和尚のちょっといい話
令和2年 1月度木曜坐禅会
今年最初の月例木曜坐禅会が厳しい冷え込みのなか昨日午後6時半より行われ、老若男女合わせて8名が参加されました。坐禅終了後には応接間にて和合の総茶礼をして新年をお祝いしましたが、坐禅会を卑山で開催して6年が経ち、参加者の職業も色々ですが最近では地元大学生が加わり有り難く感じています。
坐禅終了後 新年の和合の総茶礼
いつも思うのですが、坐禅は「呼吸、体、心」を整えるに素晴らしい手段だと実感します。日常の生活リズムからしばし離れ、「自分一人きり」になり「自分を整える」ことの大切さでも有ると思います。僧堂の入り口には「止静(しじょう)」という看板が掲げられていますが、大変意味のある言葉だと思います。これは坐禅を始めるときに使う言葉で「参禅者が止住し寂静となるさま」を意味します。人生一度立ち止まって自己を見つめる時間が欲しいものですね。さて、ふれあいパーク霊苑第2期工事も着々と進んでいるようです。友峰和尚より
ふれあいパーク霊苑 第2期工事が進んでいます
㈱河原市石材 河原市社長とともに
ようやく目処がたちました / 寳勝寺 部屋の改装補強工事準備
このところ雪のない良いお天気が続いていますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 昨日に引き続いて改装補強工事の為の各部屋の整理に入りましたが、如何せん痛めた膝関節がさらに悪化して足を引きずりながらの作業でした。午後から掛かり付けの整形外科病院を訪ねようと思いましたが、残念ながら午後は休診で、休息を取りながら頑張った甲斐あって夕刻にはどうやら終了する事が出来ました。
お正月飾り後の梅枝が 咲き始めました
午後6時半からは月例の木曜坐禅会が予定されており、今年最初の坐禅会だけにしっかり坐りたいものです。最近では地元の学生さんも坐禅に参加しており有り難く思っています。「一日一度は静かに坐って身(からだ)と呼吸と心を調(ととの)えましょう」とは大本山妙心寺の生活信条です。今年も1年間欠かさず月例木曜坐禅会を開催したいと強く念じています。友峰和尚より
夕刻6時半 今年最初の木曜坐禅会が始まりました
片付ける前に 山門幕を乾燥させているようす
今日で「松の内」が終わり、寺内すべてのお正月飾りを片付けました。次なる行事は2月3日(月)の「節分会」ですが、節分の翌日が立春ですからなんとも気忙しさを感じてしまいます。年々忙しさを増す寳勝寺ですが、「働き方改革」ならぬ「働く空間改革」で、典座(台所)に於いて職員がスムーズに動けるようにするため、各部屋の改装補強工事準備と整理に入りました。寳勝寺にて 仕事部屋の整理
金沢に来て8年になりますが次第に物が増え、これを機にいちど徹底した整理整頓をしようと本日は自室より開始したものの、なかなか1日だけでは埒が明かず明日も引き続き進める事にしました。 「断捨離」の理屈は良く承知していますが、さて実行となると「捨てがたい」気持ちが先立ち、今日などは今は亡き母が俳句を書いた直筆の紙が出てきてしばし思いに耽ってしまいました。あまりに懐かしく、さっそく表具をして飾ってみようと思っています。さて、パソコンでブログを綴るときにネズミの「友ちゃん」がお相手してくれています。どうやら「御苦労さん」と言ってくれているようです。友峰和尚より2020年1月18日(土)午後1時半より大阪市天王寺区下寺町、大蓮寺客殿(浄土宗)を会場に「看仏連携」が㈱サフール社長・河野秀一氏(金沢野町 少林寺前住職)の企画主催で開催されます。「看仏連携」とは地域包括ケア寺院の可能性を考える為のシンポジュームで、少子高齢化社会の進む中での地域における看護や介護の問題を、僧侶と看護師が連携し全国に約7万ケ寺有る寺院を活用して“看仏連携ネットワーク構築”の可能性を地域の方々も交え語り合おうというものです。
主催者の河野秀一氏は、現在和尚が兼務住職する少林寺の前住職で、横浜を拠点に関東学院大学大学院看護学科非常勤講師、北里大学非常勤講師等、全国各地で看護管理者向け教育を行うなど「地域連携・退院支援研究会」のコーディネーターとして活発に活動しておられます。
今回の「看仏連携シンポジューム」には8名の著名な講師が講演される予定となっており、今後の活動発展が期待されています。さて松の内も15日まで、今日は注連縄や山門幕など片付けましたが、気持ちを引き締めて今年も健康第一に頑張って参りたいと思います。友峰和尚より
祝 成人 / 寺カフェお手伝いの出村さんと藤本さんです
昨日は金沢市の成人式が行われ、卑山カフェお手伝いの学生さんが振り袖姿で来寺くださいました。職員一同で成人のお祝いをしたのち書院で記念撮影をされたとのことで、早速LINEで画像を送信してもらいましたが、お手伝いの時とはまた違ってとても美しく、着物が良く似合って初々しく感じたものでした。お二人には心からご成人をお祝いしたいと思います。
この度は御成人おめでとうございます
㈱ココ・プランニング 中本大資社長とともに / 新年のご挨拶
桂岩寺ご住職とともに
大安禅寺の新年行事「修正大般若祈祷会」を無事円成し、昨晩から寳勝寺に入りましたが、本日は連休最終日と有って寺カフェは賑わいを見せお正月気分の名残を惜しんでいるかのようでした。午前中から御来客の応対をし新年のご挨拶が続きましたが、松の内も明後日15日まで、縁起物のお飾りを片付けた後は和尚も御正月明けの休息を取りたいと願っています。
臨済宗妙心寺派 常楽寺(京都府亀山市) 石田信行御住職とともに
この度は 御来寺を賜り 厚く御礼申し上げます
少林寺先代住職 河野秀一氏が来寺くださいました
㈱ココ・プランニング 川面専務とご家族が 御挨拶に来て下さいました
本年も皆様にとりまして幸せな一年となりますよう心よりご祈念申し上げます。友峰和尚より
早朝 地元田ノ谷町の左義長祈祷会が修業されました
昨日の外掃除の際に膝関節を痛めた為、午前7時より行われた地元左義長祈祷諷経を新命に委ね寺で待機しました。引き続き午前10時より「令和2年・修正大般若祈祷会」が枯木堂で厳修されましたが、行事催行の前に愈好亭にて、藤田・蒔田責任役員総代の新年ご挨拶が有りお祝いの茶礼をしました。
藤田総代・蒔田総代とともに / 新年のご挨拶
雪の無い新年は昨年に引き続いての現象ですが、時折吹く風はまさに春を感じさせます。穏やかな気候の中、大般若祈祷会が檀信徒皆様と共に例年にも増して読経の声も高らかに力強く厳修され、「無病息災・家門隆盛・五穀豊穣・万民和楽・工事安全」が祈願されました。
令和2年 修正大般若祈祷会のようす
檀信徒皆様による大般若経転読
祈祷会に引き続き 「檀信徒総会」が開催されました
修復工事進捗状況のご報告
少子高齢化の影響は卑山に於いても如実で昔は堂内がいっぱいになるほどでしたが、今日では高齢化が進み若者の姿も少なく、未来の寺院運営の有り方が問われています。さて無事に新年大般若祈祷会も了え、心新たに出発したようです。友峰和尚より
大安禅寺 隠寮「愈好亭」の前庭
令和2年、新年最初の年中行事「修正大般若祈祷会」が明日午前10時より厳修されるのを前に、本日は隠寮「愈好亭」周辺の徹底掃除をしましたが、昨年痛めた膝関節が悪化してしまいやはり本格的な養生が必要のようです。
大安禅寺責任役員総代 蒔田城助様
午前中には蒔田責任役員総代ならびに卑山会計主任によって会計監査が行われ、監査終了後には愈好亭にて新年の御挨拶と慰労茶礼をしました。昨年より開始された重文諸堂修理保存工事の特別会計が新たに加わり、今後はよりいっそう厳正な会計監査が必要となっています。また明日行われる大般若祈祷祭では、今後の工事の安全無事を心から祈願したいものです。
愈好亭より 修復工事中の本堂を望む
「修正大般若祈祷会」の準備が進む 枯木堂のようす
さて、久しぶりの自坊での外掃除!張り切りすぎて膝関節を痛めましたが、心は晴れ晴れとして痛みなど少しも有りません! 何をするにも健康体が基本だとつくづく反省の一日ともなったようです。友峰和尚より
新年のご挨拶 / 文化財建造物保存技術協会の皆様とともに
1月だというのに不思議なほど暖かく良いお天気の北陸地方! 一体どうしたのでしょうか? 地球温暖化現象が問題視されていますが、その現象を実感する日々となっています。午前中は㈱アイソウシャ・中村会長の御自宅へ年頭回礼諷経に出掛け、お参り後はご家族と食事を共にしながら新年をお祝いしました。毎年恒例のお参りながら、中村会長との約40年に渡る御法縁には感慨深いものが有ります。仏縁とは実に不思議なもので、現在では金沢・寳勝寺に於いても㈱アイソウシャ金沢との御縁を頂いています。
午後には鹿島建設㈱北陸支店 金沢営業所の南部克彦所長ならびに福井支店の北野朋遂次長が年頭のご挨拶に来寺され、しばし和やかに歓談をしているところに斎藤表具店主・斎藤公一さんが、昨年より依頼されていた掛軸表具の完成品を届けに来てくれ、さっそく皆様にお披露目となりました。
「竹 葉々起清風」
「竹 葉々清風起こる」の一幅、新年に相応しい渾身の一幅です。今年も竹風の如く、穏やかで爽やかな風が吹いてくれることを只管祈念するものです。友峰和尚より
暴風の日から一夜明けて
昨日は夕刻にかけ寒冷前線の通過で大荒れの天気となりましたが、どうやら境内は無事だったようで山門の幕も今朝方は穏やかになびいていました。金沢の松の内は15日だそうですから、今しばらくお正月飾りはのそのままにして新年を祝したいと思っています。 寺カフェは11日より開業予定で、12日が成人式ということも有り室内の飾りもひと工夫してカフェに来られた新成人の方々を祝福したいものです。光陰矢の如しで今年もあっという間に1週間が過ぎました! 新年早々色々な出来事が報道されるに連れ、ひとときも心の安らぐ間も無いほどです。1月最初の坐禅会は16日(木)午後6時半より行われる予定ですが、大いにご参加頂き「安閑無事」の心境を体得して欲しいと願っています。友峰和尚よりなずな
昨日1月7日は五節句のひとつ「人日(じんじつ)」で七草粥を食べる日でしたが、七草がいったいどのような草なのかと調べてみれば、一般的によく知るところでは「ナズナ」ですが俗にぺんぺん草として知られています。
その他にはセリ、スズナ、スズシロ、ホトケノザ、ハコベラ、ゴギョウで、通常「大根、カブ、ハコベ」と言いますが、七草は身体に良く特にお正月料理で弱った胃腸を整える働きが有るそうです。昔の方々は実に節句を楽しみながら過ごしていたように思います。
2019年8月
さて7日は内孫の誕生日でも有りました。和尚は金沢でお祝いには出席できませんでしたが、家族全員で孫の無事成長を歓び、母手作りのお料理でお祝いしたとの事、本当に嬉しい限りです。和尚の誕生日も間もなくやって来ますが、元気で迎えられるのも今は亡き両親の恩徳と慈悲心の賜物と深く感謝する毎日です。友峰和尚より