寶勝寺日誌
五月も下旬となり、梅雨のようなじっとりとしたお天気です。寳勝寺の境内では初夏の花が次々と開き、寺カフェのお客様にも大変喜んで頂いています。一重の薔薇は爽やかな芳香を放っていますが、今日はご近所の建物がペンキの塗り替えをしているらしく、あいにく化学的な香りが・・・。街の景色も日々変化しているようすです。
境内に一歩入ると、緑もずいぶんと深くなりました。これから、白いホタルブクロが咲き始めます。今年の一番花を、式台玄関に頂きました。下野、紫陽花も例年以上に元気に開花しています。
この季節、庫裏側の土手に咲く八重の毒だみ草です。寺内に飾ることはありませんが、秘かに?観賞して楽しんでいます。
そして今日は、寺カフェのお手伝いスタッフさんのお母様からということで、お昼ご飯に「朴葉飯」を頂きました! 朴葉の爽やかな香りが移った黄粉御飯がとても美味しく、昔ながらの自然の食べ物を頂くことが本当に贅沢だと感じました。
お米ぎっしりの朴葉飯、2個頂いて、午後からも溌剌とお仕事に励むことが出来ました。誠にありがとうございました!
緑が本当に美しい季節となりました。毎日楽しく眺めているお庭ですが、突然の睡蓮の登場に喜び、撮影会のように何枚も写真を撮ってしまいました。明日の朝、美しく開いたようすをまた撮影したいと思っています!
すずらんの後には、庭藤が咲き始めています。
山門前庭から移動し、一時鉢植え中の「定家かずら」が、たくさんの花を咲かせています。風がそよぐたび芳香が漂い、特に外国人の旅行者の方から「ジャスミンのような香りがしますね!」とのコメントを頂いています。ご近所のお茶屋さんから香る、茶葉を煎る香りとブレンドされて、なんとも爽やかです。
蜜柑の花が咲き始めました!
昨日のHAB北陸朝日放送「2時はドキドキ!」寺カフェ生中継から明けて本日、寺カフェには、「テレビを見ました。」という地元からのお客様が来られ、お抹茶やアイスコーヒー、テレビでも紹介して頂いた「三種盛り合わせ」をご注文下さっています。「こんな場所が有ったなんて、、、」と喜んで下さっている様子で、くつろいだ時間を過ごされているようでした。5月も中旬となり、寺カフェもとても良い季節を迎えております。お近くへお越しの折には、ぜひお立ち寄りくださいませ。心よりお待ち申し上げております。
お客様のお帰り後には、こんなアート(!?)が施されていました
御菓子の飾り葉やぜんざいの箸袋を使って、舟漕ぐアヒルのような・・・
季節のお花が次々と咲いています。
4月30日、ゴールデンウィークの寺カフェです。山門入口の通路が広くなり、仮舗装中ではありますが門構えの雰囲気も広々とワイドになりました。
たなびく仏旗と鯉のぼりの下には、もともとのお庭から移動した鉢植えを持ってきました。春の花がいっぱいです。
お寺のなかも、設えを少し変更しました。皆様がよりゆっくりとお過ごしいただけるように、席あたりの人数を減らし、席数を増やしています。ゴールデンウィーク期間中のみの特別仕様です。
いつもは大テーブルの応接室、ただいま、こんな風になっています。
応接室から見える中庭。小雨が降って緑葉が一段と光っています。
立浪草、擬宝珠の葉、えびね蘭など
鉢植えしたオダマキが咲きました!
寺カフェをご利用いただきました皆様、お参りにお立ち寄りくださいました皆様、誠に有難うございました。「心が安らぐ、本当に落ち着く」との御感想を頂き、連休中の忙しさも吹き飛ぶ喜びを感じています。ゴールデンウィーク中、金沢へお越しの方は是非いちどご来寺下さいませ。心よりお待ち申し上げております。
4月18日、早朝の寳勝寺です。今日はいよいよ、「寳勝寺霊苑改葬工事」の第一歩とも言える山門前庭の工事が始まります。庭の木々を移動し、いったん石垣を取り外し、山門へのスロープ道幅を広げるかたちで再度、石垣を復元することになっています。
2013年 秋 住職と奥様によって植栽が施された当初のようす
苗の頃の酔芙蓉
酔芙蓉、こんなに大きくなって、御町内の名物にもなりました。
今日は、造園店の方とともに庭内の木々や草花を丁寧に掘り起し、鉢に移動しました。大きな木は、造園店所有の畑で預かって頂くことになっています。
半日かかって、全ての植物の移動を完了しました。すっかり更地となった山門前庭ですが、墓地の改葬と共に再度新しいお庭が誕生することになっています! ひきつづき今後の工事の進捗状況をご報告させて頂きますので、こちらのページからぜひご覧になってください。
四月に入り最も暖かい一日となりました。寳勝寺の境内は霊苑側から山門へと吹く風の通り道になっているらしく、四季を通じ強風のことが多いのですが、今日は本当にやんごとなき大強風で散々な状況でした。
オープンカフェ用のパラソルや椅子が吹き飛ぶことは想定して予め片付けてありましたが、まさかこんな大きな木塀が倒れるとは思わず、動かすことも出来ず、右往左往してしまいました。夕方ようやく風が鎮まり、寺内に吹き込んだ枯葉や土埃を掃除しました。街の中では一日中、消防車や救急車、パトカーのサイレンが鳴り響き、あたりを見回すと隣家やビルの屋上から色々なものが吹き飛んでいました。寺の建物やカフェ利用の皆様に及ばなかったことが幸いでした。明日も引き続き点検と掃除をしたいと思います。
この度、去る3月21日、平成28年度「春季彼岸会」を無事厳修いたしましたので、ここにご報告申し上げます。
当日は午前十時半より「春季彼岸会」が始まり、寳勝寺本尊・十一面観世音菩薩回向の後、檀信徒先祖供養のご法要が行われました。
ご法要には、桂岩寺(金沢市寺町1丁目)ご住職様が役僧としてご加担下さり、桂岩寺様のご説明のもと、般若心経ならびに大悲呪などのお経を皆様で唱和されました。ご列席頂きました檀信徒様おひとりずつ順に御焼香され、静かに合掌されるなか、住職によりお申込み頂きましたご先祖供養ならびに檀信徒各家先祖代々の御供養がなされました。
本尊並びに奥位牌壇の御真前にはお花や御供物が飾られ、檀信徒皆様が順に御焼香されました。
【春季彼岸会・住職法話より】・・・春の御彼岸会をするようになって今年で3回目になりますけれども、年々参列される方が増えていくことを大変嬉しく思っています。春季彼岸会、秋季彼岸会また盂蘭盆会とありますが、法要というのは非常に大切で、特にお経を上げることほど大切なことは無いわけであります。・・・日頃からお経に接している方もおられると思いますし、あまり読んだことが無い方もおられるかと思います。皆様が今日お読みになった「摩訶般若波羅蜜多心経」ですが、「摩訶(まか)」というのは、サンスクリット語で「大いなる」を意味する「マハー」が音写されて「摩訶」になった、「般若(はんにゃ)」とは智慧、「波羅蜜多(はらみた)」というのは「パーラミタ」すなわち「彼岸に渡る」ということで、「心経」は自分の心を意味しています。「摩訶般若波羅蜜多」とはまさに今日の「彼岸」のことで、「大いなる智慧によって彼岸へ渡ること」です。
・・・お経を一回唱えることは、我々の命の故郷、根源に戻ることを意味しています。人間はこれから亡くなって極楽へ行くのではなく、もとより生も死も無い、はじめから宇宙とひとつであり大いなる「安心(あんじん)」の中に居るんです。それなのに、この肉体から出てくる色々な業(ごう)によって物を欲しがったり選んだり、勝手に地獄極楽を作っているだけの話なんです。・・・我々が生きているこの世はすべて因果の世界です。良いことをすれば良い結果が出る、悪いことをすれば悪い結果が出る。でも人間は業が強いから、なかなか納得出来ない。それがお経を上げることによって、もとより安心のなかに居る、全てのものとひとつになっていると分かるようになるんですね。もちろん、お経を読んでも意味がわからないと言われるかもしれないけれど、意味がわかるかどうかが問題ではありません。お寺に来ると、良い悪いの判別を超えて、ただ心が安らぐ。平等の中にいるから安らぐんです。お寺へ来て一回でもお経を聞いたり読んだりする、その功徳によって、日々の生活が安らかになるんです。
・・・有名な俳優・勝新太郎が遺した言葉の中に、「偶然こそ完璧だ。」というのがあります。今日、皆様がここに来ていることは偶然ではない、完璧なんです。この世の中に偶然はありません。「なぜ自分だけ?」とか「どうしてこんな境遇に?」と思うことがあるかもしれませんが、全ては因縁を引いている。だから、自分の行動は自分が責任を持たなければならない。人間はみな、私も、お釈迦様もすべて、欲望もあれば好き嫌いもあります。それをどう自分でコントロールし調えることが出来るか。「なにか辛いことが起きたら、しめたと思え。艱難(かんなん)汝を玉にす。」そういう生き方が我々禅宗の教えです。とは言ってもなかなか打たれ弱いのも事実でありますから、少しずつでもお経を読んだり、坐禅をしたり、掃除をしたり、自分の出来る事を続けて行くことによって人生が安定し充実していきます。悩んだり、不安がったりする暇があったらしっかりと修行をせい!ということですね。・・・(住職法話をもとに事務局が編集いたしました。)
法要終了後には、㈱いせや会長 中本隆久様、㈱ココ・プランニング代表取締役社長 中本大資様よりご挨拶があり、墓地改葬工事進捗状況についての説明が行われました。
全行事終了後には、お弁当を囲んでの昼食懇親会が行われました。当日は早春の好天気に恵まれ、玄関前の桜も最初の花が開花した佳き日となりました。ご列席賜りました皆様には誠におつかれさまでございました。心より厚く御礼申し上げます。また当日御参詣頂けなかった檀信徒皆様より、御供養並びにご供物等、ご恵送賜りましたこと、厚く御礼を申し上げます。 合掌
寳勝寺 / 中庭です。
芽吹きの季節がやって参りました。寺カフェのお運び中、今年も芍薬の芽が出て来たかと気になり、中庭を眺めています。
出て来ました。
すると、芍薬の芽の横、岩場の陰に、薄紫の花が咲いていることに気が付きました! 毎年咲いていたのかもしれません。初めての発見です。
なんとも可憐な、高山植物のようです。
さっそくに業務終了後、花の名前を調べてみました。キンポウゲ科イチリンソウ属「菊咲一華」(キクザキイチゲ)という名前とわかりました。早春に咲き、他の植物が若葉を吹く頃には枯れて地下に眠ってしまうそうです。四季折々に沢山の花咲く中庭ですが、春一番の貴重なお花に出会えて、本当に嬉しく思いました。
寳勝寺、式台玄関前のおかめ桜です。今年もいよいよ、桃色の花びらが見え始めています。お天気次第ではすぐにも開花しそうです。
桜の木の下には、うぐいす神楽や木瓜、沈丁花も咲き始めました。良い季節です!
利休梅が凛々しく伸びて来ました。この芽吹きには毎年励まされます!
ポップオーバーも日々、飾りつけの勉強中です…。
寺町では今日もたくさんの観光客が往来し、にぎやかな春を迎えています!
大変寒い一日となりました。寺カフェも真冬に戻ったように、暖房をフル回転してお客様を迎えています。しばらくの間、お花のなかったお庭ですが、いよいよ春の花々が開き始めました。前庭に植えられたミヅキの枝に、黄色のみずみずしい花が咲いています。
室内にもお花を飾っています。冬の間は、お正月に大安禅寺御用達・小森庭園様から寄贈して頂いた門松の南天や松の枝を利用して、部屋に飾っていました。梅と思い込んでいたこちらの枝は・・・
ある日突然(?)、梅らしからぬ葉が登場して驚きました! どおりでソフトな枝ぶりです。その後、次々とツボミが現れ、桜が咲き始めました。梅が咲くのを待っていましたが、早春の桜もまた格別にうれしいものです。