和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第1936話 】
2018年 12月 06日 談

京都駅はすっかり年末の雰囲気で、大きなクリスマスツリーが賑わいに花を添えていました。今年は何度も京都を訪ねましたが、いつも学生時代を思い出し、加齢とともに郷愁さえ覚えるものです。妙心寺塔頭・雑華院 華隠窟老大師に年末のご挨拶を申し上げた後、学生時代にお世話になった東海庵にお参りしましたが、華隠窟老大師が手を振って見送って下さり、感謝の念でいっぱいになります。

JR京都駅にて クリスマスのイルミネーション

宝勝寺  年末大掃除が始まりました

一路金沢に戻りましたが、今日からは兼務寺院の大掃除! えっ!もう一年が過ぎるのかと驚きます。自坊では既に大掃除が始まっているとか。来年度より諸堂の本格的な全面修復工事が始る為、本堂の仏具や調度品なども一斉移転が求められ、整理整頓が大変です。

金沢兼務寺院では今後の方向性を探りながらの大掃除! 良き「知恵」は「掃除」の実践から生じることを幾度も経験してきました。掃除は自分の心をも掃除する近道なのかも知れません。さて刻刻と歳末が近づいて来ますが、皆様におかれましては呉々もご自愛くださいますようご祈念申し上げます。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1935話 】
2018年 12月 05日 談

京都大本山妙心寺・宗務本所に来ています。今年最後の「僧侶育成審議会」出席のためですが、各寺院に於ける後継者育成が深刻な状況に有り特に少子高齢化が進む我が国にあって、悩ましい問題になっています。本格的僧侶育成機関の設立が急務となっており、毎回出席し論議を重ねていますが、寺院それぞれに立場が違うためなかなか難しいようです。昔の小僧制度が最も理想的とはいえ、寺を継ぐ御子息も減少傾向にあり、ますます無住寺院が増える気配の中での会議となっています。勿論一般在家者の出家も大歓迎ですから、和尚が提案している”魅力ある臨済宗僧侶専門学院”の新たな創設を願うばかりです。

ならば、いったい僧侶の魅力とは何処にあるか?ですが、言うまでもなく一回きりの人生ですから、己とはなんぞや? 心とはなんぞや? 黄泉の国とはなんぞや?と自分の心としっかり対峙するのも良いかと思います。「出家」と言うより「己事究明の道」と言ったほうが良いかも知れません。僧侶としての本分は真理を実践するところに有ると思います。一般在家者からのチャレンジを切に願うところです。明日からは金沢兼務寺院の年末大掃除が開始されます。さあさあお坊さんの修行基本は掃除です。はりきってやりましょう!友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1934話 】
2018年 12月 04日 談

生暖かい風が強く吹く一日となりました。気温は24℃! 天気予報では、一週間後には雪となるとか? とにかく異常な天気には違いありません。1日でも降雪が遅れるのは嬉しいことですが、このところの定まらない気候には不安がよぎるものです。今年の春は約2メートルにも及ぶ豪雪だっただけに、雪に対する備えは万全を期しています。

「吾道一以貫之」  平成己亥  大安渓仙 書

さて、自坊から依頼されている年賀状の干支図ですが、締め切りがじわじわと迫っています。焦れば焦るほど指先がこわばり、どうも思うように満足のいく猪の姿にならないのは「成り切り方」が足らないのかと、思わず四つん這いになって顔をしかめ両手で土を掻き出すようにイノシシを真似てみたものの、匙を投げる始末! エイ!と筆に水を浸し紙に垂らしてみたら、なんと!それらしい姿がにじみ出て来て思わず「これだ!」っと一気に描き上げてみました。

 

皆様!如何でしょうか? 来年のテーマは孔子 論語より「吾が道 一を以って之を貫く」です。最後に思い切って紙の真ん中にずぶりと穴を開けてやりましたぞ!おしまい。 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1933話 】
2018年 12月 03日 談

韋駄天(いだてん)さんに成りきっての日々の法務遂行です。午前中には大安禅寺お檀家の古賀家年忌法要に伺いましたが、孫の三上祐輔君は現在金沢にて、世界的に有名な辻口博啓(つじぐちひろのぶ)氏の運営するパティシエ養成学校に通っており、来年にはパティシエとして本格的にデビューするそうです。彼の幼少時からの法縁で本日はお祖父様の年忌法要を営みました。御家族お揃いでのお参りに、故人もきっと喜んでおられる事と嬉しく思いました。

三上祐輔 君 です

璃緒奈ちゃん 和尚の座布団に座ってお参りしました

自坊に戻ったものの急用で金沢に戻る事となり、急遽身支度をして家内に駅まで送ってもらいましたが、出発前には群馬県高崎市・於菊稲荷神社「崇敬会」事務局長の細田様が、先般依頼されていた格天井に飾る達磨図を受け取りに来られ、しばしお話させて頂きました。群馬県にはまだ一度も訪れたことがない為、この御縁を期に訪問したいと楽しみにしています。

於菊稲荷神社「崇敬会」事務局長の細田様とともに

 

大安禅寺境内 もみじの落葉

金沢に向かう折、境内の紅葉が和尚を見送ってくれました。嗚呼!余りの見事さに感嘆の声を発しました! なんて美しいんだろう!紅葉のじゅうたんを踏みつけるのが申し訳なく思う程でした。大安禅寺の御詠歌詠道部御婦人方々が午前中に練習に来られていましたが、帰り際に御婦人皆様と交わす言葉の中にもその美しさの喜びが伝わって来るようでした。さあ!さあ!愚図愚図していては紅葉さんに申し訳ありません!しっかり頑張って参りましょう! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1932話 】
2018年 12月 02日 談

「ふれあいパーク霊苑ジャズライブ」住職挨拶/2018.12.1

昨日は「ふれあいパーク霊苑ジャズライブ」が本堂で開催され無事円成したわけですが、今日は休息する間もなく早朝より開眼供養並びに年忌法要が本堂で営まれ、午後には仏壇の入魂供養が行われるなど、誠に「師走」の語源の如くに僧侶が走り回る姿となっています。ブログをご覧頂いている方々から「和尚さん身体は大丈夫ですか?」とよく問われるこの頃ですが、もう頑張るしかないと心に決めて法務に専心しています。

一般社団法人かがやき相続センター理事 柏野真吾様による 「終活ミニ講座」

「須藤雅彦カルテッド with 末元紀子」の皆様によるジャズライブ

㈱ココ・プランニング 中本隆久会長のごあいさつ

今日の午前中にはお檀家様の年忌供養を営みましたが、終了後、応接間でご家族皆様と斎座(昼食)を共にしました。寳勝寺で仕出しの御馳走を頂いたのは初めての試みでしたが、和気藹々の懇親の席となりお話しも大いに弾み、今後もお寺での法要を推進して行きたいと願っています。

寳勝寺檀信徒様 の 年忌御法要が修行されました

御親族皆様での 和やかなひととき

本当に寺離れの進む今日の社会に有って、法要でお寺を使用するというのは極めて意義のある事だと感じるものです。故人の霊もさぞかしお喜びになった事と和尚も充実した思いの法要三昧の一日と成りました。

師走の快晴のもと ふれあいパーク霊苑での御法要

金沢の寺院に法縁を得て七年になりますが、日々、縁故者が増えていくことに驚いています。お寺は「人の集まる所 また 笑顔あふれる所」としての面目躍如の様相を呈して来た寳勝寺、感謝の毎日を過ごさせて頂いています。南無観世音菩薩 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1931話 】
2018年 12月 01日 談

心配された雨も午前中には上がり、午後1時半から「ふれあいパーク霊苑ジャズライブ」が本堂で開催されました。開始寸前にお天気になったのは、本当に不思議としか言いようが有りません。昨年の10月22日にふれあいパーク霊苑完成法要と式典が行われ、先般には開苑一周年記念法要が工事関係者出席のもと無事に修業されました。

本日は霊苑にご縁を頂いた方々を招待してのジャズライブでしたが、本堂は満席となり、立ち見の方が出るほどでした。和尚の挨拶に引き続き、終活ミニ講座が行われた後、須藤雅彦カルテットの皆さんの演奏と神戸から参加のボーカル・末元紀子さんの素晴らしい歌声が堂内に響き渡り、約80名のお客様も大きな拍手を送っていました。演奏終了後にはアンコールの拍手が鳴りやまず盛大な演奏会となり、大変嬉しく思いました。最後に㈱ココ・プランニング 中本隆久会長が今後の霊苑の方向性などをお話しされ、無事終了しました。「笑顔になれる霊苑」を目指し、日々工夫を重ねています。来年の7月お盆月には、ふれあいパーク霊苑内でのコンサートを企画したいと願っています。本日は多くの方々に御来示頂き心より厚く御礼申し上げます。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第1930話 】
2018年 11月 30日 談

何事もそうですが、最初から上手く描けるわけが有りません。悪戦苦闘しながら干支色紙を描いていますが、次第にそれらしくなってくる事を期待しながら頑張って描きましょう!

ジャズライブ 打ち合わせのようす

さて、明日午後1時より「宝勝寺ふれあいパーク霊苑ジャズライブ」が本堂で開催される為、本日はその準備に入りました。今回は霊苑にご縁を頂いた方々を招待する形で開催され、約80名のご参加となっています。また終活ミニ講座として「争族(あらそうぞく)をなくして笑顔かがやく相続を」と題して、柏野真吾氏がお話しされた後、「須藤雅彦カルテットwith末元紀子」の皆様によるジャズライブが行われます。

「笑顔になれる霊苑」をキャッチフレーズに、祖霊供養と共に多くの方々とのふれ合いを願っての企画でも有り、来年のお盆月には、ふれあいパーク霊苑内でのコンサートも開催したいと考えています。冠婚葬祭のすべてに於いて急速な変革の時期を迎えている現代社会、恐らくは少子高齢化社会の加速が大きな影響を与えているのだろうと思います。人生にとっての大切な節目でも有る「冠、婚、葬、祭」ついて、今いちどその重要性を感じ取って欲しいと願うばかりです。 愈々師走月に入りますが、大掃除をしながら心の掃除もして参りたいと思います。皆様、お元気にお過ごしください! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1929話 】
2018年 11月 29日 談

寳勝寺 中庭にて

穏やかな朝を迎えるとホッとするものです。この時期になると何処となく緊張するのは、きっと厳しい冬を迎えることへの緊張感なのだと思います。昨日フランス・パリより、来年4月20日より開催される「サンリス・アートサクレ展覧会」の作品出展招待状が届きました。今回で2度目となるフランスでの墨蹟禅画展ですが、今回は招待アーティストということで特別に展示場を設けてくれることになっています。

「サンリス・アートサクレ展覧会」の作品出展招待状

サン ピエール教会内(サンリス市)での展覧会ですが、世界各国のアーティストが出品する為、今までとは違った感じでの展覧会となりそうです。そろそろ作品制作に入らねばならないのですが、法務多忙の為なかなか思うように進まず、12月には集中して創作活動に取り組みたいものです。

 

さて「海晏河清」の本日は読経三昧の一日となり、午前午後ともふれあいパーク霊苑で開眼供養法要が営まれました。読経中には、冷たい風のなかに時折暖かい風も交じり、不思議な感覚を覚えたものでした。

これまでも何度も経験して来た感覚ですが、まるで故人の心模様が自然の営みの中に溶け込んで、和尚に話しかけて来るかのようでした。「風は息 虚空は心 陽(ひ)は眼(まなこ) 海山かけて 我が身なりけり」友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第1928話 】
2018年 11月 28日 談

融雪用水の源 裏山の取水口にて

境内融雪装置の工事も無事終え、今度は坐禅修練道場「枯木堂」周辺の融雪装置点検の為、副住職と水道工事関係者とともに谷を登って取水口の点検に行きましたが、送水用のパイプが途中で断裂していたため早々に修復をお願いしました。本格的な降雪に対する準備が求められています。

 

そんな折、今年購入を決めた除雪機がタイミングよく本日納入され、副住職がさっそく試運転に臨みました。これまで使用していた除雪機は約30年前に導入したもので本当に良く活躍してきましたが、老朽化が進みこの度新調しました。やはりずいぶんと機能もアップしており、女性でも運転できるという優れ物となっています。

機能も操作方法も進化した 新しい除雪機

さて、午後からは宿題の「年賀状用干支・イノシシの図」を描き始めたものの、そう簡単に描けるものでは有りませんね。明日からは愈々毎年恒例となっている干支図描きが始まります! 師走を目前にしての創作活動、約500枚の挑戦です!頑張ってやりましょう! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第1927話 】
2018年 11月 27日 談

大安禅寺 中庭にて

まるで春の陽気の一日となりました! 昨日に引き続き早朝より境内融雪装置の設置作業に入りましたが、この時期としては本当に暖かく外作業をするには随分と助かりました。歴史を有する重要建造物を、厳冬のしかも豪雪から守って行くのは至難の事です。これまでも多くの困難を乗り越え守って来た重要文化財を後世に引き継いでいく事は、住職としての大きな責務でも有ります。

山水を引く 融雪パイプをつなげているところ

実際に山水を通し 散水状況を確認

寸暇を惜しんでの作業ですが、これを怠ればもっともっと重労働が待ち受けている事は周知の如くです。仕事の合間には御来寺下さった方への応対も致しますが、こちらも大切で、年末も近づき日頃のご無沙汰を謝しながらの懇親の席となっています。

福邦銀行堀の宮支店 井土支店長と金森さんが 御挨拶に来て下さいました

 

渡辺社寺建築 の 渡辺社長とともに

 

引き続き、パイプ設置作業中

加工して長さを調節し、、

ジョイントで つなぎ合わせていきます

どうにもこうにも一つしかない身体! なにくそ!っと自分に言い聞かせながらの外作業ですが、身体を動かす喜びは「値千金」でやはり最近の運動不足を反省するばかりです。さて、どうやら作業も順調に進み「やれやれ」これで金沢に向かうことが出来そうです。「備えあれば患いなし」、まったくその通りです! 明日からは金沢兼務寺院の雪対策に入りましょう! 友峰和尚より

 

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