和尚のちょっといい話
和菓子 村上 にて / 金沢市泉本町
全国的に大雪になるというので、昨日は除雪機のガソリンを補充しておくため近くのガソリンスタンドへ出かけましたが、帰り際に金沢市泉本町に本店を構える「村上」菓子店に立ち寄ってみました。以前卑山の行事の引き出物にも使用させて頂きましたが本店を訪ねるのは初めてで、素敵なお菓子の種類の多さに驚きました。
いまや「村上」と言えば時の人となっているプロ野球ヤクルトスワローズの村上宗隆選手を思い出しますが、金沢は江戸時代より和菓子の文化国として今日までその伝統を引き継いでいます。
今回訪ねた「村上」もそのひとつで、見るからに食べたくなるようなお菓子がずらりと並んでおり圧巻でした! お土産用にと幾種類ものお菓子を混ぜて梱包してもらいましたが、ついつい自分用にとみたらし団子とわらび餅を買い求めました。寺カフェでも地元で有名なお菓子を使用しておりお客様から好評を頂いています。
さて本日は気候が一変して急激に気温が下がり、極寒の状況のなか見る見る境内が雪景色に変わっていきました。ここしばらくは雪模様の天気が続くということなので除雪作業に集中して参りましょう!皆様も十分に暖かくしてお過ごしください。友峰和尚より
今日23日は先代住職實道和尚の月命日忌で、報恩菩提の新年の追善供養を営みました。昭和63年(1988)11月23日の勤労感謝の日に齢81歳で遷化され、今年で35回忌を迎えようとしています。
昨日に引き続き 新年の追善供養をいたしました
昨日が母の月命日忌そして本日が父の月命日忌と毎月2日続けての追善供養日となっていますが、和尚も両親が他界した年齢に近づくにつれ、如何に深く自分を愛してくれていたかを思い知る毎日です。
大竹社長と久保さんが 和尚の誕生祝いに来寺くださいました
午前中には名古屋から、日頃卑山霊苑で大変ご厚誼を頂いている㈱エムエムシーの大竹社長並びにスタッフの久保さん御両名が新年御挨拶と和尚の誕生祝いに来寺くださり久しく歓談しました。久保さんは卑山霊苑事務所職員として約5年間勤務され、昨年本社に戻られた関係で久しぶりの御目文字となりましたが、このたび2人目のお子様となる長女が誕生されたそうで心から祝意を表しました。大竹将人社長は愛知県下を始め、北海道と和歌山県に「花楽苑(からくえん)」の名で未来型霊苑事業を展開されておられます。
温かいお心遣いを賜り 厚く御礼申し上げます
月末を迎え、次第に世の中の動きが活発になって来たように思います。和尚自身も身体全体に気が漲ってくる感じがしています。所謂「血沸き肉躍る!」といった感覚でしょうか。詩人サミュエル・ウルマンの言葉に「青春とは心の若さである」と詠っていますから、年齢を思わずに大いにリフレッシュして頑張って参りましょう。友峰和尚より
「 如 是 」 渓仙 書
大相撲1月場所も今日が千秋楽のため早めのテレビ観戦となり、結果は大関・貴景勝の優勝となりました。横綱不在の場所でしたがなかなか見ごたえのある勝負が続いたように思います。以前名古屋場所を升席で観戦しましたが、直に見る力士は流石に迫力を感じたものでした。初日より毎日欠かさず観戦して来ましたが、今日が最終日で明日からしばらくは相撲ロスの日々となりそうです。
霊苑奥の院 しだれ紅梅のつぼみ
今日22日は亡き母の月命日忌で、本堂にて追善供養の諷経を修業し感謝の真を捧げました。母は92歳の人生を全うしましたが、晩年は寺院受付にて御朱印係を担当しいつも和服姿で拝観者と応対していた時のことが思い出されます。また俳句を嗜み、寺に嫁いでからの寺庭としての心境を詠んだ句も多く見受けられ、宗教誌でもある大法輪に毎月投稿しよく賞を取っていたことを懐かしく思います。
髙倉様御夫妻 と 寺カフェお手伝いの野中くんとともに
さて25日は和尚の誕生日ですが、本日は日頃お世話になっている高倉様ご夫妻がお祝いに来寺くださいました。寳勝寺に兼務住職を拝命して以来11年目を迎えました。本当に多くの地元の方々に支えられての今日の寳勝寺が有り、心より深く感謝する毎日となっています。友峰和尚より
凍てつく樹々 / ふれあいパーク霊苑にて
昨日は二十四節気の「大寒」ということで気温も急激に下がり、北陸地方は夜半より雪模様になるとの予報で心配しましたが、一夜明けてみれば小雪程度で安堵しました。週明けの24日頃からは今年一番の大寒波が日本全土を覆うそうで、まだまだ気を抜けない状態が続きそうです。
霊苑管理事務所スタッフの木村さんと
午前中に霊苑管理事務所スタッフの木村さんと今年の法務打ち合わせをしましたが、今のところ墓域の降雪も少なくお参りにも支障が無いようで有難く思っています。土日ということで寺カフェをオープンしましたが、寺町界隈は観光客も疎らでひっそりと静まり返っていました。
少林寺 の 御朱印お札書き
「 〇 △ □ 」 渓仙 書
午後からは依頼されていた色紙描きをし、今年の書初めとなったようです。ここしばらく墨蹟禅画の制作から遠ざかっている為、今年は新しい作品制作に再びチャレンジし、金沢での個展開催も視野に入れて墨蹟創作活動に力を注いでいきたいと願っています。
シロタエギク
さて、今年から後期高齢者の一人として新たな人生を如何に生きるかが課題で、令和5年度のテーマ「一華五葉を開く」に沿って人間の持つ5つの感覚器官でもある「眼・耳・鼻・舌・身」をフルに活用して大いに花を咲かせて参りたく奮起しています。頑張って参りましょう!命尽きるまで! 友峰和尚より
寒波に備え 融雪装置の点検をしました
朝方は薄日が差し穏やかに見えた天気も、午後からは一変して冬嵐を予感させる雷が鳴り響き風雨が強まってきたため、ゆっくりする間もなく次の寒波襲来に向けて融雪装備の点検をしました。天気予報では夕刻より雪模様となり、週明けには気温も零下5℃まで下がり大雪となるそうですから油断は出来ません。
ホースの目詰まりを直し しっかりと穴を開けているところ
融雪装備点検後は除雪機をチェックし万全の態勢を整えたものの、如何せん今後は体力勝負となりそうです。時間の合間を見ては主治医先生の健康指導に従ってスクワットや体操を試みてはいますが、いちど衰えた筋力がそう簡単には復活しないため流石にジレンマに陥ります。
ふれあいパーク霊苑縁者の方の 御供養諷経を修業いたしました
父親から「若い時は二度ない!」「苦労は買ってでもせよ!」と言われた言葉が思い出され、その言葉通り今日まで常に20歳の気持ちを保ち苦労する事は少しも厭わなかったものの、最早メタバースで自分の若きアバターを造るしか打つ手は無く、これまでは「実僧」でしたが今後は「仮僧」(仮想)の自分で頑張るしかないようですね。
本堂裏庭の 蝋梅が咲き始めました
さてまもなく和尚の誕生日がやって来ますが、愈々後期高齢者認定までカウントダウンが始まりました! 25日以後は泣いても笑っても後期高齢者としての自覚を持って残りの人生を歩んで参りましょう!!なんだか嬉しくなって来ましたね。友峰和尚より
東京インテリア(金沢市鞍月) へ 行って来ました
2023年もどんどん日が過ぎていきますが、ブログをご覧頂いている皆様におかれましては日々恙なくお元気にお過ごしのこととお喜び申し上げます。本日はリニューアルオープンした金沢市鞍月にある東京インテリア家具へ雑貨の買い物に行ってきました! 近年郵便物が急激に増え従来の物では入りきらなくなって来た為、前々より品定めをしておいた郵便箱を買い求め、さっそく庫裏玄関に設置しました。
店内のようす
その他にも寺カフェ用のトイレ用品はじめ色々な小物雑貨を買い求めましたが、久しぶりの買い物でカフェに必要なものが次々目につき余りにも品数が多いため選ぶのに困ってしまいました。お店は地元でも大変有名で、県外からも多くの方が来店されていました。売り場面積も広くお洒落な家具や日用雑貨にも人気があり、卑山寺カフェのインテリアも色々お店で調達しています。
庫裡玄関に 新しい大きなポストを設置しました
さて天気予報では北陸地方は明後日あたりから再び雪模様となり、月末には大寒波が襲来するとか。ここしばらくは降雪も無かったため、これから先が思いやられます。正月気分もすっかり無くなり普段のリズムに戻っていますが、法務の事前予約も次第に増えつつあるようです。まもなく節分会がやって来ますが、本年厄年に当たる御方は大安禅寺まで厄除祈願祈祷をお申し出ください。福は内!!福は内!!福は内!! 皆様方の安閑無事を心より祈念いたしております。友峰和尚より
今日から新年度初めての法務遂行となり、午前中に大場家祥月命日忌法要が営まれ法要厳修後にはご家族と久しく歓談致しました。最近になって強く感じるのは自坊の大安禅寺に戻っての行事遂行の際、和尚がずいぶん長きに渡ってご厚誼を頂いて来た多くの年長のお檀家様が他界され、いつの間にか代替わりになっている現実です。
大場家祥月命日忌法要が修業されました
当然と言えば当然のことながら、実に寂しい気持ちと感謝の気持ちが交差する昨今です。「今までは 他人の事やと思うたが 俺が死ぬとは こいつぁたまらん ご用心!ご用心!」と、一休和尚がわざわざ新年会の席上で言われた言葉が納得できます。
大場様と御子息とともに ひととき歓談しました
寳勝寺御檀家の安田様が 年頭の御挨拶に来寺くださいました
人生は正に光陰矢の如しで1月も早や半月を過ぎてしまい、愚図愚図しているとあっという間に閻魔様がお迎えに来てしまいますから油断は大敵です! 和尚も後期高齢者の仲間入りとなり、本日は今後の卑山法務を滞りなく遂行していくために地元御寺院御尊宿の方にご加担賜りたく深くお願い申し上げました。「備えあれば憂いなし」の諺の真意とは、実は自分の身体の老化を意味するものであったと自覚する今日この頃です。
地元御寺院様との会合にて
ふれあいパーク霊苑 を 視察されている様子
さて、そうは申せ和尚もまだまだくたばるわけには参りません! 午前中の法要後の歓談の席で、大場様の御子息から200歳まで生きてください!と言われましたからその気になって頑張って参りましょう!!「金さん百歳!銀さん百歳!和尚は二百歳!」かな? 友峰和尚より
本日は火曜日で休寺日。以前は休寺日であっても何らかの法務に従事していましたが、最近は休寺日には仕事を意識的に止めて体調管理に努めるようにしています。どういう因縁かこれまでは和尚の休息日に限って緊急の法務が入ることが多かったのも事実で、それを「友峰和尚の火曜日のジンクス」と称していました。しかしながら最近、加齢とともに和尚の需要も減少しつつあり、ようやくジンクスも薄れ休息出来ることを有難く感じています。
墓参に来られた方から お供えのお花を賜りました
昨年秋には思いも掛けず体調を崩し入院を余儀なくされましたが、退院後の病気療養方法について主治医先生始め専門の医療関係者方々から丁寧な説明を受けたお蔭でずいぶんと健康が回復して来たように実感しています。
孫 芭月からのプレゼント
何事も「人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)」で、昨年9月の「あんときの和尚」はまるで疲弊した馬だったように思います。走ろうにも走れないほど身体がおも怠く、餌を与えても元気が出ず却って害になるといった感じでした。今では先生の教えに従って健康オタク優等生の毎日です。そこで教訓の一句あり、健康は「一に運動 二に減塩 三四菜食 おかげさま」アンド「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」。南無観世音菩薩 友峰和尚より
昨日行われた 令和5年度 大安禅寺 大般若祈祷会
昨日は年中行事の中でも最も重要な大般若祈祷会と檀信徒総会を無事に終え、愈々本格的な出発となりました。前年からの気持ちの切り替えとして大晦日に始まり除夜の鐘撞き、元旦諷経、左義長、大般若会厳修と行事を一つ一つ遂行しながら気持ちも新たになっていき、最終的には2月3日の節分会における厄除け祈願並びに鬼やらいの豆撒きを無事に終えるとガラリと気持ちが入れ替わるから不思議なものです。
本堂修理保存工事現場 本日のようす
古来よりの日本の伝統的仏教行事や神事は人々の生活に活力を与えるための実に良く考えられた司祭だと感心します。少子化社会が進む我が国に於いて全国的に伝統的行事が消滅しつつある事を残念に思うものです。
さて本日は久しぶりに本堂の修理工事現場を視察しましたが、着々と確実に進んでいるようでした。本堂工事の完成が3年後だそうですが、現在は大屋根の復元工事に入っており微速前進といったところでしょうか。
山門にて
「 不許葷酒入門内 」
今年は不思議なくらい降雪も無く穏やかな気候が続いていますが、まもなく立春です! 来る2月3日午後6時半よりの「節分会」は今のところ催行する予定とのことですから大いに行事にご参加頂きたいと思います。皆様方の御来寺を心よりお待ち申し上げております。友峰和尚より
大安禅寺 地元・田ノ谷町にて 左義長が行われました
穏やかなお天気のもと、午前10時より大般若祈祷会厳修に引き続き檀信徒新年総会が開催されました。新年行事に先立ち午前7時より地元田ノ谷町の左義長が行われ、新命副住職が御祈祷諷経を修したのちお焚き上げが行われました。大般若会の前には檀信徒責任役員総代の新年ご挨拶が有り、新命和尚が本日の行事内容を説明し新年茶礼となりました。
副住職による御祈祷諷経
行事に先立ち 副住職が式次第についてお伝えしているところ
卑山責任役員総代の 藤田通麿様 蒔田城助様 です
大安禅寺 令和五年度 修正大般若祈祷会
毎年恒例の大般若会ですが、卑山は参詣された檀信徒皆様も加わっての全国でも珍しい御祈祷会で、力強い声が堂内に響き渡り今年1年の無事を願い無病息災・家内安全・健康安心を祈願しました。和尚も今年で75歳になりますが、連綿と約400年継承されている大般若祈祷会だけになんとか100歳まで修業出来たらと願っています。
檀信徒皆様による 大般若経転読
副住職が 各家無病息災・家内安全・健康安心を祈念し 御祈願文を読み上げているところ
檀信徒新年総会にて
責任役員総代並びに副住職より 修理保存工事進捗状況などの説明がなされました
孫の芭月が 御茶席のお運びをしました
本日も孫達が参詣者接客の手伝いをしてくれましたが、年々上達していくのを目を細めながら見つめています。なにごとも幼き頃より礼儀作法など丁寧に教えることの大切さを思うものですが、「三つ子の魂百まで」という諺がありますように、単に躾け(しつけ)だけでなく親の愛情も生後3歳までに強く受けるため、親の深い慈愛を以て子供の躾けをして欲しいと願うばかりです。さて一歩一歩また一歩と今年の行事が着実に進められていきます。すべての御法縁のある方々がこの1年平穏無事であるよう心から祈念した大般若祈祷会厳修となりました。友峰和尚より