和尚のちょっといい話
NHK大河ドラマ「どうする家康」の視聴率をアップするには「どうする!」とどなたかが叫んでいましたが、どうするも、こうするも、常に頑張るしかないのです。人生は「刻苦光明必ず盛大なり」で、楽をして実を得る事など有りえないのがこの世の中。和尚の人生の座右の銘は「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」ですから、先ずは自分の心と身の回りのお掃除を徹底して実践することが「どうする?」の答えになるかと思います。
五色の旗がたなびく ふれあいパーク霊苑管理事務所入り口
苑内の 鮮やかな新緑
ひとくちに“掃除”と言っても「どこを掃除したらよいですか?」と聞かれますから、「玄関・台所・トイレ・風呂場の4か所が重要ですよ!」と答えています。当然の事ながらすべての場所の掃除が求められますが、この4か所を毎日怠らずに徹底して掃除すると気分が爽快になり、悩みが消え、勇気が湧いてくるのは間違いなし。いずれの箇所にも神仏が皆様の身命をお守りくださっている清浄な場所だからです。
五色の旗と国旗が掲揚されている 境内
野菖蒲のつぼみ が 伸び始めました
禅宗寺院では、玄関には「韋駄天神」、台所には「大黒天神」、トイレには「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう」、風呂場には「跋陀婆羅菩薩(ばったばらぼさつ)」がお祀りされており、修行道場に於いては朝の勤行の際に読経諷経が行われています。心配事や悩み事が生じた場合には直ぐにこの4カ所の掃除を徹底して実践してみて下さい。必ずご利益が現れます!!
喫茶室にて 「 一華 五葉を開く 卯図 」
さて本日は3か月検診のため病院に出向き血液検査と主治医からの問診を受けましたが、順調に回復しているようで有難く感謝しています。身体の健康の源は食事管理と運動励行に有り!ですから、これも掃除と心得て更に丈夫な体作りに専心して参りたく思います。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
最近の天候は変わりやすくまた朝夕の気温の差も激しいため、くれぐれもお気をつけてお過ごし頂きたいと思います。今日なども午前中は清々しい晴天でしたが午後からは強風が吹き荒れる始末で、観光客の方も天候に戸惑いながらの旅行となっているようです。
本日は月曜日とあって落ち着いた寺カフェ風景でしたが街なかは多くの観光客で賑わいを見せており、ニュースで報道されているように金沢市内にも外国人観光客が多く見受けられました。
㈱ココ・プランニング 川面専務と懇談しました
明後日から5連休となるわけですが、皆様は如何お過ごしでしょうか? 和尚にとって連休を利用した家族での旅行も遠い昔の話となり、今では子供達もそれぞれに家族を持ち隔世の感を思います。連休中の過ごし方も人それぞれだと思いますが、ご家族揃って車で遠出をされる方はくれぐれも運転等には気をつけて、十分に休息を取りながらお出掛け頂きたいと願って止みません。ご用心!ご用心!ちょっと一服!リラックス!ですね。
ゴールデンウィークに向けて 志納所の模様替えをしました
さて今日はお檀家様の月参りに出向きましたが、追善供養の読経中は実に心安らかでした。明日は久しぶりの検診日!今のところ順調に回復していると思います。一にも二にも健康ほど有難いものは無いですね! 感謝!感謝!の毎日となっています。どうか皆様にはお健やかにお過ごしください。友峰和尚より
5月を目前に 静かな寺カフェ
ゴールデンウイーク中に里帰りされている方も多いようで、卑山ふれあいパーク霊苑にも多くの方が墓参に来られていました。昨日とはうって変わって静かな寺カフェ風景となりましたが、連休の本番は3日からということで「嵐の前の静けさ」といった感じです。それでも金沢市内観光を楽しむ家族連れの観光客がゆっくりとカフェを楽しんでいる姿はなんとも微笑ましい光景でした。
ふくらみはじめた バラのつぼみ
午前中には墓前開眼供養が修業されましたが、とにかくこの時季の草木の緑の美しさと初々しさには圧倒されるものです。時々参詣者の方から草花の名前を聞かれるのですが、おおよそ120種類の名前を覚えるのは難しく職員に花の名前のプレートを立てるよう指示しました。
「 一華一葉活如来 」 渓仙 書
㈱ココ・プランニング 川面専務と清野さん が来寺くださいました
さて皆様はこの大型連休をいかがお過ごしでしょうか。ニュースでは、今年は海外より国内旅行をされる方が多いとか。お時間ございましたら是非寳勝寺カフェにお立ち寄りください。心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より
「 薫風 南より来る 」 渓仙 書
ゴールデンウイーク初日の土曜日を迎え、午前中よりカフェ利用の家族連れの観光客の方が次々に来られコロナ禍以前の風景に戻りつつあるようです。気温もここに来て上昇し日中は24℃と過ごしやすく、時折爽やかな初夏の風が境内を吹き抜けウオーキングするにも最適の気候となりました。長い間コロナ禍にあって大型連休中も外出を控えてきただけに、マスク不要の外出に本当に身も心も解放され休息を心ゆくまで楽しんでいる風景には本当に嬉しく感じたものです。午後からも賑わいを見せた寺カフェでしたが、明日からも多くの観光客で活気を見せることと思います。
少林寺檀信徒 中山様の御家にて
さて朝一番に少林寺お檀家中山家の月参りに出向きましたが、御当主の中山八郎氏は現在健康上の理由から施設にお住まいですが、本年の3月19日の誕生日に満100歳を迎えられこの度大本山妙心寺より記念品と寿詞を少林寺総代でも有る御子息の光博氏にお喜びのご挨拶と共にお渡しいたしました。令和4年9月の敬老の日には、岸田文雄内閣総理大臣並びに馳浩石川県知事からも祝賀状と記念品が同じく贈呈されています。
人生100年時代とは申せ、百歳の齢を迎えるというのは素晴らしいことであると思います。今後も益々ご健勝で長生きされます事をご祈念申し上げております。和尚はまだ75歳ですから「若い!若い!」今後は100歳を目指して更に精進して参りたく頑張って参りましょう。中山八郎様、100歳おめでとうございます!! 友峰和尚より
午前中 少林寺本堂にてお檀家の桑島様とともに
まもなくゴールデンウイークに入りますが、何故に「ゴールデン(黄金のような)」と言うのか不思議でしたが昨晩のテレビ番組でガッテンしました。諸説あると思いますが、アメリカ・コロラド州にゴールドリバーという川が有り、その川では4月下旬から5月上旬に砂金が沢山採れるため、多くの市民が砂金取りをしたことから「ゴールデンウイーク」と命名されたそうです。本当かどうかは別として、今年は長い人では9日間の連休となるそうですから正に「黄金のような休日」と言えそうで、和尚は真逆で連休中は法務多忙の様相で精進の日々となりそうです。
桑島家先祖代々の墓所をご案内していただきました
宗猷寺様御夫妻 ならびに 長蔵寺様御夫妻 が来寺くださいました
さて、本日の午前中には少林寺お檀家の桑島様が年忌法要の打ち合わせに来寺され、引き続き少林寺墓域に出向きお墓の現地確認をしました。午後からは岐阜県高山市の臨済宗妙心寺派寺院・宗猷寺様御夫妻並びに美濃市・長蔵寺様御夫妻が来寺くださり、短い時間ではありましたが久しく歓談することが出来、お訪ね頂いたことを大変嬉しく思いました。
夕方には片岡会計事務所職員による会計監査が行われ、また卑山お檀家の安田様も来寺くださるなど多忙な一日となりましたが、お寺は人との御法縁を結ぶ場所だけに本当に有難く充実した一日を過ごす事が出来たようです。
ごいっしょにお釈迦様の聖地インドを旅した時の写真を ご覧になっているところ
仏陀説法の地 霊鷲山(りょうじゅせん) にて
寳勝寺御檀家の 安田様とともに
寳勝寺の会計監査が行われました
「出会い ふれ合い 和み合い ゆくゆくお互い 拝み合い」をモットーに多くの方々とのご法縁を広げて参りたく思います。どうぞ皆様の御来寺を心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より
ブルー・ベル / 少林寺境内にて
昨日おこなわれた、石川県文化財保存修復工房での視察のようす
昨日は石川県文化財保存修復工房に出向き、現在、重文・大安禅寺諸堂修復工事に伴い修復が行われている本堂内の襖と襖絵を工事関係者と共に視察しましたが、折も折、昨日夕刻の地元福井のローカルニュースで、「大安禅寺所蔵の福井藩お抱え絵師・狩野元昭筆の襖絵」はじめ「久隅守景筆六曲一双屏風」など10点が福井県指定文化財に認定されたと報道されました。
寺には福井藩歴代藩主より多くの重要美術品が寄贈されており、今回の諸堂修理工事に合わせ襖などの修復が工房で進められています。宝物類は現在、福井市歴史博物館に移転保管されており作品の調査が行われていますが、建造物のみならず収蔵品も重要文化財級の物が多く保存されているため修復された宝物は今後一般公開される事になっています。
「 明歴々 露堂々 < めいれきれき ろどうどう > 」
さて良い天気に恵まれた一日となりましたが、和尚は終日自室に籠って書簡の作成に当たりました。筆を持つといっきに気持ちが引き締まる思いで一杯になります。今やパソコンからメールを送る時代ですが、やはり自筆で綴る字体には温もりを感じるものです。書ける間は頑張って手紙は墨書して届けるように心掛けて参りましょう。友峰和尚より
「大安禅寺諸堂修理保存工事・第50回定例会議」 / 宝勝寺 応接室にて
冷たい雨の降りしきる朝を迎えましたが、皆様に於かれましてはお元気にお過ごしでしょうか? 朝方の気温が10℃と再び2月上旬ごろの気温となり、冬の衣服に逆戻りの毎日となっています。
本日は午後より、「大安禅寺諸堂修理保存工事・第50回定例会議」が宝勝寺で開催され、会議後は石川県文化財保存修復工房のある石川県立美術館に視察に出向きました。重文建造物内の襖図や建具の痛みも激しく修理保存工事に合わせて襖絵などの修復が進んでおり、本日はその修復現場を訪ねました。
文化財建造物保存技術協会ならびに福井県文化課の方々
松浦建設㈱ 職員の方々
石川県文化財保存修復工房にて
現在修復が行われている 大安禅寺本堂のふすま絵
本堂の襖絵は大安禅寺創建当初の福井藩主松平家お抱え絵師・狩野元昭作で、歴史的にも大変貴重な文化財です。また多くの重要宝物も工事期間中は福井市歴史博物館に移転保管されており、各作品の調査が行われているとの事でした。すべての作品が完成した折には時期を見て一般公開したいと願っていますので、どうかお楽しみにお待ちください。
福井藩主越前松平家お抱え絵師・狩野元昭作
終日雨模様のお天気でしたが、この時期の雨もまた風情があります。禅語に「雨滴声(うてきせい)」と有りますように、雨垂れの音もまた仏性そのもので心が落ちつくものですね。新緑の好時節、大いにリフレッシュして参りましょう!! 友峰和尚より
金沢港クルーズターミナルにて
アメリカ大リーグ・WBC侍ジャパン選手達のその後の大活躍が報じられている中、福井市出身の吉田正尚選手が23日のブルワーズ戦で満塁ホームランを放ったのに引き続き今日のオリオールズ戦では3打席連続安打を放つなど4番打者としての存在感を見せつけており、同郷人として大変嬉しく思います。
大型クルーズ客船クイーン・エリザベス号
大型連休を目前にしてかなり多忙な法務スケジュールが組まれているため、本日はリラックスタイムデーと位置付けて金沢港に出向き、大型クルーズ客船クイーン・エリザベス号を見学に行って来ました。
90900トンの巨体で長さが294メートルあり、乗客定員2081名という正に巨大ビルが浮いている感じで圧巻でした。今年は今後も次々に入港するそうで、金沢市内各観光地は国内外からの観光客で賑わいを見せることと歓迎ムード一色となっています。
釜山~金沢~秋田~横浜 | 公式/歴史と伝統を誇るラグジュアリー・クルーズライン (cunard.jp)
連休を利用して故郷に帰省し祖霊供養や年忌法要をされる家も多く、卑山でも久方ぶりに連日墓前供養と法要が予定されています。各寺院於いては国民の休日が最も法務多忙となり同時に布教活動の大切な場ともなりますから、頑張って精進して参りたく思っています。ご家族皆様にはお気軽に御来寺頂けたら幸いです。時節柄くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
2019年4月18日よりフランス・サンリス市で開催された「アートサクレ芸術祭」に日本の禅僧として、茶華道展で長年御縁を頂いている文房流晴心会・野口翆智先生はじめ支部の皆様14名とともに招待され、約10日間に渡り墨蹟禅画展並びに茶華道展を開催してから約4年の月日が流れました。
墨蹟大書 / サンリス市 聖ピエール教会
坐禅会 / サンリス市 聖モリス教会
会期中には墨蹟大書や坐禅会また野口支部の皆様による御茶会やいけばなの実演、ワークショップが行われましたが、当時の記憶をたどれば4月26日にゴールデンウイークに合わせて帰国した後は時差ボケと戦いながら連休中の慌ただしい日々を過ごした事を思い出します。
文房流晴心会野口支部 御茶会 / サンリス市 聖ピエール教会
いけばなの実演
いけばな ワークショップ
またその年の年末頃から新型コロナウイルス感染の報道がなされ、2020年の東京オリンピック開催が延期になるなど今日までコロナ禍の困難な社会状況が続き、最近になってようやく約4年前の普段の生活に戻りつつあるようです。しばらくの間は墨蹟展も開催出来ませんでしたが、ここ数年内にはもう一度計画したいと願うばかりです。
さてまもなく大型連休を迎えますが、県外からの観光客も外国人の方も含め急増傾向にあるようです。卑山寺カフェもしっかりと受け入れ態勢を準備してお客様との触れ合いを大切にして参りたいと思います。皆様も連休中には是非ご家族連れで御来寺くださいますよう心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より
アートサクレ芸術祭 御茶席の生花 / 文房流晴心会野口支部 2019年4月
本日の 大安禅寺バラ園 のようす
今年は桜の開花が例年より随分早かったように、全国的にすべての花に於いて早く咲いているようです。自坊の薔薇園でも妻の手によって日々整備が続けられていますが既に蕾が大きくなっているそうで、卑山ふれあいパーク霊苑内の薔薇も本日より開花を始めたとの霊苑スタッフからの報告を受けさっそく撮影に出向きました。霊苑内には幾種類もの薔薇の木が植えられており、墓参に訪れる方々の心を慰めるかのように色とりどりの見事な花を咲かせています。
大安禅寺にて 毎年見事な花を咲かせる モッコウバラ
開花の時季に向けて 日々整備が続けられています
宝勝寺ふれあいパーク霊苑にて
本日 苑内のバラが咲き始めました
本日も墓前供養が修業されましたが、苑内は初夏の草花がいっせいに咲き誇りまた木々の葉も緑を濃くし、まるで極楽浄土を現出しているかのようで、カフェ利用のお客様も帰り際には霊苑内を散策しながら季節の草花を愛でていました。
時折強く吹く風さえも心地良く、ウグイスの啼く声は絶妙でどこまでもどこまでも穏やかそのものです。「極楽は 東に有らで 西に無し 来た(北)道探せ みんな身(南)に有り」 ごもっとも、ごもっとも 友峰和尚より