和尚のちょっといい話
早朝 凍り付いた境内の水甕
空気が凍てつくような寒い朝を迎えました。気温はマイナス1℃を指していましたが体感温度はもっと低く感じたもので、境内の残雪はパリパリに凍りついていました。昨年のブログを振り返ってみましたが、新年開け7日から降り始めた雪は12日にはピークを迎え連日除雪に追われ、久しぶりの豪雪で大安禅寺も寳勝寺も除雪との闘いの記録写真が掲載されていました。今年は今のところ昨年ほどではないものの、降雪はこれからが本番ゆえに油断は出来ません。
昨年 1月10日の寳勝寺境内 大雪のようす
霊苑も すっぽりと雪におおわれました
昨年1月13日、大安禅寺のようす
㈱豊蔵組 豊蔵享一社長様 と 幹部の方々とともに
本日は休寺日としましたが、午前中には㈱豊蔵組の豊蔵享一社長はじめ幹部の皆様が来寺くださり年頭の御挨拶の後、しばし歓談致しました。昨年末に手作りの美味しいサツマイモや大根を頂き、お正月にはその新鮮な野菜を使って煮物などを妻が作ってくれ、頂いた野菜と共に温かい心を頂くことの喜びを味わいました。
さてお屠蘇気分も今日までで、少しずつ仕事モードに切り替えていきたいと思います。今年も宜しくご厚誼のほどお願い申し上げます。友峰和尚より
次の降雪に備えて 境内の準備
今日から仕事始めとなった企業が多く見受けられましたが、皆様に於かれましては如何がお過ごしでしょうか? 和尚も今日から法務を始動させましたが、午前中に少林寺総代様の年頭回礼諷経に出向いた後は午後から休息としました。
お正月三賀日は年始御挨拶のご家族と寺カフェのお客様を迎えた為、この辺でちょっと一服といったところでしょうか。実際、和尚にとって本格的に気持ちがガラリと入れ替わるのは毎年節分開けの立春を迎えた頃で、この時期はしばし和尚の休息月間としているのですが年々仕事が増えていき休息の取り方にも今後工夫が必要になって来ています。
霊苑事務所スタッフの久保さんと 新年の茶礼をしました
また近年は年初めの大雪が続いているため休息どころではなくなっているのも現実です。天気予報で雪マークが出るたびに緊張が走り境内の除雪の段取りをするのですが、なんとも心身の働きの減退を強く感じるのも情けない話です。
2018年1月の降雪 境内が雪に埋もれました
「窮して変じ 変じて通ず」で本日はふれあいパーク霊苑スタッフの久保さんと午前中に新年茶礼をしましたが、その際ついに「除雪ギブアップ宣言」をして今後の境内除雪を依頼したところ、さっそくに本堂入口に落雪注意のコーンを置いてくださいました!嗚呼!有難し、有りがたし!そう来なくっちゃ! 「なり切る!捨て切る!思い切る!」この事こそ一大事! 人生愚図愚図していると閻魔様がお迎えに来るぞ!クワバラクワバラ!南無観世音菩薩 友峰和尚より
息子夫婦と孫達が 来沢しました / 寳勝寺にて
毎日天気予報との睨めっこが続いていますが、今日は妻と入れ替わりに息子夫婦と孫達が来るというので猶更のこと空模様が気になるところでしたが、幸いに雨模様で安堵しました。お正月4日目となりましたが寺町界隈には人影も無くひっそりとした感じで、本当に静かなお正月風景となっています。コロナ禍より以前は、外国人観光客をはじめ寺町は多くの観光客で賑わいを見せていたものでした。新年早々オミクロン株の感染拡大が続いていますが、今年こそはと意気込んでみたものの出鼻を挫かれた感じで何ともやるせない気持ちです。
霊苑事務所スタッフの小林さん、木村さんとともに 新年の御挨拶
初めて金沢での新年を迎えましたが、やはり孫達の顔を見るのは嬉しいものです。コロナの影響で外出する機会の少ない孫達にとって家族ぐるみでの遠出は嬉しかったようで、良い思い出になることと思います。短い滞在時間でしたが、春休みには泊まりで来るように伝えて別れました。
本堂にて 令和4年 新年の記念撮影をしました
まだまだゆっくりと新年を味わっていたいのですが、明日から法務を再開させるため心の切り替えが必定のようです。今年のテーマが「和気豊年の兆し」ですから、気持ちにゆとりをもって頑張って参りましょう!! 友峰和尚より
「和気豊年の兆し」 寸松庵色紙に描きました
「 喫茶去 」
「行きはよいよい 帰りは怖い 怖いながらも 帰えりゃんせ 帰りゃんせ~」 次第にオミクロン株が感染拡大を始めている中での正月帰省客で大混雑の金沢駅でした。一年ぶりの正月の里帰り風景でしたが、無事に帰省されることを願いました。
正月三賀日を故郷で過ごした方が今年はずいぶん増えたそうですが、まったくごもっともな話で昨年は帰りたくてもコロナ禍で帰れず、故郷で子供や孫達の帰省を待つご家族の皆様には実に寂しい三賀日を過ごされたと事と察します。今年はコロナ禍も収束するものと想定していましたが、またしても新たな感染拡大が始まり、新年を迎えてなお外出制限を余儀なくされる状況に変わりつつあるようです。
さて心配された新年大雪でしたが、降雪も無く穏やかなお正月を過ごすことが出来ました。今年は初めて自坊を離れ寳勝寺での新年を妻と共に迎え、新鮮な感覚を覚えたものです。されど孫達のいない新年もまた寂しく感じ、家族と共に過ごす新年が如何に大切かをも思いました。お盆そしてお正月の里帰りは家族の絆を育む古来よりの人間の知恵なのかも知れません。お互いの無事を喜ぶことこそが一番心安らぐひとときだと自覚するものです。友峰和尚より
2022年1月2日(日) 寳勝寺境内にて
お正月2日目を迎えましたが本日も穏やかなお天気に恵まれ、カフェにも観光客の方が来られていました。午前午後とも年始のご挨拶に来寺くださった方々とゆっくり歓談しましたが、金沢でのお正月は初めての経験なのでなんとも新鮮な感覚を覚えます。昨日に引き続き御祈祷を修業しましたが、新年の御祈祷はやはりいつもと異なり霊験新たかさを感じ取るものです。
さて山門より玄関入り口までの新年の風景動画を取ってみました。心配された大雪でしたが、今のところ本当に気持ちの良いお正月を過ごしています。北陸に住む者にとって一度雪となれば心身共に大きな負担となりますから、雪が少ないのは本当に助かります。
髙倉家 御家族皆様とともに
髙倉家 新年の御祈祷を修業いたしました
現代写真スタジオ 加茂正光氏とともに
寳勝寺責任役員総代 須貝様御家族とともに
新年最初の中国茶を楽しみました
須貝家 新年の御祈祷を修業いたしました
さて皆様方に於かれましては新年をいかがお過ごしでしょうか? 昔は「寝正月」と決め込んだものですが、近年では多忙な三賀日となって来ているようです。ブログをご覧いただいている皆様方の健康安心と益々のご多幸を心よりご祈念いたしております。友峰和尚より
本年も何卒宜しくお願い申し上げます
新年あけましておめでとうございます。本年も相変わらぬご厚誼を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
心配された元旦の大雪も小康状態となり、時々晴れ間の見える穏やかな一日となりました。元旦と言えば年賀状を見るのが楽しみですが、近年ではSNSを通して動画の年賀メッセージやご挨拶文が送信されて来て本当に便利になったものです。大晦日の夜も「よいお年をお迎えください」とのラインを通して多くのメッセージが届き、こちらもリアルタイムでのご挨拶にホットな気持ちにさせてくれました。現代社会はもはや除夜の鐘すらもSNSで体験できる時代に変わって来たようです。
しかしながらやはりアナログ的な年賀状を頂くのは大変嬉しいもので、親しいご家族の現況を知る大切なコミュニケーションの場となっています。そう言えば年末特番の中で「手紙や葉書がもっと復活して欲しい」とのコメントを出していた方がおられました。和尚もその意見に同感ながら、利便性やスピード感を考えるとついついメールやラインを優先するのも事実です。今年は出来るだけ手紙をコミュニケーションの手段として使うように努力してみたいと思っています。
新年のお参りをしました / 寳勝寺本堂にて
檀信徒各家 家内安全・諸縁吉祥 新年の御祈祷
寳勝寺檀信徒の稲場様 年賀の御挨拶に来寺くださいました
霊苑にて 多くの御家族が新年の墓参に来られています
さて2022年、寅年の幕開けです! 気持ちを一新して「和気豊年の兆し」をモットーに頑張って参りましょう!! 「和尚のちょっといい話」今年も頑張って続けて参りたく思います。どうかお付き合いのほど宜しくお願い申し上げますと共に皆様方のご多幸を御祈念申し上げ、新年のご挨拶と致します。友峰和尚より
令和四年 元旦の記念撮影
寳勝寺本堂にて 新年を迎える設えをしました
大晦日の朝は大雪模様となり早朝から除雪機をフル稼働して境内の除雪に当たりましたが、雪の止む気配も無く明日元旦のお天気が心配されます。少しの雪でも本堂屋根に積もった雪は勢いよく滑り落ちて来るため、除雪には神経を使うものです。除雪機が無ければお手上げ状態ですが、それでも除雪は大変な重労働で今後が思いやられます。午前中に真前とお位牌壇に鏡餅をお供えして新年を迎える全ての準備が整いました。毎年のことながら最後の一日まで準備に追われるのは何故でしょうか? せめて大晦日ぐらいはのんびり過ごしたいとは、毎年の和尚の課題となっています。
寺カフェに飾る お花の準備をしているようす
さて今年はコロナ禍の一年となりましたが、来年は全面的収束を強く願い令和4年度のテーマを「和気豊年の兆し」としました。どうか皆様にとって素晴らしい新年をお迎えくださいますよう心よりご祈念申し上げます。元旦には皆様方の健康安心!家内安全!を御祈願申し上げたく思います。今年1年間「和尚のちょっといい話」にお付き合い頂き厚く御礼申し上げます。どうぞよいお年をお迎えください。友峰和尚より
少林寺にて 鏡餅をお供えしました
遂にあと1日で大晦日を迎えます! 本当にこの1年間、法務遂行に全力で頑張って参りました。北島康介さんの言葉を借りれば「なんもいえねぇ」充実した心境の中にあります。加齢と共に仕事を減らすのが普通ですが、和尚はどんどん仕事が増えていくような感が有りそれはそれで有難く感謝していますが、それとて和尚の望む所ゆえの現実です。
一番大切なことは「無事」であり、何事も無事に円成していくところにその真骨頂を見出すことが出来ます。またその間多くの方々のご協力ご支援にも心から感謝する次第です。人生は2度ない! そこが和尚の全力投球の原点で、全身全霊で大事に挑む所に新たな活路が開けるのかも知れません。
寳勝寺の志納所にて
今年は寳勝寺住職就任10周年という記念すべき年でもありました。〝十年一昔〟とは昔のことで、今では〝五年一昔〟に感じます。実に目まぐるしく変化していく現代社会! 来年は更にスピード感を持って精進して参りたく思うものです。まだ残り1日有りますが、ブログをご覧いただいている全ての皆様方のご自愛とご多幸を御祈念申し上げます。友峰和尚より
本日正午頃の 金沢駅構内
心配された雪でしたが、朝から穏やかな良いお天気になり境内の積雪も順調に融かして次の降雪に備えています。妻を迎えに金沢駅に行きましたが、帰省客と観光客で駅構内は大混雑の様相で、ほんとに久しぶりに見る光景でした。寺カフェも年末の金沢市内観光を楽しむ観光客で終日賑わいを見せ、大晦日が間近に迫っている事を感じたものでした。
新年を迎える準備として日の丸と五色の吹き流しならびに山門と玄関に幕を吊りまた門松を整えましたが、明日御真前に鏡餅を供えるといっぺんにお正月を迎える気分になります。皆様は如何お過ごしでしょうか? 大掃除? それともお正月用品の買い出しでしょうか?
寳勝寺責任役員総代 須貝様御夫妻とともに
干支図掛軸の製作
さて大安禅寺より依頼されていた干支図掛け軸を午後より完成させました。来年のテーマは「和気豊年の兆し」です。コロナ禍が徐々に収束し心豊かな年になる事を心から念じたいと思います。まもなく大晦日を迎えますが、皆様に於かれましてはくれぐれも御身ご自愛くださいますよう祈念いたしております。友峰和尚より
山門屋根の雪
この時期は朝一番に除雪の仕事から出発です! お寺の屋根は大きいため、少しの積雪でも屋根から一気に滑り落ちてくる雪は危険極まりなく、特に山門屋根雪は「落雪注意」の看板を出入り2ヶ所に設置したもののいつ落ちて来るか分からず、参拝客がひんぱんに行き交うため本当に心配になります。本堂前に落ちた屋根雪を除雪機で排除していたところ、屋根に残っていた雪が突然和尚の肩に滑り落ち危うく首の骨を折るところでした! 雪の重さに加え勢いよく滑り落ちてくるため、屋根の下に居るのは大変危険です。よくよく承知しているのですが機械を操作しているとついつい忘れがちになり、本当に間一髪で難を逃れホッとしました。
勢いよく 地面に落ちました
山門の屋根雪は午後になって全て落ち除雪機で排除しましたが、例年とは異なりコロナ禍と大雪が重なり寺カフェ利用者が少なかったことが幸いしました。とにかく「注意一秒 怪我一生」で冬場は十分な注意が求められているようです。
金澤伝燈寺里芋研究会 千田美保さんとともに
さてジリジリと大晦日が近づいてきました。残すところあと3日! あすは年末最後の掃除と山門幕を張りたい思います。本当に本日は危機一髪の体験でしたが、無事を喜び神仏のご加護に感謝した一日となりました。南無観世音菩薩 友峰和尚より