和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3448話 】
2023年 01月 25日 談

 

 

「友峰ちゃんお誕生日おめでとう!」と両親が小さな声で語りかけてくるのを耳にして目が覚めました。両親の姿は無いのですが声だけが聞こえて来るといった具合でした。両親が他界して以来今日まであまり夢に見ることも無かったように思うのですが、不思議な感覚のまましばらくぼんやりと過ごし、昨晩からの雪を心配して午前5時過ぎより境内の除雪作業に入りました。

 

宝勝寺境内にて 除雪作業のようす

 

気温はマイナス5℃と厳しい寒さになったものの降雪は約20センチばかりで思ったよりも少なく、先ずは卑山境内から除雪機をフル稼働させて作業に入り、引き続きいつものように野町・少林寺に向かいました。雪がアイスバーンになっていたため除雪機がガリガリと大きな音を立ててノズルより勢いよく吹き出し、近所の方が心配そうに窓越しからその除雪作業をしげしげと見学していました。

 

 少林寺にて

降雪は少ないものの バリバリに凍っていました

 

 

㈱ココ・プランニング様より 誕生御祝のお花を頂きました

 

除雪を終えて寺に戻れば、妻や家族、お檀家様はじめ親友達からお祝いラインメッセージが次々に届きました。なんとも75歳・後期高齢者認定誕生記念日の最初の仕事が大雪による除雪作業となったのも記憶に残る思い出となりそうです。この年で誕生日お祝いメールを頂くのは本当に果報者だと思いました。

 

霊苑事務所スタッフの木村さん、吉田さんと 記念撮影

 

スポーツアスリート達が口々に「多くのファンの声援あってこその今の活躍できる自分です」と言われる気持ちがよく分かります。スクラップ寸前の和尚ですが、皆様の温かいメッセージに応えるべく更に100歳を目指して精進努力を続けて参りたく思います。本日はお祝いを頂き心より厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。友峰和尚より

 

 

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