和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4359話 】
2025年 07月 24日 談

早朝の夏空 / 住職撮影

 

霊苑内の草取り作業を早朝から励行していますが、気温は極めて高く流石にいつもの状況とはずいぶん異なります。苑内に散水し水分補給をしながら無理をしないように少しずつ作業を進めていますが、それでも頭はボーっとしてしまいます。

 

 

 

午前中にいつもお世話になっている京都の香老舗・松栄堂の職員の方が来寺され、新しい営業担当職員の村林さんを紹介くださいました。松栄堂さんとは大安禅寺とともに長い間ご厚誼を頂いており、宝勝寺は寺カフェを開業していることもあり室内香としても利用しお客様に大変喜ばれています。

 

京都香老舗 松栄堂の 飯田氏 と 村林氏 です

 

日中友好の朝顔 今年の第一輪

 

さて職員が今年も6月頃から「日中友好の朝顔」の種を発芽させ、本日早朝に見事な一輪の花を咲かせました! 大安禅寺に眠る幕末の福井の歌人・橘曙覧(たちばなあけみ)が詠んだ有名な歌「楽しみは 朝起き出でて 昨日まで 無かりし花の 咲ける見るとき」の如くに濃い赤紫色の鮮やかで上品な大輪の花を咲かせます。

 

濃い赤紫色の 鮮やかで上品な花 / 住職撮影

 

苑内のバラの消毒に来られていました 千樹園の巻下さん / 住職撮影

 

夏の花々がつぎつぎと開花

 

今春作庭された山門前の庭  新しい木々も元気に生長

大安禅寺から移植したアジサイが咲きました

 

福邦銀行金沢中央支店の堀口さんとの打ち合わせ

 

夕刻 山門塀沿いの朝顔

 

宝勝寺山門入口通路横の塀沿いにも日中友好の朝顔のツルが幾重にも伸びてきており、開花ももうまもなくの事と思います。昨年はNHK列島ニュースの番組で全国放送され、地元の風物詩となっている朝顔です。皆様も是非宝勝寺カフェに御来寺頂き、ゆっくりと愛でて頂ければ幸いです。暑さ厳しき日々が続いていますがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4358話 】
2025年 07月 23日 談

 

昨日は暦の上では1年で最も暑くなる日「大暑(たいしょ)」でしたがまったくその通りで気温35℃を超える猛暑日となり、本日も同じく強烈な暑さとなりここ1週間は雨マークは無く真夏日が続くとの予報です。

 

 

8月7日が「立秋」ですから今しばらくは暑さ対策が求められ、全国的にも連日注意報が出されており熱中症には十分に気をつけなければなりません。1日を通して水分の補給と体温を下げるために冷房の効いた部屋で過ごすことも高齢者の方には求められていますが、何れにせよ家族の皆様で高齢者を見守りして頂きたいと願うものです。

 

秋明菊のつぼみ

 

さて本日は昨日に引き続き終日ゆっくりと身体の静養に努めました。おかげさまで夕刻までには心身ともに随分とリフレッシュ出来たように思います。「何にも思わぬが仏の稽古なり」とは師匠がよく説いていた言葉です、暑い暑いと不平を言わず健康である自分を喜び大いに汗を流し、さらに一歩踏み出して頑張って参りましょう!くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4357話 】
2025年 07月 22日 談

本日は久しぶりの休息日としましたが、外気温度は午前中に35℃を超え北海道地方でも同じとのことでどうやら避暑地としては高い山に登るしか方法はないようです。ウオーキングするにもこれほどの暑さだと危険すぎますから仕方なく寺内で過ごすことにしました。

 

 

アメリカ大リーグ・ドジャースの本日午前11時からの試合で大谷翔平選手が投手として先発するというのでこちらも久しぶりにテレビ観戦しましたが、投手としての度量もさることながら、いきなり第35号のホームランを放ち3試合連続ホームランを打った時点で少し運動の為に散歩に出ました。焼けるような暑さとは今日のような気候をいうのであろうと思います。

 

 

今年は例年になく全国の海水浴場が大人気らしく、それにともない水難事故も多く発生しているように思います。夏休みを利用して家族でアウトドアのレクレーションを楽しむ際には、周りの大人達は子供の安全確保に十分に気をつけて頂きたいと切に願うものです。せっかくの家族団欒のひとときが「注意一秒、悔い一生」とならないよう祈るばかりです。何事も油断大敵で一寸の隙が事故に繋がりますから、くれぐれもご用心!ご用心!夏休みはまだ始まったばかり、子供たちの平穏無事を只管祈念するものです。

 

 

さてふれあいパーク霊苑には本日も多くの方がお盆の墓参に御家族連れで来られていました。和尚も境内の木々に水やりをしながら御参詣の方々と挨拶を交わしていますが、金沢の7月のお盆を終えいよいよ8月15日の旧盆を迎えようとしています。気持ちを切り替えながら大安禅寺盂蘭盆大施餓鬼会を迎える準備に入りたいと願っています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4356話 】
2025年 07月 21日 談

 

梅雨明け後も連日猛暑となっていますが、午前中にはすでに32℃を超えていました。3連休の最終日となった本日は午前中に宝勝寺から約10キロ離れた松任中央墓地公苑へ出向き祖霊墳墓のお精抜き諷経を修業しましたが、先般桂岩寺様より頂いた扇風機付き日傘が大いに役に立ちました。

 

ファン付きアンブレラ

 

通常の日傘と違って、傘の天辺に小さなファンが付いており実に涼しい風が頭上から吹きつけるというアイデア商品です。普段の暑さであれば何の問題もありませんが、流石に35℃を超えるほどの暑さの中では値千金でした。本当に人間は色々考えるものだとつくづく感心いたしました。午後からは午前に引き続き宝勝寺本堂にて多見谷家の墳墓開眼納骨法要が修業され、併せて盂蘭盆墓参諷経も修し法要終了後には御親族皆様で無事に納骨されました。

 

午後より 墳墓開眼並びに亡き御両親の納骨法要

 

 

さて参議院選挙結果が出ましたが参政党が14議席を確保され、若い世代の方々が支援されSNSなどを通して政策動画が拡散され票を伸ばしたとの事でした。なるほど参政党の政策を見てみると第一に教育・少子化対策・子育て支援、第二に食と健康・環境保全とあり、いま若者世代が心配する事柄ですから人気が出るのも理解できます。最も身近な社会問題を取り上げながら選挙戦に臨んだことに票を伸ばした要因があったものと思われます。

 

盂蘭盆会後の御墓のお掃除に来られていました 須貝総代御夫妻と

 

いずれにせよどの党も仏教精神である「和を以て貴しと為す」を基軸に一致協力して日本の子供達の未来に夢の持てる国づくりを目指して欲しいと願うものです。「俺が俺がの我を捨てて お陰お陰のげで暮らせ」という言葉がありましたが、「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」ですね。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4355話 】
2025年 07月 20日 談

早朝 ふれあいパーク霊苑内の草引き作業をしました

 

猛暑日が続いている金沢ですが、3連休を利用しての御法要が続いています。早朝から霊苑の草むしりに出向き約2時間ばかり作業をしましたが、継続は力なりで雑草も次第に取りやすい草になって来ました。

 

 

 

 

盂蘭盆会に供えられた奥の院代々墓への献花もこのところの暑さでドライフラワー寸前となっており、すべて撤去しローソクや線香の残りも綺麗に片づけるとなぜかお盆が終了した感じを受けましたが苑内のお盆祖霊供養はまだまだ続いています。さらに世界一美しい霊苑を目標に整備をしてまいりたく思います。

 

 

 

さて大安禅寺は8月15日(金)に盂蘭盆大施餓鬼会を修業予定となっており、8月9日(土)10日(日)は地元お檀家すべてのお盆棚経回りも予定されています。本日は午前中に松本家御令室様の3回忌法要並びに午後からは高田家御尊父様の法要が厳修され、夏休みということもあり多くの御親族の方が参詣され法要終了後には故人を偲びながら和やかなひとときを過ごされていました。本当に心から嬉しく思う光景です。父母の恩と祖先の恩に感謝しながら報恩菩提の追善供養を続けて参りましょう。

 

午前10時半より 松本家 三回忌法要が修業されました

 

 

午後1時半より修業されました 高田家御尊父様の一周忌法要

 

法要を全て終えた後、先般ドイツ・ミュンヘン臨済坐禅道場を訪ねた際に色々とお世話になった金沢市在住でドイツから来日され現在金沢大学の助教授をしておられるパトリックさんと応接間で歓談しましたが、今から約2年後にもういちどドイツを訪ね墨蹟禅画展と坐禅指導を介して禅布教に再度渡欧したいと願っています。

 

パトリックさん と ご息女の素子さんが 来寺くださいました

 

 

 

本日も寺カフェには多くのお客様が来ておられましたが、依然として外国人観光客の姿が多く見受けられました。年間に約4千万人の外国からの観光客受け入れを政府は目指しているとの事ですが、インバウンドにおけるオーバーツーリズムの問題も深刻化しています。受け入れ態勢が十分に整わないままに国外からの観光客が増え続けていく今日この頃のようですね。猛暑日が続いていますがくれぐれもお気をつけてお過ごしください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4354話 】
2025年 07月 19日 談

北陸地方に梅雨明け宣言が出されましたが、今年の7月期間は空梅雨の天気模様だったようです。今日から子供たちの夏休みに入り、3連休の初日ということもあって終日追善供養修業の一日となりました。

 

臨済宗妙心寺派 太平山 安国寺  祥岳住職 (高山市国府町)

 

午前9時には岐阜県高山市国府町より安国寺祥岳住職が来寺くださり、先般安国寺先代住職英信和尚小祥忌法要が厳修されその導師を務めた御礼の御挨拶を賜りました。午前の法務準備のため短い時間でしたが、ゆっくりと懇談することが出来ました。

 

 

 

深緑のふれあいパーク霊苑にて 御供養諷経を修業いたしました

 

午前10時半からは佐藤家亡き御令室の祥月命日忌墓前諷経に引き続き北家亡き御主人の7回忌墓前諷経、午後1時半より佐藤家御母堂様納骨法要が本堂で厳修され、引き続き北野家御尊父様の3回忌墓前諷経が営まれ、今がお盆月ということもあり盂蘭盆会祖霊供養も併せて修業し終日追善供養の一日となったようです。

 

本堂にて 佐藤家御母堂様 御納骨之儀

 

 

北野家御尊父様の年忌御供養諷経

 

 

3連休ということで観光客の方も多く避暑をかねて寺カフェを利用されていました。さて昨日の続きですが、渡欧して墨蹟禅画展や坐禅会を開催するには明確な目的をもってのことで、和尚は禅僧であるがゆえに当然のことながらお釈迦様の弟子の一人としての禅布教がその目的で、日本は基本的に仏教国ですがわが宗派において後継者不足が問題視されています。

 

 

禅の根本真理は無心無我ゆえに世界においての人々に通じるものでありますから、墨蹟大書や読経、坐禅体験などを通して無心無碍の世界に御法縁を頂くことを願っています。

 

「 無一物中無尽蔵 」

 

「 随処に主と作(な)れば 立処皆真なり 」

 

「 如意 」

 

「 黙 」

 

 

今回のマークギャラリーでの墨蹟禅画展は主に茶道、華道、武道の禅語と抹茶茶碗の禅画を題材に選び展示しました。また墨書を通しても無心の書の世界を観覧して頂きました。すべからく仏縁を求めての「日本禅文化交流会」の開催でしたが、アンジー市やその周辺の市民の方々に少なからず禅文化に触れて頂けたことと思うものです。「参禅はすべからく実践を要す」の言葉を心に今後も精進して参りたく念じています。刻苦光明必ず盛大なり!頑張ってまいりましょう!! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4353話 】
2025年 07月 18日 談

碗蓮のつぼみ / 宝勝寺玄関

 

今朝方は気温も下がり26℃と爽やかな気候となり、目覚めも良く身体も楽に感じました。このところ猛暑が続き、連日法務が目白押しだったこともあり今日の涼しさは本当に助かりました。

 

(株)豊蔵組様が 御挨拶に来寺くださいました

 いつもありがとうございます / (株)豊蔵組 豊蔵享一社長とともに

 

 

会計監査が行われました / 片岡経営会計事務所スタッフの平馬さんと

 

午後から片岡経営会計事務所の会計監査が予定されていたため午前中はこの度の渡欧に於ける諸費の会計精査を職員としましたが、フランス・アンジー市在住の荒木画伯の御尽力のおかげで随分と経費を軽減することが出来ました。またアンジー市マーク邸での開催においては地元および周辺の町に行事開催を知らせるポスターやパンフレットを自前で作成されお二人で一軒一軒配られたとの事で、そのご尽力に心から感謝申し上げました。

 

 

 

 

 

 

おかげさまで開催当日は予想をはるかに超える入場者で賑わい、また開催翌日からもアンジー市以外の町からも沢山の方が墨蹟禅画展を見学に来られたとの報告を受け大変嬉しく思いました。

 

 

坐禅会の準備 マーク氏、荒木画伯と 通訳を担当された萩様

 

 

坐禅会開催においてはマーク氏の計らいで隣町の立派な柔道会館をお借りすることが出来、参加者も約30名ありその殆どが初めての坐禅体験ということで通訳を介して坐禅の仕方や意義など丁寧に説明し、とても良い雰囲気の中で実施出来たように思います。

 

 

 

 

当初はマーク邸の野外広場で坐禅をする予定だっただけに、坐禅をするのに相応しい会場で出来たことに対しても深く感謝申し上げました。その後、マーク氏と荒木画伯が道場長に御礼の品として和尚の墨蹟「柔」「武道」「柔道」の額を差し上げましたところ大変喜ばれたとのことでした。

 

 

 

 

 

今回の催事開催に於きまして、マーク・イゴネ氏と荒木画伯には並々ならぬご尽力とご協力を賜り素晴らしいギャラリーと催事の場所を御提供頂きましたことに重ねて感謝御礼申し上げる次第です。

 

 

 

三井様 と 萩様

高城様です

 

催事当日朝の御祈祷 マーク氏の書斎にて

 

海外での催事を実施するには多くの方々とのご法縁が必要不可欠で、今回も荒木画伯の御友人で通訳やホテルの予約などを担当してくださった三井様、高城様、萩様、中松様にも心から感謝申し上げます。海外での催事を実施するにはその裏側に多くの方々のご協力と御支援が有り、皆様のご尽力のおかげで無事に円成する事が出来るものです。

 

作りたてのおにぎり で 昼食のおふるまい

マーク邸で 催事を手伝ってくださった近所の皆様も 坐禅体験

 

「自利利他(じりりた)」の仏教の教えを今後は日本で実施して参りたく念じております。明日のブログでは墨蹟禅画展を振り返ってみたいと思います。まもなく子供たちの長い長い夏休みに入ろうとしています。さらに猛暑が続いていきますが、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4352話 】
2025年 07月 17日 談

 

6月11日(水)から23日(月)までの約2週間に及ぶフランス・アンジーとドイツ・ミュンヘンでの「日本禅文化交流会」でしたが、会場となったマーク邸内にあるアートギャラリー並びにお茶会の場所となったお庭のテラスはこれまでで最高の催事場所となりました。帰国して約20日が過ぎようやく落ち着いて当時を振り返ることが出来る時間の余裕が持てるようになり、今回の渡欧目的などを少し書きとめておきたいと思います。

 

 

振り返るに平成23年10月(2011)フランス・パリ「ギャラリー・メタノイア」での墨蹟禅画展並びにポンピドゥセンター広場における墨蹟大書を最初に平成26年10月(2014)アメリカ・ニューヨーク・サラローレンス大学「墨蹟禅画展並びに墨蹟大書」、そして平成31年(2019)4月フランス・サンリス「アートサクレ芸術祭」における墨蹟禅画展並びに墨蹟大書を実施し今回が4度目の海外での墨蹟展開催となり、これまでとは異なりアンジー市はパリから高速道路で約2時間ほどの郊外に位置する人口約2千人ぐらいの小さな農村で日本人の姿など殆ど見かけることのない静かな町での開催となりました。

 

 

 

今回も長くご厚誼を頂いているマーク・イゴネ氏と荒木芳栄画伯のご厚意により、ご自宅にあるギャラリーとポーチを開催場所として提供して頂き、本当に感謝申し上げました。

 

 

 

 

 

 

 

今回は和尚が理想とする場所での墨蹟禅画展と墨蹟大書となり、また近くの町にある柔道場で坐禅指導が出来、地元の方々との禅文化交流がなされたことと実感しています。

 

 

 

渡欧の目的は「禅」および日本の古来より伝わる伝統的文化を地元の方々に紹介し実際に体験して頂くことでした。今回も同行された文房流晴心会野口翠智先生並びに野口支部御社中9名の皆様が生け花とお茶席を催し、地元の市民100名を超える方々に文房流・生け花の実演とお煎茶の御点前を通して実際にお茶と親しんで頂き和合の心とその時間を十分に楽しんで貰えたものと思います。

 

 

「和を以て貴しと為す」との仏教の教えそのままにお茶会終了後には和気藹藹と地元との方々との和やかな交流が図られたことは言うまでもありません。和尚の墨蹟大書もこれまでのやり方とは異なり、墨蹟を書きながら地元の方に書の意味を通訳を通して説明し見学している方々にその書を差し上げました。今回はこれまでの経験を活かしながら地元の方々との交流を最優先に催事を実施したところに大きな成果が有ったものと思っています。マークギャラリーでの墨蹟禅画展については明日のブログで綴りたいと思います。

 

 

さて本日も休息日としましたが、午後からは少林寺に出向き暑中お見舞い状を書きました。今年は6月後半より例年にない暑さが続いており昨日などは金沢も37℃を超える猛暑日となりましたが、いまだに北陸地方の梅雨明け宣言が出されていない状況が続いています。全国的に不安定な気象状況がとなっていますがくれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

アンジー市市長に寄贈した「安慈」の墨蹟額を マーク氏が届けてくださいました

友峰和尚のちょっといい話 【 第4351話 】
2025年 07月 16日 談

 

北陸地方に雷雨注意報が発令され大変心配しましたが、全国ニュースで伝えられているような大雨にはならず安心しました。昨日の夕刻に宝勝寺に帰山しお盆墓参諷経に備えました。7月はお盆月ということもあり寺カフェを開業していますが、猛暑ということもあってか寺町界隈は観光客の姿は少なくカフェ利用のお客様もチラホラといった感じになっています。

 

睡蓮が咲き始めました

 

先般和尚が使用しているノートパソコンが破損し、本日は福井市よりいつもお世話になっているIT機器関連会社「まどろみ」代表の増田さんが新しいパソコンの納品とデータ移行のため来寺くださいました。

 

「まどろみ」代表の増田氏と

 

4年ぶりに新調しましたがやはりパソコンも日進月歩で、画面も明るくて見やすくずいぶんと使いやすくなっていました。渡欧の際にもパソコンを持参しましたが今では欠かすことのできない必需品となっており、AI機能も加わり益々進化していくようです。

 

日中友好の朝顔 つぼみがつき始めています

 

さて帰国してから今日まで十分な休息が取れない状態が続いていたため、今日明日を休息日として静養することにしました。一昨日は久しぶりの自坊での法務遂行でしたが、本堂の修復工事が終了しておりその現場視察を楽しみにしていただけに堂内の隅々まで見て回り本当に嬉しく思いました。先代實道和尚(父)の長年の悲願でもあった修復工事も現在順調に進められており、最近では自坊に帰山するのが待ち遠しく感じる今日この頃となっているようです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4350話 】
2025年 07月 15日 談

大安禅寺御詠歌講員の皆様と 渡欧報告の和合茶礼をいたしました

 

午前中に開山堂ならびに開基堂にお参りをしたのち愈好亭の掃除をしましたが、本当に気持ちが穏やかになりました。午前9時半からは大安禅寺御詠歌講員皆様が来寺くださり、松雲の間にて渡欧帰国報告と和合茶礼をしながら歓談しました。

 

 

 

 

帰国から早や20日ばかり経ちましたが、フランス・アンジー市での「日本禅文化交流会」開催時の出来事を話しているうちに色々な場面が思い出され、まだまだ渡欧ロス状態から抜け出せていないように思ったものです。

 

 

 

 

 

御詠歌講員の皆様は日頃より練習を重ねておられ、年中行事や本山妙心寺主催の全国大会にも参加され本当にその努力とご精進に敬意を表するとともに感謝申し上げております。

 

御詠歌講員皆様の 日頃の練習風景 / 2025年5月

 

令和6年度 大安禅寺盂蘭盆会にて

 

平成29年(2017) 寳勝寺本堂修復落慶法要ならびにふれあいパーク霊苑竣工式にて

 

妙心寺に於ける御詠歌講員の数も全体的に減少傾向にありますが、少子高齢化社会が進む中で卑山講員の皆様は全員が長年に渡り休まず練習を重ねておられ、年中行事や法要に欠かすことの出来ない存在です。来年5月16日には本堂落慶式並びに新命玄峰和尚晋山式挙行を控え、当日は稚児行列も計画されており行列の先達として御詠歌の御奉詠を願っております。

 

長年お世話になっている 小森庭園主 の 末政幸憲氏

このたび修復が成された 笠原白翁の廟所をお参りに来られました

 

孫の永峰と

 

さて午後より卑山藤田通麿総代とアトリエでゆっくり歓談いたしましたが、現在諸堂の修復工事も順調に進んでおり感謝すると共に来年の晋山式にも話題がおよび、気持ちは徐々に来年の準備のことへと移行している感じのようです。夕刻よりすべての予定を終え宝勝寺に帰山しましたが、今はお盆月の真っ最中で明日から再び墓参諷経に専心して参りたく念じております。暑さ厳しきおり、くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

藤田通麿総代と アトリエにて歓談のひととき

 

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