和尚のちょっといい話
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本多町 瑞光寺にて
金沢市本多町の兼務寺院・瑞光寺境内裏山にある樹木が、民家の屋根を覆うほどに茂ってきたため、金沢市都市整備局・景観政策課職員の方の立ち合いのもと枝木伐採の打ち合わせをしました。金沢市内には多くの樹木が植えられていますが、いずれも景観政策課の指導のもと歴史的景観を保存するための努力が続けられているようです。
確かに瑞光寺の裏山は金沢城を中心とした城郭の一部で、当時は重要な土塁の役割を果たしていたように思います。四百年の時を経て樹木は大きく育ちそれを維持するのも至難の事で、当局では補助金制度を施行して樹木の保存に力を入れています。金沢を訪れた際には是非多くの樹木にも注目して頂ければと思います。
寳勝寺 霊苑改葬工事の様子
午後からは野町・少林寺にて法要が営まれましたが、こちらは杉苔の美しい霊苑が広がっています。寺町寺院群のどの寺にも杉苔の立派な庭があり、どうやらこの事も寺院の景観を守る為に一役買っているように思いました。日々、色々な発見があり、金沢市当局の歴史保存に対する並々ならぬ熱意が感じられるものです。古きものを大切にしながらまた新しい都市作りにも積極的に取り組む姿勢は全国の自治体も大いに参考になるのではないかと思うものです。法務のおかげで大変勉強になった一日でした。そう言えば、和尚の今年の法話テーマは「温故知新」でした。どうやらテーマに沿って日々ご縁が生まれて来るようです。友峰和尚より
最近、高齢者運転によるアクセルとブレーキを踏み間違えての交通事故が多発していますが、一刻も早く自動運転システム自動車の登場を願いたいものです。今から約11年前に開催された「愛・地球博覧会」では初めてトヨタ自動車がエコカーとしてプリウスを発表しましたが、同時に人型ロボットも展示されました。近未来の社会状況を想定しての登場でしたが、もはや世の中は超高齢化社会の加速によってさまざまな問題が浮上し、自動車業界に於いては「自動ブレーキシステム」を通り越して「自動運転システム車」の開発に力を注いでいるのが現状です。80歳以上の免許証保有者は現在約170万人おられるとか。手遅れにならないうちに対策を講じてほしいと思います。和尚もつい最近、運転中に対向車が中央分離線をはみ出してこちらに向かって来るので思わず避けましたが、やはりかなり御高齢の方でした。連鎖的に高齢者事故が発生する傾向が有るので、皆様くれぐれも安全運転を心がけて下さいね。これからは高齢者専用の安全な「高齢車」を発売して欲しいものです。さてさて今日は金沢での法務となりました。今夜は68年ぶりの、とっても大きなお月様「スーパームーン」が拝めるとか。残念ながら天気予報では雨! 今の和尚の年齢は68歳。今度見られるのは黄泉の国からになりそうです。友峰和尚より
北陸新幹線が開業して二年目を迎えようとしていますが、金沢市内の観光地は相変わらずの賑わいを見せているそうです。昨日は夕刻に小松空港に着き、リムジンバスで金沢駅に移動しましたが、駅構内は人・人・人で、以前の駅の雰囲気とは全く違って活気に溢れていました。
本日の生き生き法話のようす / 大安禅寺にて
一夜明けて、大安禅寺での法務遂行のため早朝に車で移動しましたが、流石に疲れました。まだ昨日の結婚披露宴の余韻が残るなかでの「生き生き法話」でした。つくづく現代社会の交通インフラの有り難さを感じたものです。百年前には想像もつかない事で、東京-金沢-福井間を数時間で行き来するわけですから本当に驚きです。特に驚いたのは飛行機で、小松空港から名古屋市上空までたった15分くらいで到達ですから、空を飛ぶ乗り物を発明した文明社会に感謝したいと思います。
さて、本日は御法話に御法事に御供養と、寺院の有るべき本分を全うした一日となりました。どの場にあっても人とのご縁を大切にしていきたいと思います。帰りの飛行機の中で、地上の風景を臨みながら「三千草木悉有仏性」と説かれた御釈迦様の言葉に納得し、 豆つぶのような家々が無尽蔵に広がり、キラキラと光る灯りが「後光」のように見えたものです。いつの日か多くの人が宇宙へ行ける時が来たら、空間に浮かんでいる地球の姿を見て大いに悟る事と思います。人間がものを見る立ち位置で、世界の見え方がずいぶん変わる事を現代文明は我々に教えてくれているようです。友峰和尚より
ホテルでの朝食にて
快晴の東京でしたが、気温はこの時期としては高く汗ばむほどでした。午前11時半より武藤崇志さん ひとみさんの挙式と引き続き行われた結婚披露宴に出席し祝辞を述べました。本当に久しぶりの結婚式出席で、とても新鮮でしかも幸せな気分に浸ったひと時でした。結婚披露宴っていいですね! 何度出席しても幸せな気分になるものです。初々しい新郎新婦の姿を見ていると昔の自分が懐かしくなります。
昨晩は武藤家ご両親、崇志さん、崇志さんのお兄さん夫妻そして中川美術館の中川館長様御夫妻と夕食を共にしながら歓談し、その後、それぞれが思い思いの字を寄せ書きしました。と言うのも、中川館長様が新郎の崇志さんに中国名産の硯と筆をお祝いの品として贈られた為で、本当に素晴らしい硯でした。書き心地が良く流石に本場の逸品を味わった感じでした。
揮毫される中川館長様
披露宴にて
さて、本日は新郎新婦の新しい門出を心からお祝いした素晴らしい一日を過ごすことが出来ました。崇志さん ひとみさん、末長くお幸せに! 友峰和尚より
東京の気温は8℃と聞いてしっかり着込んで来たものの、飛行機も屋外もビルの中も暖かく汗ばむ始末。やはり北陸は雪国だと改めて自覚しました。明日挙式される武藤崇志さん・ひとみさんの結婚式と披露宴に出席するため久しぶりに東京へ来ましたが、式場が増上寺に隣接するホテルとあって、前々より一度お参りしたいと思っていたので到着後すぐに参拝しました。
ご承知のように、徳川将軍家菩提所で有り、歴代将軍の墓所でも有ります。現在は二代将軍秀忠公始め数代に渡って祀られています。霊廟拝塔後は宝物も鑑賞しましたが、国宝だった建造物が戦火で全てを失ったそうで実に残念でした。レプリカが展示されていましたが、素晴らしい建物だったと思います。さて、ホテルへの帰り道に素敵な花嫁さんと花婿さんに出会いました。断りもせずパチリ! 御二方とも笑顔で応えてくださいました。御結婚おめでとう!明日の武藤家の結婚式を前に和尚の心もホッコリしました。
今晩は前祝いのパーティーが予定されていますが、ヨレヨレになりそうな予感がしています。きっとハッピーな夢を見ること間違いなし。早めに就寝したいと思います。友峰和尚より
滋賀北陸教区寺庭婦人研修会に出席の為、滋賀県大津市・西教寺に向かいました。午前中には「日本における禅宗史」と題して、埼玉県、圓光寺住職・小林秀嶽師が講義されました。毎年開催される研修会ですが、各寺院の奥様方にあっては熱心にメモを取るなどしておられました。昼食には西教寺名物の精進料理「菊御膳」を賞味しましたが、食用菊は地元坂本の名産だそうで、季節限定の料理とのことでした。
午後からは寺庭婦人研修会総会が開かれ、終了後に旧竹林院を全員で拝観して散会となりましたが、西教寺は明智光秀公所縁の寺として知られている名刹で、和尚も初めて訪れましたが大変感銘を受けました。
今回の研修会は寺院間における奥様方の交流と宗門研修を目的としたものですが、情報交換の場所としても今後はさらなる発展を願っています。帰りは琵琶湖畔紅葉の景色を眺めながら一路金沢に戻りました。寺院における奥様の役割と期待が高まった研修会でした。参加されました寺庭の皆様、大変ご苦労様でした。有難うございます。友峰和尚より
とうとう冷たいアラレが降りました。朝方からぐずついたお天気模様でしたが、気温が急に下がったと思った途端にパラパラとみぞれ交じりの雨となり、いよいよ本格的な冬入り宣言となったようです。
午前中には岐阜市と魚津市から御来寺されたお客様に対し「生き生き法話」を致しましたが、冷え込むお外とは違って堂内はお客様の熱気に包まれました。暦も今年残すところあと一か月半余り、今年一年の労を癒すかのように旅行を心から楽しんでおられる姿にも活気がありました。今、団塊の世代、七十代の方々が最も元気があると言われていますが、とりもなおさず和尚も典型的団塊の世代です。その元気の源は何かといえば「気にしない!気にしない!」という、大らかな心に有るのかも知れません。言い換えれば「我儘世代」なのかも知れません。夢・希望・志を未だに追いながらの「元気世代」であると思っています。
今日のお客様は三十代から八十代までと年代は幅広い方々でしたが、とても楽しくお話しすることが出来ました。境内では多くの庭木の雪吊り作業が始まっていました。北陸の風物詩でも有ります。そして間もなく山門と本堂入り口に「門松」が立てられます。もうすっかり年末を迎えての準備が進んでいるようです。友峰和尚より
福通寺の若奥様、ご友人の方とともに
北條総代様とともに
本日は火曜日で「寺カフェ」はお休み。やはりお休みは大切だと思いますが、和尚は休み無しで午前中はお檀家様の月参りにいきました。お参りを終えてお寺に戻ったところ、卑山総代で栃木県鹿沼市在住の北條様がお見えになっていました。所用で金沢に来られたとか。霊苑改葬工事の経過報告と共にしばし歓談しましたが、いつお会いしても紳士で素晴らしい総代様です。
雨が降る直前まで、井戸掘削の準備が進められていました
最近では兼務寺院三か寺の檀信徒の方々と、法事や年中行事などを通して交流も深くなっています。不思議なもので交流の深まりに合わせるかのように、お寺の法事も増えていきます。「寺離れ」や「墓じまい」等の現象は住職の布教活動の在り方にもその要因が有るかと思います。寺院の情報誌「月刊住職」が時々テレビのワイドショーで話題になりますが、その記事内容は実に興味の有るものばかりです。それぞれの宗旨によって色々教義的制限もありますが、青年僧の皆さんにはもっと自由な発想で伸び伸びと布教活動をして頂きたいと思います。「衆生本来仏なり」と江戸時代の禅僧・白隠禅師様が説かれているように、若きエネルギーを存分に爆発させて「なりきる、すてきる、おもいきる」の実践有るのみです。
さて気温がぐんと下がってきました。明日は大安禅寺で午前中に「生き生き法話」をすることになっています。大いに老人力を発揮したいとワクワクしています。ぜひ皆様お聞きください!! 友峰和尚より
北陸地方はこのところ穏やかな天気が続いていますが、北海道は今日も雪模様ということですから北陸が雪で覆われる日もそう遠くはなさそうです。卑山の霊苑改葬工事は好天気で順調に進んでいます。現在は井戸掘削の準備に入っていますが、雪が降る前に少しでも工事が進んでいく事を願っています。
さて、ニュースではもっぱらアメリカ大統領選挙が報道されていますが、愈々明日8日が投票日で緊張感が増しているようです。ヒラリー氏かトランプ氏か! 明後日には世界中で大々的にその決定が知らされます。国内もここに来て築地の豊洲移転問題を始め東京オリンピックの開催会場の問題などが大きく取り上げられていますが、多事多難の年末をどうやら迎えていくような気配です。これら一連のニュースを見ていても、人間の心の移ろい易さが如何に世相に反映しているかを伺い知ることが出来ます。「心こそ 心迷わす心なれ 心に心 心許すな」とはよく言ったものです。一寸先は闇なり! 油断大敵! という事か! リーダーシップとは一体何なのか、今、多くの国民に問いかけられているようです。
学生時代、大安禅寺でアルバイトされていた吉田君が訪ねて来てくれました。
夕刻、大安禅寺で大変お世話になった吉田君が、愛知県の名産「次郎柿」を持参してくださいました。この時期を代表する旬の果物です。「柿食えば 鐘が鳴るなり 寳勝寺」 どこかで聞いたことが有る一句でした。頂きます! 友峰和尚より
海外からの観光客が今年二千万人を突破し、政府は来年度以降は四千万人を目指しているそうですが、確かに昨年に比べて金沢市内にも多くの外国人旅行者が訪れています。分にもれず卑山の寺カフェも色々なお国の言葉が飛び交うほどで、もはや国際的雰囲気の寺カフェになって来ています。
外国の方にとって、お寺で気軽に休憩出来ると共に飲み物やお食事が出来る楽しさも手伝って大変喜ばれています。京都の南禅寺界隈では寺院が名物の湯豆腐料理などを提供している所もあり、和尚も何度か利用しましたがとても雰囲気の良いものでした。多くの寺院がもっともっと伽藍を開放して、気軽にお参り出来たり法話が聞けたり、休憩出来たり、お食事等が出来れば、少なからず現代の「寺離れ現象」を防ぐことが出来るかと思います。伝統仏教の形骸化への批判の声が多く聞かれるようになって来た今日ですが、禅語に「喫茶喫飯是道(きっさきっぱんこれどう)」と有りますように、平常のおもてなしの中に「礼儀作法」の所作を通して、有るがままの仏道の姿に触れる事が出来るかと思います。お釈迦様の御悟りはあくまで「有るがままの無心無碍なる心の当体」であることを強く思うこの頃です。
さて今日は日曜日、大河ドラマ「真田丸」も佳境に入ってきましたが、人々の運命ほど数奇なものはありません。「縁に随い感に赴(おもむ)いて周(あまね)からずという事無し、しかも常にこの菩提の座に処し給う」です。仏縁にしたがって人生を歩むことが一番です。ケセラセラ・・・・・・