和尚のちょっといい話
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作業上がりのひと風呂時の声、「チョー気持チイー!」。午前9時より、昨日に引き続き花菖蒲園整備作業に入りました。本日も副住職、華蔵寺住職、斎藤公一氏とともに開始しましたが、ハードな作業となるも皆様の懸命なお力添えを得て無事に終了する事が出来ました。心から感謝!感謝!


華蔵寺住職です 一株ずつ 丁寧に苗を起こしているところ

今年の春先にイノシシが策を破って園内に入り花菖蒲の株をことごとく掘り返し、見るも無残な姿になりましたが、動物のする事ですから仕方のないことです。今年の花菖蒲祭はどうしたものかと困惑しましたが、新型コロナウイルス感染問題で多くのイベントが中止するなか、卑山のお祭りも規模を縮小することに決定したため、来年の開園を目指して土壌の天地返しをすることにしました。粘土質のしつこい土壌で重労働となりましたが、孫達の2日間に渡る声援で苗の補植と園内整備を無事終えることが出来たようです。

新命副住職 耕運機で土壌の天地返しをしているところ


休憩中 斉藤公一氏とともに

華蔵寺住職とともに

新命副住職とともに


保存修理工事現場監督 松浦建設㈱の東野氏とともに



再び 苗を丁寧に補植しているところ






ウイルスの感染防止対策で子供達の学校も5月連休明けまでの休校が決まりました。福井県内も感染者が急増していますが、とにかく皆様に於かれましてはくれぐれも十分に気を付けてお過ごしください。友峰和尚より


藤田通麿総代とともに 愈好亭にて
朝方は雨模様のお天気となりましたが、大安禅寺周辺のソメイヨシノ桜は満開となっています。午前中には藤田通麿総代がアルコール消毒液を持参され、修理保存工事の現場視察を兼ねて来寺下さいました。現在なかなか手に入らない消毒液だけに、本当に感謝致しました。しばしの時間ながら時の過ぎ行くのを忘れて歓談したものです。

愈好亭から 修理工事中の本堂を望むようす

藤田様がお届け下さった アルコール消毒液

午後からは予定通り花菖蒲園の整備に入りました。副住職ならびに本日の作業加担をお願いしていた華蔵寺住職、斎藤公一氏と共に整備を進めましたが、作業中には孫達が応援に来てくれ、作業終了時まで苑内で遊んでいました。新型コロナウイルス感染問題の気配すら感じさせないほど清々しい気持ちで作業をすることが出来たものです。

花菖蒲園整備のようす 和尚と新命副住職です

華蔵寺住職 と 斉藤公一氏です

孫達が応援に来てくれました


明日も引き続き整備作業が続きますが、久しぶりに身体を動かす事の歓びを感じています。今年の6月に予定されている「花菖蒲祭」は開催自粛となりそうですが、尚更の事綺麗に整備していきたいと願っています。頑張りましょう!! 友峰和尚より


チューリップのつぼみ / 宝勝寺境内にて
「閑坐して松風を聴く」という禅語が有りますが、一般に世相が不安を抱えるのはウイルスの正体がはっきり見えてこないからだと思います。不安を覚えるのもそうで無いのも自分の心が物事を捉えるわけですから、いたずらに怯えることなく今はじっと辛抱して、出来るだけ外出を控え、心が安らぐための工夫をすることが望ましいと思います。

和尚などは大好きな音楽を聞いたり、書を書いたり、坐禅をしたり、外掃除をしたり等々して心を休ませています。もちろん日々のお仕事でとてもそのような余裕など無い方や、家事や育児に専念している方も多くおられ、それぞれに工夫しながら不安解消に努力していることと思います。

ニュースでは、最前線で治療に当たっている医療従事関係者皆様へ向けて拍手をしたり、拍手する動画を流して声援しているとか。その行為も十分励みになると思います。

閑坐して松風を聴く (かんざ して しょうふう を きく)
「自利利他」の仏教の教えから、まずは自分の心を整え、他人の不安を解消できる行為を考えていきたいと念じています。友峰和尚より

野町・少林寺に行く途中に玉泉寺が有りますが、その境内にはソメイヨシノ桜が満開となっています。さすがに今は見物人の姿も無く惜しいかぎりで、しばし見入ってしまいました。

犀川堤防の桜も現在三分咲きぐらいだと思いますが、満開になるのも時間の問題です。残念な事に新型コロナウイルス感染拡散防止対策として今年はお花見を止めるようとのお触れがあり、人影も疎らでした。

外出を極力控える日々の生活が続いていますが、本日は少林寺に出向き、部屋の整理整頓をしながら墨蹟を書く準備をしました。大安禅寺諸堂修理保存工事に際し多くの方々から日々御浄財が寄せられており本当に感謝致しております。ご寄進下さった方々には大安禅寺との御法縁を今後もより一層結んで頂く事を念じて、ご寄進御礼の品として和尚の墨蹟禅画を差し上げたいと願っています。

現在は金沢と福井間を行き来する状況に有りますが、少林寺にアトリエの拠点をおいて墨蹟禅画の制作に励み、良い作品が書けたらブログで紹介したいと思っています。友峰和尚より
まもなく4月を迎えようとしていますが、今年は何もかもが違った雰囲気の中での出発です。例年ですと犀川堤防の桜並木の開花が気になる頃なのですが、早めに咲き始めた桜の花さえも何処となしか遠慮がちに咲いているように見えてしまいます。

「万法一に帰す」という禅語が有りますが、世の中の不安や悲しみに呼応するかのように花達もまた同調しているのかも知れません。

今や世界中に拡散拡大を続けている新型コロナウイルス感染ですが、子供達をコロナウイルス感染から守ると共に、家族みんなで家の中に有って入学式や新学期を迎える子供達を心からお祝いしてあげる事が大切です。

ニュースでも取り上げられていますが、「都市封鎖」によってストレスからくる家庭内暴力などが増えているとの事。今一番大切なのは、親が自分の子供をしっかり保護することだと思います。当たり前だった生活リズムが今後はより一層深刻な状況を迎えようとしている時期だけに、お互いに協力しあって、しっかり愛情を注いで子供達の不安を除いて頂きたいと願うものです。友峰和尚より

年度末の大掃除と棚卸し
目下寺カフェ休業中を利用して典座(台所)の徹底した整理整頓と棚卸しをしていますが、この8年間お世話になった食器や台所用品などに愛着が有り、ついつい大切に取っておこうと思ってしまいます。ここんところは「断捨離」で、やむなくお役ごめんと感謝しつつ整理しています。

棚の配置換えと 備品を整理中

台所用品も日進月歩で使いやすい商品が次々登場し、少しでも早くお客様に出せるよう便利な物を新調していくため、道具が増えていくのも仕方ないことなのかも知れません。段差も多く幾分狭い台所なので、職員が動きやすいように配置換えに工夫を凝らしての作業となっています。

桂岩寺ご住職とともに
さて今月もあと2日を残すのみとなりました。3月は「去る」と言われる如く、あっという間にこの1ヶ月が過ぎ去った感が有ります。愈々4月、「桜花無尽蔵」の季節を迎え、気持ちをさらに引き締めて頑張って参りましょう! 友峰和尚より

あけびが咲き始めました

寒暖を繰り返す日々が続いていますが、皆様にはお元気にお過ごしでしょうか?今では風邪を引くことすら少しも許されないくらいに、体調に気を付けながらの日常生活となっています。

山田のりこさんとともに
もはや寺町界隈から人の気配を感じることが少なくなって来た今日この頃ですが、午前中には思いも掛けず金沢「おくりいえプロジェクト」の主催者でも有る山田のりこさんが来寺され、久しく歓談しました。

金沢市内の公共文化施設は現在開業しているのですが、流石に来館者もめっきり少ないとのことでした。桜の花見の季節に入りながら、花見を楽しむことが出来ないのは極めて残念です。

さて午後からはふれあいパーク霊苑での開眼納骨法要を営みました。冷たい北風が吹き付ける中でのご供養となりましたが、不思議とご供養中には雨も降らず、無事に修業出来たことに安堵しました。「無事是貴人(ぶじこれきにん)の禅語が身に染みる毎日となっています。友峰和尚より


2019年3月24日 アートサクレ芸術祭 事前発表会
パソコンの前に座る時間が増えてきている毎日ですが、昨年や一昨年の今日の出来事などをブログで振り返って見るとその折々の気持ちが伝わってきます。昨年はフランス・サンリス市で4月21日より28日まで開催された「アートサクレ芸術祭」に参加する為の準備で忙しい日々を過ごしていました。

3月24日には大安禅寺「枯木堂」での報道関係者向け事前作品発表と墨蹟大書があり、今では懐かしい思い出となっています。それが今年は一変して世界中が新型コロナウイルス感染問題で緊迫しています。
「無常」という言葉が有りますが、世の中一寸先は闇で、何が生ずるか想像もつきません!昨年と今年では雲泥の違いが有ります。全世界がウイルスとの闘いの中に有る今日の現状はまさに「無情」にて「悲惨」な光景を見せています。

金沢市内も昨日とは打って変わって静まり返った様相となっていますが、和尚の修行時代を思い出していました。約2週間、僧堂の門を固く閉じて早朝より深夜に至るまで坐禅三昧の修行の中にいた頃のことです。

瞑想は時空を超えて心を鎮めてくれます。坐禅瞑想から覚めた時、ウイルスもまた自然消滅することを願うばかりの毎日となっています。友峰和尚より


まるで時間が動いてないかのような毎日ながら、なぜかあっという間に一日が過ぎ去って行くように感じるのはいったい何故なのでしょうか?またずいぶん早く起床しているにも関わらず、今は一日を短く感じてしまいます。矛盾した言い方ですが、明らかに昨年の如き生活リズムでない事だけは確かなようです。


奥の院にて ツルバラの新芽
この事は、和尚のみならず多くの方々が新型コロナウイルス問題発生以降、感じる日常感覚ではないでしょうか。現在は通常の生活リズムから全くかけ離れた状況ながら、少しずつウイルス感染拡大防止を念頭に置きながら新たなリズムを作っているところです。



霊苑にて ㈱豊蔵組様 と ㈱アースグリーン様とともに
午前中に㈱豊蔵組の江川部長と香林氏が所用で来寺され、挨拶後はふれあいパーク霊苑の現場視察をしました。午後2時からは新墓納骨開眼供養が修業され、いつもと同じリズムでありながら来寺される方々は全員マスクを着用し、会話を1メ―トルほど離れての歓談となり、どこか遠慮がちでぎくしゃくとした光景に自然と違和感を覚えるものです。目に見えない、得体のしれないウイルスだけに、無理からぬ話です。

霊苑にて ご供養が修業されました

霊苑内のしだれ桜
なにゆえに1日が早く感じてしまうか、答えが分かりました!それは潜在的緊張感から来るものだと合点しました。そこで読書に集中したところ、実にリラックスしてゆったりとした時間に変化したものです。もちろん坐禅瞑想も効果があります。色々工夫を凝らしながら、1日を充実させる努力を続けています。友峰和尚より


境内用の テーブルと椅子を組み立て中

今月28日(土)より寺カフェを久しぶりに再開する為、境内に机・椅子などの設えの準備をしました。東京を始め大都市では新型コロナウイルス感染者が増えつつ有り、急激に増大するオーバーシュートが心配されますが、金沢市内は現在落ち着きを保っています。

先日の三連休には県内外より多くの観光客で市内有名観光地が賑わいを見せたそうですが、幸いに感染者が発表される事も無く安堵したものです。寺カフェはこの1ヶ月間、休業を続けておりますが、現在はふれあいパーク霊苑参詣者も増えており、ウイルス感染防止対策を十分に講じてカフェを再開する事にしました。当然のことながら、今後ロックダウン(首都閉鎖)などの措置が取られた場合は即刻休業するつもりです。


さて毎日が寺内での事務中心の法務遂行となっています。ずいぶん長い間デスクワークの時間が不足していた為、現在は机に向かって書類などの整理や作成に時間を使っています。身体全体を使っての仕事が得意の自分ながら、不思議な体験を強いられている毎日となっています。「事務が苦手」ではありませんが、どうやら得意とは言えそうに無いようです。友峰和尚より
