和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第595話 】
2015年 04月 05日 談

満開の桜の花も今日はあいにくの雨風にさらされて花吹雪となって散って行きますが、それはそれでまた風情があります。「散る桜 残る桜も 散る桜」という歌はいかにも無常観溢れる言葉なれど、その無常観こそがまた次の開花への希望を持たせてくれますから、古来より「さくら」は常に人々の心を引き寄せて止まないという事なのでしょうね。そんな桜の舞い散る姿を横目にしながらの供養日となりました。午前中に御先祖と家族動物の霊供養が行われましたが、読経が終わるころには雨も上がり、大安禅寺を取り巻くソメイヨシノの桜並木も供養に参加しているが如く散華(さんげ)を繰り返しているようでした。

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四月八日は御釈迦様の御誕生日。仏教徒にとっては大切なお祝い日です。「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげゆいがどくそん)とはあまりにも有名な、御誕生後に間もなく発した言葉ですが、和尚も常に原点回帰の日々を過ごして参りたいと思います。さてこれからは次々と色々な花を咲かせていく時節、大いに心の花も咲かせて参りましょうね。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第594話 】
2015年 04月 04日 談
 IMG_5425アトリエにて、色紙書き / 大安禅寺

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暖かい陽気となった本日は、終日スケジュールが目白押しでした。早朝の菖蒲園整備に始まり、志納所に出すための色紙書き、そして県会議員選挙事務所での御挨拶、そのあとは浜町「香櫨園」での文房流晴心会野口翠智社中皆様の「ニューヨーク禅画墨蹟展・文房流茶華道展回顧写真パネル展」に行きました。足羽川沿いの千本桜も超満開で大勢の市民がお花見に来られており、「香櫨園」でも玄関に、桜花の生け鉢をはじめ野口社中皆様の見事な生け花が活けられていました。香櫨園様の伝統的建造物と相まって、素晴らしい雰囲気を醸し出しています。

 IMG_5488足羽川の千本桜 / 福井市

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香櫨園様にて

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野口美智子先生をはじめ、社中の皆様

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ニューヨークでの墨蹟展・茶華道展を振り返ってのパネル展示

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見事に活けられた花々

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ニューヨークの思い出の品々


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香櫨園の御女将、中出さまと

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和尚の墨書「遊戯三昧」とともに

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今年は花見は出来ないかと思いましたが、素敵なご縁を頂き「和尚感激!!」の一日でした。選挙事務所では久しぶりに衆議院議員・自由民主党政調会長、稲田朋美先生とお会いすることが出来ましたし、お寺では藤田責任役員総代、中村修二社長、斎藤公一表具師、そして香櫨園では野口先生始め多くの社中の皆様とも久しぶりにお会いすることが出来ました。どうやら人とのご縁に融合した一日だったようです。

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大安禅寺にて、藤田通麿総代様、中村修二社長様、斉藤公一表具師様と

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昨日までの坐禅研修会の緊張感とは真逆の、ゆったりとした時の流れの中に心身を置きました。それにしても毎年思いますが、満開の桜並木を歩くのは、本当に心が和みますね。文句なしです。桜見物の人々の笑顔を見ていますと、尚更のこと嬉しい気分になるものです。「桜花春風に舞う」大いに堪能したいものですね。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第593話 】
2015年 04月 03日 談

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朝課のようす

新入社員坐禅研修も二日目。午前4時半の起床で、5時過ぎから行われる朝のお勤め(朝課)は実に気持ちの良いものです。朝方は気温もぐんと上がり暖かい風が吹き込む本堂で、研修生と共に読むお経はまた格別なものが有ります。読経後の坐禅、そして、鶯の声が響き渡る中での瞑想もまた「洗心」の一語に尽きますね。

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華蔵寺副住職による、早朝の坐禅 / 枯木堂にて
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斎坐(昼食)で「食事五観の偈」を唱和しているようす

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新入社員の皆さんに向けての法話

新入社員の皆さんにとっては全てが初体験だと思いますが、一所懸命に精進している姿はなんとも初々しく頼もしく思ったものです。毎年繰り返される研修会では有りますが、和尚もまた新入りで入門した時の心境に戻れることを嬉しく思います。皆様も是非いちど、大安禅寺で坐禅研修に参加してみませんか? 結構、世界観が変わりますよ! そういえば「自分が変われば世界が変わる」なんて言葉を見たことが有ります。

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この季節はまた人事異動の時期のため多くの方がご挨拶に来てくださいます。今日も地元の学校の新任先生や銀行支店長様のご挨拶を受けました。四月はやはり新しい風が吹く季節のようです。
今、福井市浜町「香櫨園」にて、昨年ニューヨークで開催された「禅文化墨蹟展・文房流華展回顧写真パネル展」が桜まつりに合わせて開かれています。和尚も一度お訪ねしたいと思っています。前に進むもよし。過去を振り返るもよし、自分を見つめるもよし。四月は心の季節と心得て、大いに「遊戯三昧」と行きたいものですね。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第592話 】
2015年 04月 02日 談

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薔薇園の手入れ / 大安禅寺にて

今日と明日の二日間に渡っての新入社員坐禅研修会が始まりました。「禅寺の面目」とでも言いましょうか、それとも「活人剣」とでも言いましょうか。人づくりの為の修練は和尚にとっても望むところです。社会人としての第一歩は、「謙虚な気持ち」から出発して欲しいと思います。多くの会社が禅寺での研修に期待するものは、極々当たり前の礼儀作法と、日頃から自分を見つめる姿勢で有るかと思います。なるほど、一泊研修のカリキュラム内容は只ひたすら自己との対話でしかありませんね。和尚も気合を入れて臨んでいます。

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それと並行して、花菖蒲園整備にも力を注いでいます。土さん花さんとの対話です。シルバー人材センターからの応援組の女性の皆様も頑張ってくださっています。今年は菖蒲の成長も薔薇の成長もなかなか順調です。どんなものも思いを掛けた分だけ答えを出してくれますから、花の成長は嬉しくなってしまいます。‏

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研修指導の合間を縫っての農作業、実に爽快です。心の充実こそが生きがいを感じるというものです。さて、明日は午前4時半起床です。禅寺はやはり「己事究明」の場であることを心に念じて指導に当たりたいと思います。新入社員の皆様、頑張りましょう! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第591話 】
2015年 04月 01日 談

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和尚には孫が四人いますが、すべて女の子です。春休みということで大阪に住む外孫を預かっていますが、これはもう言うまでも無く、可愛くて可愛くてついつい甘やかしてしまいますが、本当にどうしようもない事です。法務から離れて、今日は妻の助けを得て孫サービスに外出しましたが、和尚は4時間ほどでダウンしてしまいました。孫を持つ者なら誰もが経験する気配り疲れ!ですね。我が子の子育ての時にはそれほど子供に気を使った覚えもありませんが、孫となると極めて気を張るものです。仏法の世界はあるがままですから、「いい爺ちゃん」をそのままに、あるがままに演じきった感があり満足しています。

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このことは和尚の家族のみならず、春休みとあってさすがにショッピングモールは「じいじ・ばあば、孫組」のラッシュで、この組み合わせが多数を占める様相でしたから「やっぱりね!」って感じでした。いつもの和尚の生活リズムとは全くかけ離れた異次元の行動パターンでしたが、なかなかどうして楽しいものでした。

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そんなわけで、終日雨模様となった4月1日はエイプリルフールでしたが、誰に騙されるわけでもなく平穏な一日でした。臨済録中に「無事是貴人」の言葉が有りますが、真にその通りにて、「無事」の二字ほど心安らぐ言葉は他に有りません。「汝求むることなかれ、ただあるがままで有れ」、そんな「無事」の心境と「孫守り」の心境は、仏の悟りの心境そのものですね。明日から新入社員研修会が始まります。あるがままに、研修指導に臨みたいと思います。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第590話 】
2015年 03月 31日 談

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旧参道の石段を掃除する世話方さん達

4月を目前にして気温もぐんと上がり気持ちの良い一日となりました。桜の開花宣言が出されましたが、大安禅寺はまだまだつぼみ状態で開花が待たれます。

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今日は昨日に引き続いて、境内の整備と掃除をしました。時折の突風で砂埃が舞い上がり、スギ花粉に黄砂、pm2.5などからか、喉の奥がヒリヒリ痛むなかでの外掃除。雪解けの後の荒れた地面を整備するのはなかなか骨の折れる仕事ですが、掃除とは本当に気持ちの良い作業ですね。

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花菖蒲園の手入れ

月末ということもあって、参拝する人も無く静まり返った堂内を温かい春風が吹き抜けて行きます。今日からは花菖蒲園の整備も始まり、6月の「花菖蒲祭」に向けて和尚も日々、花との対話が始まろうとしています。毎年花を咲かせる為には大変な苦労を伴いますが、その苦労こそが見事な花の開花につながって行くようです。

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住職の仕事は「十の仕事」と承知しています。所謂「十職」ということです。なんでも出来なければ説法など出来たものでは有りませんね。‏大安禅寺のような大寺こそ、和尚に最適の修行場であると有りがたく感じ取る毎日です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第589話 】
2015年 03月 30日 談

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大安禅寺の参道にて

またまた今日もお掃除から出発です。先日、寶勝寺玄関の引き戸がひどく汚れているのに気付き、ピカピカにお掃除しましたら途端に大勢のお客様が入って来られました。お掃除か所として、玄関は最も大切な場所です。

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世話方さんによる「渓仙舎」の屋根掃除

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昔、親が口を酸っぱくして子供に教えたお掃除や履物を揃えるなどのことが、どういうわけか最近は風化しつつあるように思います。「親の意見となすびの花に 千に一つの無駄はない」なんて言われましたから、きっと深い意味があるに違い有りません。今いちど親から言われてきた事を思い出し、履行してみますと、なかなかどうして全てがスムーズに進んでいくように思います。勿論、修行道場でも掃除は徹底的に仕込まれましたが、それは修行だと思っての行動。今は実生活での実践です。親からの言葉の一つ一つが合点できる今日この頃、皆様は如何でしょうか? 玄関は寺院の山門(産門)、トイレとお風呂は両手、台所が頭ということでしょうか。要するに、人間の身体の作りと寺院の伽藍配置が同じという事からしても納得です。皆様も何か困ったことが起きましたら早速にお掃除してみてくださいね。

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あっという間に一日が過ぎてしまいましたが、お掃除のほどよい疲れが体全体に広がって行くようです。今日は少し早目にお休みして、明日もまたお掃除に精を出したいと思っています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第588話 】
2015年 03月 29日 談

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閑静な佇まいの大安禅寺に居ますと、生活のなにもかもが違っていきます。アトリエに篭っていると、聞こえる音の一つ一つが新鮮で、遠い遠い昔の自分の心の故郷に戻って行くかのように思います。自然の発している音はあまりにもゆったりとしたリズムを伴って聞こえて来ますから、実に心地よいのです。古の僧侶達が深い山中に修行の場を求めた理由もここにあるのかもしれませんね。悟りとは自然と同化するところに有りますから、余計な詮索をまったく必要としない自然環境こそ、人間にとってかけがえのない心身の安住の場所だったに違い有りません。

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和尚の日々のブログも、寶勝寺に居る時と、大安禅寺に居る時とでは、ずいぶんと文章内容が変わってくることを感じます。孔子さまは、自分の住まいを何度も替えたとか。住まいの環境が、自分の心に重要な影響を及ぼすことへの配慮からだったと想像されます。昔の僧侶は、自分の修行場を全国に行脚しながら求め歩いたそうですが、そのことも納得する今日この頃です。現代社会に生きる人々にとって住居の移動は至難のことですから、寺院境内の自然環境や堂内空間を心の癒しの場所として大いに利用して頂きたいものです。

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さて、ようやく暖かさを感じる本日は御法事の為、法務に専念しました。自分の唱える読経もまた虚空の如く、霊魂と融合したおおらかな気持ちで唱えることが出来ました。幽谷の大安禅寺境内に鶯の声が響き渡る、幸せな気分に浸った一日でした。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第587話 】
2015年 03月 28日 談

気温が上がると体の動きもスムーズになって行くのが体感できます。所謂、若い頃はそんなことは意識だにしなかったのに、加齢とともに如何に人間は自然の営みと共生しているかと実感として捉えられるものです。と言うより人間そのものが自然の一員にしか過ぎないという事なのかもしれませんね。寶勝寺での寺生活は大安禅寺でのそれとは全く正反対で一日の運動量も少なくあまり健康的とは言えませんが、高齢の住職には丁度良い広さなのかもしれません。運動不足を補うためには寺町を散歩するのが最善の策のようです。

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土曜日の今日も朝からウォーキングを兼ねた観光客の方が寺町周辺に多く見受けられますが、金沢の有名な観光地は市内に集中している為、歩いて見て回るのが一番です。ニュースでは北陸新幹線がガラガラなんて言っていますが、どっこい実際には昨年より寺町周辺は観光客がぐんと増えているように思います。兼六園や東茶屋も例年より賑わっていますし、これからが花見のシーズン、ちょっと心配ですね。さて、和尚は黙々と皿洗いに集中? いやいや寺カフェのお手伝い程度ですが、最近は来訪者も結構増えてきましたので接客にあたっています。4月上旬は大安禅寺での法務となりますので、御用のお方は福井を訪ねてくださいね。皆様のご来寺をお待ち申し上げております。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第586話 】
2015年 03月 27日 談

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白山連峰に朝日が昇る様は絶妙で、思わず合掌してしまいます。寶勝寺の山号を「太白山」と付けた理由もここにあったかと思います。理屈抜きに敬虔な気持ちに誘われるものですね。思うに、もし太陽が昇って来なかったら人生一巻の終わりですからなんて。歳を経ても山登りをされる「山岳愛好家」が多く見受けられるのもきっと、一度味わった神聖な感覚が自分の心を常に呼び覚ますからであろうと想像します。ところで、真に残念なことに、和尚は日本百名山をこれまで一度も登ったことが有りません。とは申しましても一度だけ、新穂高岳のロープウェイで山頂近くに降り立ったことはありますが、お話になりませんね。

DSC03130 (363x500)大安禅寺の鐘楼から白山連峰に朝日が昇る様も見事です。日本人の心は常に太陽と共にあることは、日常会話がお天気の具合から始まることからして歴然です。そんな素晴らしい夜明けを体験した本日、空気も澄んで、春の匂いが犀川に沿って漂ってきました。雪解けの春水の匂い、桜木の匂い、人々の春を待つ匂い・・・。自ら心の安らぎを求めるまでも無く、自然はあちこちから安らぎを運んでくれています。妻との電話の会話も俄然、花が話題の中心となって行きます。東京から薔薇の苗木が送られて来て、今、植樹に精を出しているとか。和尚も大安禅寺の花菖蒲が気がかりですよ。

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そんなことを思っていたら、文房流晴心会の野口美智子様から、福井市浜町・香櫨園で4月に開催される「ニューヨーク個展回顧華展」についてのお電話を頂きました。どの話題も「華」でした。はなはだ恐縮ながら長々と書いてしまいました。このところ、和尚のブログは気合に欠けておりますことお許しください。皆々様にはどうかくれぐれも、お元気にお過ごしいただきたいと切に念じております。友峰和尚より

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