4月, 2020年

第2428話

2020-04-10

宝勝寺ふれあいパーク霊苑管理事務所にて

関東在住の卑山御檀家様に於かれましてはお元気にお過ごしでしょうか? また新型コロナウイルス感染対策は十分でしょうか? 何か困った事があれば寳勝寺にご連絡ください。和尚に出来る事あれば少しなりとも対応させて頂きたく思います。

それにしても現在は「アベノマスク」なる言葉とて冗談にも笑えない深刻さを増しています。緊急事態宣言が発令され、マスクだけでなくますます物不足に陥りパニック状態が発生しかねない状況です。先ずは自分の家族を守るために自分自身の感染を防ぐことが大切ですが、本日は霊苑管理事務所と寳勝寺書院に感染予防の為の「消毒液加湿器」を設置しました。

室内全体に、希釈した消毒液を噴霧 除菌消臭しています

これで大丈夫!という事ではありませんが、少なからずスタッフと来客者の感染を防ぐことに役立つと思っています。多くの方々からの御支援を得て、常にウイルス感染防止に努めています。

寳勝寺でも、書院にて噴霧 / 試運転中のようす

霊苑管理事務所横に飾られている 美しい季節花のリース

さて、本日の午前中には金沢市営の野田山墓地にてお檀家様の墳墓開眼納骨供養が修業されました。金沢市民の総合墓地となっている野田山ですが、金沢市内を一望できる素晴らしい場所に霊苑が広がっています。

供養中には時折太陽の光が新墓を照らし、墓苑の静寂な佇まいの中、ウグイスの鳴く声が故人の御徳を偲んでいるかのようでした。南無観世音菩薩 友峰和尚より

第2427話

2020-04-09

貴重なマスクを お届けいただきました

マスク不足が心配される中、本日は武藤様並びに㈱ココ・プランニング様より沢山送付下さり本当に有り難く拝受いたしました。先日にはコロナウイルス消毒液が届けられ、さっそく感染防止の為の加湿器も注文しました。

日ごとに感染者が増えていく福井市と金沢市ですが、感染者ルートが不明なだけに万全を期して感染防止に集中していきたいと思っています。マスクの御恵送に心より感謝申し上げます。

傳燈寺にて

本日は午前11時より、兼務寺院の傳燈寺に出向き大掃除と諷経をしましたが、山中にひっそりと佇む傳燈寺は流石に隔世の感があります。到着と同時に偶然にも金沢市内からの参拝者を迎えることが出来ましたが、現在では来る人も殆ど無く実に寂しい禅寺となっています。和尚もなんとかして寺院の活性化を願って今後の活用方法を模索しています。

澄み渡る長閑な風景

傳燈寺境内の桜が満開です

本多町 瑞光寺にて

また夕方には引き続き兼務寺院の瑞光寺を訪ね、寺庭様としばし懇談しましたが、本堂前の枝垂桜が満開となっていました。

さて大安禅寺では新命副住職が花菖蒲園整備に日々全力で奮闘中とか、まことに有り難く禅僧の本分は農作業を通して見出すもの絶大也です。御利益は真理を行ずる者に還元されることを自覚する毎日です。 友峰和尚より

第2426話

2020-04-08

2020年4月8日 降誕会

本日4月8日は「降誕会(ごうたんえ)」で、釈迦の誕生をお祝いする日です。一般的には「花まつり」と言われていますが、仏教行事としては「灌仏会(かんぶつえ)」や「仏生会(ぶっしょうえ)」、「竜華会(りゅうげえ)」と呼ばれています。

午前9時より本堂真前に誕生仏をお祀りし、釈迦誕生時に天から甘露(かんろ)の雨が降り注いだという言い伝えから、甘茶を誕生仏に注ぎお祝いしました。

般若心経一巻を唱えた後、しばし坐禅をして釈迦の一弟子として静かに心を伝え、午後にはふれあいパーク霊苑職員の方々とともに茶礼をしてお祝いしました。

ふれあいパーク霊苑スタッフの皆様も お参りされました

宝勝寺 の 誕生佛

甘茶で茶礼をして 御祝い申し上げました

曹洞宗 桂岩寺様にて (寺町1丁目)

寺町1丁目、桂岩寺寺庭様の大練忌法要を12日(日)に控え、本日お参りさせて頂きました。帰り際には住職の案内で五百羅漢像を拝観しましたが、一体一体から発する法力には流石に圧倒されたものでした。桂岩寺御母堂様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 友峰和尚より

桂岩寺様とともに

御葬儀のアルバムを拝見しながら

五百羅漢を拝観させて頂きました

活き活きとした表情の 羅漢様

一体一体から発せられる法力に 息を呑みました

第2425話

2020-04-07

快晴のお天気となりましたが、寺町界隈は人影も無くひっそりと静まりかえり、新型コロナウイルスに関する政府の緊急事態宣言が出されるという事もあって何処となしか緊張感が漂う雰囲気を感じます。

寺町大通りは人影も無く

門前の道路も閑散としています

福井県では依然として感染拡大が止まず増加の一途の毎日ですが、都市圏のみならず各自治体の判断で緊急事態宣言を出してほしいと願うものです。感染ルートの不明な感染者が急増している現実は、最早ウイルス感染は刻々と我が身に迫って来る感じがします。

ふれあいパーク霊苑 枝垂れ桜が満開を迎えています

幸いな事にあちこちの友人から電話を頂き消毒液やマスク不足を心配されて支援を申し出て下さるのには感謝の言葉しか有りません。「有事の金」という言葉が有りますが、現実は「有事の友」だとを痛感しています。寺内に閉じこもってばかりいては健康を害するため境内を散歩するよう心がけているものの、自坊での花菖蒲園整備作業の疲れが今頃どっと出て膝関節の痛みや腰痛が始まる始末。なかなか思うようにならないのが世の中のようです。

桂岩寺様とともに / 懇談の際も換気に気をつけています

さて檀信徒の皆様に於かれましては「安閑無事」にお過ごしでしょうか?年中行事や法要なども次々に中止を余儀なくされていますが、霊前供養ほど心休まるものは他に有りません。ご自宅の仏壇に有ってしっかりご先祖ご供養修業を願っています。友峰和尚より

第2423話

2020-04-06

大安禅寺で長年お手伝いして下さっている蒔田さんがお土産にと持参くださった「一つ栗」、北九州市小倉北区に本店を構える湖月堂の銘菓で、全国的にも有名な栗の和菓子らしく、ぜひ賞味して欲しいと遠路遥々娘さんの嫁ぎ先でも有る小倉から買い求めて来てくれました。

開けてビッくり!でっかい渋皮付きの大栗がドカ~ンと入った、甘みを抑えた本当に美味しい栗饅頭! さっそくインターネットで湖月堂のホームページを検索してみれば、約40店舗を経営するほどの有名和菓子店でした。なにより蒔田さんのお気持ちを嬉しく思ったものでした。

大安禅寺 参道の桜

和尚は糖質制限を続けて約1年になろうとしていますが、久しぶりに味わった「糖分」の旨み、妻とお茶をしながら思わず記念に写真を撮りました。大変おいしく頂きましたよ、本当に有り難うございました。

修理保存工事現場事務所を囲む桜

さて今日は移動日で金沢に入りましたが、大安禅寺から山門に至る参道脇の桜が満開でした!桜を見物する余裕も無く花菖蒲園整備に専心した自坊での6日間,、ようやく満開の桜と出会うことが出来たひとときでした。友峰和尚より

第2422話

2020-04-05

花菖蒲園整備作業4日目を迎え、ますます元気100倍「よっしゃ!」って気合を入れて頑張りました!頑張ったおかげで午後3時頃には整備完了となり「万歳!万歳!」。今日は日曜日ということで孫達の応援が無かったのは誠に残念でしたが、副住職と午前8時半から開始した株分けと植栽も順調に進み、作業が終わる頃には小雨模様となるなどまさに植栽後の恵みの雨となりました。

作業中にも刻々と全国からの新型コロナウイルス感染を伝える着信音が鳴りやまず、福井県内感染者も増加傾向に有り心配が絶えませんが、作業開始と同時に藤田通麿総代様が自作の苔玉盆栽を持参下さりさっそく鑑賞しました。

藤田総代様お手製 の 苔玉盆栽

風に乗って すみれが一輪

とても素晴らしい作品で、松雲の間に飾ろうと思います。毎年恒例の「花菖蒲祭」も今年は残念ながら規模を縮小しての開催となりそうですが、花菖蒲は今回思い切って株分けした為、来年には素晴らしい光景が見れることと期待が膨らみます。何事も「おもいやりのこころ」大切ですね。

今は国難の状況下に有りますが、皆様と共に新型コロナウイルスに負けないようしっかり頑張って参りましょう!がんばれ日本!なにくそ和尚!負けてたまるか! 友峰和尚より

第2421話

2020-04-04

永峰とともに / 瑞月が撮影しました

花菖蒲園整備作業3日目、本日は内孫3人が大活躍!昨日までは応援隊でしたが、今日は居ても立ってもいられなかったのか全員がお手伝いをしてくれました。これまではじっと作業を見つめていたのですが、突然「じいじ手伝うよ!」と言って苗をせっせと運んでくれました。お蔭でずいぶん仕事がはかどりました。

瑞月とともに / 永峰が撮影しました

芭月とともに

もう「まごまご」してはおられません、新命副住職と懸命に頑張った甲斐あって、どうやら整備の目途が付きました。明日も苗の植栽作業が予定されていますが、再び孫達の応援が加わる気配で期待しています。

作業に専心する新命副住職

土を起こし 畝を作っているところ

整備した場所に 苗を補植しました

休憩中 藤田通麿総代とともに

薔薇園から 枯木堂を望む

妻が 薔薇園を整備しています

午前中には妻が整備中の薔薇園を訪ねましたが、本当に生き生きとした薔薇の成長に驚きました。真心こめての日々の手入れに花達が応えているように思います。

さて寳勝寺のふれあいパーク霊苑入口に六体の地蔵尊が祀られていますが、この度霊苑にご縁を頂いた女性の方から深紅のよだれかけの寄進を受けました。本当に有り難うございます。お地蔵さんがぐんと輝きを増しているように思いました。南無地蔵尊菩薩。 友峰和尚より

第2420話

2020-04-03

作業上がりのひと風呂時の声、「チョー気持チイー!」。午前9時より、昨日に引き続き花菖蒲園整備作業に入りました。本日も副住職、華蔵寺住職、斎藤公一氏とともに開始しましたが、ハードな作業となるも皆様の懸命なお力添えを得て無事に終了する事が出来ました。心から感謝!感謝!

華蔵寺住職です   一株ずつ 丁寧に苗を起こしているところ

今年の春先にイノシシが策を破って園内に入り花菖蒲の株をことごとく掘り返し、見るも無残な姿になりましたが、動物のする事ですから仕方のないことです。今年の花菖蒲祭はどうしたものかと困惑しましたが、新型コロナウイルス感染問題で多くのイベントが中止するなか、卑山のお祭りも規模を縮小することに決定したため、来年の開園を目指して土壌の天地返しをすることにしました。粘土質のしつこい土壌で重労働となりましたが、孫達の2日間に渡る声援で苗の補植と園内整備を無事終えることが出来たようです。

新命副住職 耕運機で土壌の天地返しをしているところ

休憩中 斉藤公一氏とともに

華蔵寺住職とともに

新命副住職とともに

保存修理工事現場監督 松浦建設㈱の東野氏とともに

再び 苗を丁寧に補植しているところ

ウイルスの感染防止対策で子供達の学校も5月連休明けまでの休校が決まりました。福井県内も感染者が急増していますが、とにかく皆様に於かれましてはくれぐれも十分に気を付けてお過ごしください。友峰和尚より

第2419話

2020-04-02

藤田通麿総代とともに 愈好亭にて

朝方は雨模様のお天気となりましたが、大安禅寺周辺のソメイヨシノ桜は満開となっています。午前中には藤田通麿総代がアルコール消毒液を持参され、修理保存工事の現場視察を兼ねて来寺下さいました。現在なかなか手に入らない消毒液だけに、本当に感謝致しました。しばしの時間ながら時の過ぎ行くのを忘れて歓談したものです。

愈好亭から 修理工事中の本堂を望むようす

藤田様がお届け下さった アルコール消毒液

午後からは予定通り花菖蒲園の整備に入りました。副住職ならびに本日の作業加担をお願いしていた華蔵寺住職、斎藤公一氏と共に整備を進めましたが、作業中には孫達が応援に来てくれ、作業終了時まで苑内で遊んでいました。新型コロナウイルス感染問題の気配すら感じさせないほど清々しい気持ちで作業をすることが出来たものです。

花菖蒲園整備のようす  和尚と新命副住職です

華蔵寺住職 と 斉藤公一氏です

孫達が応援に来てくれました

明日も引き続き整備作業が続きますが、久しぶりに身体を動かす事の歓びを感じています。今年の6月に予定されている「花菖蒲祭」は開催自粛となりそうですが、尚更の事綺麗に整備していきたいと願っています。頑張りましょう!! 友峰和尚より

第2418話

2020-04-01

チューリップのつぼみ / 宝勝寺境内にて

「閑坐して松風を聴く」という禅語が有りますが、一般に世相が不安を抱えるのはウイルスの正体がはっきり見えてこないからだと思います。不安を覚えるのもそうで無いのも自分の心が物事を捉えるわけですから、いたずらに怯えることなく今はじっと辛抱して、出来るだけ外出を控え、心が安らぐための工夫をすることが望ましいと思います。

和尚などは大好きな音楽を聞いたり、書を書いたり、坐禅をしたり、外掃除をしたり等々して心を休ませています。もちろん日々のお仕事でとてもそのような余裕など無い方や、家事や育児に専念している方も多くおられ、それぞれに工夫しながら不安解消に努力していることと思います。

ニュースでは、最前線で治療に当たっている医療従事関係者皆様へ向けて拍手をしたり、拍手する動画を流して声援しているとか。その行為も十分励みになると思います。

閑坐して松風を聴く (かんざ して しょうふう を きく)

「自利利他」の仏教の教えから、まずは自分の心を整え、他人の不安を解消できる行為を考えていきたいと念じています。友峰和尚より

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