和尚のちょっといい話
霊苑管理事務所スタッフの吉田さんに 除雪機操作を説明しています
京都・清水寺で毎年発表される“今年一年の世相を一字で表す漢字”に「戦」が決まりましたが、なるほどこの一年間を通して「コロナウイルス」「ウクライナ」「アメリカ大リーグ」「サッカーW杯カタール大会」などなど、戦いに明け暮れた一年となったように思います。
和尚も同じく、例年に比べ法務の遂行量がぐんと増え粉骨砕身しながらの日々自己との闘いでした。スポーツの戦いは若さが求められる競技ですが、和尚の場合は若さよりむしろ人生経験の豊かさが闘いの大きな原動力となるだけに違った意味での闘いの一年となったように思います。
「 一 家 和 楽 」
昔から「ひねて良いのは医者、坊主、南瓜」という言葉が有り、今後もますます需要が高くなっていくのかも知れません。ならばその需要に応えるべく今後は健康管理に一層精進して、法務遂行に支障をきたさないように少しでも自己との闘いに挑んでいきたいと願っています。
㈱豊蔵組の江川部長です 自家製の野菜を届けてくださいました
「 一華 五葉を開く 」
さて本日は職員並びに寺カフェお手伝いのスタッフが台所の大掃除をしましたが、和尚は昨日に引き続き干支色紙描きに専念した一日となりました。また午後からは今後の降雪に備え霊苑管理事務所職員の吉田さんに除雪機の扱い方を指導しましたが、彼の活躍に大いに期待したいと思います。これから雪との戦いが始まる北陸地方!まだまだ戦いは終わりそうにないようです。友峰和尚より
干支色紙 “兎図”の完成
師走月も年末がジリジリと近づくにつれ、干支色紙描きを急がねばなりません! 兎図もまた一歩前進したようで、無駄な線も無くなり図全体に立体感と動きが感じられるようになって来ました。じっとしている「兎図」にどうして動きが必要か?なのですが、あくまで生きている動物を描くわけですからウサギから生命力を感じさせてくれなければ意味が無いのです。
「 和 楽 」
ここまでに凡そ100枚は仕上げたものと思いますが、どうやら完成図に近づいて来ました。絵も良し!字も良し!サイン良し!落款良し!で完成です! 一枚として同じ図はありません!すべて手書きですから一枚一枚微妙に違っており、その微妙さがたまらなく愛おしさを感じさせてくれます。
卑山総代の北條英俊様が 年末の御挨拶に来寺くださいました
ちなみに2021年1月1日現在、総務省の統計に於ける我が国の兎年の人口はと言うと1018万人だそうですが、十二支それぞれ大体同じくらいの数となっているようです。年が明けてからも干支色紙描きが続いていきますが頑張って参りましょう!
さて終日冷たい雨の降りしきる日曜日となりましたが、早朝にサッカーW杯・フランス対イングランドの試合を観戦しました。両チームとも実に見ごたえのある技の連発で大満足となった戦いでした。いったいどこのチームが優勝国となるのか!? まずは準決勝戦を楽しみに待ちたいと思います。寒さが一層厳しさを増してきましたが皆様に於かれましてはくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
この時季としては珍しい 好天気が続いています
昨晩は疲れから早めの就寝となったせいか午前2時過ぎに目が覚め、深夜に中継されていたブラジル対クロアチア戦を観戦をすることが出来ました。延長戦前半にネイマールのゴールで1対0とブラジルが勝っていたのですが延長戦後半にクロアチアが同点となり、タイミング良くその同点ゴールの瞬間を見ることが出来大変幸運でした!
「席 正しからざれば 坐せず」
PK戦ではクロアチアゴールキーパーのファインセーブでブラジルを破った時、クロアチア戦での日本選手が如何にレベルアップしていたかを思いました。あのブラジルに勝利したクロアチアですから、日本チームもあと一歩のところで8強を逃したことになり実に惜しい試合だったと回顧します。今朝方のニュースでも同じようなコメントが報じられていました。W杯で日本対ブラジル戦を見たかったのは和尚だけでは無いようですね。
師走を迎え 御法要修業の一日となりました
さて本日は御法要修行の一日となり、終日堂内には線香の煙が故人の冥福を祈るかのように漂っていました。修業後には寺カフェを開業し、こちらも師走の金沢市内観光を楽しむ観光客の会話が弾んでいました。祈りあり!安らぎあり!語らいあり!の寺町・寳勝寺の土曜日の穏やかな風景となったようです。友峰和尚より
境内の落葉掃除をしました
「焚くほどは 風がもて来る 落ち葉かな」とはあの有名な良寛和尚の一句ですが、今日はお天気も良く午後から職員の手によって境内の掃き掃除がなされました。近年は消防法で落ち葉を燃やすことが出来ないため、ビニール袋に収集してごみの日に廃棄しています。
大安禅寺の境内には年数を経た老木が多くあったため外掃除もひと苦労で、特に杉葉などは一度大風が吹けば足の踏み場も無いほどに辺り一面が落ち葉の海となります。雪が降るとますます処理に困るため毎日欠かさず掃き掃除をし、山のように積まれた杉葉や枯葉に火をつけるとそれはそれは火事場の如くに煙がもくもくと立ち上り、子供の頃にはその煙に巻かれながら忍者遊びをしたものでした。
もちろん地元消防署に届け出をしての焚き火ですが、それが1ヶ所ではなく何ヶ所も焚くため全山が煙に埋もれる感じでした。和尚にとっては杉葉が燃える匂いが大好きで、焚火をしながら冬の到来を肌で感じ取ったものです。現在自坊の外掃除は新命和尚の日課となっていますが、寳勝寺は立木も少なく本当に助かっています。
降雪の前に 除雪機の点検をしました
さて愈々本格的な降雪の時期を迎えようとしていますが、今朝は除雪機を出動してエンジンの点検をしました。あまりにも1年の過ぎゆく早さには戸惑いさえ感じますが、今年の冬も除雪機がフル稼働となる予感がします。
床几や椅子を片付け、本格的な雪に備えます
和尚の体力は年々衰退しているのに北陸の雪はこのところ年々多くなっていて心配が絶えませんが、頑張るしかないようです。14日あたりから雪マークがずらりと並ぶ予報となっているだけに外掃除を急いで参りましょう!友峰和尚より
須貝総代様御夫妻が 来寺くださいました
W杯日本サッカーチームが帰国しましたが、成田空港には大勢のファンはじめご家族の方々が出迎えるシーンを見ていつもとは随分違う感覚を覚えたものでした。「言うは易く行うは難し」で、敗退はしたものの今回の試合内容は心技ともに圧倒的に素晴らしく一段と成長を遂げた闘いであったことを誰もが納得されたからこその歓迎ムード漂う出迎えだったと心から嬉しく思います。4年後のW杯開催までには更にレベルアップするものと次回大会を大いに期待したいと願うものです。
「 今日無事 」 こんにちぶじ
退院して3日目の本日は、どっと疲れが出てきたせいか身体全体が重怠く流石に歳を感じました。午前中には卑山須貝総代ご夫妻がお見舞いと年末ご挨拶に来寺くださり入院中の出来事などしばし歓談しましたが、須貝総代様は医学専門の学者でもあり奥様は元看護士ということで、和尚の話をよく理解して下さり本当に有難く思いました。
福井窯業㈱ 近藤登幹夫社長とともに
「一病息災」の意味合いも、いちど入院体験となれば納得のいく諺と自覚出来ます。75歳まで「無病息災」を願っていましたがやはり寄る年波には勝てず、仏教の「生老病死」の四苦を受け入れる年齢になっていることに気づきます。さて午後からは福井窯業㈱の近藤社長が年末ご挨拶に御来寺くださりこちらも最近の経済状況の話題で話が弾みました。「友、遠方より来る また楽しからずや」 長年ご厚誼を頂いている方々との御目文字が続いていく師走月となっているようです。友峰和尚より
「 和 」
昨日午前中に無事退院して1日目を迎えました。術後24時間以内に下血があれば再入院となるところですが、どうやら出血も無く静養に努めています。しかしながらこの1週間は決して油断が出来ません! 100人に1人は下血するとのデータがあり、今後も気をつけて療養したいと思います。
桂岩寺ご住職と ㈱豊蔵組・江川部長とともに
入院中には院内に掲示されているお知らせポスターや情報誌などを詳しく読みましたが、特に手術室の入り口には警告する感じで「女性の死亡率は大腸がんが第1位です」とポスターに書かれておりギョッとします。当然のことながら女性の患者さんも手術室の前でそれを見ていましたが、和尚も今回2度に渡り合計9個のポリープ切除をしましたから術後の病理検査報告を受けるまでは何とも言えません。
年末の御挨拶に 来寺くださいました
ふれあいパーク霊苑にて 桂岩寺様と
本日から少しずつ 干支色紙描きを再開しました
大腸ポリープの切除そのものは現在どこの外科病院でも積極的に行っており、大腸専門の病院もあるくらいに現代の代表的病気として捉えられているようです。なぜ大腸ポリープが増えていくかについてはその原因はいくつかあるそうですが、いわゆる日本における「食の欧米化」が原因らしく、食の変化による生活習慣病によって発症するのかも知れません。
来年のテーマ 「 一華 五葉を開く 」
和尚の場合は体質からくるものらしく、子供の頃は「身体のおでき」に悩まされ、父に連れられて病院通いをしていた時の事を思い出します。ふつうは2個か3個程度の切除手術が多いそうで、和尚の場合はポリープ多発症(自分でつけた病名)で今後も油断は出来ませんから食事療法を徹底していきたいと念じています。
高倉様御夫妻とともに
さて本日は桂岩寺様、江川様、高倉様ご夫妻がお見舞いと年末ご挨拶に来寺くださり心から感謝申し上げました。健康ほど大切なものは有りませんね。よくよく承知していますが、「病は食から」をスローガンに健康管理をしていきたいと思うものです。皆様に於かれましてもくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
強風に乗って近づいてくる 嵐雲
寒々とした強烈な北風が吹き荒れる病院での朝を迎えました。深夜の試合となった日本対クロアチア戦でしたが、真に残念ながら敗退となったものの日本アスリート達の見事な戦いぶりには心から拍手を送りたいものです。
今朝のお食事
1泊入院のため午前中には退院しましたが、今回3度目の入院となり病院のシステムも次第に把握出来ており、気持ち的にも幾分負担軽減につながったようです。しかし今がコロナ禍にあるため入院時のPCR検査や手続きの待ち時間が長く、ロビーで約2時間あまりと患者にとって大きな心労になるかと心配します。
退院の頃 太陽が差し込んできました
さて無事に退院することが出来ましたがさっそく食事療法が待っています。病気は“気の病”と思っていましたが、和尚の場合はどうやら“食の病”だったように自覚します。正に腹八分目に医者いらずで調子いいとは“腸子いい”と漢字を置き換えて精進して参りたく、しばらくは静養に努めながら大晦日に向けて少しずつ掃除を進めて参りたく願っております。この度も心温まるお見舞いメッセージを頂き、重ねて厚く御礼申し上げます。友峰和尚より
北陸の 神々しい冬空
今夜の12時にキックオフとなるW杯日本対クロアチア戦、ベスト8に駒を進めることが出来るかそれとも帰国となるかの重要な試合でなんとしても応援しなければと思っているのですが、本日は2回目の大腸ポリープ切除手術のために再々度1泊入院となりました。
病室からの風景 / 金沢南総合運動公園
主治医の先生からの注意事項として、切除手術が無事に終了しても術後の大腸に影響を与えるような行為をしてはいけないとのお達しで、声を上げて応援したり飛び跳ねたり拍手したりする行為はご法度ということです。もちろん病院内ですから午後10時就寝との規則で当然テレビも見ることは出来ません。ならばと携帯ラジオを持参し音量を小さくしてイヤホンで実況放送を聴く準備をしましたが、日本が勝利した時には腹部に力が入らないよう小さくガッツポーズを致しましょう。
明日の午前中には退院予定となっていますが、日本選手の勝利を願うばかりです。さて9月にいちど入院して以来今日まで徹底した療養を続けて来た結果、心身とも健康状態に戻りつつあり本当に有難く心より感謝しております。今後も更に節制して気力と体力復帰に精進して参りたく念じております。友峰和尚より
寒風に耐える 山門の紅葉
師走に入り自坊の大安禅寺も俄かに慌ただしさを増しているようで、今後は大晦日に向けて今年最後の法務遂行と大掃除そして新年を迎える為の準備が整えられていきます。金沢兼務寺院に於いても年末大掃除が予定されていますが、一年を通して多くの行事が行われている為それぞれの寺院も綺麗に掃除されており、年々大掃除がスムーズに運ぶのは実に有難いことです。正に「継続は力なり」で、綺麗になればなるほど寺にも活気が出てきますから「掃除」の重要性を改めて自覚する次第です。
三回忌の御法要が修業されました
また事務書類の整理も大切で、こちらも書類名を記しながらファイルしています。最近は紙を無くしデータとしてパソコンに保存するのが一般的のようですが、和尚などはやはりペーパー派で紙でのファイル保存が安心できます。
さて本日もご法要の一日となりましたが、日ごとに寒さも厳しくなっており屋外での諷経にも力が入ります。一期一会の人生故に、今を一所懸命に尽力して参りましょう。街なかはクリスマス商戦で賑わいを見せていますが、禅寺には無関係とも思えるクリスマスも国民的行事となっている今日、お寺でクリスマスなどなかなか風流かもしれません。寺カフェの入口では色とりどりのイルミネーションがお客様をお迎えしていました。友峰和尚より
寺カフェ 三角屋根の中で 温かなイルミネーションを点灯中
比較的好天気に恵まれ バラが咲き続けています / ふれあいパーク霊苑にて
この時期お天気が良いと本当にホッとします。午前中に墓前開眼納骨諷経を修しましたが、冷たい空気ながらカラリと晴れ渡った空のもとでのご供養諷経となり、御家族皆様の見守るなか開眼入魂の漢詩を一句唱えましたが実に苑内は故人の尊厳なる御徳を感じるほどの雰囲気を醸し出していました。
開眼供養諷経を修業いたしました
金沢発祥の椿 西王母
2月に入り墓前諷経も冬季気候の関係で少なくなってきていますが、今しばらくは続いていきます。師走(しわす)の意味はその字が示す如くに僧侶が法要で忙しく走り回る姿を表わしたものだそうですから頑張って参りましょう!
本日も午後より 干支色紙描き
昨日に引き続き干支色紙描きを続行し、2日間で約60枚ほど仕上げることが出来ました。もちろん例年の如くに寺カフェお手伝い学生アルバイトさんのサポートを得て順調に進めることが出来ています。
今日の 兎の図
日の日に干支図にも動きが出て来たようで、このことも毎年経験する感覚でもあります。今年の干支「寅」と違って「兎」はシンプルであるだけに、今後も着々と進めることが出来そうです。躍動する姿がポイントのウサギさん! 色紙の中から飛び出す3D世界の図柄になるまで奮闘して参りたく思います。友峰和尚より