和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2055話 】
2019年 04月 04日 談

相変わらず寒暖を繰り返す不安定な気候となっていますが、今朝方は紅葉の新芽が初々しく朝日に照らし出され輝いていました。暫らくその光景を見ていると、驚いたことにコリスがアトリエ前のベランダに姿を現し、しばし留まって日向ぼっこをして去って行きました。コリスの生息が確認できたのは40年ぶりのことだと感動したものです。

和尚の子供の頃はよく見かけましたが、近年はその姿を見かけることも無く絶滅したのかと思っていました。そう言えば先日、台所にイタチが入って来て、こちらも驚きました。自然界が昔の姿に戻りつつあるのでしょうか? 今は知事選、県議会議員選挙の真っただ中! 連日地元議員候補の応援に奔走している最中だけに、本当に心が癒されました。

午後からは諸堂修理事業・第2回定例会議が開催されましたが、施工業者との連絡事項の打ち合わせという事で新命副住職に委ね、サンリス市「アート・サクレ芸術祭」土産の色紙書きに専念しました。じりじりと開催日が迫って来ています。和尚の主な墨蹟やオブジェはすでに送っており、あとは現地布教活動の一つとして行われる墨蹟大書用の備品等を残すのみとなっているようです。

「 和 」 渓仙 書

さて今日の墨書は「和」です。古来、この言葉の本当の意味は「神のお告げ」を指しますが、一般的には「なごむ、やわらか、なかよし」という意味で使われています。5月1日からは新しい元号「令和」となり、大いに和を大切にしていきたいと願うものです。友峰和尚より

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