和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第484話 】
2014年 12月 15日 談

和尚のブログも間もなく500回目を迎えようとしています。このまま毎日欠かさずにアップして参りますと、大晦日が500回記念日となるそうですからなんとも不可思議な因縁を感じます。毎日の読者カウントが増えていく限り頑張って続けて行こうと思いますが、一日として同じ出来事が無い日々の生活、これこそが生きる原動力となっていきます。

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ただいまブログ作成中・・・

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本来なれば変化のない平穏な日々こそ望まれるところですが、人間の身体が衰えていくように、事象は刻々と変化して行きます。よくよく考えてみれば変化するからこそまた新しい希望が生まれてくるわけで、この「無常感」こそが宇宙を常に新鮮に保っている真理なのかもしれませんね。難しい話はやめましょう。寳勝寺に籠って三日目、今日も精力的に干支の色紙描きをしました。色紙描きをしていて何が面白いかと言って、実に少しづつ、少しづつ、干支の絵が進化していくのが面白いのです。どれくらい少しかと言いますと、3ミリほどの線ですね。見る人にとっては同じに見えるかと思いますが、和尚にとっては全く別の作品です。その3ミリほどの違った線を発見する時が面白いから書き続けています。

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羊さんも描き方によって、雄になったり雌になったりします。「どれが雄ですか?」って聞かれましたら答えは簡単で、角があるのが雄で、無いのが雌ですね。ところが最初に角から描くので、本来なら雄を描くはずがどういうわけか角がある雌が誕生するという始末。途中でそのことに気が付いて、今では角をあとで描くことにしています。話は全然違いますが、昔、日本ではお嫁に行くときに「角隠しという綿ぼうしを被ったそうな。してみると角があるのは女性ということだろうか? そんなはずはない! 妻の頭をよくよく見たが、いまだに角は生えてこない。ひょっとして今から!? くだらぬ妄想でした。羊ばかり描いているせいか、夕食に野菜を食べたくなりましたとさ。友峰和尚より

 

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