和尚のちょっといい話
くちなしが咲き始めました / 寳勝寺玄関にて
寳勝寺に御来寺下さった方々には記念撮影をお願いしているのですが、その場合、笑顔で撮りましょうとお話ししています。しかし、急に「笑顔で」と言われてもなかには不得手な方もおられ、何度撮ってもまるで証明写真のように緊張される方も多く、何度も取り直ししながら笑顔の写真をブログにアップしています。さて今日はどうだったでしょうか?
㈱豊蔵組の江川部長さんと香林さんが、先日お願い申し上げた自坊で開催されている「花菖蒲祭」御協賛のことで来寺下さり、さっそく写真を撮りました。いつの時代も、写真はその日の記録を残すためには不可欠の優れものですから、後々になって写真を見るだけでその瞬間の状況が蘇えって来るものです。香林さんは写真が苦手だそうですから「笑顔」となると尚更の事です。でも今日は上手くいきましたね。合格ですよ!
江川部長さんからもお見舞いの言葉を掛けて頂きましたが、昨日は両膝関節炎のため川北整形外科を訪ね、帰り際には沢山のお薬を頂きました。嬉しいやら悲しいやら? 薬の山を見ているだけで、いかに和尚も高齢者の仲間入りしたかを自覚するものです。痛めた関節も「クスリさん」のおかげで今日は痛みも静まり一安心、思わず「クスリ」とほほ笑んでしまいました。ピコ! 友峰和尚より
ラベンダーの開花 / 寳勝寺玄関にて
実に情けない話ですがやはり寄る年波には勝てず、関節の痛みが全身に走り、満を持して掛かり付けの川北整形外科医院を訪ね早速診察してもらいました。花菖蒲園整備の仕事は年齢的に最早限界に達している様子で、今回は遂に両足膝関節が悲鳴を上げてしまいました。毎年この時期になると必ず病院通いが始まるのも恒例となって来たようです。不思議なもので、病院から戻る頃には痛みもどこへやら、「ちちんぷいぷい」の鎮痛注射には驚いてしまいます。
修復予定工事の打ち合わせ / 寳勝寺 本堂上の間 縁側にて
午後からは寳勝寺の最終的な補修工事について、金沢市歴史都市推進課の大蔵康生氏ならびに(有)山本製材の山本博之氏とで打ち合わせが行われ、今後の進め方について話し合われました。来年の9月着工実現に向けて、今後も努力したいと念じています。和尚自身の身体が加齢とともに不調となって行くように、何百年も経過した伝統的建造物は尚更のこと補修が大切ですね。この世はすべてが「一即一切(いっそくいっさい)」の理(ことわり)だから頑張らなくちゃいけません。
山本製材 山本社長様と 金沢市 大蔵様との打ち合わせ
庫裡の外壁を視察されているところ
本堂裏側の外壁を視察されているところ
金糸梅が咲き始めました / 霊苑入口にて
さて、三重県在住の加藤さんより、近況を伝える嬉しいお便りと珍しい御品物が届けられました。とっても有り難うございました。いつも和尚のブログを見て下さって有り難う!お互いに元気いっぱい頑張りましょ!負けたらあかん!負けたらあかんで! 和尚自身の身体の痛みを皆様の心の痛みと感じとって頑張って参りたいと思っています。友峰和尚より
今年の9月15日(土)より11月11日(日)まで開催予定の「東アジア文化都市2018金沢現代美術展」に、兼務寺院・少林寺も協賛する事になりました。本日は9時半より共催者である金沢21世紀美術館の黒澤学芸員始め関係者の方が現場視察に来られ、和尚も立ち会いましたが、この行事は21世紀美術館をメイン会場に、市内商店街並びに野町寺院群など約15か所で開催されるそうで、このたび美術館からの依頼を受けて少林寺本堂を作品展示会場として提供する事にしました。
美術展事務局の沢井様とともに 詳細打ち合わせのようす
今回の展覧会テーマは「変容する家」だそうです。アジア3か国の作家たちが出品しますが、少林寺では大変有名な現代中国人芸術家・宗冬(そんどん)氏が「禅」をテーマにした作品を展示する予定だそうで、和尚も今から楽しみにしています。宗冬(そんどん)氏のコンセプトによりますと、「寺の歴史や外観、構造を尊重しながら現代美術の作品を通して、「家」と「禅寺」との間に、ある共鳴を創り出したい」と有ります。果たしてどのような展示発表になるのでしょうか。これからの寺院の活用の有り方も模索して参りたいものです。
少林寺檀信徒の桑島様とともに
さて美術展打ち合わせと時を同じくして、少林寺お檀家の桑島様も御親戚の方と共に来寺され、帰りには寳勝寺に立ち寄って下さいました。桑島様曰く「今の高齢者は《教育》が大切」だとか? 「えっ?どういう意味ですか?」「思い立ったらすぐに行動する!いわゆる《今日行く!》」だそうです。成る程!座布団一枚!って。今日は思い立ってお二人で御先祖の事を調べに来られたとの事でした。少林寺のお檀家様との交流も愈々広がりを見せ始めています。友峰和尚より
このところ良いお天気が続き、今日は日中の気温が27度まで上がり蒸し暑い一日となりました。皆様にはお元気にお過ごしでしょうか? 毎日とっても気になる花菖蒲の成長を視察する為、いったん金沢から自坊に戻って今日は終日園内整備に入りました。いや~、いいですね、最高ですよ! 父とともに子供の頃から畑作業や稲作に林業にと、本当に多くの経験を積んで来れたことを今、有り難く感じています。和尚にとって「土作業」はお得意の分野ですから、園内の整備をしていると本当に元気が出て来ます。
大安禅寺責任役員総代 藤田通麿様とともに
古稀御祝の御礼の品をお渡ししました
大安禅寺 薔薇園にて
今日は、花菖蒲の苗に「元気の出るお薬り」を散布しました。花はまだちらほら咲きですが、今度の日曜日には五分咲ぐらいまでになると思います。ブログをご覧頂いている皆様! 和尚が手塩にかけている花菖蒲です、是非ご来園くださいね。妻の手掛ける薔薇園も素晴らしい出来栄えです。
花菖蒲 に 栄養剤を与えました
さて明後日からは雨になるとか? 嬉しいですねグッドタイミングです! 雨を受けた花菖蒲はこれまた一気に開花していきます! 人も、花も、自然の営みと共に心の安らぎを感じていくものですね。友峰和尚より
今朝の寳勝寺 法話参拝団体をお迎えする準備中
昨日の「ファンタジーオンアイス2018イン金沢」、羽生結弦選手の演技鑑賞の興奮冷めやらぬなか朝を迎えたわけですが、金メダリストのもの凄さを目の当たりにした昨日のスケートショーでした。もちろん安藤美姫さん、織田信成さん、鈴木明子さん、プルシェンコ氏など蒼蒼たるアスリートの登場でしたが、羽生選手は風格といい、スタイルといい、風貌といい、すべてにおいてオーラに包まれていました。また、出演アーティストとしてケミストリーとMayJ.が演技に花を添えていました。世界の頂点を極めたアスリート達が次々と演技する様は圧巻で、直で鑑賞するのとテレビなどで見るのとではの雲泥の差が有ります。羽生結弦選手が4回転ジャンプを見せましたが、如何に難しい技であるか納得した次第です。さて、本日午前中には寳勝寺での「楽く楽く法話」を催行しました。
最後に 社長様はじめ職員の皆様と記念撮影をしました
伊勢から来寺された会社の団体様でしたが、以前にも自坊の大安禅寺でも法話を聞かれたそうで楽しくお話しさせて頂きました。ご縁の広がりが金沢にまで及んできた昨今です。金沢百万石まつりも今日が最終日、今年は大変良いお天気に恵まれたお祭りとなったようです。友峰和尚より
長川さんご夫妻とお母様とともに
快晴となった本日、金沢百万石まつり時代行列が行われるなか、午後2時よりいしかわ総合スポーツセンターで「ファンタジーオンアイス2018 イン金沢」が開催され、つい先日国民栄誉賞受賞が決定したばかりの羽生結弦選手が出場するとあって、道路は大混雑、駐車場も満杯でした。久しぶりの休息をもらい妻と鑑賞しましたが、オリンピック2大会金メダリストの羽生選手が登場すると、場内が割れんばかりの悲鳴にも近い声援が送られました。流石に王者!
「ファンタジーオンアイス2018 イン金沢」会場にて 開演を待っているところ
ふれあいパーク霊苑にて
さてさて、ファンタジックショーはどうだったかって? 何も言えねー! そっと目を閉じてブログを閉じましょう。皆様とは明日またお目にかかりましょうね。ピコ! 友峰和尚より
ふれあいパーク霊苑奥の院 青梅が実っています
今日から3日間、毎年恒例の「金沢百万石まつり」が開催されます。心配された天候でしたが、この三日間は晴れマークという事で多くの見物者で賑わう事と思います。今年の行列の主役は、前田利家公に髙橋克則さん、お松の方には羽田美智子さんという豪華スターですから、和尚も是非見学に行きたいと願っています。今日は妙立寺 (通称 忍者寺)もお休みのため人通りもなく、寺カフェも臨時休業としました。午前中にはお檀家様の月参りに出掛け、金沢城下大通りを抜けて行く車道の両サイドには明日の行列見物客用スタンドが完成しており、多くのスタッフの方が祭りの準備に追われていました。市内のあちこちには「お祭り提灯」と「幕」が吊られ、お祭り気分も次第に盛り上がりを見せています。
奥の院にて 三界萬霊塔並びに歴世塔にお参りしました
鈴なりの梅です
合祀墓のご真前にて
さて、午後からは名古屋市にお住まいの近藤信之様ご夫妻をお迎えしました。この度お嬢様が目出度くご結婚されその報告に来られたわけですが、引き続き明日は全国のロータリークラブ会員による合唱愛好者が集まり、その発表会が福井市フェニックスプラザ大ホールで開催されるそうで、近藤様ご自身も出演されるとの事でした。
近藤信之様ご夫妻とともに
ヒメシャラの花が咲き始めています
近年、シニア世代の合唱グループが全国的に広がりを見せています。いまや超高齢化社会! 加齢と共に身体能力が衰えるのは必然ですから、先ずは声帯を鍛えることが一番健康的にも良いかと思いますね。 さて坊主はお経!ですから、和尚も油断しないように日々、声帯の調子を整えて参りたいと思っています。友峰和尚より
ホタルブクロ / 寳勝寺境内にて
目まぐるしく移動日が続き、今日は金沢に入りました。午前中に地元ウォーキング会の皆様が寺カフェを利用したいという事でそのお手伝いに戻ったわけですが、最近では観光客のみならず地元の方々が寺カフェを利用される機会が増えているように思います。勿論!和尚の望む所で、帰り際には「ふれあいパーク霊苑」も見学されています。タクシーの運転手さんの間でも寺カフェが知られるようになりましたが、今日もふれあいパーク霊苑を日本庭園と勘違いされている様子でした。いづれにせよ実に有り難い事です。
午後からは依頼されている色紙書きをしましたが、時折、大きな雷が地響きを立てながら轟いていました。明日はお天気も回復して過ごし易い一日になるとか、兎に角も気になるのは自坊の花菖蒲の事ばかりで、夢の中にさえ出てくるほどです。携帯電話を駆使して担当者に園内整備の指示を出すのですが、思うようにならずジレンマが襲って来ます。思えば35年もの間「花菖蒲祭」を続けて来られたことを不思議に思うと同時に、自分の健康体にも感謝するものです。
園内の整備には強靭な身体が不可欠ですが、流石に70歳の身体では最早限界を感じ、足も腰も膝関節も指関節も痛みが走ります。今年で最後!今年で最後!と言い続けながらの可愛い可愛い花菖蒲達の成長を願って頑張っています。来園者の笑顔の花が咲くかぎり頑張りましょう。頑張りましょう。 友峰和尚より
「 喝(達磨図) 喝一喝 」 渓仙 書
携帯電話を自坊に忘れて来てしまい、ここ数日間は不便を強いられるかと思いきや誰からも何の通信も無いのは実に自由で爽快な気分でした。しかし本日、急用のためJRで帰山する途中、芦原温泉駅の手前で突然電車が急停車! 福井駅へ迎えに来ている妻に連絡しようにも通信手段が無く困惑する始末! 嗚呼!なんてこった! 幸いに20分遅れで福井駅に到着。寺に戻って携帯電話の通信記録を確認したところ、色々な方からのメッセージが届けられており、文明社会ではやはり文明品は絶対不可欠の必需品なのかも知れないと感じたものでした。されど、たった二日間でしたが携帯電話を持たない時間の過ごし方が実に懐かしい体験だったと思います。皆様も一度体験されると良いと思いますよ。自坊に戻ってさっそく花菖蒲の苗の植え替えを開始、先日に引き続き春陽堂店主・斎藤公一さんが駆けつけてくれたお蔭で短時間で終了することが出来ました。お花も咲き始めており、良いタイミングでの植え替えとなったようです。
斉藤公一氏とともに 植え替え中のようす
小森庭園主 末政幸憲氏です
本日夕刻の 花菖蒲園
今年は北陸もまもなく梅雨入り宣言が出される雰囲気で、花菖蒲の苗も例年より成長が良いように思います。妻が担当している薔薇の花は次々に大きな花を咲かせていました。もう少しで開幕です。どうぞお楽しみに! 友峰和尚より
まもなく6月、水無月(みなづき)を迎え「第35回・花菖蒲祭」が始まろうとしています。開園して35年も経つというのに、いまだに緊張感に襲われます。と言うのも期間中、事故や諸問題が発生しないよう色々な方面に気を遣う事が増えていくからで、万全を期して望まなければなりません。事故は予期せぬところで起きることが多くありますから、約1カ月に及ぶ長丁場の間も徹底した園内整備が肝心です。幸いにこの35年間は無事にお祭りを円成出来てきましたが、それも多くのスタッフ皆さんの気配りのお蔭でした。今年も多くの方々に御来園頂き、花菖蒲、薔薇、紫陽花を愛でて頂きたいものです。
さて火曜日の今日は休寺日でしたが、和尚は法務に全力集中した一日となりました。午後には久しぶりに㈱豊蔵組の江川様と香林様が卑山を訪ねて下さり、しばし楽しく歓談しました。相次いで福邦銀行金沢支店の行員の方も来られ、最近では多くの方々が訪れて下さる寺となり、心から有り難く嬉しく感じています。7年前、兼務住職として就任した頃は全くに人の気配も無いと言っていいほど静かなお寺でした。今では絶えず毎日のように来客があり、伝統的仏教寺院としての面目躍如と言ったところでしょうか。
「来る人も又来る人も福の神」ですね。自坊からは、植施〈うせ〉用の花菖蒲の苗が届いたとか。さっそく明日は戻って苗を植えたいと思っています。花菖蒲達もきっと和尚の帰りを心待ちしている事と思います。友峰和尚より