和尚のちょっといい話
2021年11月28日午後 / 文房流晴心会野口支部 方山様によるお写真
昨日は宮城県塩竈市 慈雲寺住職・工藤速雄師による中国茶の講義と御点前を披露して頂き、幾杯も試飲したため茶葉のカフェインで夜は眠れないと思いきやなんと朝の8時過ぎまで爆睡するという不思議な現象でした。いつもなら早朝5時には目が覚めるのに寝坊をしてしまい、慌てて身支度をして御檀家様の月参りに出掛けました。昨日は本当に「時忘れ 中国茶と親しむ会」となり、色々な中国茶を頂きながらゆっくりとした時間を過ごしたように思います。一日過ぎてもまだ口の中には中国茶の香りと味わいが残っている感覚を覚えたものです。「時忘れ 中国茶と親しむ会」にて 慈雲寺様とともに
慈雲寺住職よりお土産として頂いたお茶箱と茶器セットを広げ、ユーチューブで「中国茶の淹れ方」の動画を見ながら勉強しました。お点前が上手になったら来寺くださったお客様にお出ししようと思います。これでお抹茶にコーヒーに中国茶お点前と、和尚の「おもてなし」レパートリーも増えたようです。どうかご期待あれ!! さて、どっと疲れが出ましたがなんとも心地よい疲労感となりました。寳勝寺檀信徒 額家の御先祖供養を修業いたしました
額様御夫妻とともに
本日は東京より寳勝寺檀信徒の額様が御夫妻で御来寺くださり、祖霊ご供養の後は久しく歓談しました。額様が碁の達人ゆえに話題は「碁の談義」に始まり、奥様とも色々な話題に発展して時間を忘れ楽しい時間を過ごすことが出来ました。11月もあと1日を残すのみとなり愈々12月「師走月」を迎えます。午前中、御檀家様ご自宅での月参りから帰り際に「和尚さん、どうか良いお年をお迎えください。」とご挨拶頂き、本当に1年の終わりを感じました。ブログをお読み下さっている皆様もどうかくれぐれも御身ご自愛下さいますよう、ご祈念申し上げております。友峰和尚より㈱豊蔵組 江川部長 と 香林課長とともに
午前8時過ぎ 家内と加賀様・清水様が寳勝寺に到着しました
快晴に恵まれた日曜日の本日、午前10時より「時忘れ 中国茶と親しむ会」が開催されました。今回は文房流晴心会 野口翆智先生始め御社中の先生とお弟子さんそして家内と御友人が出席されての少人数での開催でしたが、実にゆったりとした時間の中で中国茶会を楽しむことが出来ました。
慈雲寺住職 工藤速雄師による中国茶会「時忘れ 中国茶と親しむ会」
宮城県塩竈市より御来寺頂いた臨済宗妙心寺派 慈雲寺御住職・工藤速雄師が、お茶の歴史や種類などの講座の後、色々な種類の中国茶のお点前を披露されました。お茶は日本人にとっても日常欠かせない飲み物ですが、いざどういう経緯で日本に伝わり中国にはどのような茶葉が有るのかと問われると返事に困ってしまいます。本日はお茶の歴史や淹れ方そしてウーロン茶や紅茶として知られている茶葉の中でも、生産地から取り寄せた貴重な品種を用いたお茶を試飲させて頂きながら充実した時間を過ごしました。特にお茶を頂く時、最初にその香りを楽しむ所作に於いては新鮮な感覚を覚えたものでした。
お茶の種類や歴史などについての講義のようす
珍しい茶葉を拝見し、試香されているようす
茶葉の産地や銘柄をご説明くださるようす
聞香杯で芳香を楽しんだのち、お茶を頂いているようす
様々な品種の 香りや味わいの異なるお茶を頂きました
茶会終了後 の ご挨拶
今回は少数の参加者でしたが、お茶の歴史や禅宗との関わりなどについての講義はもっと大勢の方に聞いて頂きたいと思ったものでした。知っているようで知らない事ばかりの工藤速雄師の中国茶の講義は本当に勉強になりました。約3時間に渡る中国茶会「時忘れ 中国茶と親しむ会」でしたが、大変有意義な時間を過ごせたことに対し深く感謝申し上げたいと思います。本日参席頂きました皆様にも心より厚く御礼申し上げます。友峰和尚より
寺カフェ再開を機に 消毒スプレーを新しくしました
このところ寒い寒い日が続いていますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? 今年はラニーニャ現象で北陸地方は大雪になるとの予報が出ており大変心配されます。すでに北海道ではこれまでに経験の無い程の大雪に見舞われており、油断できない状況に在ります。和尚は昭和38年、昭和56年そして平成18年、平成30年の豪雪を経験しておりその恐ろしさを本当に身を以って体験しているだけに、この時期になるとトラウマが襲い身震いします。特に現在大安禅寺では全面諸堂修理保存工事をしており、今年の春も大雪となり工事関係者が毎日除雪に追われる状態でした。寳勝寺にも除雪機を導入して除雪の対応をしていますが、加齢と共に操作もおぼつかなくなり毎回怪我を心配します。
さて明日は中国茶会「時忘れ 中国茶と親しむ会」が開かれるため会場の最終点検をしましたが、ゆっくり中国茶を頂きながら今年一年の疲れを癒したいと楽しみにしています。中国茶の御点前を学んで是非皆様を「おもてなし」したいと願っております。友峰和尚より
霊苑事務所の久保さんにお手伝い頂き 本堂正面の幕を吊りました
本日は終日、28日に開かれる中国茶会「時忘れ 中国茶と親しむ会」の準備をしましたが、慈雲寺住職・工藤速雄師からの御依頼で「喫茶去(きっさこ)」の書を床の間に掛けて欲しいということでしたので、2019年(平成31年)4月にフランス・サンリスで開催されたアートサクレ芸術祭での墨蹟パフォーマンスの折に書いた「喫茶去」の書を思い出し、梱包されていた作品を2年ぶりに開封しさっそく落款を押してみました。床の間に飾ってみたところぴったり長さが合い、久しぶりに眺めたものです。実に懐かしく当時を思い出し、もう一度ヨーロッパに行ってみたいという念に駆られました。
「時忘れ 中国茶と親しむ会」 会場の設えをしました
「 喫茶去 きっさこ 」 / 越前和紙作家 長田和也氏の和紙作品
中国茶会の一週間後、12月4日には「寳勝寺住職就任10周年記念慶賀法要」が修業予定となっています。今回はコロナ禍に有ることを考慮して関係者のみでの法要となりますが、コロナ禍が収束し次第、改めて檀信徒皆様に御出席を頂いて感謝の法要を厳修したいと思っています。
さて、年末ジャンボ宝くじ発売が開始されたとか。すでにお求めになられた方も多いかと思いますが、宝くじを買われた皆様がどうか1億円当たりますように、日々弁財天神に御祈願したいと思います。友峰和尚より
干支色紙描きに専心しています
北海道では大雪になったとか、そして北陸地方では強風を伴った霙混じりの雨模様の一日となりました。いまだにスノータイヤに交換していないため日々天気予報と睨めっこの毎日です。午前中より精力的に干支色紙描きに集中しましたが、室内に有っても足元が冷え冷えとして思わず靴下を重ねて履く始末! 昔は裸足で冬を過ごしたものでしたが、もはや靴下無しでは長時間のデスクワークは無理のようです。
午後からはふれあいパーク霊苑での墓前諷経が修業されましたが、時折吹き付ける強風でテントが吹き飛ばされそうでした。これからはさらに厳しい寒さとなっていくため、墓前でのご供養も何か寒さ対策を考えねばと思ったものです。
薔薇美子(そうび よしこ)さんとともに
久しぶりにシャンソン歌手の薔薇美子さんが来寺くださり、12月のクリスマスイベントなどについて歓談しました。地元金沢を拠点に幅広く活躍されていますが、寳勝寺でもご縁を頂ければと思っています。28日に開かれる「時忘れ 中国茶と親しむ会」の茶道具が宮城県塩釜市・慈雲寺様より本日届きましたが、あまりのお道具の多さにビックリ!! 中国茶ではどのような御点前を披露して頂けるのかと今から楽しみにしているところです。友峰和尚より
中国茶会の お道具が届きました
猛風により しだれ桜がいっきに落葉
大荒れのお天気となっていますが、昨夜は一晩中強風に加え雨霰で騒々しい夜を過ごしたものです。朝になっても強風は収まらず、時折渦を巻くような風が街路樹の枯葉を吹き飛ばしていました。午前中には葬送の儀が厳修され、斎場に向かう時には雲の合間から太陽の光が差し込み眩いかぎりで故人の御徳を偲び合掌するほどでした。最近はコロナ禍に有って家族葬が主流となっていますが、導師としての勤めはなんら変わらず全身全霊で修業致しました。
寺に戻ってからは暫し休憩したのち昨日に引き続き干支色紙描きを続行しましたが、先般 (株)豊蔵組の豊蔵享一社長から頂いた手作りの「五郎島薩摩芋」をオーブントースターに入れて1時間余りじっくりと焼いたところ見事な焼き上がりと成り、さっそく頂きました。
まるまるとした 大きなサツマイモです
ほくほくあまい蜜の香りがいっぱいに広がりました
身体が凍えるほど寒い寒い一日でしたが、薩摩芋のおかげで身体も温まり力強い虎の絵が描けました。果たして薩摩芋が虎の嗜好物かどうか知る由も有りませんが、和尚にとっては少なからず元気の源となったようです。
本日の 干支色紙 「和気 豊年の兆し」
毎日法務内容が変化する昨今ですが前進あるのみです。「一日作さざれば一日食らわず」とは百丈懐海禅師の言葉なれど、今日は十分に薩摩芋を食した一日となりました。御馳走様でした! 友峰和尚より
昼間も薄暗く 大きなアラレが打ち付けました
いやはや昨日とは一変して気温が一気に下がり横殴りの雨風とともに霰が降ってくる始末! 愈々北陸地方は本格的な冬入りのようです。飛び石連休最終日、勤労感謝の祝日でもある本日は父親(先代實道和尚)の祥月命日忌ということで午前中に母の霊前供養と共に報恩菩提の追善供養諷経を修業しました。
寺カフェも今日までですが、降りしきる雨の中を観光客の方々が訪れていました。昨年とはずいぶん違った賑わいを見せた寺町界隈でしたがコロナ禍が収束に向かっていることを如実に感じ取っています。
寺カフェをお手伝い下さる高倉さんが 椅子のカバーを作ってくれました
応接室 の 和尚用の椅子
干支色紙描き
午後からは時間の合間を見て、来年度の干支色紙描きに専念しました。毎年思うのですが、年々干支図の仕上がりが早くなっているような気がします。虎の図は苦手で有りましたがなんだか手が勝手に動く感じで、スムーズに描けていくことに不思議さを感じながら一気に20枚ほど下絵を済ませたものです。
虎の全体的な動きも出ており「先ず先ず満足」と言ったところでしょうか。明日からも集中して干支図を描き続けて参りたいと思っています。寒さに負けずに頑張って参りましょう! 友峰和尚より
「 紅葉秋風に舞う 」 / 2014年 秋 NY州 サラ・ローレンス大学展にて
11月もあと1週間程と残り少なくなり気忙しさを増していますが、皆様お元気にお過ごしでしょうか? この28日(土)には、これまで長きに渡り大安禅寺や寳勝寺の行事に際し御茶席を担当して頂き御来賓のおもてなしをして頂いたお茶の先生、御婦人方々をお招きして「中国茶会」を催す事となりました。
2020年 10月 京都大本山妙心寺花園会館にて 中国茶を頂いた時の様子
このたび中国茶の歴史講義とともに御点前を披露してくださる宮城県塩竈市 慈雲寺住職・工藤速雄師は、和尚と同じく宮城福島教区宗務所長職にあり、日頃より中国茶を広められる活動をされています。今回は「時忘れ 中国茶と親しむ会」と題して、深まりゆく初冬の禅寺で時間を忘れゆっくり寛いで頂けたらと今から楽しみにしています。
本日午前 前田様御夫妻とともに
この度は少人数での茶会ですが、和尚も中国茶の御点前をしっかり習って卑山に来寺くださった皆様にお出ししたいと願っています。乞うご期待下さい!! さて冷たい雨の降りしきる一日となりましたが、くれぐれも御身ご自愛ください。友峰和尚より
少林寺 甘い ミカンの実
金沢寺町寺院群には72の寺社が立ち並んでいます。2012年12月28日に「国選定金沢寺町台伝統的建造物群保存地区」に指定を受け今日に至っています。ここ2年あまりはコロナ禍にあって訪れる観光客も激減していましたが、11月に入る頃からようやく石川県のコロナ感染状況も収束に向かう中、少しずつ賑わいが戻って来たように思います。
穏やかな秋空のもと 霊苑では連日 祖霊供養が修業されています
飛び石連休となった今年は特別に寺町寺院の秘仏が公開され、久しぶりに多くの観光客で賑わっています。政府のGOTOトラベルキャンペーンは来年に持ち越されましたが、地方自治体では色々な割引キャンペーンが行われており、石川県でもGOTOイートの割引食事券が功を奏しているようです。先般、福井・芦原温泉の旅館を予約しようと試みましたが全館満室で断られる事態で、効果の程が知られるというものです。
ガラス工芸作家の髙橋さんが ご友人と来寺くださいました
さて皆様はこの連休を如何お過ごしでしょうか? 長い長いコロナ禍に有って知らぬうちにストレスが溜まっていきます。ストレス解消方法は色々あると思いますが、やはり温泉旅行が一番の解消方法のようですね。まもなく師走月に入りますと忘年会のシーズンとなりますが、今年はどうやら多くの年忘れ企画が持ち上がっている昨今のようです。本日も墓前供養修業の一日となりましたが、明日からも引き続き祖霊供養が続いていきます。頑張って精進して参りましょう! 友峰和尚より
髙橋さんの作品
観光客の方々にも大人気の三角屋根
飛び石4連休となった土曜日ですが、カフェをオープンした途端にお客様が来られ久しぶりにコロナ禍以前の雰囲気が戻って来たように感じたものです。とは言えまだコロナ禍にある現在ゆえに気持ちを緩めるわけにはいきません。消毒などの対策を徹底しながらのカフェ運営となっています。
墳墓開眼法要を修業いたしました
素晴らしいお天気のもと午前午後とも墓前供養諷経が修業されましたが、連休と有ってか多くの墓参の方が来られ苑内には線香の煙が漂い、秋の深まりと共に言葉では言い表せないほどの法悦を感じました。また卑山お檀家様を始め霊苑を通して御厚誼を頂いている方々もカフェに立ち寄ってくださり、堂内は終日賑わいを見せていました。
寳勝寺 中庭の小菊
寳勝寺檀信徒の安田様 と ご友人の方とともに
寺院運営の理想とする姿は常にお参りされる方が絶えない活気ある状況にあることですから、本当に嬉しく思うものです。布教の原点は人との出会いに広がりを見せることが求められています。「諸行無常 諸法無我」の世の理だけに「一期一会」の出会いを大切にして参りたいものです。友峰和尚より
ニシキギ の 赤い実