和尚のちょっといい話
愛知西教区宗務所長 圓光寺御住職・山田英隆師
明日の午後1時半より開催される「愛知西教区住職研修会」を前に、一足早く稲沢市・圓光寺様拝塔のため金沢を出発しました。圓光寺御住職とは宗務所長会で常に意見交換をしており、この度は御縁を頂き住職研修会の講師として招かれ、大変嬉しく思っております。今回のテーマは「これからの墓地の有り方について」という内容で約1時間ばかりお話しすることになっており、宝勝寺墓地改葬事業を振り返りながら分かりやすく話したいと願っています。萩の寺として有名な 圓光寺様
各寺院に於ける墓地事情は様々ですが、宝勝寺のふれあいパーク霊苑は未来型墓地でも有ります。和尚の講話の後にはお二人の社長様が具体的な霊苑改葬のお話をされる事になっており、ご参加の御住職皆様には是非今後の墓地改葬を始め寺院運営に大いに参考になればと希望するものです。和尚にとっては久しぶりの講話となりますが、リスナーが住職様ならびに副住職様ということでいつもより更に気合いが入っています。本日の夕刻には圓光寺御住職・山田英隆師と意見交換会をする予定となっていますが、その後の懇親会も楽しみにしています。参道 や 境内に 約20種 200株の萩が植えられています
9月頃のようす / 愛知県公式観光ガイド「Aichi Now」よりお借りしました
さて、昨日は宝勝寺の須貝総代様より講話激励のLINEメッセージを賜りました。また和尚のブログをご覧頂いている名古屋市在住の方からもアポイントを頂いており大変有り難く思っております。尾張名古屋は徳川家の本拠地でも有り、旧福井藩永代菩提所の大安禅寺とも深い縁のある地ゆえに、講話後もゆっくりしたいと願っている所です。10月もあと3日を残すのみとなりました。皆様におかれましてはお健やかにお過ごしください。友峰和尚より冬の到来を告げる 千両の実 / 少林寺墓苑
明日は愛知県稲沢市 圓光寺を拝塔し、夕刻は愛知西教区宗務所長・山田英隆住職と明後日午後1時半から名古屋都市センターで開催される「教区住職研修会」の事前打ち合わせをする予定となっています。本日はお天気も良く今後3日間は良いお天気が続くという予報でしたので、予定を変更して急遽少林寺境内はじめ墓域の除草剤散布に出掛けました。
少林寺墓苑の 除草剤散布
少林寺奥様とお話ししながら 液剤を補充
兎に角「先手必勝」で雑草の成長は待った無しですから、先手先手で除草剤を散布することによって随分と労力を軽減できます。今年に入って幾度も散布したおかげで少林寺を取り巻く環境は大変綺麗に保たれています。
綺麗に保たれる 苑内
午後より 会計監査が行われました
和尚の座右の銘の一つに「朝打三千 暮打八百」が有りますが、相変わらず黙々と自分に鞭打つ日々が続いています。「世の人は 我を何とも言わば言え 我為す事は 我のみぞ知る」とは坂本龍馬の言葉ですが、本当に同感です! 人生限られた時間の中で如何に自分を活かしていくかが問われている昨今となっています。友峰和尚より
少林寺のアトリエにて
終日、野町 少林寺のアトリエでの仕事となりましたが、先般修業した金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭の記念に里芋を記憶に残しておこうと一枚描いてみました。見本の里芋を見つめながら描いてみましたが、実に里芋の表情が様々に変化し置き方によって随分と雰囲気が変わるものです。
「 一期一会 」 渓仙 書
そういえば庭石を組む時も同じで、石にもそれぞれ顔が有り如何にその石の持つ表情を生かして石組みするかがポイントでした。里芋を描く時も表情を大切にして、置き方を幾度も変えながらピタリと収まった所で描いたものです。ついでに姫観音図も描いてみました。時々筆を持つ事が如何に大切か思い知らされました。
「 一日清閑 一日福 」 姫観音図
思えば金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭修業のために丸1ヶ月半、伝燈寺に通い無事円成を願って準備をしたおかげで伝燈寺里芋を描くチャンスが生まれたと思います。皆様にお分けしたいのですが、残念ながらまだ生産量が少なく誠に申し訳ありません。この度の奉納祭を機に、研究会皆様主導のもと今後伝燈寺里芋生産が発展していくことを切に願って止まないものです。友峰和尚より
少林寺 お隣りの酒屋さんから延びた ミカンの木
名古屋都市センター外観
当日は和尚に引き続き、卑山霊苑の管理会社 ㈱ココ・プランニングの中本大資社長ならびに現在愛知県で霊苑事業を展開されている㈱エムエムシーの大竹将人社長が、現代の霊苑の状況についてお話しされる予定です。墓地問題は各御寺院にとって重要な課題となっており、特に少子化や核家族化が進む現代社会に於いては墓じまいを始め墓地の相続問題などが浮上しつつあります。今回は寳勝寺の墓地改葬事業を例に挙げ、分かりやすくお話ししたいと願っています。「歩々 清風起こる ~伝燈寺里芋図~」 渓仙 書
さて久しぶりの住職研修会の講師ですが、この度の御縁は愛知西教区宗務所長・圓光寺住職 山田英隆師よりの御依頼にて是非圓光寺様に拝塔したいと今から楽しみにしています。愛知西教区各御住職の皆様には大変お世話になりますが何卒宜しくお願い申し上げます。 友峰和尚より
昨日に引き続きご法要修業の一日となりましたが、本日は実に清々しく爽やかな供養日和となりました。午前中には卑山お檀家様の年忌法要が執り行われ、現在はコロナ感染状況も落ち着き御家族お揃いでの参詣は本当に嬉しく思うものです。
本堂にて お檀家様の七回忌法要を修業いたしました
久しぶりの歓談 静岡県から墓参に来られた御夫妻とともに
午後からも遠く静岡県より昨年他界された御母堂様の墓参に御夫婦で来寺され、お寺にご挨拶に寄られましたが、久しぶりの御目文字にしばし歓談しました。日々御法縁の広がりを見せていく寳勝寺ですが、和尚が寳勝寺住職に就任して早10年の歳月が流れました。“桃栗3年、柿8年”なれど、就任まる10年を迎え一気に仏縁の成せる多くの出会いに感謝している次第です。「出会い、ふれ合い、和みあい ゆくゆくお互い拝み合い」 実に懐かしい和尚の法話のキャッチフレーズです。いつの時代でも人との出会いほど不思議なものは有りませんね! 今日も明日も新たな出会いを楽しみに努力有るのみです。頑張って参りましょう!! 友峰和尚より
観音草
亡き両親の 月命日追善菩提供養諷経 をしました
今日は大安禅寺先代住職・實道和尚の月命日忌で法名は<特贈再住妙心大安第十九世周侃道禅師大和尚>、また母の月命日が22日で法名は<微妙院一糸文慧禅姉>です。午前中に父と母と合わせて追善菩提供養諷経を厳修しましたが、先住職の實道和尚は昭和63年(1988)の11月23日に齢81歳で遷化されました。昨年は父の三十三回忌でコロナ禍の中、大安禅寺枯木堂にて家族のみで修業しましたが、改めて33回忌報恩法要を厳修したいと思っています。
色づいた紅葉のもとでの 年忌御供養
午前午後ともふれあいパーク霊苑での墓参法要が修業され、改めて「追善菩提供養」の大切さを身を以って感じるものです。要するに心の故郷、言い換えれば魂の根源でもある霊界こそ「大いなるもの」の存在ゆえに、祖霊供養はそのまま自分の心の故郷に通づと言えます。 さて、いつの間にか着衣は冬着に替わり、季節の移り変わりの早さに驚くばかりです。光陰矢の如し、時人を待たず! 嗚呼!恐ろしや!恐ろしや!待った無しの人生!です。油断は禁物! 「今までは 他人のことやと思うたが 俺が死ぬとは こいつぁたまらん!クワバラ、クワバラ」 一休禅師の言葉が身に染みる今日この頃です。友峰和尚より
2014年10月22日 NY州 サラ・ローレンス大学にて
文房流晴心会野口支部の皆様とともに 作品展の準備をしていました
「宝勝和尚のちょっといい話」も第3000話に向かってあと12回となりました。11月3日の“文化の日”がその記念すべき日になるというのも不思議な話しです。約8年間に渡って毎日ブログを書き続けて来たおかげで、一年一年を有意義に過ごす事が出来たように思います。
2016年10月22日 飛騨高山よりお越しの皆様と 記念撮影をしました
ブログは自分史のようなもので、その日その日の出来事に対応する自分の姿や行動が如実に記録され、時々以前の同じ日のブログを振り返りながら出会った方々との思い出を回想することも多くあります。
2017年10月22日 宝勝寺ふれあいパーク霊苑並びに本堂落慶法要が厳修されました
ブログはある意味、自分の「文化」でもあり、多くの出来事に対し色々工夫を凝らしながら物事を完成させていくプロセスなどは実に面白く、常に進化していく状況はまさしく「文化」そのものであると思うものです。
2018年10月21日 宝勝寺ふれあいパーク霊苑 開苑一周年記念法要
2019年10月22日 「重文諸堂修理工事浄財勧募推進委員会」
2019年10月23日 大安禅寺修復工事現場にて 藤田通麿氏とともに
2020年10月23日 羽咋市にお住まいの 中越様御夫妻とともに
さてその11月3日の文化の日に第3000話を迎えますが、次は第4000話を目指して更に精進努力を続けて参りたく思います。継続は力なり!!自分の日常の行動を自省しながら更なるステージアップを目指して頑張って参りましょう! 友峰和尚より
文房流晴心会野口支部 生花 / 寳勝寺本堂 落慶法要
旧福井藩 越前松平家永代廟所にて / 大安禅寺山内
BSーTBSの取材班がテレビ番組「日本遺産」の収録のため大安禅寺松平家永代廟所の撮影に来寺され、収録された映像は来年1月ごろ放映されるとのことです。現在、卑山諸堂は文化庁指導のもと「令和の大修理」中で、重文修理保存工事が完了するのはまだ7年先になります。平成20年6月9日に諸堂全体が国指定重要文化財に指定され、松平家永代廟所も併せて重要遺跡文化財として登録されました。 福井藩松平家廟所は、福井の名石・笏谷石(しゃくだにいし)約1300枚が敷き詰められており、高さ約4メートルの福井藩初代・松平秀康はじめ歴代藩主並びに奥方の墳墓が立ち並び荘厳な雰囲気を感じさせています。廟所は大安禅寺本堂より裏山約300メートルほど登った所に有ります。皆様も是非いちどはご参詣頂ければと願っています。金澤伝燈寺里芋研究会 事務局の千田さんとともに
さて、本日は先般「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭」で大変お世話になった事務局の千田美保さんが伝燈寺里芋を持って御挨拶に来寺くださり、しばし歓談しました。千田さんの大活躍で大祭が無事に円成出来たことに対し感謝の意を伝えました。金澤伝燈寺里芋 の 親芋
取材依頼の手続きでお世話になった ㈱伝広社の吉田氏とともに
大安禅寺と伝燈寺には深い仏縁があり、本当に因縁の持つ不思議さを感じています。いまだ余韻の冷めやらぬ「金澤伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天御祈祷祭」ですが、改めて金澤伝燈寺里芋研究会の皆様には大変お世話になりましたこと心より厚く御礼申し上げます。友峰和尚より10月16日 早朝 西川氏の里芋畑にて
観音草のつぼみ / 寳勝寺玄関にて
冷たい雨の降りしきる一日となりましたが、皆様にはくれぐれも健康管理に十分気を付けて頂きたいと願っています。阿蘇山が突然大噴火したとのニュースが飛び込んできましたが、人的被害が無かったとのことで安堵しました。このところ頻発する地震や急激な気象状況の変化にも関係しているのではないかと思われます。兎に角防災対策には日頃から気配りが不可欠になっているように思うものです。本日は早朝、妻とともに期日前投票に出向いた後、金沢に向かいました。道中、雨の降りしきる中を選挙カーが通り過ぎて行きましたが、この一週間あまりは国政選挙の話題でもちきりとなりそうです。
「伝統的建造物」のプレートが設置されました
さて先日寳勝寺の山門や庫裡玄関入り口に、寳勝寺が伝統的建造物群の建物である事を示すプレートが金沢市役所の関係業者の手によって設置されました。まもなく観光キャンペーンも開始されるとの事で、そろそろ寺カフェ開業の準備に入ろうと思っています。そういえば金沢駅構内にはこれまでの風景と違って多くの人が行き交っていました。賑わいが戻り活気あふれる街の光景が見れるのも、そう遠くはないようです。友峰和尚より
午前8時半から福井市内で衆議院議員選挙地元代議士の出陣式が行われる為、妻の運転で会場に向かいました。現在コロナ禍という事で、参加人数を限定して開催されたようです。
決起集会 会場にて
素晴らしいお天気に恵まれ、決起集会会場の佐佳枝廼社(さかえのやしろ)には既に大勢の支援者が集合しており、到着後先ずは神前にてお参りしました。佐佳枝廼社は徳川家康公と旧福井藩・松平秀康公が祀られており、別称「越前東照宮」とも言われており大安禅寺とは深い御法縁を頂いています。
稲田朋美氏
自坊に戻りさっそく鐘楼や本堂の修復工事現場を視察しましたが、順調に工事が進められている様子にて大変嬉しく思っています。さて久しぶりに過ごす自坊での時間ですがそれも今日まで、明日は寳勝寺に戻らねばなりません。しばしの滞在でしたが孫達との団欒が心を癒してくれました。
鐘楼 修復工事現場の様子
孫たちと 団らんのひととき
故郷大安禅寺の山々はすっかり晩秋の気配を醸し出し、色づいた木々がなんとも郷愁を誘う趣でした。いいですね!本当にいいですね!自然の風景は無条件で心が癒されます。明日から再び法務が忙しくなりますが、故郷で過ごす時間を大切にしたいと思います。友峰和尚より