和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3353話 】
2022年 10月 22日 談

「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」の最終準備

 

一般的に禅宗寺院に於いては、年中行事や催事の際によく「茶礼(されい)」をして和合を図ります。少しの時間ではありますが仲間たちとお茶を飲むだけで十分に気持ちがほぐれ、疲れも取れますから大切な休憩タイムとなっています。勿論お茶にはお菓子が付きもので、少々の糖分をとることも疲れを癒すのに効果が有ります。

 

明日に向けて 茶礼をしながらの最終打ち合わせ

 

 

コーヒーを飲みながら ひととき休憩しました

 

日本古来の「茶道」は禅宗がその発祥の源で、鎌倉時代、臨済宗の栄西禅師がお茶の木を中国から日本に伝え「喫茶養生記」という書物を書いて日本に「茶」の文化を広めました。禅宗の修行道場でも一日を通して頻繁にお茶を飲みますが、眠気を覚ますと同時に滋養の意味でも大きな役割を果たしていると言えます。

 

伝燈寺本尊 釈迦如来坐像の真前に 伝燈寺里芋をお供えしました

 

伝燈寺里芋の袋に 御祈祷札を結んでいるところ

 

本堂入口に掲げる 看板を書きました

 

近年、緑茶に含まれるカテキンが強い抗酸化作用や殺菌・抗菌作用を持ち、生活習慣病や肥満を予防し細菌やウイルスからも身体を守る効果があることが分かってきました。和尚も一日に抹茶や緑茶・ほうじ茶・中国茶にコーヒーなど沢山飲んでおり、お蔭様で風邪やウイルスから守られているのかも知れませんね。

 

 

霊苑にて 御親族皆様の御参列のもと 納骨法要を修業いたしました

 

 

 

㈱ココ・プランニング 中本大資社長とともに

 

今日も伝燈寺大祭の準備に行きましたが、スタッフ皆さんと茶礼をして和合の時間を大切にしています。愈々明日午前11時より「伝燈寺里芋収穫奉納祭並びに弁財天祈願祭」が厳修されますが、しっかり緑茶を飲んで頑張って修業したいと念じています。友峰和尚より

 

 

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