和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3751話 】
2023年 11月 24日 談

寳勝寺 山門の紅葉

 

昨日は<勤労感謝の日>で祝日でしたが、暖かい気候のなか大安禅寺より家内と御詠歌講員5名の方々が卑山に参詣され父の三十五回忌祥月命日忌に当たり追善和讃を奉詠くださり本当に嬉しく感謝いたしました。

 

大安禅寺先代住職・亡父 實道和尚35回忌祥月命日忌法要 

大安禅寺御詠歌講員 御詠歌奉詠<2:06頃~> / 令和5年11月23日 事務局が編集しました

 

 

一夜明けて昨日とは一変して気温も下がり、強い風とともに時折冷たい雨が降って来るという感じでなんとも気候の不安定な変動には驚きます。午前中には墓前での3回忌諷経が営まれましたが、幸いに雨も上がり厳かな晩秋の風情の中でのご供養となりました。一日一日の法務が目まぐるしく変化していきますが、このことが一層今年が終盤に入っている事を自覚させるものです。12月になれば更に臨時の法務が増えてきますが、12月を師走月(しわすつき)と言うように僧侶たちにとって法事やご供養などで多忙になる月を迎えることでも有ります。

 

ふれあいパーク霊苑 の ヒメシャラ

 

墓前での 三回忌御供養諷経を修業いたしました

 

近年は祖霊供養の有り方もまた法要などを執り行うお家も減少傾向にあり、本当に寂しく思うものです。大安禅寺先代住職實道和尚が遷化されて35年になりますが、常に報恩菩提の念を忘れることなく「愛山護法」とともに「仏法護持」の仏心が深まる一方の毎日です。「ありがたや 師の恩おもう 如意の跡」の世語にあるように、父から受けた厚い情愛に報いんが為にも日々精進していきたいと心に強く念じた年忌法要となりました。

 

ニシキギ の 赤い実

 

また花園流御詠歌の歌声が堂内に響き渡った時、亡き母の事も思い出していました。母は長年に渡ってお檀家様に御詠歌を指導して来ましたが、母の月命日が22日ということもあり昨日は父の法要に合わせて追善供養致しました。御詠歌講員皆様には本当に心から感謝申し上げる次第です。ありがとうございました。友峰和尚より

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