1月, 2020年

第2337話

2020-01-11

大安禅寺 隠寮「愈好亭」の前庭

令和2年、新年最初の年中行事「修正大般若祈祷会」が明日午前10時より厳修されるのを前に、本日は隠寮「愈好亭」周辺の徹底掃除をしましたが、昨年痛めた膝関節が悪化してしまいやはり本格的な養生が必要のようです。

大安禅寺責任役員総代 蒔田城助様

午前中には蒔田責任役員総代ならびに卑山会計主任によって会計監査が行われ、監査終了後には愈好亭にて新年の御挨拶と慰労茶礼をしました。昨年より開始された重文諸堂修理保存工事の特別会計が新たに加わり、今後はよりいっそう厳正な会計監査が必要となっています。また明日行われる大般若祈祷祭では、今後の工事の安全無事を心から祈願したいものです。

愈好亭より 修復工事中の本堂を望む

「修正大般若祈祷会」の準備が進む 枯木堂のようす

さて、久しぶりの自坊での外掃除!張り切りすぎて膝関節を痛めましたが、心は晴れ晴れとして痛みなど少しも有りません! 何をするにも健康体が基本だとつくづく反省の一日ともなったようです。友峰和尚より

第2336話

2020-01-10

新年のご挨拶 / 文化財建造物保存技術協会の皆様とともに

1月だというのに不思議なほど暖かく良いお天気の北陸地方! 一体どうしたのでしょうか? 地球温暖化現象が問題視されていますが、その現象を実感する日々となっています。午前中は㈱アイソウシャ・中村会長の御自宅へ年頭回礼諷経に出掛け、お参り後はご家族と食事を共にしながら新年をお祝いしました。毎年恒例のお参りながら、中村会長との約40年に渡る御法縁には感慨深いものが有ります。仏縁とは実に不思議なもので、現在では金沢・寳勝寺に於いても㈱アイソウシャ金沢との御縁を頂いています。

午後には鹿島建設㈱北陸支店 金沢営業所の南部克彦所長ならびに福井支店の北野朋遂次長が年頭のご挨拶に来寺され、しばし和やかに歓談をしているところに斎藤表具店主・斎藤公一さんが、昨年より依頼されていた掛軸表具の完成品を届けに来てくれ、さっそく皆様にお披露目となりました。

「竹 葉々起清風」

「竹 葉々清風起こる」の一幅、新年に相応しい渾身の一幅です。今年も竹風の如く、穏やかで爽やかな風が吹いてくれることを只管祈念するものです。友峰和尚より

第2335話

2020-01-09

暴風の日から一夜明けて

昨日は夕刻にかけ寒冷前線の通過で大荒れの天気となりましたが、どうやら境内は無事だったようで山門の幕も今朝方は穏やかになびいていました。金沢の松の内は15日だそうですから、今しばらくお正月飾りはのそのままにして新年を祝したいと思っています。 寺カフェは11日より開業予定で、12日が成人式ということも有り室内の飾りもひと工夫してカフェに来られた新成人の方々を祝福したいものです。光陰矢の如しで今年もあっという間に1週間が過ぎました! 新年早々色々な出来事が報道されるに連れ、ひとときも心の安らぐ間も無いほどです。1月最初の坐禅会は16日(木)午後6時半より行われる予定ですが、大いにご参加頂き「安閑無事」の心境を体得して欲しいと願っています。友峰和尚より  

第2334話

2020-01-08

なずな

昨日1月7日は五節句のひとつ「人日(じんじつ)」で七草粥を食べる日でしたが、七草がいったいどのような草なのかと調べてみれば、一般的によく知るところでは「ナズナ」ですが俗にぺんぺん草として知られています。

その他にはセリ、スズナ、スズシロ、ホトケノザ、ハコベラ、ゴギョウで、通常「大根、カブ、ハコベ」と言いますが、七草は身体に良く特にお正月料理で弱った胃腸を整える働きが有るそうです。昔の方々は実に節句を楽しみながら過ごしていたように思います。

2019年8月

さて7日は内孫の誕生日でも有りました。和尚は金沢でお祝いには出席できませんでしたが、家族全員で孫の無事成長を歓び、母手作りのお料理でお祝いしたとの事、本当に嬉しい限りです。和尚の誕生日も間もなくやって来ますが、元気で迎えられるのも今は亡き両親の恩徳と慈悲心の賜物と深く感謝する毎日です。友峰和尚より

第2333話

2020-01-07

㈱豊蔵組様が 新年の御挨拶に来寺下さいました

そろそろお屠蘇気分から覚め、気持ちを入れ替えなければなりません。今日は火曜日でカフェは休業でしたが、寺に有って色紙描きなどしました。午後には、現在ふれあいパーク霊苑第2期工事を施工されている㈱豊蔵組の豊蔵享一社長はじめ幹部の方々が年頭のご挨拶に来寺され、しばし和やかな歓談の席となりました。

お正月「松の内」も今日までで鏡餅はお下げし、その他の縁起物は15日までそのままお飾りしてこうと思っています。さて、今年は「子年」で和尚の干支でも有りますが、卑山カフェお手伝いの高倉さんが手作りの「ねずみマスコット」をプレゼントして下さり、さっそく絡子(らくす)に付けてみました!

蝶ネクタイの可愛らしいネズミさん! 如何でしょうか? 歩くたびに左右に首を振り愛嬌を振りまいています。今年も「寝ず身」の如く頑張って働きましょう! 友峰和尚より

第2332話

2020-01-06

滋賀北陸教区花園だより 「いもこぢ」

臨済宗妙心寺派 滋賀北陸教区の情報誌「いもこぢ」新年号が発刊されました。この「いもこぢ」の意味ですが、芋を洗う際に、桶に入れ交差した棒で芋を抉(こじ)る事により皮が剥けて白くなっていくところから「洗心」の意味で付けられた名前です。滋賀北陸教区は5部に分かれており、滋賀県、福井県、石川県より構成されています。和尚が教区所長を拝命して8年目になりますが、全国の教区と比較すると小規模ながら各部とも活発に布教活動しており、偏に各部の支所長様はじめ各御寺院御住職の精進努力の賜物と心から感謝申し上げております。

「いもこぢ」のほか、大本山妙心寺の機関紙「おかげさま」も花園会員皆様に配布されおり、全国檀信徒並びに妙心寺との交流を目的としています。また近年では妙心寺ホームページを通しても檀信徒の交流が深められています。少子高齢化社会の進む中で、より一層お釈迦様の教えを分かりやすく布教できる新たな方法が求められているようです。友峰和尚より

㈱伝広社の吉田氏が 新年のご挨拶に来寺されました

第2331話

2020-01-05

ふれあいパーク霊苑にて 年忌の法要を修業致しました

この時期としては珍しく境内に雪のない新年を迎えているわけですが、小雨模様の中、法要が始まると同時に雲間から太陽の光が燦燦と墓地を照らし出し、故人の霊を慰めるかのような神々しさを感じたものでした。日頃より父母の恩、祖先の恩を忘れないようにと祖霊供養を大切に心掛けていますが、法要を厳修する度に「報恩謝徳」の気持ちを新たにするものです。

法要に際しては参詣者の皆様全員に経本を渡し、宗旨を越えて読経に参加して頂いていますが、最近では和尚と一緒に大きな声でお経を唱えて下さるようになり、心から嬉しく感じています。釈尊の教えそのままに、布教の原点は「読経」に有ると感じます。

墓参の方によって手向けられたお線香

禅宗経典に「サンスクリット語」いわゆるインドの原語「梵語(ぼんご)」で読むお経が多いのは、釈尊の言葉を違えぬようにとの配慮があるのだと思います。宝勝寺ふれあいパーク霊苑には今年も多くの新年参詣者が訪れ、故人の霊もさぞかし安らかな眠りについておられることと思うものです。友峰和尚より

 

第2330話

2020-01-04

お正月三賀日を過ぎて今日は最初の土曜日となりましたが、まだまだお正月気分の中にいます。ニュースでは帰省ラッシュの映像が流れていますが金沢市内は観光客で溢れている感じで、寳勝寺カフェにも着物姿のお客様が見受けられ、新年を心から楽しんでいる様子でした。午前中に御檀家様の年頭回礼に出掛けた後は、お寺に有って終日年賀のご挨拶を受け午後4時からは本堂にて年忌法要を営みました。寝正月だった昔々も今日では休息する間も無く新しい年を迎えています。一月は昔の暦で「睦月(むつき)」と呼んでいますから「仲睦まじく」この一か月を過ごして参りたいものです。

宝勝寺ふれあいパーク霊苑並びに㈱ココ・プランニングの新年御祈祷

管理事務所スタッフの皆さんとともに

寳勝寺檀信徒 須貝総代様ご夫妻並びに御子息の皆様とともに

須貝家 新年祈祷を修業しました

本年も何卒よろしくお願い申し上げます

近藤様ご夫妻、正木様ご夫妻とともに

正木様ご夫妻へ 御祝の墨蹟額を贈呈いたしました

御来寺下さり 誠にありがとうございました

本日は卑山須貝総代様ご家族また名古屋からはご遠路近藤様・正木様ご夫妻が御来寺下さり、親しく歓談する事が出来ました。新年のご祈祷を通し、ご家族皆様の家内安全と健康安心を祈念しています。友峰和尚より

第2329話

2020-01-03

今から12年前の平成20年(2008年)が「戊子」年で、その折、新命副住職玄峰和尚の師匠・岫雲軒老大師猊下(現妙心寺塔頭・東海庵住職)より頂いた「子の図」を新年に床の間に掛け毎日拝んでいます。

子の図の言葉は「玉殿酒屋 出入自在」と有り、ネズミだからこそできる芸当でもあり、実に面白く表情もユニークで思わず笑みがこぼれそうになります。今年は「子年」ということで、和尚の干支の、この掛け軸が12年ぶりのおめもじと成りました。

高倉様御家族が 新年の御挨拶に来寺されました

桜由乃ちゃんとともに

今日は金沢への移動日でしたが、自分の行動もまた行ったり来たりとまるで掛け軸のネズミのように動き回っています。されど心もまた自由自在かと言えば難しい問題です。人の分け隔てなく誰とでも自由自在に交流できるよう精進して参りたいと念じています。友峰和尚より

新年祈祷並びに御先祖供養を修業致しました

第2328話

2020-01-02

見事な初日の出、眩しいかぎりのご来光を拝むことが出来ました! 本当に穏やかな新年二日目を過す事が出来、大変嬉しく思ったものです。雪のない北陸地方ですが、この現象を喜んでいいのやら悩ましいところです。現在、本堂は修理工事のため封鎖されており、「枯木堂(こぼくどう)」での新年参詣となっていますが例年より多くの方が初詣に訪れていました。

大安禅寺御用達 小森庭園主 末政様とともに

午前中は地元県議会議員の年賀式に出席し、年頭のご挨拶したのち直ぐに寺に戻り、年賀の御挨拶に来寺下さった方々と歓談しましたが、やはりお正月は格別な気持ちになるものです。令和二年を迎え、気分を新たに「無事」を座右の銘として日々を過ごして参りたいと願っています。

酒井様とともに

和尚の同級生 小寺氏とともに

さて、皆様に於かれましてはお健やかに家族団欒の新年をお過ごしの事と思いますが、年賀状を一枚一枚読みながら無事なる消息に安堵しまた家族写真を拝見しつつ、お子様の成長を嬉しく頼もしく思うものです。家族写真はとっても良いですね! 和尚も来年の年賀状には家族全員の写真を載せてみたいと今から願っています。友峰和尚より

« Older Entries Newer Entries »

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870