和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2904話 】
2021年 07月 30日 談

昨日早朝の大安禅寺山門付近 参道のようす / 副住職撮影

依然として真夏日が続いていますが、熱中症には十分に気をつけてお過ごし頂きたいと願っています。知らず知らずのうちに体内温度が上がり突然しびれが全身に走るそうですから恐ろしい病気です。昨日は自坊が記録的短期間豪雨で水害に見舞われ大変心配しましたが、一夜明けて現場復旧に当たっているとの副住職からの連絡を受け安堵したものです。最近の局地的ゲリラ豪雨は予想がつかないだけに、十分な対応ができないのが現状です。

一夜明け、急ピッチで復旧作業が始まりました

押し流された土砂を 撤去している様子

 

岡部家 祥月命日忌法要を修業致しました

「一難去ってまた一難」という諺がありますが、ようやくコロナ感染者数が減少傾向にあったものの連休明けから増加傾向にあり8月2日より1ヶ月間「まん延防止措置」が石川県に発令され、1日から開催される堤春生画伯の個展に影響が出ることを心配しています。現在準備中ですが、コロナ感染防止対策を講じながら無事に開催できることを願うものです。

岡部様とともに

さて本日も霊前供養と本堂内での命日忌法要が修業されましたが、最近はご供養に来られるご家族皆様との親交も深まりつつあり、読経後には時間の許すかぎり懇親しながら故人の御霊を偲んでいます。まもなく8月「葉月(はづき)」を迎えますが、お盆の祖霊供養も愈々本番を迎えつつある今日この頃です。友峰和尚より

龍潭寺むくげ

友峰和尚のちょっといい話 【 第2903話 】
2021年 07月 29日 談

今朝の様子 / 大安禅寺 修復工事中の山門前にて

側溝があふれ、道路に流れ出す水

早朝に次々とLINEの着信音が鳴り響き、何事が起きたのかと携帯電話を確認したところ大安禅寺が洪水被害に見舞われていると新命和尚からの一報!! すわ一大事!と落ち着いてメールを読むと、福井市を通過する記録的短期間豪雨による現場の被害状況が新命副住職より動画で次々に送信されており、大変緊張したものです。これまでにも卑山は何度も豪雨による被害を被ってきましたが、最近の大雨はまったくに異常としか言いようがなく、局地的に短時間での集中豪雨となるため対応出来ないのが現状です。

庫裡玄関前の 境内が冠水

本堂の裏側も冠水しました

修復工事中の山門にて 川のように流れていく水

修復工事中の本堂内部のようす

現在大安禅寺は諸堂修理保存工事中で、裏山からの鉄砲水で本堂内も床下浸水となり工事関係者の懸命の排水措置によりどうにか水を排除出来たとの事で一安心! NHK全国ニュースでは、福井市内を始めとする地元大安寺地区にも避難指示が出されているとの報道を見て大変驚きました。本当に何が起きるか分からない世の中、油断の出来ない毎日となっています。地元大安禅寺御檀家の皆様には心よりお見舞いを申し上げます。

昨晩は東京五輪の日本アスリート達の金メダルラッシュニュースで気持ちが高揚していただけに、一夜明けての地元洪水被害には心を痛めました。これ以上被害が大きくならないことを祈るとともに、改めて「無事」の大切さをしみじみと感じた一日となったようです。友峰和尚より

ジャーナリストの北川氏 と 株式会社プリエ 矢田貝様 桜井様とともに

友峰和尚のちょっといい話 【 第2902話 】
2021年 07月 28日 談

連日のオリンピック・アスリート応援で「嗄声手痛(させいしゅつう)」、その意味は「応援で声が枯れ拍手で手が痛い状態」で、和尚が作った新しい四字熟語です。今日も水泳200m個人メドレーで大橋悠依選手が400mに続く金メダルを取りましたが、実に素晴らしい泳ぎでした! もう涙なくしては見れない毎日です! どの競技も日本人アスリート達の壮絶な戦いぶりには涙、涙、涙、・・・、負けても勝っても和尚は心から拍手と声援を送っています。

寳勝寺檀信徒の 安田様が来寺くださいました

興味深いのは活躍するアスリート達の名前です。雄斗・詩・一二三・灯・椛・楓奈・美誠・有夢路・将平・希望・貴規・悠依・隼・喜風南・・・・など素敵な名前ばかりですが、皆様には誰だかお分かりだと思います。いずれもメダリストのアスリート達です。東京オリンピックの最中に生まれた新生児に両親から付けてもらえそうな名前ばかりですね。

作品展に向けて、寺内の模様替えをしています

それにしましてもコロナ禍にあっての金メダルラッシュは元気を貰えます。引き続き日本選手の活躍を願っています。さて本日は8月1日より寳勝寺で開催される作品展の準備に入りましたが、石川県もコロナ感染者が100名を超え今後が心配されます。なんとか少しでも減少に向かうことを願っています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2901話 】
2021年 07月 27日 談

台風の本土通過による久しぶりの雨となった金沢市内ですが、このところコロナ感染者が増加傾向にあり大変心配されます。感染防止から再び巣ごもり生活を強いられていますが、今は東京五輪の真っ最中でテレビ観戦を決め込んで一日休暇を取りました。オリンピックの影響からか大型テレビが良く売れているそうで、4Kや8Kといった画面解像度が極めて高くスポーツアスリートの表情や動作が鮮明で臨場感あふれる映像には大興奮と言ったところでしょうか。

昔と一番違うのはテレビのチャンネルを替える方法がリモコン操作になったことです。和尚の子供の頃はいちいちテレビに近づいて、本体のダイヤルを回して番組を選んだものです。リモコンになってからは実に便利で、競技画面をザッピング(頻繁に切り替える動作)しながら色々な競技を見ることが出来ますが、やはりスポーツ観戦は録画ではつまらなくライブで見るのが一番だと思います。それにしても日本選手の金メダルラッシュで観戦後はどっと疲れてしまいます。競技をしている選手ご家族皆様の気持ちを思えば更に応援しなければと思います。頭も眼も神経も応援疲れでグシャグシャの日々が続きそうです。頑張れ日本!頑張れオ・オ・タ・ニ・サ~ン! 友峰和尚より

檀信徒様の 家内安全・身体健全 御祈祷を修業しました

友峰和尚のちょっといい話 【 第2900話 】
2021年 07月 26日 談

13歳の日本少女の快挙です! 昨日に引き続き東京五輪・スケートボード女子ストリートで西矢椛(もみじ)選手が金メダルを獲得! 銅メダルには16歳の中山楓奈選手が獲得し見事な技を次々に披露し、恐るべきヤングパワーを見せつけた嬉しい結果となりました。昨日は22歳の堀米雄斗選手が初代金メダリストになったばかりでした。

㈱豊蔵組 江川部長とともに / 手作りの野菜を届けてくださいました

1940年代、アメリカ・カルフォルニアが発祥地と言われているスケートボードですが、日本では1976年に若者雑誌で紹介されたのがきっかけで全国に広まり現在は約20万人ぐらいの愛好者が居るそうですが、聖地アメリカでは約1400万人以上の競技人口がいるそうです。今回の東京オリンピックで競技種目となり、日本でも今後いっきに人気が高まる気配です。ほかに新しい競技が幾つか登場していますが、やはりオリンピックは格別な感情を覚えます。

本日も御依頼の墓前諷経を修業 / 桂岩寺住職からの ファン付日傘を愛用

現在も世界中がコロナ禍で閉塞感の日々に有る中、テレビ観戦でも十分に応援出来、ストレス解消にもなっているように思います。出来うれば感染予防対策を講じて会場への入場を考えて欲しいと切に願うものです。今日は臨時休寺にして日本選手の応援と観戦をしました。4年に一度のオリンピック! スポーツ競技ははアスリート達の人生を懸けた闘いであるだけに心から声援を送りたいと思うものです。頑張れ日本! そうそう、今日は大谷翔平選手の35号ホームランのショータイムとなりました! 日本の若き世代の未来は前途洋々で頼もしい限りです。がんばれ大谷さ~ん!友峰和尚より

日中友好の朝顔 次々と開花しています

友峰和尚のちょっといい話 【 第2899話 】
2021年 07月 25日 談

日中友好の朝顔が咲き始めました

寳勝寺玄関先に「日中友好の朝顔の花」が見事な大輪の花を咲かせました! 今年は7月23日に最初の花を山門前の塀沿いに咲かせ、今年も愈々朝顔の季節を迎えました。東京オリンピック開催で毎日熱戦の様子が伝えられていますが、朝顔の花の形のように今後も末広がりで日本選手の活躍を期待したいですね。

7月23日 寳勝寺山門にて

 

御家族お揃いのもと 墓前供養が修業されました

連日猛暑が続くなか本日も墓前供養が修業されましたが、読経中になぜか涼しい風が和尚の襟元を通り抜けていくので不思議に思い、振り返ればなんと!小型扇風機がテントの2ヶ所の柱に取り付けられており、本当に有り難く思いました。霊苑スタッフの方がさっそくに取り付けてくださったそうで感謝申し上げました。なにしろ約35℃を超えるテント内の暑さですから参詣されている方々の熱中症を心配しましたほどです。まだまだ続くお盆月の墓前供養ですが、精進一路の毎日となっています。

お参り中のテント内に 扇風機を取り付けてくれました

 

さて、皆様はこの夏をいかがお過ごしでしょうか? 東京オリンピック各競技のテレビ観戦でしょうか? 子供達の夏休みもコロナ禍の収束を見ない中、例年の休みとはずいぶん違った過ごし方をしているのではないでしょうか。どうかくれぐれも御身ご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2898話 】
2021年 07月 24日 談

酒井清章様が来寺され、オリンピック談義に花が咲きました

愈々オリンピック競技が本格的に始まり、法務の合間を見ながらテレビ観戦をしました。やはりオリンピックは特別で観戦にも熱が入るものです。当然のことながらアスリートの皆さんの戦いぶりを見ていても相当緊張している様子が画面からも伝わり、平生の国際試合とはずいぶん試合会場の雰囲気も違うのかも知れませんね。スポーツ選手にとってオリンピックは夢の舞台だけに、今回開催に漕ぎつけたことを嬉しく思います。

昨晩は東京オリンピック2020開会式典をすべて見ましたが、前回、1964年10月10日に開幕した第18回東京オリンピックをテレビ観戦したのは、和尚が高校生の時でした。今から56年前の話ですがその時のことを鮮明に覚えています。今回はコロナ禍の困難な中での開催となりましたが、開会式を見て感動を覚えました。

一夜明けて式典に関する色々な方々の賛否両論の記事が掲載されていましたが、世界中の人々が人類未曽有の新型コロナ感染拡大の極めて苦しい状況にあるだけに、セレモニーに関する関係者の御苦労を思うものです。少しでも日本選手を応援できればと今後の競技を楽しみにしながら観戦したいと思います。友峰和尚より

本日は御来寺賜り 誠にありがとうございました

友峰和尚のちょっといい話 【 第2897話 】
2021年 07月 23日 談

「歩々 清風起こる」 令和辛丑 渓仙 書

東京オリンピックが愈々開幕となり午後8時より国立競技場で開会式が行われますが、コロナ禍のなか1年延期しての開催であり苦難の船出となったようです。既に色々な競技が行われ白熱した戦いが繰り広げられていますが、テレビ観戦ながらオリンピックの雰囲気を味わっています。サッカーなど無観客の中での試合はやはり選手にとっても残念な状況に思えます。入場者の人数制限をしてでも有観客試合が行われたらと思いますが、感染防止を考えると致し方ないようです。

年忌法要が修業されました / ふれあいパーク霊苑にて

連日猛暑日が続くなか墓前供養が行われており、暑さを凌ぐために霊苑スタッフの方が日除けのテントを張ってくださっているのですが、テントの中もすでに35℃を超える程の猛烈な暑さで読経中はずっと汗が背中を滴り落ちていく有様です。「心頭滅却すれば火も自ずから涼し」とは言うものの流石に熱中症を気にしながらの読経三昧の修業となっています。

長川さんが ご挨拶に来寺くださいました

午後からは、以前卑山カフェのお手伝いをして下っていた長川さんが久しぶりに連休休暇を利用して来寺下さり、久しく歓談しました。「友遠方より来る また楽しからずや」で楽しい時間のひと時を過ごすことが出来たようです。友峰和尚より

 

竹細工のカニ と 桜貝の貝殻 / 寺カフェの飾り

友峰和尚のちょっといい話 【 第2896話 】
2021年 07月 22日 談

荒木芳栄画伯 の 「魚 図」 / 寺カフェにて

愈々明日東京オリンピックが開催されます! 既に女子サッカーやソフトボールの熱い戦いが始まっていますが、テレビ観戦をしていて大変驚くのはスポーツアスリートにとってオリンピックは格別な競技であることを感じるものです。確かにコロナ禍に有って感染防止の観点からオリンピックを中止する事も考えられますが、アスリート達の熱い戦いを観戦するにつれ並々ならぬ気持ちで競技に臨んでいる選手の姿には深い感銘を受けるものです。4年間、自分の人生を掛けて日々鍛錬努力を続けて来られた選手のためにもオリンピックが無事に進行されることを願うばかりです。

 

寳勝寺檀信徒 津田家満中陰忌法要

奥の院 代々墓にて

さてお盆月の7月8月ですが、今日も卑山御檀家 津田家満中陰忌法要が本堂で修業されました。法要後には引き続き奥の院代々墓にて納骨の儀が行われましたが、生前、親交を深めて来た御方だけに心よりご冥福をお祈り申し上げました。8月15日の旧盆まで霊前供養が続いていきますが、真心を込めて追善供養を修して参りたいと念じています。連日猛暑日となっていますが、皆様にはくれぐれも御身ご自愛くださいますよう祈念いたしております。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2895話 】
2021年 07月 21日 談

大安禅寺檀家総代 藤田通麿様の御家にて

後で知ったのですが、昨日の京都の日中気温は37℃だったそうで驚きました! とにかく屋外に出るとジリジリと皮膚に日差しが食い込んでくるようでしたから成る程と合点した次第です。相変わらず本日も太陽の照り付ける猛暑日となりましたが、終日暑さを避けて寺内で休息しました。

LINEには藤田通麿様より「日中友好の朝顔」が今朝一輪咲きましたとの画像を送信くださり、心から和みました。今後は多くの方々からも開花の報告が送信されてくるものと楽しみにしています。寳勝寺の日中友好の朝顔は明後日ごろ開花するものと思われます。

藤田総代とともに /2020年6月撮影

 

寳勝寺玄関の朝顔

 

さて8月1日(日)より7日(土)まで、堤春生画伯の「日本画展」が寳勝寺で開催されます。堤画伯は山梨県甲府市出身で筑波大学修士課程芸術研究科を修了したのち日本画の道を歩まれ、これまでに日展を始めとする多くの展覧会で受賞されています。

この度はフランス・サンリス「アートサクレ芸術祭」で寳勝寺賞を受賞され、今回卑山にて個展を開催することとなりました。皆様には期間中に是非御来寺頂き、ご鑑賞頂ければ幸いです。友峰和尚より

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