和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2331話 】
2020年 01月 05日 談

ふれあいパーク霊苑にて 年忌の法要を修業致しました

この時期としては珍しく境内に雪のない新年を迎えているわけですが、小雨模様の中、法要が始まると同時に雲間から太陽の光が燦燦と墓地を照らし出し、故人の霊を慰めるかのような神々しさを感じたものでした。日頃より父母の恩、祖先の恩を忘れないようにと祖霊供養を大切に心掛けていますが、法要を厳修する度に「報恩謝徳」の気持ちを新たにするものです。

法要に際しては参詣者の皆様全員に経本を渡し、宗旨を越えて読経に参加して頂いていますが、最近では和尚と一緒に大きな声でお経を唱えて下さるようになり、心から嬉しく感じています。釈尊の教えそのままに、布教の原点は「読経」に有ると感じます。

墓参の方によって手向けられたお線香

禅宗経典に「サンスクリット語」いわゆるインドの原語「梵語(ぼんご)」で読むお経が多いのは、釈尊の言葉を違えぬようにとの配慮があるのだと思います。宝勝寺ふれあいパーク霊苑には今年も多くの新年参詣者が訪れ、故人の霊もさぞかし安らかな眠りについておられることと思うものです。友峰和尚より

 

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