】
2019年 11月 18日 談

地元大学生による 少林寺梵鐘の調査

大学の卒業論文研究にも色々有るもので、本日は地元大学の2名の学生さんが野町・少林寺の梵鐘について調査したいというので立ち合いました。金沢寺町寺院群には多くの梵鐘がありいずれも貴重な文化財ですが、今回は「梵鐘の音の高低に焦点を当て、中国の五行思想との関連を明らかにしたい」との事! 成るほど!成るほど! なかなか面白いテーマだと思いつつも彼らの卒論の完成を待ちたいと思います。

鐘の音を 録音しているようす

少林寺の梵鐘は今から約400年前、創建当時に釜師の初代・宮崎寒雉氏が寄贈されたもので、音色が大変良いことで知られています。どのような卒論になるのか楽しみに待ちましょう。

少林寺応接室にて 取材を受けました

㈱ココ・プランニングの川面専務、職員の清野さんとともに

さて、午後1時からは大安禅寺で新命副住職と㈱ココ・プランニングの川面専務、職員の清野さんとともに合祀墓(永代募)についての懇談が行われました。現地視察も兼ね今後の創設計画に生かして行きたいと副住職が願っているようです。日々あらゆる価値観が変化していく現代社会の中で、待ったなしの新しい価値観への模索が続けられています。友峰和尚より

大安禅寺 境内にて

文建協 高木氏とともに

 

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