和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第4131話 】
2024年 12月 08日 談

今冬 初めての降雪

 

「雨あられ 雪や氷とへだつれど 融くれば同じ 谷川の水」とは申せ、本日はアラレ模様から初雪が降る今冬一番の冷え込んだ日曜日の天気となりました。流石に観光客の姿も疎らで、寒さをしのぐために寺カフェを利用されていました。

 

 

 

 

 

午前中は昨日に引き続き干支色紙描きをアルバイトの学生さんと共に進めましたが、干支の絵柄や字体も全体的にバランスが良くなって来たように思います。毎日描き続けていることもあって筆使いにも慣れ、次第に「巳」になりきっての作業となっています。午後3時半よりふれあいパーク霊苑にて相山家の墳墓開眼納骨供養が修業され、心配された降雪も無く寒いながらも時々薄日が差し込み諷経中は風も止み、故人の御徳を偲ぶことが出来ました。

 

午後3時半より 墳墓開眼並納骨供養諷経を修業いたしました

 

読経が始まると同時に 雨が止み青空が見え始めました

 

 

 

今後も年忌法要並びに開眼納骨供養は大晦日まで修業予定となっており、今年最後の月でも有りいっそう緊張感をもって丁寧なご供養対応をしています。自坊からは年賀はがきが完成したとの連絡があり益々年末であることを実感しました。年々枚数も減少傾向に有る年賀状ですが、御家族皆様のご健勝を祈念しながら準備に入りたいと思っています。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4130話 】
2024年 12月 07日 談

今年の冬は10年に一度の大雪になるとの気象庁の予報ですが、当たらない事を祈るばかりです。今日なども日中気温が5℃ですから、じっとしていると足元から冷え込んできます。

 

 

昨日に引き続き庫裡2階部屋の整理整頓と掃除をしましたが、手が冷たくなり身体も寒さのためか動作が鈍くなりがちで、時々休憩しながら温かい飲み物を補給しての作業となりました。整理整頓中には色々な発見があるもので、ずいぶん昔に書いた色紙の字などもいま改めて見てみると中々どうして「お気に入り箱」にでも永久保存しておきたい気持ちになるものです。「字は体を現す」と言われていますが、字の勢いや書体を見ていると当時の若さが伝わってくるようで、「書道」の面白さを感じ取ります。

 

 

午前中で大方の整理と掃除を終え、午後からはアルバイトの学生さんに加担してもらい干支色紙描きに専念し約25枚ほど描き上げました。毎年の目標は全体で500枚くらいですからまだまだゴールには程遠いようで、更に頑張って参りましょう。

 

 

年内にお届けしている方々から御礼のお電話やラインメッセージを頂き始めていますが、皆様が一年息災で元気な声を拝聴させて頂く時が一番嬉しく感じます。年末の干支色紙描きも約40年近く続けて参りましたが今年で終了したいと思います。

 

 

さて明日8日はお釈迦様がお悟りを開かれた「成道会(じょうどうえ)」で、全国の臨済宗の各専門道場ではこの1週間を蝋八接心会(ろうはつせっしんえ)と称して不眠不休の修行が行われています。和尚も明日午前1時より坐禅をして成道会を迎えたいと思います。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4129話 】
2024年 12月 06日 談

    

宝勝寺本堂内陣 と 奥位牌壇 の 大掃除

 

今日から本格的に年末大掃除に入りました。11月から少しずつ寺全体の掃除と整理整頓を開始しましたが、それでも掃除箇所は次々に発生するものです。毎日のごみの量を見れば如何に人の出入りが激しいか一目瞭然ですが、ごみを減らす方法は無いものかと思案するばかりです。

 

 

 

本日は本堂裏の位牌壇並びに須弥壇周りを中心に、学生バイトさんの加担を得ながら進められました。和尚は庫裡倉庫の片づけに当たり結構楽しみながらの整理整頓でしたが、その際には一目瞭然に品物が分かるようにマーカーで内容物を記しながらの作業で丁寧に進めています。

 

 

 

母が逝去したのち遺品の整理をした際、どの箱にもきちんと品物の名前と年月日が記されており感心したことを思い出します。「断捨離(だんしゃり)」も念頭に置いての整理ながら、なかなか思い出の品が捨てられないのは昔人間だからでしょうか。さて明日も大掃除が予定されています。宝勝寺が終わり次第、少林寺に入りましょう! 友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4128話 】
2024年 12月 05日 談

 

雪が降る気温の目安は2℃と言われますから週明け頃から急に気温も低下し北陸地方は雪模様となることが想定されます。冬支度には万全を期しているものの、昨年は21日から雪が降りはじめ約50センチを超える年末大雪となり日々境内の除雪に追われましたが、師走月の大雪だけは御免こうむりたいものです。

 

思い出される昨年末 12月22日頃の大雪

 

 

本日午前 鈴木家墳墓開眼諷経を本堂にて修業いたしました

 

毎日のブログは祖霊追善供養の話が続いているわけですが、本日も午前午後とも本堂での開眼納骨諷経が修業されました。ご供養諷経が終わる頃には天候も回復し墳墓納骨が無事に行われ、本当に祖霊供養の法力の不思議を覚えるものです。

 

午後より 岩崎家墳墓開眼諷経を修業いたしました

 

 

本日の御供養諷経に御出頭くださいました 豊財院様とともに

 

テレビ番組も1年を振り返る色々な出来事の特番が増えつつあり、次第に師走月を思わせる長時間の娯楽番組が組まれ気忙しさが一層増していく今日この頃となっています。和尚もこの1年を振り返り反省と共に来年に向けての計画を練りながら、現在進行中の自坊の修復工事の安全と令和8年5月に予定されている新命玄峰和尚の晋山式挙行に向けて思いを巡らせています。

 

(株)豊蔵組の香林氏です 年末の御挨拶に来寺くださいました 

 

夕刻 須貝総代様御夫妻とともに

 

さてそろそろ来年の干支である「巳図」の掛軸制作に入らねばなりません。どうやら「勇往邁進」の状況はまだまだ続きそうな宝勝寺の師走月のようです。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4127話 】
2024年 12月 04日 談

喫茶室側の中庭の紅葉  イロハモミジとドウダンツツジ

 

1ヶ月の過ぎ去る早さを矢の如く感じる昨今ですが12月は猶更のことです。見る見る日々が過ぎていきますが、本日の午前10時からは竜田家納骨之儀ならびに午後1時より宮本家納骨之儀が「宙(そら)」墓前にて修行されました。

 

「宙(そら)」の御真前にて 納骨供養諷経を修業いたしました

 

 

午前午後とも御遺族のご家族皆様とは応接間にて御供養の茶礼をしながら故人を偲びました。本日は雨が心配されましたが時折日差しが顔を見せ、幾分暖かく感じたものでした。天気予報では明日から北陸地方は冬型の気圧配置になり気温も下がるそうで、どうやら年末は本格的な冬将軍を迎えそうな気配です。

 

 

苑内で終日行われた 庭木の雪吊り

 

今後も墓前での追善供養諷経が続き降雪の少ないことを願っていますが、ちなみに昨年は12月17日に初雪となり、21日から降り始めた雪は年末大雪となって幾度も境内の除雪に追われただけに只管大雪にならない事を祈るばかりです。

 

 

さて皆様は如何お過ごしでしょうか? 宝勝寺では明後日から本格的に堂内の大掃除を予定しています。昨年のブログを振り返りながら各兼務寺院の年末大掃除計画を立てていますが、今のところ順調に進められそうです。来年の干支色紙描きも昨年同様、大掃除の合間に少しずつ描いて参りましょう。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4126話 】
2024年 12月 03日 談

 

この時期の気温としては例年より随分と高いように思うのですが、全国的にも地域によっては約20℃近くと本当に相変わらず気候が定まらないようです。金沢各兼務寺院の降雪に対する備えは日々進めていますが、いちど大雪となればお手上げですから暖冬は有難いことです。

 

宝勝寺境内 の 落ち葉そうじ

 

昨日は造園業者の手によって卑山「ふれあいパーク霊苑」の冬支度作業が為されまた兼六公園の冬の名物「雪つり」作業も完了しているだけに、あとは大雪にならない事を祈るばかりです。昨日除雪機の整備をしたものの、和尚としては加齢と共にひと冬の境内の除雪作業が重く圧し掛かり先行きを心配ばかりしていますが、東北地方の豪雪地帯に住まわれる高齢者方々の苦労を思えば泣き言は禁物ですね。

 

本格的降雪を前に 除雪機の整備をしました

 

さて本日は久しぶりの休寺日で終日ゆっくり静養することが出来ました!本当に久しぶりでした!明日から再び法務遂行が続きますが、今年最後の月でもあり丁寧に修業して参りたく思います。「裏を見せ 表を見せて 散る紅葉」(良寛和尚)の歌のようにクルクルクルと三回転半のトリプルアクセルです!元気に参りましょう!! 友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4125話 】
2024年 12月 02日 談

    

MRО北陸放送 霊苑広報のパブリシティ収録が行われました

 

本日午前10時よりふれあいパーク霊苑のパブリシティ収録が行われましたが、太陽の光が燦燦と輝く好日和となりました。早朝から(株)アースグリーンスタッフの皆様が墓域全体の整備に入りましたが、木々の紅葉もすっかり終わり苑内の枯れ葉の清掃と今年最後の植栽が行われている中での収録撮影となったようです。

 

(株)アースグリーンの方々 冬の植栽作業中

 

 

霊苑事務所スタッフの吉田さん

 

 

 

家族動物共葬墓 「 星 ~あかり~ 」 「 夢の輝 ~ゆめのかがやき~

 

今年の6月には家族とペットが一緒に眠る「家族共葬墓」が新規オープンし本日の収録でもその件について触れましたが、撮影が行われている時間帯は実にタイミングよく快晴となり家族動物の霊達の喜びが伝わって来るようで、また時折小鳥の鳴き声が苑内に響き渡り冬の訪れを告げているようでした。宝勝寺境内も静かな佇まいを見せ、やはり今が師走月であることを実感するものです。

 

雨の日が多いなか、貴重な晴れ間のうちに撮影できました

 

 

応接間での 音声収録打ち合わせの様子

 

さて明日から寺内の大掃除に入りたいと計画を立てています。「一に掃除 二に笑顔 三四元気に おかげさま」で今年一年を振り返りながら過ごして参りたく思う今日この頃です。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4124話 】
2024年 12月 01日 談

午前10時より 高山市・いろり会様 「楽く楽く法話」が行われました

 

今日から師走! 師走の意味とは僧侶が年末駆け込みの法要で忙しく走り回る姿から来ているそうですが、和尚も分に漏れず午前中に少林寺御檀家総代・宮崎家の月参りに出向き、帰山後は高山市から来寺くださった昭和23年生まれの同窓会「いろり会」18名様に向けての「楽く楽く法話」を催行し、午後1時からはふれあいパーク霊苑での石塚家開眼納骨並びに7回忌墓前供養を修業しました。

 

 

「楽く楽く法話」は今年最後の催行となり、同世代の団体様とあっていつもより長くお話しさせて頂きましたが、本当に皆様お元気そうで団塊世代のパワーを感じたものでした。お客様から高山市のお土産まで頂き、和気藹々の楽しい法話となったようです。

 

法話の最後に記念撮影

 

 

午後1時より霊苑にて 墳墓開眼並びに七回忌年忌御供養諷経を修業いたしました

 

咲き続ける 初冬のバラ

 

今月も次第に予定表が埋まりつつあるため緊張感をもって日々健康に留意しながら法務遂行が滞ることの無いように進めていきたいと願っています。本日は終日寺カフェを営業しましたが、一年の名残を惜しむかのように金沢市内の観光を楽しむ旅行者の方が普段より多く来られていました。

 

クリスマスローズのつぼみ

 

さて和尚もどこかのタイミングでいちどゆっくり静養したいと願っています。最近は古都奈良が観光ブームとなっているそうで特にインバウンドも手伝って大変な賑わいを見せているとの事、法隆寺や薬師寺、東大寺、元興寺そして大安寺にも久しぶりに参詣したいと思っています。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第4123話 】
2024年 11月 30日 談

11月晦日午前11時より 笛木家七回忌法要

 

11月最後の土曜日を迎え、午前11時より笛木家七回忌法要、午後1時半より室井家開眼納骨法要並びに午後2時半より細川家三回忌法要を修業し、法悦を感得する追善供養の一日となりました。

 

午後より 室井家墳墓開眼納骨法要が修業されました

 

14時半より 細川家三回忌法要にて

 

何事も順調に見えるようで午前の法要が始まる約1時間前には突然、本堂天井の蛍光灯の4か所に不具合が生じ慌てて取り換えたものの点灯せず、すぐに少林寺から臨時設置できる蛍光灯を運んで来てなんとか法要に間に合いましたが、明日も法務が予定されているためいつもお世話になっているPREの高倉さんにお願いして午後から照明器具を直して頂きました。

 

高倉さんに 本堂天井の点灯管と蛍光灯を取り替えて頂きました

 

たかが照明器具されど照明器具、不具合の思わぬハプニングにドッと疲れたものの、明かりの有難さをつくづく感じ取ったものでした。そんなことぐらいでと思われるかも知れませんが、齢七十七歳の老体ではいかんともしがたく特に高い所は苦手です。明日の日曜日は午前10時半より「楽く楽く法話」が予定されているだけに、照明器具の復帰は本当に有難く思った次第です。

 

 

 

いつも伝燈寺でお世話になっている西川さんが来寺くださいました

 

さて明日は愈々泣いても笑っても12月師走に入ります!「光陰矢の如し時人を待たず」です。1年の計は師走に有りとも言えますから、法務遂行を一つ一つ更に丁寧に修業して参りたく念じています。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第4122話 】
2024年 11月 29日 談

 

今朝方の福井新聞で掲載されましたが、昨日午前中にこの時期の風物詩となっている大安禅寺山門前の門松が登場しNHK午後のニュースで全国に報道されました。

 

昨日行われた 大安禅寺山門の門松造り

 

今から約30年程前から始まった門松制作ですが、12月に入ると天候が荒れ、松や竹・笹・梅などの門松造りに必要な材料を裏山から取り出しにくくなるため毎年11月の下旬に制作して参りました。今年も新命副住職指導のもと庭師さんを始めお檀家さん約7名の手によって制作され、地元の多くの報道関係機関からの取材を受けたそうでさっそく動画が送信されて来ました。

 

 

 

テレビ局各社の取材を受ける 新命副住職

 

 

 

門松を見ると気持ちが一挙に師走モードに変わり、正月を迎えるための大掃除が始まります。本日も昨日に引き続き干支色紙描きをしながら来客対応となりましたが、次第に気忙しさを感じて来たようです。夕刻には自坊より依頼されていた干支色紙を梱包して無事送付する事が出来て安堵しました。

 

 

昨年より随分早い送付となったようで、今後の追加色紙の段取りもスムーズに進むかと思います。自己を叱咤激励する「朝打三千 暮打八百(ちょうださんぜん ぼだはっぴゃく)」の日々の和尚の座右の銘も、最近では肩こりを治すための有難い言葉となってきたようです。くれぐれもご自愛ください。友峰和尚より

 

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