和尚のちょっといい話
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西欧文化のひとつとも言える「洋服」が輸入されて以来、日本独自の着物を着る習慣が減少し、今では成人式や観光地で若者達の着物姿を見るくらいで、昔は嫁入り道具として持参した着物もタンスの中で眠り続けているようです。

日頃から先般卑山お檀家様より頂いた素晴らしい着物の再利用を考えていましたが、本日は東京より㈱ココ・プランニング中本大資社長が来寺され、国際文化交流始め海外ビジネス・観光・ブライダルのコーディネイト事業をされている白石輝美さんならびに着物をリメイクする会社を展開されている「あきざくら」代表の山村沙世子さんをご紹介くださいました。

【あきざくら】山村沙世子様 と ㈱P.N.Creation 白石輝美様


もっともっと着物を着る機会を作ってほしいと思うのですが残念ながら減少傾向にあるのが現実です。和尚は着物を着ている時間が長く着心地の良さをよく知る一人ですが、それでも普段着としては洋服姿の方が多くなっています。 着物のリメイクの一つとして本日は素敵な日傘と扇子を見本に持参くださいましたが、なかなかお洒落で美しい仕上がりとなっています。これからはもっと多くの方に紹介して着物の形を変えてのリメイクを推奨していきたいと思ったものです。


【あきざくら】のホームページが御覧頂けます https://akizakura.net/
皆様のお家で、タンスの中で長く眠りについている着物が有りましたら山村さんを是非紹介させて頂きたいと思います。さてこのところ良いお天気が続いていますが、和尚も体力づくりとしてのウオーキングを続けています。日々怠らずに頑張って参りましょう。友峰和尚より


本日は好天気の中、4月12日(月) 午後3時40分から地元テレビ局・MROの番組「トクモリ!」で放送される「ふれあいパーク霊苑」のパブリシティ収録が行われました。



苑内の枝垂れ桜は名残の花となっていますが、沈丁花、馬酔木、雪柳を始めスミレやチューリップなどの花がきれいに咲いています。また5月からはいっせいに薔薇の花が咲き競いますが、現在は元気な新芽を沢山つけています。



利休梅

アナウンサーの冨優香子さんと スタッフの皆さんと共に 茶礼のひととき

山吹

あけび

野菖蒲

つる日々草

モッコウバラ

寳勝寺の境内には凡そ60種類の草木が植えられており、これからが本格的な花のシーズンを迎え楽しみにしています。「春は花 夏ホトトギス 秋はもみじ葉」良寛和尚の歌ですが、自然の営みは人々の心に変わらぬ安らぎを与えてくれているようです。友峰和尚より


「 花開く 萬国の春 」 大安友峰 書
気温よし気候よしの爽やかな朝を迎えました。早朝は少々冷え込みましたが、からりと晴れ渡り木々の新芽が美しく朝日に照らし出される様は見事としか言いようが有りません。時候の挨拶も「新緑の砌」を使う好時節となり、気持ちも軽やかに感じるものです。

ご挨拶に来られました 舟橋君と米田さんとともに

今日はアメリカ大リーグ、エンゼルスの大谷翔平選手が「リアル二刀流」として出場するというのでテレビ観戦しましたが、第一打席でいきなりホームランを打ち本当に驚きました。投げては四回まで見事なピッチングを見せ、投げて良し打って良しの素晴らしい活躍でした。途中アクシデントで降板しましたが、きっと今日のスポーツニュースの話題独占となること必定と思いました。用事のため観戦は途中まででしたが、試合はエンゼルスが勝利したと聞きファンの一人として大変感動し今後の活躍を期待したいと思います。

㈱ココ・プランニング 中本隆久会長御夫妻とともに
さて四月に入り、次第に人の動きが活発になって来たように思います。オリンピック聖火リレーも順調に全国を回っているようで、大いに体を動かし躍動して参りたいものです。友峰和尚より


小雨模様の一日となりましたが、犀川沿いの満開の桜は雨を受けていっせいに散り始めたようで、ところどころ若葉と新芽が吹き出し青みを増してきたようです。
2021年4月3日 犀川沿いをウォーキング中の風景
昨日は桜吹雪を全身に受けながらのウオーキングとなり、実に気分爽快で思わず動画収録をしましたのでご覧ください。昨年はコロナウイルス感染拡大で外出自粛生活が続いていたため桜の花見見物が出来なかった分、今年は十分に満喫することが出来て気持ちも随分と和んだものです。

日曜日の寺カフェは静寂そのもので、春休みの家族と思われる観光客の方が時折利用されていました。コロナウイルス禍の一日も早い収束を日々願っているのですが、変異ウイルスの発症とともに福井県、石川県でも感染者数が増えつつある現状を危惧するものです。

酒井様とともに
さて人影が無くなった御堂でひとたび坐禅をすれば、一呼吸一呼吸に自己生命の息遣いを感じることが出来ます。禅語に「放下着(ほうげじゃく)」とあるように、不安の一切を捨て切り、穏やかな安らぎを覚える今日このごろです。友峰和尚より


犀川堤防沿いの 桜

尾山神社にて

汗ばむような好天気の土曜日の朝を迎えましたが、皆様にはお元気にお過ごしでしょうか。 土曜、日曜日のみ宝勝寺・寺カフェを開業していますが、本日は兼ねてよりご招待を頂いていた地元金沢市在住のシャンソン歌手・薔薇美子さんのコンサートが午後1時半より開催されるのに合わせウォーキングを兼ねて行って来ました。

石川県文教会館




2019年8月 薔薇さんとともに
薔薇美子さんはシャンソン教室を開いており、本日はそのお弟子さん達とのコラボコンサートとなっていました。場所は尾山神社通りにある石川県文教会館ホールで、ソーシャルディスタンスを守ってほぼ満席でした。久しぶりのコンサート見学でしたが、シャンソンとカンツォーネの歌声を充分に満喫した午後のひと時となりました。それにしても薔薇美子さんのシャンソンを始めて拝聴しましたが、流石にプロとしての半端ない歌唱力を感じた素晴らしく迫力ある歌声でした。


さて、三日見ぬ間の桜かなじゃありませんが、本日は土曜日ということもあってか大勢の市民が桜吹雪を楽しんでいました。「散る桜 残る桜も 散る桜」今年最後の花見をウォーキングしながら満喫しました。友峰和尚より


文建協の高木氏が 寳勝寺を訪ねて下さいました
一日が矢の如く過ぎていく感のある今日この頃ですが、人生は待った無しですから日々を大切に生きていきたいと思いつつも現在コロナウイルス禍に有り、どうも思うように仕事が捗らないのも事実です。午前午後とも寺内での法務のデスクワークとなりましたが、このところ毎日ウオーキングを続けているためか一刻も早く外に出て歩きたい気持ちにかられます。

大安禅寺 薔薇園のようす

自坊からは妻が薔薇園の整備に入ったとの報告が届き、急に花しょうぶ園が気になる始末! 昨年はちょうど今頃から園内の整備に入っていたようで体がムズムズしてきます。この時期はやはり外仕事が一番で、春の息吹の中での作業は土や草花の匂いを嗅ぐだけで元気になるものです。



桂岩寺ご住職とともに
さて4月に入り気分を一新して法務遂行に臨みたいと色々新しい計画を立てていますが、現在はZOOMを利用しての打ち合わせとなるため計画内容を進めていくためには工夫が求められています。ウイルス感染予防として毎日のように新しい感染対策器具が登場していますから、有効な情報をキャッチしながら計画を進めて参りましょう!友峰和尚より

寳勝寺玄関にて

今日から4月「卯月」(うづき)で新年度を迎えました! 人事異動の時期でもありご挨拶に来寺下さる方も増えてきましたが、本日はいつもお世話になっている地元銀行の舟橋君が福井の支店へ異動になるというのでご挨拶に来寺され、その餞別にと「愛」の一文字をプレゼントしました。孫達の学校の先生方も異動が有り、しきりに新学期の担任の先生が誰になるのか気になるようでした。

異動が決まった舟橋君へ 「愛」の色紙をプレゼント


また本日は先般お願いしていた作務衣の仕立て直しを高倉さんが立派に設えて持って来て下さいました。さっそく試着してみましたが実にぴったりで、その腕の素晴らしさに感心したものでした。

裁縫の先生でもある髙倉さんが 仕立て直した作務衣を届けてくれました


ピッタリのサイズに直してくださいました
午前中には少林寺お檀家様の月諷経に参りましたが、室内はすっかり春の装いに替わっておりこちらでも本格的な春の到来を感じたものです。ここ数日は気温も高く過ごしやすくなっていますが、「花冷え」の季語があるようにまだまだ油断は禁物でうっかり薄着などしますと風邪を引くので要注意です。変異ウイルス感染も広がりを見せているだけに、感染予防と日々の体調管理にも気を付けて参りたく思っています。友峰和尚より


大安禅寺 境内の新緑
今年は例年より1週間程度早い桜の開花となりましたが、木々の葉っぱも同じく新芽が一斉に吹き出し青葉若葉の美しい好時節を迎えています。心配された黄砂も今日は少なめで、大安禅寺から望む白山連峰が朝日に照らされ神々しく輝いて見えました。


明日から卯月(うづき)4月を迎えますが、まさに暦の名の如くに木の芽が吹き茂る勢いを感じます。午前中は新緑の大安禅寺の風景を楽しみ、午後からは金沢に入りました。野町・少林寺の梵鐘は金沢市指定文化財となっており、本日は金沢市が設置している少林寺梵鐘由来説明看板を新しいものと取り換える作業が行われました。

金沢市野町 少林寺境内にて


梵鐘は江戸初期、延宝5年(1677)に加賀藩御用釜師・初代宮崎寒雉師の作で当時京都から招かれた茶道奉行の千仙叟(せんのせんそう)指導のもと鋳造されたとあります。年中行事の際には法要の開始を知らせる合図として必ず鳴らしていますが、その美しい音色の響きには感動を覚えるほどです。皆様も是非いちど聴いて頂きたいものです。

従来の看板は 門前に移動し設置されました
戦時中に梵鐘の供出を免れた寺は全国的に少なく、大安禅寺の梵鐘も宝器として約300年の歴史的音色を今に伝えています。福井藩幕末の歌人・橘曙覽(たちばなのあけみ)が大安禅寺の梵鐘を詠まれた歌に「入相(いりあい)の 鐘の音響く 杉むらに 下道ふかく かおる秋の香」が有ります。いつの時代も梵鐘の音色は人々の心の癒しとして親しまれて来たようです。友峰和尚より


黄砂の大安禅寺
昨日からの黄砂の影響で全山が霞に包まれたような、薄ぼんやりした光景が広がっていました。黄砂のせいかノドもどことなくひりひりとして違和感を感じたものです。

境内の桜と こぶしの木々
本日は所用で急遽自坊に戻りましたが、今年の豪雪で傷んだ庫裡屋根の補修工事が行われていました。現在本堂・山門修復保存工事が進められておりどこもかしこも工事中で、金沢から戻って来ると異次元の世界に入った気がします。


豪雪被害を受けた 庫裡屋根 の修復工事
和尚の人生は常に大工職人さんの槌の音が聞こえる工事の日々を過ごして来ましたが、今なおその現象は続いているようです。10年前に金沢・寳勝寺に兼務住職として就任して以来、今日までずっと建物や霊苑改葬の普請を続けて来ましたが、寳勝寺の普請が大方終了すると同時に大安禅寺の全棟修復保存工事が始まり、工事終了予定が約10年後ですから恐らく和尚の住職としての生涯は普請に始まり普請で終わる一生の気配です。

本堂内にて

本堂室中 の 年代欅 の 床


いずれにしても後継者や檀信徒皆様には寺院護持の負担を強いられる事の無いようにとの思いで一杯です。今やらねばいつ出来る、俺がやらねば誰がやるの心情を以って更に邁進して参りましょう。友峰和尚より

午前中に少林寺お檀家様の月参りを修し、午前10時半、爽やかな南西の風を受けながらの“犀川沿い桜並木コース約1万歩達成”を目指してウオーキングに出発しました。




日中気温が22℃とウオーキングにはちょうど良い気温で、少々汗ばむ感じでしたが時折強く吹きつける南風が心地よく、満開となった桜並木の下をゆっくりとウオーキングし、以前より願っていた1万歩越えをついに達成しました!!


時間にして約2時間かけての歩行でしたが、少しずつ訓練していたおかげで膝を痛めることもなくクリア出来た事に満足しています。大学時代に花園・妙心寺より鞍馬山往復約30キロのウオーキングをして以来の挑戦となりましたが、歩くことが人間の体にとってどれほど重要な筋力強化運動であるかをしみじみと実感することとなりました。ウオーキングを日々の仕事の一環として捉え先ずは約3キロから始め、今日で約2週間になると思いますが、今後も引き続き続けて参りましょう!



それにしても昨年はコロナ禍で見物することが出来なかった花見でしたが、今年は満開の犀川沿いの桜並木を堪能することが出来ました。多くの市民がくつろぐ姿を観て、しばし今が依然としてコロナ禍の中に有ることを忘れるほど気持ちの良いウオーキングデーとなったようです。友峰和尚より