和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3897話 】
2024年 04月 18日 談

 

黄砂の影響からか遠くの景色が霞んで見え、気象庁の予報ではPM2.5と合わせて注意喚起がなされており、おまけにスギ花粉が例年より多く飛散しているという事ですからまだまだマスクが外せない日が続いています。

 

モッコウバラ

 

駒走家 墳墓開眼納骨供養之儀

 

午前中に霊苑での駒走家の墳墓開眼納骨供養の儀が修業されましたが、苑内に植樹されている春の花が一斉に咲き始めウグイスや幾種類もの小鳥たちが囀(さえず)り、また薔薇の花芽が勢いよく伸び青々として輝きを放っていました。この時季の霊苑の風景は墓参に訪れる参詣者の心をいっそう慰めるように思うものです。

 

霊苑のバラ / 沢山のつぼみが生長中

 

ぶどうの若葉

 

自坊大安禅寺の新緑の風景なども格別なものがあり、先般、菅波淳之介さんが撮影した参道の写真などは見ているだけで癒されます。一年を通していつの時季が一番癒されますかと問われる時、その答えに困ります。なぜなら寺院の境内はどの季節の景色を切り取っても心が癒されるからです。と言うより、いつ訪れても参詣者の心を慰める場所が寺院の環境そのもので有るからだと思います。

 

大安禅寺 旧参道の木漏れ日 / 撮影:菅波淳之介

 

撮影:菅波淳之介

 

撮影:菅波淳之介

 

大安禅寺 愈好亭 / 撮影:菅波淳之介

 

 

撮影:菅波淳之介

 

掃除の行き届いた境内と新緑に包まれた寺院の風景は、仏法の真理そのままに清浄明潔で浄土そのものです。近年寺離れが加速しているとのことですが、いつの時代にあっても心の癒しと安らぎ場としての寺院を目指し、常に掃除を心掛けて参りたく思うものです。友峰和尚より

 

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