和尚のちょっといい話
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昨晩から今朝方にかけて約15センチほどの雪が積もり早朝から境内の除雪作業に入りましたが、どうやら大雪の峠は越えたように思えます。やらやれの心境ですがニュースでは約4メートルを超える豪雪となった地区もあり、過疎地域で高齢の方が除雪をする姿には本当に同情しきりでお見舞いの言葉もありません。
朝からまた雪が降り続き、午後から本日2回目の除雪中
ニュースの映像で見る雪景色は美しい景色にしか見えませんが、山のように積もった雪を実際にスコップで雪かきしてみればその大変さが実感できるというものです。今年は特に屋根雪おろしや軒下での除雪作業時の高齢者の人身事故が増加しており、いかに過疎地域における高齢化が進んでいるかを知る所でも有ります。過疎地域の冬場をしのぐには若い方々の協力なくしては除雪作業は不可能ですね。
本日も 山門前庭の工事が進められています
新たに 万作や源平枝垂れ桃、椿(胡蝶侘助)などを植樹
< 万 作 >
作業中のようすを撮影しました ~音声が流れます♪~
< 源平枝垂れ桃 >
そもそも豪雪地帯の寺院など昔は檀家さんが総出で屋根雪おろしをしたものですが、近年は村に住む若者も減少し除雪作業時の不慮の事故に対する補償問題なども浮上するなど、今後の寺院護持には多くの課題を残しています。宝勝寺は除雪機を使用できる場所にありますがそれとて運転には技術が必要で誰もが出来るものではありません。久しぶりの豪雪となった令和7年の北陸地方もようやく雪との闘いから解放されつつあるようです。
作業の途中でシャーベット状の雪がノズルに詰まり メンテナンス中
除雪中にも 延々と落ちてくる屋根雪
さて油断は禁物ですね、一にも二にも健康管理が求められているだけに健康体の維持を心掛けて頑張って参りましょう!「長生きは 只働くの 他はなし 流るる水の 腐らぬを見よ」 健康作りは身体を動かす事から始めましょう! 友峰和尚より
屋根から落ちた雪の重みで 雪囲いが壊れました / 少林寺にて
大雪注意報が発令されるなか、少林寺縁側の雪囲いが壊れているとのことで直ぐに出向き修復しましたが、なんとも雪には閉口してしまいます。幸いにガラス戸は無事でやれやれと胸を撫でおろしましたが、兼務寺院を護持管理するのは骨が折れるものです。「言うは易く行うは難し」で高齢者にとっては猶更の事です。
重くのしかかっている雪を 手作業で除雪しました
ついつい愚痴が出てしまいますが、大きなガラス戸が壊れなかったのは本当に不幸中の幸いでした。雪に関する事故が多発しており特に高齢者が屋根雪降ろしや除雪中に事故に遭うことが多いようです。本当にくれぐれも気をつけて除雪作業をして頂きたいと願っています。
山門前庭工事 庭石を復元設置しているようす
喜寿の庭づくりのため 新しく加わった庭石たち
さて宝勝寺の話題は日々復元されていく山門前の庭工事となっており、本日も雪の降りしきるなかで作業が続けられました。徐々に完成予想図に近づいて来ましたが、今回は「喜寿記念」の庭作りを目指し庭石や植栽にも力を入れているようで完成を心待ちしています。
作業中のようすを撮影しました ~音声が流れます♪~
たびたび落ちてくる屋根雪を除雪される (株)ココ・プランニング川面専務
川面専務と ふれあいパーク霊苑新区画の打ち合わせ中
自坊より依頼されていた志納所用色紙描きにも取り掛かり、本日はけっこう仕事が捗った一日となりました。仕事の合間には必ずストレッチ運動を励行しています。何をするにしても筋力が求められている昨今の和尚の身体ですが、「筋力と活力は比例する!」が和尚の座右の銘となっています。皆さん、和尚と一緒に筋トレ頑張って参りましょう!! 友峰和尚より
降り続く雪のなか 山門前庭復元工事中
寒波襲来と聞いただけでいっきに緊張感が走ります! やはり北陸地方は3月下旬までは大雪に対する備えに気が抜けないようです。自坊からは事務局より志納所用色紙の依頼が来ており早速に取り掛かろうと思っていますが、急に寒くなると手も指もかじかんでしまいなかなか仕事モードに入れません。早く暖かくなることを願っています。
地元旅行代理店の小川さんとの打ち合わせ
午後には地元旅行代理店の小川さんが来寺くださり、6月に予定されている渡欧文化交流研修旅行の第2回目の打ち合わせをしました。兎に角も円安傾向が依然続いており旅費削減に尽力しているところとなっています。
昨日から開始された山門前坪庭復元工事は厳しい寒さのなかで今日も順調に進められており、ウィズグリーンさんによって石垣復元が完了し続いて千樹園庭師・巻下さん監修のもとモミジが丁寧に植え戻されました。
庭師さんたちと モミジの樹形と配置を確認しているところ
元の姿に戻っていくのを楽しみにしながら見学しましたが、あまりの寒さに作業を心配するほどでした。工事は1週間ばかりを予定していますが完成を楽しみにしたいと思います。急激に気温が低くなりましたがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
宝勝寺玄関前 コデマリの小枝
急激に気温が下がり明日から再び北陸地方にゲリラ寒波がやって来るそうですからまだまだ春の到来は遠いようです。そもそも寒の戻りは3月ですから、春にはちょっと気が早いのかも知れません。
山門前庭 石垣ならびに植栽の復元工事
今日から山門前の石垣並びに坪庭復元工事が開始されさっそく見学しましたが、山門前は人間で言うところの「顔」ですから庭師さんともよく相談してお気に入りの庭作りを目指したいと今から楽しみにしています。以前は黒竹やサツキが植栽されていましたが、今回は和尚の「喜寿」を記念した植樹と灯篭に灯が入り周囲を照らし出す石庭にしたいと思っています。完成しましたら皆様にはぜひ御来寺頂きたいと思います。
電柱地中化工事のためいったん解体されていた 石垣 を 組み直し
昨日は金沢市内のホテルでの年忌法要を修業しましたが、時代の変遷とともに法要の有り方もその姿を変えていくように思ったものでした。昔は法要修業の場所としては寺院か会館でしたが、近年はホテルで行うことが増えていると思います。法要参列者の利便性を考えますとホテルは色々な意味で大変効率的で便利ですから、今後はますます利用されていくものと思われます。
さて、山門前庭工事が始まり寺カフェはしばらく休業ということですので事務整理や墨蹟展に向けての書画制作に努めましょう。「今ありて 今なき今を 安らかに 忍びつつ行く 今ぞ嬉しき」読み人知らずの歌なれど「日々是好日」を念じながらの今日この頃です。友峰和尚より
日中気温が12℃と暖かい日曜日の日和となりました。午前中に金沢市内のホテルを会場に桂田家一周忌法要がご親戚御友人並びに会社関係者が参列されるなか営まれましたが、昨年1月元旦の能登半島地震で犠牲になられた御方で10日後に和尚が葬儀導師を務めました。あれから1年以上が過ぎましたがいまだ十分な復興は出来ておらず、被災地輪島にある故人の奥様のご実家も未だに全壊したままの状態とのことでした。一刻も早い被災地復興は多くの人々の願いとなっています。
吉田家追善供養ならびに健康祈願の御祈祷を修業いたしました
午後2時からは、日頃よりご厚誼を頂いている津幡町の吉田家追善供養と健康祈願の御祈祷が本堂で修業され、御供養後には応接間にて久しく歓談いたしました。2月に入り少しずつ法務遂行が増えてきたように思います。
長らくご厚誼を頂いている 吉田くん御夫妻です
ご長女の 楓奈ちゃん
ご両親とともに 御参詣くださいました
本日はしばらくの間休業していたカフェを開けたところ多くの観光客で賑わいを見せていました。明日からは山門前の坪庭復元工事が開始予定となっており1週間ほどかかるそうで寺カフェも再び休業する予定です。今日は良い天気に恵まれましたが明日からはいっきに寒さが戻り気温も零下になるとか、くれぐれも寒さにはお気をつけてお過ごしください。平穏無事の一日を過ごす事の大切さを思う今日この頃となっています。友峰和尚より
Graduation Work 2025 ~金沢美術工芸大学 大学院修士課程修了作品発表会~ 会場準備のようす
チョコレートの食べ過ぎには要注意の和尚ですが、美味しさに負けついつい口に入れてしまいます。甘味が無ければ問題ないのですが、甘くないチョコなど考えられません。最近は本当に美味しく種類も豊富ですから、バレンタインのチョコレートも選ぶのが大変だと察します。妻からは手作りの焼きリンゴパイももらいましたが、こちらは甘みを抑えているそうで安心して食べたものです。それにしてもバレンタインデーとは無関係の和尚にもチョコを頂けるのは大歓迎ですね。
制作発表の準備をされる学生さん達
飯田さんです
本日は、日頃より寺カフェでお手伝いくださっている金沢美術工芸大学環境デザイン科・大学院生の飯田さんが金沢21世紀美術館に於いて「令和6年度金沢美術工芸大学大学院博士後期課程研究発表展・修士課程修了制作展」に出展しており、午後1時からは「Graduation Work 2025~大学院修士課程修了作品発表会~」が開催されるということで、金沢美大生の瀧さん並びに職員と発表会を拝聴しに出向きました。
作品展示会場にて
どの大学院生の作品並びに発表もその学術レベルの高さに驚いたものです。また同時に「令和6年度金沢美術工芸大学卒業制作展」も開催されており作品を鑑賞して帰山しました。皆様もお時間御座いましたら是非ご鑑賞頂ければと思います。
さて、週明けから再び寒波が来るということで午前中は融雪パイプの点検と雪割りをして次の雪に備えましたが、気候は確実に春に向かっている気配を感じます。寒暖の差が激しい今日この頃ですがお健やかにお過ごしください。友峰和尚より
好天気に恵まれた一日となり気持ちも晴れ晴れと言いたいのですが残念ながらその反対で、昨日は旧友二人との別れがありまた長年御厚誼を頂いたお檀家様が御逝去され喪に服す一日となりました。
渡欧研修旅行の手続きをお願いしている 旅行会社の方と
午後1時半からは今年6月に計画されている渡欧研修旅行第二回目の会合が宝勝寺で行われ、フランス・アンジー市(ANGY)で開催予定の華展・茶会ならびに墨蹟禅画展と坐禅会などの段取りについての協議が行われました。今回は少人数での行動となりドイツにも初めて訪れるため、旅行会社の方から日程についての色々なパターンやアドバイスが示されました。アンジー市には現在荒木芳栄画伯が居住しておられ、そのギャラリーを会場に墨蹟展や茶華道展が開かれ地元市民向けに坐禅指導も予定されています。
2024年9月 宝勝寺にて 荒木芳栄画伯と
今日はバレンタインデーということで妻から手作りのパイとチョコレートが届きましたが、孫達からもLINEの動画で映像が届き大変元気そうな姿を見て嬉しく思ったものです。悲喜こもごもの一日となりましたが時間は否応なく過ぎていく今日この頃です。週明けから再び大寒波がやって来るそうですからくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
「 無一物中無尽蔵 」 渓仙 書
次の寒波に備えて
昨日の朝は気温が零下になり境内の所々が凍りつき水を出して融かしましたが、本日は気温4℃と少し上がり凍結は免れたようで安堵しました。日々の除雪作業から解放されようやく関節痛も治癒の方向に向かいつつありますが、まだまだ油断は出来ないようで週明けには再び寒波がやって来るとの予報でした。
境内の雪山を すこしずつ融かしています
午前中に(株)ココ・プランニングスタッフの清野さんと茶礼をしながら懇談しましたが、暖かくなるにつれふれあいパーク霊苑への参詣者も増えますので境内の整備が急がれます。いちど大雪ともなれば境内への車の乗り入れが困難になるため日頃からの除雪が肝心で、「楽あれば苦あり 苦あれば楽あり」の格言通りにコツコツと身体を酷使しないよう工夫しながらの作業となっています。
霊苑奥の院のようす
(株)ココ・プランニング 職員の清野さんとともに
さてスポーツニュースでは大リーグドジャースの大谷、山本、佐々木の三選手が話題を独占していますが、まもなくオープン戦が始まるといっきに野球ファンのボルテージが上がり和尚も観戦を楽しみにしている一人です。
今朝方、新命和尚より御檀家様と和尚の同級生御二方の訃報の連絡を受け謹んで心よりご冥福をお祈り申しげました。このところの急激な気温の変化と寒さが健康を害しているようですから、皆様にはくれぐれもご自愛くださいますよう御祈念申し上げます。友峰和尚より
今日もせっせと 雪割りで体力作り
主治医からは「冬場は寒さを凌ぐため過食になりがちなので要注意」とのお達しでしたが、毎日毎日除雪作業に汗を流せば当然ながらお腹がすき、ついつい好きな食べ物に手が伸びてしまいます。さりとて疲労回復に欠かせないのが栄養補給でなんとも悩ましい状況が続いています。あれもいけない!これもいけない!と食事制限が求められている今日、買い出しでは食材選びが日課となっており特に糖分の多い食材はご法度で主食はもち麦と玄米、おかずは野菜中心の極めて健康食生活を続けて約2年になります。
食事に気を遣うようになってから最初に効果が現れたのは肌が綺麗になってツヤが出てきたこと、また胃痛が消えたこと、腰痛が消えたこと、体重が激減したことなど挙げればキリがありません。となると病気の源は日々の食生活にあると自覚しました。当たり前と言えば当たり前ですがなかなか実行する事の難しさでも有ったかと反省しきりです。
いちどスーパーマーケットに行けば「無理!無理!」と思うほど食品の誘惑が襲って来るのも現実!いかに自分の欲望を制御できるかが今後の健康維持へのキーワードのようです。気にしない!気にしない!なんて言っている御方様には耳の痛い注言ですね。申し訳もございません!平にご容赦くだされ。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より
建国記念の日の今日、朝一番に国旗を掲揚し合掌して国家安寧と万民和楽を祈りました。中国唐代の禅僧、百丈懐海(749~814)の言葉に「一日作さざれば一日食らわず」とあり、その意味は“人は一日を工夫を凝らし自分を活かしていく事が大切である”と和尚は捉えています。そもそも百丈禅師が何が故にこのような言葉を発したかと言えば、禅師が高齢にも関わらず毎日外掃除を続けることに対し弟子たちが身体を心配して掃除道具を片付けてしまったところ、禅師は部屋に籠って食事を一切とらなくなり更に心配した弟子たちに言った言葉でした。
「 一日不作 一日不食 」 大安友峰 書
禅宗には「作務(さむ)」という日常欠かすことの無い掃除や畑仕事がありますが、それとて日々の心の工夫を目的としています。心を工夫して身体を活かすとでも言いましょうか、人間は常に健全な身体と心の育成に努め、国家の安寧と人類の平和に貢献できるよう精進して参りたく思うものです。さて皆様に於かれましては恙なくお元気にお過ごしの事と大慶に思いますが、まずは自己の健康管理を大切にご自愛くださいますよう御祈念申し上げます。友峰和尚より