和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1053話 】
2016年 07月 06日 談

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寳勝寺の「日中友好の朝顔」が今、元気に育っています。この朝顔の種は、広島県福山市にお住まいの中川美術館館長・中川健造様より譲り受けたもので、毎年見事な花を咲かせています。

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昨年8月のようす

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写真の如く、大きな花びらに白の縁取りと透き通るような赤紫色が特徴です。山門より本堂に至る塀に毎年多くの花をつけて寺カフェ利用のお客様の眼を和ませてくれています。今年もお盆過ぎには、朝顔愛好者の皆様が集まって「日中友好の朝顔を愛でる会」が開かれる予定となっています。朝顔の品種には色々ありますがこの朝顔は格別で、最初に見た時の感動をいまだに忘れることが出来ません。花びらの大きさもそうですが、色合いの美しさには惚れ惚れとしてしまうほどです。

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苗も育成中です

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これまで多くの方々に種を分けてきましたが、その輪も広がりを見せています。世界の国々が争いの無い友好国となっていく事を願うばかりです。朝顔と言えば、福井が生んだ幕末の歌人・橘曙覧(たちばなのあけみ)が詠んだ 「楽しみは 朝起き出でて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見る時」が有名ですが、この歌の如く本当に朝一番に愛でる朝顔ほど清楚で美しいものは有りません。卑山の朝顔はようやく蕾が出てきたところですが、まもなく大輪の花びらを開く事と思います。皆様、寺カフェと共に「日中友好の朝顔」の威厳のある高貴な咲姿を是非ご覧頂きたいと今から楽しみにしています。友峰和尚より

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