寶勝寺日誌
法要の最初に、ご真前にお供えする霊供膳を空じられる住職
本日は午前10時半より、寳勝寺に於きまして「盂蘭盆会法要」が執り行われました。法要には、県内外から約30名の檀信徒皆様がご参列くださり、寳勝寺歴代住職ならびに檀信徒各家先祖代々の御供養がなされました。
傳燈寺様
この度の法要では金沢市伝燈寺町・傳燈寺様、富山県氷見市・宝光寺様がご加担下さり、無事に法要を厳修することが出来ました。心より厚く御礼申し上げます。
宝光寺様
平成27年度盂蘭盆会法要の「偈」を唱えられる住職
寳勝寺檀信徒総代様を始め、檀信徒皆様がおひとりずつ御焼香をされました。
宝光寺様のご説明のもと、お手元に配布された経本に準じ、参列者全員でお経を唱和されました。奥位牌壇やお内陣には黙々とお線香が焚きしめられ、皆様のお経の声によりお寺のすみずみまで響き浄められていくような、厳粛な盂蘭盆会法要となりました。
法要後 住職法話の様子
法要終了後には、住職が法話をされました。法話の詳細につきましては現在、文章に起こしております。近日中に「年中行事」の項目にて法要報告と共にご紹介させて頂きます。
法話終了後の午前11時からは「墓地改葬工事説明会」が開催され、㈱いせや様の関連会社である㈱トムソーヤ顧問・高田様、ココ・プランニング・宮崎様よりご説明を頂きました。
資料を見ながら、熱心にお話を聴かれる皆様
住職より、ご挨拶をされているところ
全行事が終わりました後、昼食懇親会となりました。檀信徒皆様には、お食事とコーヒーなどをお召し上がりいただき、住職をはじめ檀信徒様同士の御交流のひとときとなりました。この度ご参列賜りました檀信徒様には、心より厚く御礼申し上げます。また、今回御参詣頂けなかった檀信徒皆様より、御供養ならびにご供物等、御恵送賜りましたこと、厚く御礼申し上げます。
本日は午前10時半より野町・少林寺様に於きまして「盂蘭盆会法要」が執り行われました。少林寺様は住職が代務されている臨済宗妙心寺派寺院で、昨年に引き続き二度目の盂蘭盆会法要となります。
今年も県内外から多くの檀信徒皆様がご参列下さり、各家先祖代々の御供養がなされました。
またこの度は、寺町1丁目の桂岩寺ご住職様のご加担を賜り、盛大な御式を無事円成することが出来ました。心より厚く御礼を申し上げます。
おひとりずつ、御焼香されています
本日は今年に入って初めて「夏」を感じる暑い一日となりました。沢山の扇風機を稼働し、冷たいお茶をご用意してなんとか涼を取りながらのご法要でしたが、ご参列の皆様がお経を唱和されるお声を聴いているときだけはなぜか暑さを忘れ、清らかな気持ちでお手伝いさせて頂くことが出来ました。ご参列の皆様には、誠におつかれさまでございました。
春夏秋冬、季節の草花を飾ってお出しする「寺カフェ」の御菓子ですが、今日は、七夕にちなんで五色の短冊を飾りました。この数日限定ですが、なかなかご好評を頂いております。
豪華な金粉は、天の川をイメージして・・・
カップルには、桃色と水色で・・・
また、お客様には短冊とこより・マジックペンをお渡しし、お願い事を書いて頂きました。お帰りの際、思い思いの場所に結んで頂いています。
すてきなお願い事が、たくさん掲げられました!
無事の毎日に感謝です!
昨日に引き続き、七夕飾りをグレードアップ!しています。今日は、和紙で作った梅鉢紋やお花のモチーフを飾りました。
寺カフェに来られる観光客の皆様にも大変ご好評いただいており、人気の写真撮影ポイントとなっております!
可愛らしい浴衣姿の女性おふたりも、この場所でたくさんの写真を撮ってくださいました! 自撮り棒にかわってお手伝いさせて頂き、記念撮影です。御来寺、誠にありがとうございました。
まだまだ続く七夕準備。次は、あみ飾りを作ります!
今朝は女子サッカー・ワールドカップ中継の余波(?)を受けて、寺カフェも大変静かな午前中となりました為、式台玄関に七夕飾りを設えました。寺カフェのお客様の記念撮影人気スポット、この、朱傘&床几の横に飾りました。
まだ完成ではありませんが、キラキラする飾りを先に笹竹に取り付けました。この鉢植えの竹、今年で二年目の青々とした笹竹です。つい1か月ほど前まで葉も枯れたように茶色く、七夕に間に合うかと心配でしたが、7月を前に青々とした新芽まで吹き出し、出番を待っていたかのようです。
最近はでんぐり飾りや吹き流しもおしゃれなものが多く、見ていてもとても楽しくなります。これから折り紙や短冊を飾り、うんと豪華な七夕飾りに仕上げていきたいと思っています。
今日の寺カフェです。金沢市内は日中の気温が29℃だったそうで、ふだん涼しいお寺のなかもさすがに温かい空気が籠り、扇風機とエアコンを稼働しています。平日にもかかわらず観光客の往来も多く、寺カフェにも終日、お客様が休憩に来られていました。そんななか・・・
式台玄関の前庭です。初夏の花が咲き、秋の草花の芽が育ってくる時期ということもあり毎朝楽しみに観賞していますが、今日初めて、カエルを発見しました。
擬宝珠の葉の上に・・・
坐禅中?のように手足を組んだ、半眼の青ガエルです
現在でもお参りに来られる数代前の住職の子孫の方が、「式台玄関の下には、一年中、大きなガマカエルが住んでいたんです。」と言われていたことがありました。ガマガエルではありませんが、この寂然とした風貌からも、代々、寳勝寺の庭に住んでいるのカエルでは?と感じました。朝8時ごろにお見かけしましたが、夕方5時に見たときにも、同じ姿で佇んでおられました…。
六月二十日、涼しい日となりました。来る二十二日は「夏至」、やっと日が長くなったと思った時には、今年もすでに後半へと突入です。寺カフェへは連日観光客や地元の皆様が来訪くださり、静かなひとときを楽しんでおられます。
寳勝寺の庭では、桔梗が咲き始めました。この星形を見ると、もうすぐ七夕、金沢のお盆の季節だと実感します。
「楽く楽く法話」の開催に合わせて設けられた志納所です。住職直筆の色紙は、寺カフェご利用のお客様にも人気が有り、法話をお聴きにならずとも「一に掃除、二に笑顔、三四元気に おかげさま」と口ずさんでおられます。
少林寺本堂に掲げられた扁額 「方丈」
本日は午後3時より、住職が代務されている金沢市野町・少林寺様にて「寺町寺院群をめぐる会」が開催されました。「寺町寺院群をめぐる会」は、寺町台まちづくり協議会並びに金沢市歴史建造物整備課が主催される歴史探訪の会で、昨年は同時期、寳勝寺でも開催されました。
寺町台まちづくり協議会の事務局の方より、ご挨拶のようす
真夏日のなかを約50名もの皆様が参加されており、ご挨拶に引き続き、住職が法話をされました。
少林寺の山号は「嵩岳山」ですが、禅宗の祖・達磨大師が厳しい修行をされた寺が「嵩山 少林寺」であるということや、少林寺の開山和尚様で、寳勝寺の開山でもある千岳宗仭禅師のお話、また御盆にまつわるお話など、住職は仏教と歴史、また時事を交えてわかりやすくお話されました。
法話の最後には、少林寺の寺宝として有名な梵鐘を今回特別に撞かせて頂けるということで、参加者の中から抽選で2名の方が選ばれ、お鐘を撞いて頂きました。
抽選に当たり、喜び挙手される参加者の女性です。本当に羨ましかったです!
1677年、名工・宮崎寒雉により作られた梵鐘で、美しい音色で知られています
何度も少林寺様にお伺いしていますが、本日初めて梵鐘の音を聴きました。歴史有るお鐘だと聞いて重々しい音をイメージしていましたが、実際には、澄んで清らかな高い音色でした。
寺町の歴史に触れる会に参加しますと、町のあちこちに当時の風情が残っているためかすぐに、江戸時代頃にタイムスリップしたような気持ちになります…。主催者の皆様にはいつも大変お世話になり、厚く御礼を申し上げます。また参加者の皆様、誠にお疲れ様でございました。
梅雨入りを思わせる、しっとりと湿った風の流れる本日。大安禅寺の「花菖蒲祭」にお伺いいたしました。観光バスや自家用車が連なる駐車場から正面玄関へ。睡蓮の鉢、花菖蒲の鉢が等間隔に置かれ、にぎやかなお祭り期間中ではありますが、禅寺の緊張感が漂っています。
お庭は勿論のこと、屋根の重厚な曲線にうっとり…
花菖蒲園では、色彩々のお花が見ごろを迎えていました。八つ橋のあちこちでテレビ局の撮影が行われていたこともあり、遠くから鑑賞中です。石川県のテレビ局の方も来られていました!
花菖蒲園の上二段目に、奥様が管理育成されているバラ園があります。実は本日は、バラ園観賞を最たる目的として参りました。
ベルサイユ(真紅) ・ ピエールドゥロンサール(白桃)
奥様も一緒に園内を廻ってくださり、お花の名前や由来などをひとつずつ丁寧に教えて頂きました。沢山の品種が咲き揃い、ベルサイユ・サマースノー・プリンセスモナコ・新雪・バタースコッチ・カクテル、、等々、みな可愛らしく雅な名前が付いています。
どのお花も個性的。ですが、名前はなかなか覚えられず…
バラの香りには、リラックス効果、美肌効果に血流改善?効果まであると読んだことがあります。園内では、熱心に写真を撮ったりお花を観賞されているのもやはり女性の方が多く、自然と女性が惹きつけられる仕組みになっているかのようです。
クレマチスやラベンダーなども見頃を迎えています。
花菖蒲・紫陽花とともにバラもたくさんのつぼみを付けており、園内はこれから更に美しくなることと思います。皆様にもぜひ大安禅寺へ御参詣頂き、初夏のお花を観賞して頂きたく存じます。