和尚のちょっといい話
寳勝寺 境内の若竹で 七夕飾り
明後日8日、午前10時半より寳勝寺の盂蘭盆会大施餓鬼法要並びににふれあいパーク霊苑合同慰霊祭が営まれる為、本日も引き続き法要の準備に追われました。生憎(あいにく)の雨で外に出れず代々墓の草引きに出れたのは午後になってからで、小雨模様の中での作業となりました。
ふれあいパーク霊苑 奥の院 を 掃除中
芝生のあいだの 小さな草を取っています
最近は法務が忙しくなかなか外掃除に出れなかった分、雑草たちは勢いよく伸びしっかりと根を張ってしまいました。短時間では手の施しようも無い程で仕方なく業者さんに除草依頼の電話を掛けた次第。また昨晩は大雨で兼務寺院・瑞光寺の裏山の立ち木が折れ、ご近所の窓に当たってガラスが割れたとの緊急電話!すわ一大事と直ぐさま現場に駆けつけました。
中庭にて
70歳の老体に負荷がずっしりと掛かり、今日の午前中は臨時休息を取る始末。それにしてもこの度の帯状梅雨前線の長時間停滞でJR西日本全線がストップしてしまい、和尚の法務予定も変更を余儀なくされました。十分余裕を持って計画していますが、近年の異常気象がもたらす状況の変化にはほとほと閉口してしまいます。交通インフラの一刻も早い正常復帰を願い、卑山盂蘭盆会大施餓鬼法要が無事円成出来る事を念じています。さて、まだまだ大雨に対して油断はできませんが、「君子危うきに近寄らず」 くれぐれも危険地域には近寄らないようにして安全な所でお過ごしください。友峰和尚より
大雨警報が金沢全域に発令され、急遽寺カフェはお休みして大雨に備えました。時折どしゃぶりとなり、その度にアイフォンで現在の降雨状況を確認する一日となりました。どうやら引き続き明日も警戒が必要とのことで、自坊が大変心配されます。そんな心配をよそに、嬉しいお便りを頂きました。
兼務寺院・少林寺お檀家の堀光子様からで、先般少林寺で50回忌法要を営みましたが、その折のことが心のままに書かれ、自作の和歌が添えられた実に丁寧な御礼状でした。光子様は御年90歳ですが、朗々とした口調とお元気なお姿にはいつも感心させられます。幾首の和歌を拝読させて頂きましたが、あまりのこころのこもった句だけに、ここに皆様に紹介させて頂きたく思います。
「姑上(ははうえ)と 吾子の五十回忌申(もう)さんと 七十路の姪らをひたすら頼り」
「ささやきが 空から降るは 春蝉か 子の五十回忌へ 読経朗々」
「和尚様に誘われて寄る寺カフェ 八十年前の通学路沿い」
「姪の手にて 墓掃除恙(つつが)なく終えて有り 供花の百合の香 貴く香りつ」
有り難いですね!嬉しいですね! しっかりとした美しい字で書かれていました。金沢に法縁を得て七年目を迎えていますが、最近は地元の方々から温かいお言葉を頂くようになり感謝しております。光子様のお手紙の終わりに、「あの刻(とき)を大切に思います 腰折れ歌の一部でございます 今後ともよろしくお願い申し上げます」と。和尚のブログを御覧になることはないと思いますが、いつまでもお元気にお過ごしください。友峰和尚より
本堂内陣 の 大掃除をしました
一に掃除 二に笑顔・・で午前中より盂蘭盆会大施餓鬼法要(うらぼんえだいせがきほうよう)の準備の為、須弥壇(しゅみだん)始め位牌堂の大掃除を職員と共に精を出しました。今年の寳勝寺盂蘭盆会大施餓鬼法要は来る8日の午前9時半より受付が始まり10時より厳修予定となっております。ちなみに少林寺盂蘭盆会大施餓鬼法要は14日の午前10時半より厳修予定ですので、檀信徒皆様には是非万障お繰り合わせのうえお参り頂きたいと思っています。
霊苑にて 川面専務が 五色の吹流しを片づけ中
「ふれあいパーク霊苑合同慰霊祭」の打ち合わせにて
気象庁発表では本日台風7号が北陸沿岸を通過すると予報で、午後から急に南風が強く吹きつけるようになり境内周辺の片付けもしました。いよいよ台風シーズンの到来ですが、近年は全国的に度々大きな災害がもたらされているだけに心配です。「ゲリラ豪雨」とか「爆弾低気圧」だとか、これまでに聞いた事も無いような恐ろしい言葉が日常的に使われる今日ですから、防災対策には十分に注意が必要のようです。和尚的には、「懐中電灯」「ラジオ」「携帯電話」だけは常にスタンバイしてあります。どのような場合でもまず第一に正確な情報を把握することが大切だと思います。「備えあれば憂いなし」、この言葉が次第に身近な言葉になってきているようです。 皆様お元気にお過ごしください! 友峰和尚より
21世紀美術館 担当者の沢井さまと 少林寺の展覧会の打ち合わせ
勝負の世界の厳しさを目の当たりにしたロシアワールドカップ 日本対ベルギーの試合でした。アデッショナルタイム残り12秒でのワンゴールで日本が敗退となりましたが、思い起こすに北島康介選手がアテネオリンピックの100メートル、200メートル平泳ぎで金メダルを獲得した時は、100分の1秒差で金と銀の明暗を分けたわけですから、スポーツとは1秒を争う厳しい世界である事を思うものです。
本日午後 「梵人会」様の 法話のようす
しかしながら日本チームの監督が交代したのは実に最近でした。西野監督の就任がもっと早ければきっとベスト8に進出したことと想像します。それにしても新監督の素晴らしい采配でした! 文句なしでした。今朝方は2時半に起床し、ロシアに向かって力一杯声援を送り続けた甲斐が有りました。
午後からは地元「梵人会」の方々が来寺され楽く楽く法話が行われましたが、残りの気力を振り絞ってのお話となりました。「一秒を笑うものは一秒に泣く」で、いつどんな時でも最後の最期まで油断は禁物です。してみれば人生も同じく「今が大切」と心に刻んで一所懸命に頑張りましょう! 友峰和尚より
梵人会の皆様 ふれあいパーク霊苑を見学してくださいました
桔梗のつぼみ
「全日本司厨士協会北陸地方本部主催 物故者総供養」が午前10時半より枯木堂(こぼくどう)にて厳修されました。法要に先立ち、愈好亭(ゆこうてい)にて協会幹部方々としばしお茶を共にしましたが、物故者供養も今年で23回目を迎えます。
食文化の発展に大いに寄与された「物故者慰霊塔」が卑山に建立されたのが平成6年7月で、今年で23年を迎えました。今後は慰霊塔に続く参道を整備して行きたいと願うものです。
「全日本司厨士協会北陸地方本部主催 物故者総供養」
花園霊苑 慰霊塔の方角に向かい 参拝されているようす
さて久しぶりに自坊に戻りましたが、境内はすっかり真夏の様相を見せており、時折強く吹き抜けて行く風の中にも夏本番を思わせる潮の匂いを感じたものでした。午後からは来客者の応対に当たりましたが、先般ユアーズホテルにて開催された「保寧会130周年記念会」の記念写真を久我 晶氏が持参して下さり、応接間にて楽しく歓談しました。本当に有難うございました。和尚も色々な会合に出席しますが、「保寧会(ほねいかい)」は旧福井藩松平家に関る士族並びに関係者の集まりで、卑山にとっても大切な会です。
保寧会の記念写真を持参くださった 久我 様 とともに
自坊の自室に戻るとまず目にするのが孫達のメッセージですが、壁面に張り巡らされた文字や絵が心を癒してくれます。県外に住む孫達が来てもなかなか会えず、唯一、書き残していった絵や文を楽しみにしています。なにより家族が無事であることを嬉しく思う今日この頃です。友峰和尚より
薩摩本格芋焼酎「晴耕雨読」が陣中並びに暑中見舞いで東京在住のお檀家、額様より朝一番に届きました。このところの真夏日に蒸し暑さも加わって法務中には汗が背中を滴り落ちる始末。消耗戦が続く毎日でしたが、疲労回復には冷たい飲み物が一番というわけで、地獄に仏の「般若湯(はんにゃとう)」が届きました。いつもブログを見て下さっていてのお気遣いに本当に嬉しく思いました。
自分でも毎日の法務をセーブしなければと思うのですが、どういうわけか法縁は広がる方向を見せており全身全霊で丁寧に要望に応えています。それにしても酒銘が「晴耕雨読」とは! とてもとても「悠々自適」の状況では有りません。きっと晩酌をしてしばし休息有れ!という事でしょうかね。感謝!感謝!飲み過ぎには十分気を付けてほどほどに頂きます。
日曜日とあって朝から法務予定が目白押しでしたが、夕刻には無事に全て円成。スムーズに遂行できたのも日頃ご厚誼頂いている寺町各御寺院ご協力のお蔭です。一人で全てをこなすのは最早限界に来ています。何事も平生からの交流こそが「無事」の心を生んでくれているようです。友峰和尚より
寺町の曹洞宗寺院 桂岩寺様、常松寺様と 法務の打ち合わせ中
「世の人は 我を何とも言えば言え 我が成す事は 我のみぞ知る」とは幕末の志士 坂本龍馬の有名な言葉で、この度のロシアワールドカップ第3戦・日本対ポーランドでの西野監督采配の賛否両論がいまだに続いていますが、次のトーナメント、ベルギーとの一戦が今回の論議に決着をつける大事な闘いになることと思われます。当然の事乍ら「大和魂」とか「武士道精神」が日本武道の根底を成しているわけですが、試合直後の西野監督のコメントには西野哲学が感じ取られ、ある意味、本当の勝負はまだまだ先に有ると承知しました。試合内容と結果についての賛否両論は仕方のない事なれど、次の試合には全力投球で頑張ってほしいと願うものです。
さて、和尚は全力投球で法務遂行に当たっています。このところの暑さで体調を崩される方が多く見受けられますが、健康管理には十分気を付けてくださるよう願います。和尚の暑さ対策健康管理方法として、蜂蜜レモンソーダを一日に数回飲用しています。これがなかなか優れものでビタミンCの効果が抜群です! それとゴーヤを調理して食しています。どうか皆様くれぐれもご自愛ください。 友峰和尚より
6月の終わりに 激しい雷雨
フェアプレーポイント差でロシアワールドカップ決勝トーナメント、ベルギー戦に出場が決定した日本チーム。西野監督「他力本願」作戦!の見出しで大きく報じられた朝でしたが、「他力本願」の本来の意味とは全く異なった闘いながら第2ステージに駒を進めた事を大いに喜びたいと思います。誰もが予想だにしなかった今回の日本選手の活躍と西野監督の采配には感動を覚えるものです。
サッカーのルールについて和尚はそれほど詳しくは有りませんでしたが、今回の大会で懇切丁寧な解説を聞くに及んで「成る程!成る程!」と実に楽しく勉強させてもらいました。サッカー観戦で不規則な生活を余儀なくされているわけですが、最後までしっかり日本選手に声援を送りたいと思っています。天候が一変して朝方から時折叩きつけるような大雨で不穏な天気模様となりましたが、午前中は地元金沢のテレビ局による「ふれあいパーク霊苑」の取材に応じました。
ふれあいパーク霊苑 テレビ取材のようす
お盆が近づくにつれ霊苑にお参りされる方や見学者も増えて来ています。まもなく7月7日の七夕を迎えますが、卑山参道脇の竹林に先祖の霊を慰めるメッセージ短冊を沢山吊るしていきたいと考えています。皆様も是非御来寺下さい。友峰和尚より
日中友好の朝顔 日々成長しています
言わずもがな本日はロシアワールドカップ第3戦「日本対ポーランド」が午後11時キックオフ! またしてもこのブログをアップする頃は試合の結果はまだ未定ですが、なんとか決勝トーナメントに出場出来るよう力一杯声援を送りたいと思います。
しばらく自坊を離れていると孫の顔が見たくなるもので、そんな和尚の気持ちを察してか職員が先日撮った永峰とのツーショット写真をトリミングして写真立てにしてくれ大変嬉しく思いました。自坊の居間には子供や孫達の写真が所狭しと飾ってあり、常々それを見るのを楽しみにしています。家族の写真が自室に飾ってあると俄然元気が出てくるものですね。マンパワーではなく「孫パワー」でしょうか!
金沢市にも大雨洪水警報に出されている中、午前中はお檀家様の月参りに出掛けましたが、午後には解除となりほっとしました。「花菖蒲祭」が梅雨時期の不安定な天候に左右されることなく無事に円成出来て本当に良かったと感謝すると共に、全国各地での豪雨被害発生のニュースが伝えられると心が痛みます。やはり「無事」が一番です。今晩は西野ジャパンの選手たちに怪我が無いよう無事を祈願しつつ、和尚も声援を送りたいと思います。友峰和尚より
2日連続の真夏日、場所によっては猛暑となった地域も有り今後が思いやられます。和尚の心身疲労もピークに達し、本日は臨時休業! 終日静養に努めました。夕刻には気力も回復し、明日から再び法務活動を開始したいと念じています。昨晩はふれあいパーク霊苑工事で大変お世話になった社長様が夕食をご招待下さり、お蔭様ですっかり身体全体に栄養が行き渡り今日は更に休養して健康管理に万全を期した次第です。本当に有り難う御座いました。
夏の旅行を満喫される 寺カフェのお客様
最近よく言われている「熱中症」ですが、高齢者の方々は十分気を付けて頂きたいと思います。和尚も先日熱中症を体験し、実に恐ろしい病気だと実感したものでした。本当に金縛りに有ったように突然全身が動かず意識も朦朧として、始めのうちはその原因すら分からない状況でしたが、水分を取り安静にしていたところ次第に回復して安堵したものでした。
北陸朝日放送 相談役 古田様 と スタッフの宝田様とともに
さて、午後よりHAB北陸朝日放送相談役 古田様が職員の方と来寺され、本年11月23日から3日間に渡って開催予定の「金沢寺町寺院群非公開文化財特別公開」についてご説明を頂きましたが、野町・少林寺もその企画に参加させて頂こうと思っています。伝統的建造物寺町寺院群活性化の為の企画で、今年で2回目だそうです。素晴らしい仏像や彫刻を有する寺院群だけに大いに協力して参りたいと思っています。暑い日が続きますが、皆様に於かれましてはくれぐれも御身ご自愛下さいますようご祈念申し上げます。友峰和尚より