和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第3973話 】
2024年 07月 03日 談

瑞光寺墓域にて 境内地からの木々がうっそうと茂っています

 

いきなり30℃を超える蒸し暑い朝を迎えましたが、日中には見る見る35℃となり猛暑日となりました。和尚が毎日気候の話題からブログを綴るのは、後日に於いて大変役に立つからです。何をやるにもその時その時の気象状況が仕事の段取りと密接に関係し、例えそれが屋内の仕事であっても影響するからです。昨日は野町・少林寺の盂蘭盆会準備に出向きましたが、順調に設えを終えることが出来たため本日は休息日としました。

 

隣家に覆いかぶさる枝々

 

午前中に(株)豊蔵組の江川顧問ならびに香林氏、大田氏がお盆月の御挨拶に来寺くださり、しばし歓談しながら世相の状況などが話題になるも何よりも皆様の元気な姿を見るのは大変嬉しく思うもので、たとえ社交儀礼であっても丁寧なご挨拶を受けるのは有難いことです。

 

本日 (株)アースグリーンの職人さんが剪定作業に来てくれました

 

さて寺の中にじっとしていても埒が飽きません。休息日こそ日頃の運動不足を解消するチャンスでも有り、午後から久しぶりにウオーキングに出掛けました。普段はその殆どが寺内での法務遂行となっており、日光浴を兼ねての外出となりました。

 

 

 

大安禅寺での日々の生活は屋外での作業が多く顔などは日に焼けて真っ黒でしたが、金沢での法務は寺内が多いせいか顔色も幾分精彩を欠く感じに見えるのも面白い事象です。今日も本多町・瑞光寺墓域の樹木剪定作業が行われ、作業の様子が送信されて来ました。盂蘭盆を前に兼務寺院の境内整備が進められている昨今です。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3972話 】
2024年 07月 02日 談

瑞光寺にて アースグリーン中野社長と剪定の打ち合わせ

 

7月を迎えましたが、今年の北陸地方の梅雨明け宣言はもう少し先になる気配です。梅雨が明ければいっきに本格的な真夏を迎えるだけに、日々の健康管理には十分な配慮が不可欠のようです。

 

引き続き少林寺にて

 

 

7月7日は東京都知事選挙の開票が行われるそうですが、今年は世界各国で主要な選挙が行われる予定となっており今後の世界の動向が注視されています。

 

少林寺盂蘭盆会の準備

 

禅語に「随所に主となれば 立処皆な真なり」と有るように、この言葉は臨済宗の祖師・臨済義玄禅師の言葉で、真のリーダーとはまさに「随所に主となる」力量のある心の強い方であり、他人の批判に終始しない、自己本来の主体性を持った思いやりのある「主人公の実践」の出来る人が求められているようです。

 

 

さて本日も少林寺盂蘭盆会準備のため掃除三昧の一日となりましたが、和尚のモットーは“掃除”だけに実に爽快でした。政治も宗教も須らく徹底した掃除が第一だと思います。先ずは自分の心の掃除から出発しましょう。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3971話 】
2024年 07月 01日 談

姫檜扇水仙 ヒメヒオウギスイセン / 宝勝寺境内

 

深夜の午前2時ごろから物凄い風とともに豪雨となり屋根を叩きつける雨の音で目が覚めましたが、朝方には小雨模様となり霊苑内での墓前年忌法要を修業する際にはすっかり雨も上がり、読経中には日が差してくる有様にてなんとも不思議な現象が起こりました。

 

 

 

人生須らく日々喜怒哀楽の中にありますが、自然もまた人間の感情に似て晴れたり曇ったり雨になったり豪雨になったりでやはり「平穏無事」の穏やかな気候が一番のようです。

 

本多町・瑞光寺

 

午前中に墓前年忌法要を無事に終え身支度をして本多町・瑞光寺に出向き7月7日の盂蘭盆会の前準備に入りましたが、このところの雨続きで墓域の草も伸び早速草刈りから開始しました。職員は寺内の清掃と庫裡の準備をしましたが、最近は何度も出向き掃除を励行しているので約3時間ほどで終了することが出来ました。

 

境内の木々の剪定をしました

 

果たしていつまで金沢市兼務寺院の護持管理が出来るかは悩ましい和尚の課題となっていますが、とにかく元気なうちは精進して頑張って参りましょう。明日は13日に厳修される野町・少林寺の盂蘭盆会準備に出向く予定をしています。

 

掃除を終えて

瑞光寺の墓域

 

さて、LINEを通して日常生活の様子がリアルタイムに届けられてくる現代社会は本当に便利でありがたく思うものですが、生成AIが登場しますます加速する情報化の世界の中で乗り遅れないよう更なる能力アップが求められているようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3970話 】
2024年 06月 30日 談

恵みの雨を受けて 夏のバラが生き生きと咲き始めました

 

梅雨の戻りのような蒸し暑くどんよりとした気候の日曜日となりましたが、時折強く吹く横なぐりの風が霊苑内の日よけテントを吹き飛ばす有様で、寺町界隈は人通りも少なく終日大荒れの天気模様となりました。午前中には本堂での年忌法要が修業され午後からは霊苑内での開眼納骨供養が営まれましたが、いづれも無事に終えることが出来安堵したものでした。

 

本堂にて 亡き御母堂様の一周忌法要を修業いたしました

 

 

深緑に包まれて 墳墓開眼納骨法要を修業いたしました

 

 

 

6月も今日が最終日となりましたが、明日からお盆月を迎えるにあたりこのところ祖霊供養を申し込まれる御家が増えて来たように感じます。また7月7日の七夕(たなばた)はインドではお盆の入りを迎える日で、15日が盂蘭盆(ウランバーナ)ということになります。「七夕」は「棚旗」とも書き、祖霊をお迎えする施餓鬼棚を縁側に設え施餓鬼旗を立てるところから「棚旗」と言います。東南アジアでは迎え火や送り火をされる風習が有り、お盆に限らず毎日励行されているようです。

 

 

さて宝勝寺でも盂蘭盆会の準備に入っています。まずは仏壇や堂内のお掃除から出発です!「恐ろしき 地獄の底の鬼とても おのが吹き出す ものと知らずや」と歌を詠まれた方がおられますように、お盆を前にお掃除を徹底して参りましょう。お掃除お掃除ホイサッサ!頑張ってやりましょう! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3969話 】
2024年 06月 29日 談

 

早朝より境内並びに墓域樹木の剪定が卑山御用達(株)アースグリーン庭師職人さん達の手によって行われ、夕刻頃にはどの樹木もすっきりとして涼しさを感じる程でした。

 

境内の樹々も 夏に向けてスッキリ剪定されました

 

明日から再び長雨になるとの天気予報でしたので害虫駆除の消毒も併せて実施されひと安心と言ったところでしょうか。庫裡玄関前の枝垂れ桜などは凡そが虫に喰い荒らされギリギリの所での散布作業となったようです。

 

 

 

午前中には好天気のもと墳墓納骨供養が営まれ、薔薇の花が故人の霊を偲ぶかのように美しく咲いていました。土曜日ということもあってカフェ利用の観光客の方が多く来ておられ、本日の暑さも加わってゆっくりと寛いでおられました。

 

お盆を前に 次々と墓参の御家族が来寺されています

 

今日一日を振り返ってみても本当に色々な方がそれぞれの目的をもって来寺されています。祖霊供養で参詣される人、墓参で参詣される人、お墓を見学される人、墓域や境内の整備をされる人、カフェで休憩される人、和尚を訪ねてくださる人、等々。寺院は人との御法縁を結んでいく仏縁の場所ゆえに、どの御方も大切に丁寧にお迎えしています。「出会い ふれあい 和み合い ゆくゆくお互い拝み合い」 日々和合専一に心安らかに過ごして参りましょう。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第3968話 】
2024年 06月 28日 談

 

昨日から一変して梅雨空が再び戻りどんよりとした一日となりましたが、気温は23℃と低くうっかりすると風邪を引きますから十分気をつけてお過ごし頂きたく思います。本日は臨時の休息日としこのところの忙しさから解放され終日のんびり過ごしましたが、70歳も過ぎますと疲労回復の為には3日間ほど要するように感じます。そもそも身体の疲れが出てくるのは大仕事を終えて3日ぐらい過ぎた頃にドッと来ますから、慢性疲労を避けるためにも大休息が不可欠となって来ています。

 

中本隆久様 御母堂様の祥月命日忌御供養諷経を修業いたしました

 

最近は日々の食生活に重点を置き、出来るかぎり自分で食材を求め自分で料理を工夫して作りながら健康管理に努めています。以前も申しましたが、現在は主食として玄米を用い、さらに野菜サラダを多めに食するようになってからというもの体重も減少し身体全体が引き締まり、何事を行うにも気力と体力と持続力が付いてきたように思います。

 

 

昔から三日坊主という諺が有りますが、今回だけは主食を玄米に替え約3ヶ月が経ち今も続けています。わずか3ヶ月の実行ながらその効果は確実に表れているように実感します。また常飲する水も水道水から井戸水にしたところ胃の調子も良くなって来たように思うと同時に、予防医学の大切さを身を持って体感する今日この頃です。

 

 

さてすっかり「健康オタク」となった和尚ですが、本日も糠みそを買い求めきゅうりとナスのぬか漬けを仕込みました。健康の源は日々の食生活にあり!!と念じて精進して続けて参りたく思います。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3967話 】
2024年 06月 27日 談

紫陽花「墨田の花火」 と ギボウシュ

 

北陸地方の梅雨も中休みといったところでしょうか? 本日は早朝より良く晴れ渡り今が梅雨時季とは思えないほど好天気に恵まれた中、岐阜県高山市より「かみこ会」22名様が来寺くださり午前9時半より「宝勝和尚の楽く楽く法話」が行われました。

 

 

富山県からも3名で法話を希望される方が参加され、約30分に渡って元気の出る楽しいお話をさせて頂きました。最近になって少しずつながら和尚の法話を希望される団体様が増えて来ているようで大変有難くまた嬉しく思っています。

 

 

明るい笑い声の響く堂内です

 

和尚の法話歴も約40年になると思いますが、全国からの多くの参詣者方々と御法縁を結んでいけることは住職冥利に尽きるものです。昔から「ひねて良いのは医者・坊主・南瓜」などと言われるように、和尚も70歳を越えたあたりから法話の内容や話すテンポが随分と昔とは変化し、今では余裕さえ覚えます。それだけ人生経験が豊富になったという証なのかも知れんせんね。

 

 

それにしても若い時はずいぶんと緊張しながら一汗も二汗もかきながら話したものです。法話後はいつものように喫茶室でゆっくり休憩されたのち、次の目的地に出達されました。

 

夏の花が 次々と開花しています

 

午後からは新しくふれあいパーク霊苑内に設置した「家族動物共葬墓」の広報の仕方について(株)ココ・プランニング川面専務並びに清野職員を交えて懇談しましたが、この度とても好印象の広告用デモテープが完成し動画を見ながら今後についての話し合いをしました。時代も移り変わり、家族動物と一緒に自分のお骨を納めたいという強い要望に応えての新区画でもあります。7月お盆月を目前にして俄かに忙しさを増して来た今日この頃となっています。友峰和尚より

 

夕刻 ガラス工芸作家の高橋ナオミさんと

友峰和尚のちょっといい話 【 第3966話 】
2024年 06月 26日 談

 

これまで大安禅寺の護持発展に並々ならぬご協力を頂きました多くの職員皆様には心から深く感謝を申し上げたく思います。今回金沢より帰山して最終の庫裡整理と掃除をいたしましたが、スケルトンになった各部屋を眺めながら万感の想いに浸りました。

 

 

 

和尚の幼少の頃より住み慣れた庫裡でも有りますが、職員皆様と共に約半世紀に渡って寺院全体の保存修復工事を繰り返して来た経緯があり、どの場所も懐かしさでいっぱいになります。本日は拝観総受付所より庫裡台所ならびに書院周辺の掃除をしながら、職員皆様お一人お一人の当時の働く姿を思い浮かべて感謝いたしました。

 

 

退職された職員皆様に於かれましてもきっと懐かしい場所だろうと、スナップ写真を撮ってみました。まもなく開始される重文・庫裡保存修理工事ですが、その殆どが創建当初の姿に復元されるため恐らくは皆様の職場でもありました庫裡志納所の風景はこれが最後の姿になるかと思います。

 


現在本堂始め各建物の修復工事が順調に進められている事も、これ偏に職員皆様の御法愛の賜物と深く感謝申し上げますとともに、お時間御座いましたら是非お気軽に御来寺頂き修復現場の見学をして頂ければ幸いに思います。

 

 

さてすべての作業を終え一路金沢に帰山しましたが、大仕事をやり切ったような気分でした。まもなく7月お盆月に入ります。祖霊供養を行じながら精進して参りたく思います。頑張ってまいりましょう。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3965話 】
2024年 06月 25日 談

文建協・高木主任と

 
大安禅寺での朝を迎えましたが、昨晩は久しぶりにぐっすりと睡眠を取ることが出来ました。
 
 
 
 
 
 
それと言うのも山間に佇む静寂な環境ゆえに、夜中にサイレンの音がけたたましく鳴り響くことも無く全くにサイレント世界で加えて楽しい夢を見ていたように思います。生活環境によって毎晩見る夢さえも違うようです。
 
 
 


 
 
 
朝一番に修復工事現場を高木氏ならびに中島現場監督の案内で見て回りましたが、ずいぶんと細かい修復作業に入っていました。
 
 
 

 
 

本堂屋根の銅板葺作業も始まっており、作業の難しさを感じ取りながら視察しました。
 
 
 

大安禅寺花園流御詠歌講員皆様の昇格試験合格の賞状授与式
 
 

藤田喜代子様

 

また午前10時半より大安禅寺花園流御詠歌講員皆様の昇格試験合格の賞状授与式も松雲の間にて行われ、祝辞を述べました。
 
 
 

御詠歌講員の皆様と



午後からは新命副住職も加わり本堂照明器具や障子戸などについて話し合われましたが、修復工事は順調に進んでいるとの事で安堵しています。

 
 
 

中島現場監督と高木主任、文建協スタッフの方々


さて、昨日はこの度開催された文房流晴心会野口支部の皆様による華展の後片付けに野口先生はじめ社中の方々が来られ、松雲の間にて謝意のご挨拶を申し上げたあと和合の茶礼の席となりました。
 
 
 

野口翠智先生とお社中の皆様と


今回で30回以上となった華展開催だけに、御社中皆様の力の入った立派な作品ばかりでした。


大作の前で 記念撮影


枯木堂に活けられた大作の前で記念撮影をしましたが、華展が終了するといっきにお盆月を迎えます。

 

孫たちと


幸いに心配された梅雨特有の大雨も無く今のところ穏やかな日々となっています。本日も寸暇を惜しんで庫裡自室や倉庫の最終整理作業に専念しましたが、夕刻にはどうやら今回の目的を達成出来たように思います。

 

 

「1日作さざれば1日喰らわず」で、身体全体を動かすことはほんとに楽しいですね。頑張ってまいりましょう。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第3964話 】
2024年 06月 24日 談

今日6月24日は何の日かと言いますと「UFОの日」だそうです。いわゆる「空飛ぶ円盤の日」で、1947年6月24日にアメリカのケネス・アーノルド氏が自家用機で飛行中に9つの空飛ぶ円盤に遭遇し、これがアメリカ空軍によって「UFО(未確認飛行物体)」と名付けられたのだそうです。近年になりアメリカに於いて「宇宙防衛軍」を創設するような記事が出ていましたが、アメリカ空軍機でも最近幾度もUFОなる物体が動画で撮影され話題になりました。

 

ケネス・アーノルド氏

 

和尚はいまだこの目で確認出来ていませんが、名前が「ゆうほう」でしかも和尚が生まれる1年前に空飛ぶ円盤を「UFО」と名付けたことも不思議に思います。いつの日かUFОと遭遇する日を楽しみに待ちたいと思っています。

 

 

さて本日は移動日となり、明日明後日と庫裡倉庫や自室の最後の整理と移転作業に入る予定です。今晩あたりひょっとしてUFОに出会えるかもしれませんね。期待して久しぶりの大安禅寺の天空を見上げたいと思います。ピコ! 友峰和尚より

 

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