和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第2273話 】
2019年 11月 08日 談

「日々是好日」大安友峰 書 / 姫観音図

11月に入ってからも連日法務遂行に専心していますが、流石に72歳という年齢に戸惑いを感じ始めています。外目には元気に見えても年齢は嘘をつかないもので、誰もが70歳を超えると感じる体の衰えです。いかに健康体をキープ出来るかが今後の仕事の出来栄えに大きく影響するものと自覚します。

「 心 」 大安渓仙 書 / 朱達磨図

色紙の禅語に合わせ たとう紙の題字書き

本日は先般より宿題となっていた色紙書きに全力を投入し、無事完成しました。この事も健康であるが故に成し得るわけで、誰よりも今は亡き両親に深く感謝するものです。当たり前が当たり前でないのが「親から頂いた健康体」だとつくづく思います。

さて午後には、福邦銀行金沢支店の支店長が職員と共にご挨拶に来寺下さいましたが、ちょうど色紙書きが終了したグッドタイミングでした。義元支店長そして、いつも元気に来寺されている営業担当職員の舟橋さんが昨日お誕生日だったそうで、お祝いを兼ねお二人に色紙を差し上げました。

「福寿円満」 大安友峰 書 / 和顔達磨図

和尚の大好きな墨画描きの時間は、日頃のストレスから解放される幸せの時間でもあります。何事も継続が大切です!明日から再び墨蹟にも力を入れていきたいと願ったものです。友峰和尚より

「 円通 」 大安友峰 書 / 姫観音図

友峰和尚のちょっといい話 【 第2272話 】
2019年 11月 07日 談

越前町観光連盟 と 三国観光協会の「越前がに」パンフレット

今年も冬の味覚の王者!越前ガニの解禁を迎えました。ニュースではまずまずの漁だったそうですが、されど地元越前に住みながら昨年は遂に食すること能わず!今年こそはと意気込みましたが初セリの値段は相変わらず高値の花で、どうやら今年も縁がなさそうです。兎に角、食欲の秋!味覚の秋!の真っただ中、この時期越前ガニばかりが全国的に注目を集めていますが、北陸地方の冬場のお魚には定評が有り、また加賀野菜を始め果物も豊富ですから自然に食欲がそそられます。

糸ススキの穂

しかしながらそのような嬉しいニュースを横眼に、和尚は依然として食事制限を続け健康体づくりに目下専念しているところです。「腹八分目医者いらず」との意味が漸く納得できるようになって来ました。更に頑張って糖質制限も続けて参りましょう! さて午前中には秋晴れの下、ふれあいパーク霊苑での新墓開眼納骨供養が営まれました。食欲の秋のみならず、本日は祈りの秋に喜びを感じた一日となりました。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2271話 】
2019年 11月 06日 談

2018年11月のブログより ㈱豊蔵組様が来寺下さいました

ふと過去のブログを振り返り、その時の出来事に想いを深くします。昨年の今日はいったい何をしていたのかと?と振り返ってみるのも結構面白いもので、毎日綴るブログはある意味その年その月その日の克明な出来事の記録でも有り、自分史でもあるように思います。

今日は和尚の留守中、㈱豊蔵組の豊蔵社長と江川部長が来寺下さり、豊蔵社長が自ら栽培されているサツマイモを沢山持参くださいました。実は昨晩ふとブログを振り返って読んでいたところ、昨年のこの時期、豊蔵社長が自作の芋を持参下さった時の文章で「嗚呼!とても美味しいサツマイモだったな~」と思い出していた矢先のご来寺で全く驚いたものです。それにしても本当に有り難く嬉しい出来事でさっそく御礼の電話をした後、本尊仏真前にお供え致しました。何が一体嬉しかったのかと申せば、人との「衆生縁(しゅじょうえん)」が嬉しいのです。人生は、人との出会いが自己の「運命」を変えていくように思うものです。

見事なサツマイモをお届け下さり、厚く御礼申し上げます

荒木芳栄さんとともに

さて午後には今年の4月、フランス・サンリス市「アート・サクレ芸術祭」で大変お世話になったサンリス市在住の荒木芳栄さんが、一時帰国の挨拶に来寺下さいました。その時のご縁から、来年にはアート・サクレに出展された5名のアーティストの方が寳勝寺で個展を開催予定となっています。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2270話 】
2019年 11月 05日 談

「紅葉秋風に舞う」の禅語の風景に出会うには今少しあとのことだと思いますが、全国の各紅葉観光名所地がテレビで紹介されるたびに一度は行ってみたいと心から願うものです。本日は休寺日でしたが、午後より三重県「亀山市仏教会」会員約40名の方が来寺下さり「楽く楽く法話」を催行しました。その中に5名の住職が引率で参加されていた為、宗派を超えての楽しいお話しを心掛けました。少しずつですが近年、和尚の「楽く楽く法話」を希望する団体様も増えつつ有り、有り難く思っています。

亀山市仏教会の皆様です / 本日の「楽く楽く法話」にて

旅行の楽しみと言えば「温泉、食事、景色」ですが、最近は体験物のツアーも増えており、大安禅寺では「坐禅体験コーナー」が外国人観光客に人気が出てきているようです。寺院にとっては「説法」も大切かと思います。せっかくお寺に参拝に来られたのですから、それを好機と捉え、仏縁を結ぶための「法話」は旅行中の癒しのひと時になることと思います。

法話終了後、皆様とともに お経を唱和しました

またお寺の伽藍を活かす方法も色々あり、本尊仏を拝める空間ほど有り難い場所は他に有りませんから「写経体験」や「読経体験」なども良いかと思います。祈りの場所でも有るお寺!大いに活用していきたいと念じています。友峰和尚より

境内の 沙羅双樹

友峰和尚のちょっといい話 【 第2269話 】
2019年 11月 04日 談

三連休最終日も爽やかな良い気候となり、午前中には野町・少林寺で納骨墓参法要、午後からはふれあいパーク霊苑での墳墓建立開眼納骨法要となりました。寺離れの進む今日の社会だけに、法要に参加されるご家族皆様との交流を大切にしています。

野路菊 / 寳勝寺境内にて

全国に約7万ヶ寺あると言われる寺院数ですが、近年は減少傾向に有り、住職のより一層の丁寧な布教活動が求められているようです。特に寳勝寺、少林寺の御檀家様の多くは関東地方や関西地方に住んでおられ、金沢にお参りに来られるのは本当に大変な事だと思います。ご遠路を遥々参詣くださるお檀家様には心から感謝申し上げたく思います。

金沢美術工芸大学にて / 金沢市小立野

さて夕刻より金沢美術工芸大学の学園祭に行って来ました。卑山カフェのお手伝いに来ている学生さんが実行委員でバザーを出していると言うので、今日は寺カフェを早仕舞いしての参加でした。

模擬店「じゃが畑」を出店していました

今日の 寺カフェお手伝い に来ていた 出村さん

出村さん と 実行委員の島崎さん です

校舎内にて いろいろな展示作品を鑑賞しました

実に懐かしい学園祭見学でした! 思えば昔むかし、和尚も学園祭では色々工夫して作り物をしたものです。なにもかもが遠い記憶となって行くようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2268話 】
2019年 11月 03日 談

「歩々是道場」 大安渓仙 書

文化の日の祝日、久しぶりに賑わいを見せた寳勝寺カフェでした。北陸新幹線が台風被害による車両水没事故で一時不通になり、金沢市内の観光地は一時期閑散とした状況でしたが、全面復旧した今日再び有名観光地にも賑わいが戻って来たようです。交通インフラが観光地に及ぼす影響は絶大なるものが有り、加賀温泉・和倉温泉・芦原温泉など北陸地方の各温泉旅館もキャンセルが相次いだそうで、秋の観光シーズンだけに新幹線は観光地にとって生命線ともなっているようです。

依頼されている 色紙を書きました

日本中が熱狂に沸いたワールドカップラグビーも終了し、普段のリズムが戻って来ました。健康の秋!スポーツの秋! この時期、マラソンに柔道、剣道、サッカー、ゴルフ、野球、フィギュアスケート等々、暇も無いほど目白押しでどのスポーツにも観戦に熱が入るというものです。スポーツとは「一定のルールに則って勝敗を競ったり、楽しみを求めたりする身体運動の事」と有りますから、本当に心から運動を通して喜びを分かち合いたいものです。さて宿題になっている色紙書きを続行しましたがこちらも「指のスポーツ」と心得て頑張って参りましょう!!ゴールまではあと一息です。友峰和尚より

「日々無事」 大安渓仙 書

友峰和尚のちょっといい話 【 第2267話 】
2019年 11月 02日 談

秋晴れの気持ちの良い一日となりました。暦の上では霜月ですが、北陸地方は気温も穏やかで過ごしやすい日が続いています。先般の台風の自然災害による被災地の皆様には本当に困難な日々を過ごされているかと思いますが、一刻も早い復興を願うばかりです。

手作りの毛糸 の 作品です

本日は滋賀県在住の娘から、自身の作品と共に手編みのマフラーと肩掛けを送って来ました。私と家内用の揃いの品ですが、北陸地方も間もなく厳しい冬を迎えるため大切に使いたいと思っています。また卑山カフェお手伝いの大学生・出村菜苗さんから、出村さんがデザインし、この度の「金沢マラソン2019」のゴールランナー記念品として採用された見事なオリジナル記念タオルを頂き、和尚感激!!の一日となりました。

出村さんと 出村さんデザインの「金沢マラソン2019」の記念タオルです

突然のプレゼントは言葉にならないほど嬉しく思うものです。「おもてなし」に「おもいやり」そして「気配りの心」は、いつの時代でも人々の気持ちを和ませてくれる「日本の心」だと思うものです。友峰和尚より

貴重なオリジナルタオルを頂きました、ありがとう!

友峰和尚のちょっといい話 【 第2266話 】
2019年 11月 01日 談

地元の大学生から 卒業論文資料のための取材を受けました

愈々今年もあと2ヶ月を残すのみとなりました。今日より11月「霜月」に入りましたが、気温は高く今朝方は22℃と暖かい日が続いており、やはり地球全体が温暖化現象の中にあるのでしょうか? 昨日の首里城の火災さえも異常気象と連動しているのでしょうか? 季節に沿わず暖かい日が続くと、人間の心さえも緩慢になり緊張感を欠くのかも知れません。気候変動は少なからず人間の心にも影響を与えているように思える最近の事件事故です。午前中にはお檀家様の月参りに出掛けましたが、街なかは年の瀬を迎えるような気忙しさを感じ、運転には十分気を付けたものでした。

寳勝寺復興の写真を見ながら

大学4年生にとっては卒論の時期、本日は地元大学生の方が取材に来られましたが、そのテーマは「金沢伝統的建造物群各寺院の新たな取り組みにおける寺院活性化と活動について」だそうで、約2時間ばかりお話ししました。とにかく、全国に約7万ヶ寺ある寺院の中で、約1万5千ヶ寺が無住並びに兼務寺院ですから、寺院の新しい布教活動による再生を願いたいものです。友峰和尚より

 

友峰和尚のちょっといい話 【 第2265話 】
2019年 10月 31日 談

復興を心より願ってやみません / 2018年11月撮影

那覇市の世界遺産・首里城正殿延焼のニュースには驚きました。昨年、全国宗務所長会意見交換会が石垣島の桃林寺様で開催された折、久しぶりに首里城を見学しましたが、御城は立派に復元され大勢の観光客で賑わいを見せていただけに誠に残念です。一刻も早い復興を心から願っております。

 

ニュース速報を見て急に不安になり、自坊のことが頭に浮かびました。現在修理工事中の重要文化財・大安禅寺の建造物も失火で焼失させることが無いよう、十分に気を付け、更に気持ちを引き締めて参りたいと思います。

 

午後からはニュースを気にしながら自坊より依頼された色紙書きをしました。先般の台風自然災害による多くの被災者の方々の救済を急いで欲しいと願っていますが、次々に大きな災害のニュースが続き、いつの間にか被災地域が報道から置き去りにされることを恐れます。高齢者並びに独居住宅が増えつつある今日、日頃から各地域それぞれの相互間の協力体制と防災器具の備えが復興への需要な要素となって来ているようです。友峰和尚より

友峰和尚のちょっといい話 【 第2264話 】
2019年 10月 30日 談

富山県高岡市、国泰寺で開催された「第29回講座・住職学」の第2講座講演を無事に終え、今朝方寳勝寺に戻りました。今月も残すところあと1日となり、急に気忙しさを感じめました。昨日は富山湾が広がる素晴らしいオーシャンビューのホテルに宿泊しましたが、北陸の霊峰立山を望む富山湾の水平線から昇る見事な朝日には驚きました。普段は白山連峰から昇る朝日を拝んでいるだけに思わず合掌したものです。

今回、卑山新命副住職はじめ多くの青年僧が全国から参加されていましたが、皆様には今後も自坊での一層の御活躍を願っております。それにしても青年僧に囲まれると流石に自分が長老で有る事を自覚するものです。今回が第29回目ですから、第1回目に参加された青年僧も今では60歳前後ということになります。和尚は更に年長で72歳! もはや「老僧の会」でも作りましょうか? いやいや「かわい僧」と皆から同情されそうです。

「第29回講座・住職学」第二講座 講演中のようす

 

吉祥寺様のご案内で、山岡鉄舟書の屏風を鑑賞 / 国泰寺 書院にて

住職学の講座は今日の午前中で終了しましたが、今回福岡県福岡市東区志賀島より参加された荘厳寺御住職と奥様が寳勝寺に立ち寄って下さり、本当に感激しました!平成17年にも大安禅寺にも来て下さったわけですが、久しく歓談する事が出来、楽しい時間を過す事が出来ました。本当に有り難うございました。

福岡市より 荘厳寺御住職と奥様が来寺くださいました

まもなく11月「霜月」を迎えますが、今年1年の締めくくりの月でもあります!大いに奮起して参りましょう!! 友峰和尚より

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