2月, 2015年

式台復元工事および足場の解体中 2/17

2015-02-17

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肌寒い中にも、春の乾いた風の香りがします本日は、いよいよ復元された屋根が見え始めています。足場の幕が外れ、3分の2ほどの解体が終わり、ズラリ整然と並んだ瓦が光っています。

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DSC02373足場のシートに隠れていた梅の木。ちょうど一年前の今頃、奥様が、本堂の正面に直植えされた白梅です。枝も太く伸び、つぼみが沢山付きました。

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式台では、大工師の岩内さまが、復元の前の修復作業をされています。天井や柱のいたるところに刺さっていた釘を丁寧に取り外し、また、古い柱の補強がなされています。

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大きく削られ、そのままになっていた柱を新しい材木で補強

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DSC02369従来の式台玄関の鴨居を再使用します

 

第548話

2015-02-17

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先代住職・東慶和尚津葬の儀(告別の儀)が滋賀県東近江市、齢仙寺様にて本日執り行われ、和尚は滋賀北陸教区宗務所長として出席しました。齢仙寺様の現住職は、和尚の大学時代の親友です。各本山の老師様はじめ教区内は勿論、全国から多くの僧侶の出席のもと厳粛な葬儀が執行されました。

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94歳での旅立ちでしたが、生前には今で言うところの「終活」をすべて自分で済ませておられたとの事。式次第の何処までがそうかは存じませんが、素晴らしいお葬儀でした。うん、そうですね。和尚もこの頃、ふと思う時が有ります。自分の最期の式をどのように成すべきか! そんなことは副住職に任せておけばいいというわけにも行かない超高齢化社会。本日のお葬儀を通して学ぶべきものが沢山ありました。一番に思ったのは、焼香に来てくださっている多くの方々への「感謝のおもてなし」の仕方でした。成るほど! 超高齢化社会を迎える中でのお葬儀は、生前にお世話になったことへのお礼と感謝を込めた葬儀儀式へと変わって行くであろうと思ったものです。

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さて、皆様はどのように思われますでしょうか? まだ考えるには早い!ですか?‏ 「備えあれば憂いなし」だと思いますよ。「南無観世音菩薩」 友峰和尚より

式台復元工事 2/16

2015-02-16

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2日続けての好天気です。今日は、屋外では足場の解体が始まり、大屋根を囲んでいた屋根が外し降ろされています。式台玄関では、コンクリートを打つ作業が行われています。

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第547話

2015-02-16

「出会い・ふれあい・和み合い」から始まる和尚の一日です。今朝一番のお客様は、卑山・大安禅寺総代の藤田通麿様でした。総代様の訪問は実に有りがたく、近年は和尚も金沢での法務が増えて来ているため、大安禅寺檀信徒皆様の近況を聞いたりまた色々な積もる話もあって、時間を超過しての懇談となりました。

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大安禅寺責任役員総代の藤田通麿様とともに / 大安禅寺応接室にて

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午後からは、越前町厨(くりや)の料理旅館「かねとも」に宿泊されたというお客様5名様が、かねともの社長様と共にご来山! 名古屋からお越しのパワフルな御婦人方で、大いにお話しも盛り上がりました。お寺は大勢の人の集まってくる処でありたいものです。

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好天気に恵まれた一日、和尚も自坊で大いに羽を伸ばしたいがそうも出来ず、午後からは、法務のため滋賀県の寺院へと出発しました。なにもかもが縁に委ねての行動ですが、「住職」は「自由職」と勝手に承知しながらの67歳での働き、今の言葉で言うなら「フリーター」ということでしょうか? それもこれも後継者あってのおかげです。「継続は力なり」とは自分の事ではなく、「後継者の存在力」と悟ったものでした。友峰和尚より

第546話

2015-02-15

 

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少林寺の檀信徒さまとともに / 少林寺応接間にて

時代の変遷とともに住職の仕事も多様化していくようですが、やはりいかなる時代に有っても一番要の仕事は「読経」であろうと思います。故人の冥福をお祈りすると共に存命者の安心をも願う為には、「読経力」にかなうものは無いと思うのです。本日は少林寺に於いて午前と午後とにご法要が営まれました。どのような慰めの言葉より「読経」の法力が現世と来世の橋渡しをし、安心の道を導き出すように思います。

DSC02343午前の御法要のようす

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午後の御法要のようす

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私の師匠が生前、修行中の弟子たちに徹底させたことは「読経」でした。来る日も来る日も、早朝の3時より2時間あまり「絶叫マシン」の如きお経の特訓を指導されました。和尚は今、その時のことが懐かしくまた涙の出るほど有りがたく感じています。「坊主はお経だぜ!!」「檀家さんに喜んでもらえるようなお経を唱えろ!!」との今は亡き師匠の言葉を胸に、今尚「読経修行」の毎日です。友峰和尚より

御法要の一日

2015-02-15

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あたたかい陽ざしの良き日となりました。本日は、住職が代務されている少林寺様(金沢市野町)にて午前・午後と御法要があり、 ご家族御親戚皆様が来山され厳粛に営まれました。

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法話をされる住職

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午後の御法要前、談笑される住職と少林寺御奥様

第545話

2015-02-14

バレンタイン、イブの日の午後9時に水道工事設備屋さんが寶勝寺北側トイレを完成させてくれました。トイレの無い不自由な生活が一週間続き、その間は近くのコンビニ店を利用させて頂いて居たわけですが、昨日の夜に一部完成を見たわけで、一夜明けてその名も「バレンタインデー記念トイレ」から「バレトレ」と名付けました。実に有りがたいプレゼントでした。

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最近のトイレは男女共有のものが復活しつつあるとか、理由は「性同一性障害者」の方々に配慮しての広がりだそうで、寶勝寺のトイレも観光地内のトイレだけに男子使用便器を併設した物を一か所設けました。社会情勢の変化と様々な要求に応えながらの工事進行となっています。高齢の参拝者に対応するための「バリアフリー」対策も各寺院に求められていますし、車椅子やいす席などの設置も必要となって来ています。寶勝寺の本堂修復工事も玄関式台工事へと大詰めを迎えています。北陸新幹線開業の初日切符が今日から予約販売となりましたが、それに合わせて更にスピードアップしながら修復完成に向けての努力が続けられている今日この頃です。友峰和尚より

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トイレ移設工事経過報告 2/13

2015-02-13

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今日はお昼も水が凍るような寒い日となりました。この10日間ほど御手洗所が使えない日々でしたが、本日、ようやく新しい便座などの設置が始まりました。電気屋さんによる配線工事が行われ、夕刻までには使用できるようになるとのお話しです。

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DSC02312 (500x375)一方の式台玄関では、水道屋さんが工事をされています。

 

 

第544話

2015-02-13

「千客万来チョコ持て来い!」っていうわけでもありませんが、今日はバレンタインイブだそうです。どなたさまが決めたのか存じませんが、チョコ屋さんにとっては誠に有りがたい日ということですから、今日は大いにチョコ売り上げにご協力して頂きたいものです。

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北條さまが来山され、和尚手作りのうどんを一緒に頂きました。

和尚も今更「愛の告白チョコ」を受ける立場でもありませんが、たとえ「義理チョコ」でもチョコ大好きの和尚にとって、頂けるのは大変嬉しい事です。妻からは勿論、孫や日頃ご厚誼くださっている方々から頂けるのも喜びに堪えません。

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寺カフェをお手伝い頂いている高倉さんです。

昨日はお二方様の大変お美しい女性から、御本人様お気に入りのチョコレートを頂きました。本当に有り難うございます。「妻チョコ、孫チョコ、友チョコ、義理チョコ…」 思えば子供の頃、チョコレートは貴重で夢のようなお菓子でしたね。その頃を思い出しながら「ちょこっと」づつ頂きたいと思います。

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そんな「あま~い」心に反して今日は寒い寒い一日となりました。「寒の戻り」でしょうか? 尚更のこと、口の中いっぱいに広がるチョコレートが、心に暖か味を与えてくれるようでした。友峰和尚より

トイレ移設工事経過報告 2/12

2015-02-12

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壁の塗装のようす

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壁の木板が塗装されました。天井と柱は元来の色です。

本日の工事では、霊園側の御手洗所の塗装や、廊下の壁の修復作業が行われました。細かなところまで丁寧に修復されています。

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霊園側御手洗所に渡る廊下の壁の一部が修復されました。

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また本日は夕方、旅行業者の方と関係者の皆様が来山され、春からの寺町観光プランについての打ち合わせが行われました。旅行コースとして寳勝寺を組み入れ企画して下さるとのことで、本当にありがたいことです。ますます春が待ち遠しく、頑張って参りたいと思います。

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