和尚のちょっといい話
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午前10時より 厄除開運祈願のご祈祷を修業しました
いやはや、あっという間に8月も残すところあと一日となりました。9月の声を聴くとなんとなく気忙しさを感じてしまいます。もっとダイナミックにアクションを起こしたいのですが、自粛生活が続く中では如何ともし難いですね。


本日はご来寺くださり まことに有難うございました
さてさて、自分の気持ちを奮い立たせて頑張ってまいりましょう!9月は「お中日」即ち「お彼岸会法要」が控えています。年中行事のなかで最後の祖霊供養となりますが、今年は色々な行事が中止を余儀なくされているだけに、催行する際には感染予防の更なる配慮が必要です。今後ウイルスと全く無縁な環境など期待できないため、寺院も「ウイズコロナ」の為の感染防止環境を整える必要があるようです。

さて、猛烈な暑さの中をミンミン蝉がしきりに鳴いていますが、蝉の鳴き声が夏の終わりを知らせ、夜ともなれば秋の虫が台頭して季節の移り替わりを告げているようです。友峰和尚より


コロナウイルス禍にあって人それぞれに日々の過ごし方は違うものの、感染予防には極めて細心の注意を払いながら緊張感の中で過ごされている事と察します。最近のニュースの中で、コロナウイルス・クラスターが発生する場所として「昼カラ」すなわち「昼からカラオケ」を楽しむカラオケ喫茶がニュース等で大きく取り上げられています。

桂岩寺様 が 先代住職様大練忌修業のご挨拶に来寺されました

防犯カメラ拡充の打ち合わせをしました

年明けからのウイルス拡散で自粛生活が長引き、高齢者の方々も若い方々もストレスは最早ピークに達しカラオケに走るのも十分理解できますが、三密防止を考えるとやはりカラオケは要注意ですね。

霊苑奥の院にて 除草剤を散布中
今は困難時期にある中、お寺には多くの方々が来寺下さっており、感染防止に十分気を配りながらの懇親となっています。積るばかりのストレス解消方法を模索しつつ、新しい生活スタイルが求められていくようです。

残暑きびしい晩夏 美しく咲く「日中友好の朝顔」
さて、相変わらず夏草が我が物顔に伸びていきます。炎天下では除草剤を散布するのも一苦労の作業となっていますが、くれぐれも熱中症には気を付けたいものですね。友峰和尚より


約13時間の時差がありますが、アメリカ・ニューヨーク州在住のサラ・ローレンス大学教授、グリフィス・フォーク氏より国際電話があり、ZOOM(オンライン)を利用して久しぶりに歓談しました。つい先日パソコンにZOOMを導入したばかりでしたが、さっそく役に立ちましたこれまではスカイプを使っていましたが、やはりZOOMも大変便利な通信手段だと合点しました。

サラ・ローレンス大学にて グリフィス教授と


サラ・ローレンス大学にて開催された 文房流晴心会御茶会
2014年の10月22日から28日まで、グリフィス教授が勤務するサラ・ローレンス大学の構内で「墨蹟禅画展」を開催した折、大変お世話になりましたが、グリフィス教授とは約50年来の友人でもあり、海清寺専門道場で出会ったのが最初でした。当時の国際電話代金は目が飛び出るほど高いものでしたが、今では本当に安価で便利になったものです。
サラ・ローレンス大学での墨蹟展の様子は、こちらからご覧下さい

グリフィス教授の講義を受講する学生たちと
現在コロナウイルス禍で国外に出るのは極めて難しい状況ですが、いつの日か再びニューヨークで個展を開催したいと念じています。さて光陰矢の如し、時人を待たず!です。なにもかもが遠い昔の出来事となっていくようです。友峰和尚より


本日の「日刊県民福井」に大安禅寺が掲載されました
今までは修理保存工事中の現場には入れませんでしたが、現在は従来の本堂と枯木堂(坐禅修練道場)を繋ぐローカより見学できるようになり希望される拝観者の方にはヘルメット並びにマスクを着用して貰い現場見学して頂いています。普段は絶対見ることができない解体中の大屋根ですから皆様には是非約350年前創建当時の姿を観て頂きたいと思います。

藤田通麿総代様とともに
午前中に藤田通麿総代様が現場視察を兼ね来寺下さり、和尚お気に入りのマスクをプレゼントしてくださいました。もちろん手作りマスクで、以前に頂いた物と同じ柄のマスクをもう一枚作成し本日届けてくださいました。着用した際には皆様から大変好評を頂いており、有難く拝受いたしました。

自坊での法務を終え、午後には宝勝寺に入り、さっそく㈱ココ・プランニングの川面専務と打ち合わせをしました。

寳勝寺にて ㈱ココ・プランニング川面専務とともに

8月も残すところあとわずかとなりましたが、今年の前半を振り返りながら9月「長月(ながつき)」を迎えたいと思います。さて長月はその名が示す通り秋の夜長とともに人生を哲学する月でもあります。人生とは何ぞや!己とは何者ぞや!生きるとは何ぞや!と、自分とゆっくり対面してみたいものです。友峰和尚より


連日の猛暑日ですが、皆様お元気にお過ごしでしょうか!大安禅寺は海抜約70メートル程の小高い山中に位置している為、街よりは幾分気温は低めですがそれでも35℃を越える猛暑となっています。夕刻になると一気に気温も下がり、谷間から吹き抜けて来る冷気は値千金です。昔は窓を開放して蚊帳を吊って寝たものですが、近年は亜熱帯気候のようで窓を開けての就寝は出来無くなって来ています。

さて、昨日は終日会議だったので頭が疲れてしまい、気分転換のため本日は以前から依頼されていた色紙書きに専念しました。久しぶりに自坊アトリエでの仕事でしたが、のんびりと気分よく過ごすことが出来ました。

住み慣れた部屋の匂いが心を充分に癒してくれます。まるで子供が自分の布団に顔をうずめ、その匂いに安心しているような気持ちでしょうか?喧噪を離れしばし自分一人だけで過ごすのも贅沢な時間です。テレビも電話も遮断してしまえば、そこは極楽浄土の無事なる世界なのかも知れませんね。暑さにめげずに頑張って参りましょう!!友峰和尚より

「白雲 自ずから 去来す」 谷耕月老大師猊下 真筆
なんと日中気温が37℃の猛暑日となった北陸地方ですが、30℃と37℃では天と地ほどの体感温度差が有り、さすがに熱中症になりそうな一日でした。

滋賀北陸教区・特別寺班調査委員会議 / 大安禅寺 松雲の間にて

午前11時より松雲の間に於いて「滋賀北陸教区・特別寺班調査委員会議」が開催され、ZOOMを使ってのリモート会議の素晴らしさを体感した会議となりました。


これまでにも何度かオンラインによる会議を経験しましたが、新命副住職が昨日から念入りにパソコン調整をして準備していたため、滋賀県東近江市からリモート参加をされた興福寺住職委員とも実にリアルタイムでスムーズな交信となりました。コロナウイルス禍の中、これからの全体会議はリモートでの会議が主流になっていくと実感しました。


会議はお互いに顔を突き合わせての意見交換が一番だと思いますが、今後3Dによるバーチャルリアリティ化が進めばその点も解消できるものと思われます。

茶室 愈好亭の庭にて
さて、長い間ウイルス感染拡大で延期されていた会議でしたが、午後3時半には無事に終了する事が出来ました。何もかもが中止や延期を余儀なくされている現状ですが、なんとか感染防止に留意しながらお互いの交流を進めていきたいと願っています。友峰和尚より


25日に三回忌を迎える御家の 墓前諷経を修業致しました
新型コロナウイルス感染拡大状況を受けて、京都・大本山妙心寺宗務本所でのほとんどの会議が中止されているなか、明日は大安禅寺に於いて午前11時より「滋賀北陸教区・特別寺班調査委員会議」が開催されます。

自坊にて 会議の準備
その準備を副住職始め職員としましたが、最近ではリモートでの参加者もおられる為、ZOOM等の調整を副住職に依頼し会議の万全を期しました。全国のウイルス感染者もこのところ増加傾向に有り何かと心配ですが、大切な会議となるため感染予防対策には十分に配慮して実施したいと思っています。


リモート参加者用に、カメラとモニターを設置
久しぶりの自坊での休息をゆっくりと心から味わっていますが、境内や周りの山々は初秋の風情を色濃くし、夕刻になると秋の虫達が一斉に鳴き始め、なんとも不思議な感覚に襲われるものです。思い返すに今年の春はどうだったのか?果たして夏の気分は味わったのか?と自問しても漠然として思い出せず、一気に秋を迎えるような感覚の中に有るのもコロナウイルス禍が強く影響しているものと思われます。

「 忍 是々 」
ワクチンやウイルス治療薬開発など明るいニュースも伝わる今日、今年はどうやら四季を忘れ「堪忍」の一年になりそうな今日この頃です。友峰和尚より

相変わらず30℃を越える真夏日が続いているだけに、熱中症には十分に気を付けて頂きたいと思います。普段通りの生活をしていても、急に体が怠くなったり眠気が襲ってきたりする時は要注意で、無理をしないで休息するようにしています。

報道によれば、水を飲めば良いというわけでもなく普段からの運動不足の解消と栄養補給が大切だとのこと。そう言えば、昔は「夏バテ」という言葉がよく使われていたように思いますが、最近は夏バテを通り越して急死することが有りますから油断は大敵です。

さて、本日は先代住職・實道和尚の月命日忌ですが、生前の元気な姿が懐かしく想いだされます。田を耕し、炭を焼き、植林を施し、視聴覚機器をフルに活用しての布教活動にも専心し、80年間本当に禅僧としての第一義を全うされた素晴らしい父でした。とても先代住職の足元にも及びませんが、今でも師匠として崇敬の念を抱く毎日です。友峰和尚より


酔芙蓉が咲き始めました
今日は母の月命日忌でしたが、新型コロナウイルス禍の中、自粛生活を余儀なくされているせいか物思いにふける事が多く、時折無性に強く母に会いたいという気持ちに駆られます。

寳勝寺境内にて 二本の酔芙蓉
母が92歳で逝去して8年が過ぎましたが、晩年は大安禅寺の受付にあって毎日御朱印を書くことを仕事とし、職員達との会話を楽しんでいました。また和尚の書いた色紙を包む「たとう紙」の表書きを担当し、実に達筆で毎日書の練習をしていた姿が懐かしく思いだされます。

桂岩寺ご住職 ならびに 京仏師 冨田珠雲氏とともに

今なぜ母なのかとも思うのですが、当時はあまりにも法務が忙しく、母も離れに居住していた事もあって会話する時間も少なかったように思います。母が元気な時は夕食を共にしていましたが、実に楽しそうにユーモアを交えながら話す笑顔が印象的で、ユニークなところは母に似たと合点しています。明日は父の月命日、両親の慈恩を思う昨今です。友峰和尚より


墨蹟マスクの マスクケースが出来ました
お洒落な「墨蹟マスクケース」を製作して、いつもカフェをお手伝い下さる高倉さんが持参して下さいました。昨日は夏用クールマスクに少しでもコロナウイルス禍の鬱積した気持ちを癒して頂こうと墨蹟をしてみました。ご希望の方々に御分けしてあげようとマスク入れを高倉さんに依頼したところ、早速作って下さいました。

今やマスクの形は種々様々沢山出回っていますが、流石に「墨蹟マスク」はいまだ未確認故に御一つ如何でしょうか?先般藤田総代様に差し上げたところ評判は上々との事。ならば少しでもお役に立つならとお分けしています。されど必ず使用して頂くことが条件で差し上げています。

㈱伝広社の吉田氏とともに

福邦銀行金沢支店 舟橋氏とともに
書かれている字は「関」「涼」「黙」「閑」「堪忍」「忍」等で「墨蹟マスク」が感染予防対策に絶大なる効果が現れる事を願うばかりで、和尚自身も自作のマスクを使用しており大変気に入っています。最早マスクは必要不可欠の必需品となっているだけに、あらゆる場所に置いてあるこの頃です。友峰和尚より

寳勝寺境内に 秋明菊 が咲き始めました