和尚のちょっといい話
鎮守堂周辺の掃除をしました
初夏の風情が境内一帯に広がりを見せていますが、皆様にはお健やかにお過ごしの事とお喜び申し上げます。自坊の大安禅寺に帰山すれば待ち構えているのは外作務で、昨日に引き続き鎮守堂周辺の掃除に集中しました。ブログをお読みくださっている方々には実に退屈な話題で申し訳ないのですが、和尚にとっては気持ちの良い事この上なく「とってもいい話」なのです。
連休中は日々お経三昧だったのが今は掃除三昧で、身体を動かすためには掃き掃除はうってつけの運動といえます。てんこ盛りの杉葉(落ち葉)を燃やすときの匂いが和尚は大好きで、煙に巻かれる時が最高です! 変な話ですが杉葉の燃える匂いは独特で、森の匂いを強く感じます。
もくもくと沸き立つ 杉葉の燃える煙
午後からは斎藤公一さんと菖蒲園の土手刈りをしましたが、こちらも何十年も慣れ親しんだ作業ゆえに本当に気持ちのよいものでした。
爽やかな青空のもと 菖蒲園内の土手刈りをしました
山の自然はいいですね! 作業中には観光客の方々が寺院より約300メートルほど登った場所にある松平家廟所へと歩いて行かれましたが、花の季節を迎え大安禅寺にも少しずつ観光客が戻って来たようです。さて明日は寳勝寺に帰山予定ですが、今月は福井と金沢を往復する日々が続きそうです。友峰和尚より
大安禅寺 庫裡横の木小屋にて
快晴となった本日午前中より工事関係者方々と一斉に木小屋の整理に入りましたが、なにしろ50年以上保管して来た需要な品物だけに慎重に仕分けしながらの作業となり整理に終日掛かってしまいました。
古い電化製品や家具など 50年以上前の製品も
中には創建当初の什器類や台所用品など歴史あるものも含まれているため、廃棄処分するかどうかの決断が求められました。本来なら全て残して保存しておきたい気持ちは山々ですが、移転収納場所も確保しなければならず悩ましい判断を迫られたものでした。
午後より 花菖蒲園の整備に取り掛かりました
斉藤公一さんです
午後からは花菖蒲園並びにバラ園周辺整備に入り、毎年加担くださる斎藤公一さんも加わってこちらも夕刻までには目途がつき明日も引き続き作業予定となっています。
いずれにしても久しぶりの野外仕事となり、足腰がガタガタと震える始末! 気がつけば作業に加担くださっている方々の中で和尚が一番長老でした。もはや戦える年でも有りませんが、歴史ある保存物の仕分けには欠かせない生き字引的存在ですから止むを得ませんね。
大安禅寺御用達 小森庭園の末政さんと
今日は思い出の品がいっぱい発見出来た一日でもありました。今の世の中は「断捨離」を推奨していますが、「修復保存」も大切な事だと思います。本日は本当にご苦労様でした。友峰和尚より
初夏の風情ただよう 大安禅寺の空
連休中の法務を無事終了し、安堵感からか疲労がどっと押し寄せ身体の怠さを覚えながらの朝を迎えました。今日は移動日となり、自坊の周辺整備のため午後より帰山しましたが、到着後はすぐに工事関係者の方々との現場打ち合わせとなりました。明日は花菖蒲園の園内整備を予定しており、限られた滞在時間内での急ピッチの作業となりそうです。
大安禅寺修復工事にともなう 周辺整備の現場打ち合わせ
心配された天気ですが、明後日までは快晴が続くという予報で安堵しました。ほとんどが屋外での仕事となるため早朝から取り掛かりたいと準備しています。
大型連休では連日法務遂行が中心だったこともあり、身体を動かす機会が少なく運動不足が心配されましたから、明日からの外作業を楽しみにしています。幼少の頃から稲作や畑仕事に林業、炭焼きなどをしてきたこともあって、身体を動かす仕事は和尚の得意とするところです。
文化財建造物保存技術協会、松浦建設㈱ の 皆様とともに / 鐘楼にて
さて頭の疲れを取るには体を動かす事が一番です! お経三昧の日々から作務三昧に切り替えましょう!! 愚図愚図していると人生すぐにおしまいです! 人間万事如意!!頑張って参りましょう! 友峰和尚より
沙羅双樹のつぼみが出てきました
ゴールデンウイーク明けの月曜日を迎え、朝方は小雨模様の天気でしたが午後からは雨も上がり本当に爽やかな一日となりました。午前中には卑山お檀家・嶋﨑家の満中陰忌法要後に野田山霊苑へ出向き納骨の儀を修業し、午後からは卑山霊苑での墓前供養を修しましたが、初夏の風とともにウグイスがしきりに鳴き、言葉では言い表せない程の法悦を感じ取ったものでした。
霊苑内で ウグイスの声がこだましています
本日も 墓前での御供養諷経を修業いたしました
苑内の薔薇の花が八分咲きになっていますが、自坊からは妻が整備する薔薇園の現在の様子が送信されて来ており、実に見事な生長を見せているようです。大安禅寺の薔薇園は今から約10年程前に妻が手掛けたもので、花菖蒲や紫陽花とともに5月から6月にかけ多くの観賞者で賑わいを見せています。薔薇の手入れは実に難しいそうで、妻と一緒にお手伝い下さっている方々の努力で毎年見事な花を咲かせています。
家内が整備している 大安禅寺のバラ園 (2023年5月4日頃のようす)
モッコウバラが咲き始めています
さて連休中には県外からも多数参詣されての墓前供養が営まれましたが、全ての法務を無事に円成することが出来て安堵しました。今日からマスク不要という事になりましたが、油断することなくコロナ感染防止に更に務めながら法務遂行に専心して参りたく念ずるものです。友峰和尚より
早朝より雨の降りしきる連休最後の日曜日となりました。5月のことを「さつき」とも言いますが、「五月雨」と書いて“さみだれ”と読むように陰暦では5月は雨の降り続く長雨の季節で、ビジネスで使われる「五月雨式(さみだれしき)」とは「物事が一度では終わらずにダラダラ続く事」を意味し、いかにもこの時期の雨の降り方を模したものです。
カヤツリグサ と 睡蓮 の 水鉢
和尚的には幼少の頃から雨が好きで、雨だれの音を聞いているだけで心が休まるのを覚えます。もとに戻りますがこの「五月」を「皐月」とも書くように、「皐(さく)」は“水際”とか“水”を意味しますから、5月は田植えのシーズンで作物を植える月という意味で「さくつき」から「さつき」と呼ぶようになったそうです。ふむふむ!そうだったのか!と合点しますが、今は新緑の好時節! 本当に青葉若葉が目にしみる新緑の見事な季節! 我々の身も心もリフレッシュする気分になるものです。
恵みの雨を受けて 次々と開花するバラ
さて大型連休も今日が最後となりましたが、降りしきる雨のなか墓前での開眼供養が修業されました。県外から多くの観光客を迎えた寺町界隈も今日はもとの静けさを取り戻したようにひっそりとした佇まいを見せていました。和尚の法務遂行は今後もまだまだ続きますが、いちど大休息したいと願う今日この頃です。友峰和尚より
「 閑 日 」 渓仙 書
昨日の午後2時40分ごろに石川県珠洲市で発生した震度6・5強の地震ですが、その後多くの方々からお見舞いメッセージを頂き感謝申し上げます。珠洲市での地震はここ数年断続的に発生し、地元の方々には本当に心労の多い日々の生活が続いており大変気の毒に思います。
昨日は卑山寺カフェでも多くの県外からのお客様が寛いでおられましたが、地震発生と同時にテーブルの下に身を潜める方もおられ本当に驚いたことと思います。幸いに卑山建物は耐震補強工事が施されており安全ですが、近年頻発する地震に対して避難通路の確保や表示を改めて見直す必要性を感じたものです。時間が経つにつれ被害状況が明らかになってきましたが、被災地の皆様には心より地震のお見舞いを申し上げます。
本日も 霊苑での御供養諷経を修業いたしました
連休を利用し、ご遠方からのご親族様も多く参列されています
墓碑に寄り添うように咲く バラの花々
さて大型連休も明日までですが、本日も休日を名残惜しむかのように家族連れの観光客の方がカフェを楽しんでいました。午前午後とも墓前供養が修業されるなか園内の薔薇はいっせいに開花を始め、絶景のシチュエーションとなりました。実に見事です!美しいです!初夏を迎え薔薇の香りが無限に広がりを見せる宝勝寺ふれあいパーク霊苑に是非ご参詣ください。急激に気温が上がり体調管理に苦労しますがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
夕刻 福井より来寺くださった 酒井様 と懇談しました
5月5日は子供の日ということで子供連れのご家族の方が多く来られた本日のカフェでしたが、息子夫婦も福井より法務の加担に合わせ、孫達も一緒に寳勝寺に遊びに来てくれました。午前中には年忌法要が本堂で営まれましたが、子供の日を考慮して法要中も開業させて頂きました。
年忌の御法要が修業されました
新命副住職が 維那として法要に出頭しました
御家族の皆様とともに 墓前諷経を修業いたしました
大型連休もあと2日間を残すのみとなり金沢駅は帰省ラッシュで大混雑とのニュースが流れていましたが、突然携帯電話から緊急地震警報が鳴り響き石川県珠洲市で震度6強の地震が発生したとの通報でした。あいなくグラグラと建物が揺れ始めカフェ利用の観光客の方も思わずテーブルの下に身を屈めたとか!本当に驚きました! 孫達と共に法務の加担に来ていた新命副住職も直ぐにお客様の無事を確認に行きましたが、ちょうど孫達が買い物から帰って来て口々に「ビックリした!怖かった!」と騒いでいました。
初夏の花々が咲き始めた ふれあいパーク霊苑
ベルフラワー、アリッサム
今日は令和5年の5月5日と数字が「555」(ごーごーごー)と縁起の良い記念日となったので御朱印も人気が有りましたが、突然の地震のニュースで本当に驚いたものです。被災地の皆様に於かれましては無事である事を心より願っております。また大型連休中での自動車事故のニュースを見るたびに心が痛みます。ご家族が無事に帰省されることを只管祈る今日この頃です。友峰和尚より
夕方 息子夫婦と孫達とともに
多くの御家族が墓参に来られています / ふれあいパーク霊苑にて
金沢市内のどの観光地も人・人・人で大混雑の様相を見せた本日、宝勝寺カフェもコロナ禍前を彷彿とさせるほど多くの観光客で終日賑わいを見せました。午前午後とも霊苑内での開眼納骨供養が修業されましたが、その間も切れ目なくお客様が来られカフェのひと時を楽しんでいるようでした。大型連休を利用しての帰省ですが、本日の墓前供養では東京を始め海外のシドニーから参列されたご親戚の方もおられ、祖霊を想う追善菩提の御供養となったようです。
霊苑内のバラが咲き始めています
暖かな陽気のもと厳修された 墳墓開眼供養
ふたりしずか / 寳勝寺山門にて
午前中から気温も一気に上昇し、日中には23℃を超える夏日となり半袖姿のお客様も多く見受けられました。明日は「子供の日」ということで家族連れの方も多くカフェを利用される事を想定して子供向けのメニューを準備しておきたいものです。本当に久しぶりに見る活気ある光景ですが、マスク姿の観光客もずいぶん少なくなり徐々に平常の姿に戻りつつあるように思います。
紫 蘭
インスタグラムなどのSNSを通して宝勝寺・寺カフェの情報を書き込みとともにアップして下さっていますが、本当に有難く思っています。出会いの寺!心のふれあう寺!として大いに御来寺頂きたくお待ち申し上げております。頑張って参りましょう! 友峰和尚より
ゴールデンウイークも今日から5連休となり急に寺カフェ利用の観光客の方が増えましたが、それでもコロナ禍以前と比べると二分の一程度でしょうか? マスク着用が緩和されたこととワクチン接種証明書提示も不要となり、総じてリラックスムードの漂う笑顔いっぱいのカフェ風景で、そのことを一番嬉しく思ったものです。
御朱印書きに専念しました
旅の方々が持参される 色々な御朱印帳
本日は台所方を離れ終日御朱印書きに専念しましたが、近年の御朱印ブームは更に広がりを見せているようで一般のお土産店に於いても色々な御朱印帳が販売されています。自坊の大安禅寺では新命和尚の発案で月限定の特別御朱印が参詣者の人気を得、「御朱印の寺」としても知られて来ているようです。
大安禅寺にて
月限定の御朱印 令和5年 皐月
「 一日清閑 」
「 八風吹不動 」
「 風流一味禅 」
さて大型連休も後半に入り一層賑わいを増し、本当に久しぶりに見る家族団欒の光景を心より嬉しく思います。皆様に於かれましてはゆっくり寛がれておられますでしょうか? お時間御座いましたら宝勝寺カフェに是非御来寺下さい。友峰和尚より
スター・オブ・ベツレヘム
NHK大河ドラマ「どうする家康」の視聴率をアップするには「どうする!」とどなたかが叫んでいましたが、どうするも、こうするも、常に頑張るしかないのです。人生は「刻苦光明必ず盛大なり」で、楽をして実を得る事など有りえないのがこの世の中。和尚の人生の座右の銘は「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」ですから、先ずは自分の心と身の回りのお掃除を徹底して実践することが「どうする?」の答えになるかと思います。
五色の旗がたなびく ふれあいパーク霊苑管理事務所入り口
苑内の 鮮やかな新緑
ひとくちに“掃除”と言っても「どこを掃除したらよいですか?」と聞かれますから、「玄関・台所・トイレ・風呂場の4か所が重要ですよ!」と答えています。当然の事ながらすべての場所の掃除が求められますが、この4か所を毎日怠らずに徹底して掃除すると気分が爽快になり、悩みが消え、勇気が湧いてくるのは間違いなし。いずれの箇所にも神仏が皆様の身命をお守りくださっている清浄な場所だからです。
五色の旗と国旗が掲揚されている 境内
野菖蒲のつぼみ が 伸び始めました
禅宗寺院では、玄関には「韋駄天神」、台所には「大黒天神」、トイレには「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう」、風呂場には「跋陀婆羅菩薩(ばったばらぼさつ)」がお祀りされており、修行道場に於いては朝の勤行の際に読経諷経が行われています。心配事や悩み事が生じた場合には直ぐにこの4カ所の掃除を徹底して実践してみて下さい。必ずご利益が現れます!!
喫茶室にて 「 一華 五葉を開く 卯図 」
さて本日は3か月検診のため病院に出向き血液検査と主治医からの問診を受けましたが、順調に回復しているようで有難く感謝しています。身体の健康の源は食事管理と運動励行に有り!ですから、これも掃除と心得て更に丈夫な体作りに専心して参りたく思います。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より