12月, 2018年

第1951話

2018-12-21

テレビ番組収録が行われました

午前中に地元テレビ局の取材が予定されていた為、寳勝寺に戻りました。10時より収録が開始されましたが、放送は来年1月7日(月)午前10時頃、石川テレビの番組「リフレッシュ」の中での新年企画だそうです。

亥の干支色紙「吾道一以貫之」が紹介されました 

金沢には「まいどさん」と言って観光客を案内するボランティアの方々が活動されており、今回は寳勝寺も観光地の一つとして紹介されるそうです。今年最後のテレビ取材となったわけですが、取材の内容としては、新年を迎えての和尚の干支色紙が取り上げられ、2019年の法話テーマでもある「吾道一以って之を貫く」の意味を紹介させて頂きました。一年を通して多くの取材を受けますが、今回のような地元に密着した内容は本当に嬉しく思います。卑山が観光客のみならず地元市民方々の憩いの場となってくれることを願っています。

さて、朝一番に北條英俊総代が墓参を兼ね、年末の挨拶に御来寺下さいましたが、先日81歳になられたばかりとか。大変お元気そうな御姿に嬉しく思いました。午後からは干支色紙描きを続行!まだまだ足りません!描けども描けども足りません!只管頑張って描き続けましょう! どうやら猪さんも和尚の意に従うようになって来た今日この頃です。友峰和尚より

北條様とともに 御来寺下さり誠にありがとうございました

第1950話

2018-12-20

穏やかな天気の一日となりました! 皆様、お元気にお過ごしでしょうか? 今年も残すところあと一週間あまり、ますます気忙しくなって来ました。

辻 保恵さん の お手製シフォンケーキ

「忙中に閑あり」と言いましょうか、昨日は妻の計らいでお茶席とお茶事が催され、この一年間にお世話になった方々を招いての感謝の女子忘年会でした。御来寺下さった御婦人方々からは色々な心の篭った品々を頂戴しましたが、そのなかに辻保恵さんが手作りのシフォンケーキを持参下さり、一同感激しながら賞味させて頂きました。

田野宗冨先生 と 辻 保恵さんとともに

妻の手造り 大府なしとブルーベリーのコンポート

御茶席の後 客寮にて

和尚も久しぶりの大休息となったわけですが、お茶席に使用された「客寮」は創建当初の歴史的建造物で、来年から開始される本堂修復工事ため一時解体される予定となっており、なんとも記念すべき茶会となりました。

 

一夜明けて、本日は来年4月に開催されるフランス・サンリス市「アート・サクレ展覧会」の今年最後の打ち合わせでした。文房流晴心会・野口翠智先生並びにお弟子さんとの念入りな話し合いでしたが、次第に個展と茶会・生け花展の内容も煮詰まりつつ有るようです。

さてまだまだ年末大掃除が十分とは言えず、玄関、台所、浴室そしてトイレとこの四カ所の徹底掃除をするべく更に頑張って参りましょう!!「禅は急げ!」 友峰和尚より

第1949話

2018-12-20

妻が主催した 感謝の忘年茶会 / 大安禅寺にて

パソコンの調子が悪く、朝方回復したのでアップしました。2012年4月14日より「和尚のちょっといい話」を書き始めて丸6年と8カ月が過ぎようとしています。時々、過去のブログを懐かしく読んでみますが、「いい話」かどうかは別として、その時その時が無事であった事を確認できます。

平成23年(2011)6月に寺町・寳勝寺に本山より辞令を受け兼務住職として赴任したのをきっかけに、その翌年から書き始めたブログです。法務活動の足跡を辿ることが出来るのは自分にとっても励みになるもので、自己反省と共に更なる気力と充実に繋がっていきます。

さて昨日は妻がお茶席に招待してくれました。一年の無事に感謝しお抹茶の御点前とお茶事の席を設けてくれたわけですが、昨年に引き続いての和合と感謝の女子会となりました。

小さな演奏会 「華音オカリナコンサート」

中国の高僧百丈慧海禅師の「一日作さざれば一日食らわず」の言葉を思いつつ、美味しく頂いた一服のお抹茶と妻手造りの料理でした。友峰和尚より

第1948話

2018-12-18

雷が大きな音を立ててゴロゴロ鳴ると愈々本格的な厳冬襲来の予告です! 昨年は師走17日に大雪となり、今のところその兆候は見られませんが油断は禁物です。自坊に戻ればやはり檀信徒皆様との交流を一番嬉しく思うもので、お寺に来られる方々との懇親が疲れを癒してくれます。

今日は自室の大掃除に入りましたが、最近は留守が長くなっているためアトリエはカビ臭く、おまけに蜘蛛の巣が至る所に張り巡らされ、主の居ない部屋は小動物に占拠されつつあるようですね。不思議なもので、そのようなカビ臭いニオイにさえ無性に郷愁を覚えるものです。嗚呼!和尚もずいぶん歳を取ったもので、身の回りの何もかもが懐かしく有り難く感じてしまいます。この世には無駄なものなど何ひとつとしてないと思いつつ、少しずつ物の整理を始めて行きたいと思っています。さて年賀状も急がねばなりません!じりじり年の瀬が迫ってきているようです。友峰和尚より

第1947話

2018-12-17

一宮育ちの 立派な大根

境内の風景は一変し、すっかり葉を落とした紅葉などは冬支度に入っているようでした。今年も残すところあと半月を切りましたが、残務整理が山ほどあり、時間との闘いとなっています。そんな中、台所には所狭しと多くの野菜が並べられており驚きました! 一宮市在住の奥村行保様より丹精込めて作られた色々な野菜が届けられ、本当に有り難く心より感謝申し上げます。お正月の御惣菜として使わせて頂きたいと思います。

和尚も野菜を作ってみたいと何度も思うのですがその時間も無く、奥村様より届けられる野菜を毎回楽しみにしています。金沢の寺で自炊する事が多い今日、買い物に行くたびに野菜の高騰には驚きます。されど作る側の苦労からすれば決して高価では無いと思います。奥村さんの苦労を感じ取りながら美味しく調理したいと思います。

さて、相変わらず一日があっという間に過ぎ去って行きます。明日は自室の大掃除をしたいと思っています。一に掃除!二に掃除!頑張りましょう! 友峰和尚より

第1946話

2018-12-16

午前午後ともに年忌法要および墳墓開眼供養が厳粛に営まれました。法要遂行の意義は「追善供養」に有って、日常の精進努力による善行の恩徳を亡者に差し向け、ひいてはその恩徳が自分に戻って来ることを言います。読経の後に必ず回向文(えこうぶん)を読み上げますが、自他ともに悟りの境地をより高められますようにとの願いが込められています。

昔は菩提寺にお参りしますと「説教」の時間が有り、普段の講話とは一味違った有り難いお話を聞けましたが、近年ではあまり見かけなくなりました。「説教」とは小言を聞く事では無く「法話」としての普段のこころの有り方を説いていますから、「心の気づき」でも有ります。自分の心と出会える機会こそが「供養」なのかも知れません。

さて、今年もあと半月を残すのみとなりました。「師走」の字のごとく、一日があっという間に過ぎ去って行く感が有ります。兎にも角にも、お互いの「無事」を心より願いたいと思います。ブログをご覧の皆様!平穏無事にお過ごしください! 友峰和尚より

第1945話

2018-12-15

庭木の冬支度 すいふよう

朝方の気温が1℃ですから、なかなか布団から抜け出せずいつまでも包まっていたかったのですが、今日は土曜日!早めの寺カフェオープンを目指し準備に入りました。暖房器具もフル回転したものの寒い一日となりました。今日は午後から団体のカフェ利用のお客様が来寺されるというので、要望の御朱印札を書くと共に引き続き干支色紙描きを続行! すでに百枚は越えたと思いますが、ここまで描くと眼の前に猪の残像が常に有り、まさしく猪と一体の日々が続いています。毎年そうですが、約百枚ぐらい描いた頃に突然、手が自在に動き出し、次第にオリジナルの図柄が描けるようになりますから実に人間の能力には驚かされます。要するに、頭脳の中ではイノシシが駆け巡っているのだと思います。

流石に腱鞘炎(けんしょうえん)的症状も表れ、チョツト一服しなければならない状態にも有ります。されども皆様に喜んで頂ける姿を脳裏に浮かべながらの干支色紙描き日課となっています。時々、縁者様のお宅にお伺いした時など玄関や居間に丁寧に飾られているのを見ると俄然元気が出るものです。近年は何かと世間をお騒がせをしている猪さんだけに、和尚の猪だけは福を呼び込む「意の獅子」で有る事を願っています! 友峰和尚より

第1944話

2018-12-14

昨年は12月17日に突然の大雪となり驚きましたが、今年は今のところ小雪がちらつく程度でホッとしています。今日は野町・少林寺の大掃除! 午前9時より職員総出で本堂内陣から須弥壇そして堂内全体のガラス拭きに至るまで徹底してやりました。特に本堂正面の欄間に於いては普段なかなか手の届かない場所だけに、念入りに拭き掃除をしたものです。掃除ほど気持ちの良いものは有りませんね!ピカピカに磨かれたガラス窓から眺める外の風景は、いつもとは違った感じがするものです。

こまかい隙間も 綺麗に掃除しました

休憩時間には少林寺先々代住職の奥様が温かいお茶とお菓子を持参下さり一同感激!! 今日は今年一番の冷え込みとなっただけに、地獄に仏のティータイムでした。午後1時からは霊苑での開眼供養があり、終了後はまた直ぐに少林寺に戻り掃除を続行しました。午後3時には皆さんのお蔭で無事に終了!!本当に隅々まで綺麗になりました。

休憩時間 ほっとひと息

鴨居や柱、畳も 丁寧に拭き掃除をしました 

小雪がちらつく お天気

昨日、滋賀県在住の北川様より五色の吹き流しが御礼の品として届きましたが、そのお手紙に「ぞうきんも 漢字で書けば 蔵と金 あちら拭く福 こちら拭く福」と書かれていました。まったくその通りだと思います。次は傳燈寺と瑞光寺の年末大掃除ですが、また日を改めて行いたいと思っています。さて、夕刻には待望の除雪機が届き、さっそくに試運転しました。鬼に金棒!雪には除雪機!です。備えあれば患いなし!有り難し!有り難し! 友峰和尚より

新しい 除雪機が届きました

さっそく 試運転のようす

遠路 お届け下さり 誠にありがとうございました

第1943話

2018-12-13

師走月も中盤を迎えていますが、皆様にはお元気に恙なくお過ごしでしょうか? 毎日色々な事件や事故のニュースが報道されていますが、この時期は何かと気忙しい月でもあるので、普段より慎重に行動し日々無事に過ごしたいと願っています。

松井建設㈱様が 御挨拶の為 来寺されました

近頃は職員共々今年一年間の事務整理に余念が有りませんが、山積みとなった重要書類の分類や整理整頓をしています。最近ではパソコンでのデータ保存が主流となっていますが、和尚などはまだまだアナログ世代で紙面を頼りに事の把握をしている為、ファイルブックにして保存しています。

さて、昨日に引き続き干支色紙も並行して描き続け、次第に動きがリアルになって来たように思います。写真の如く、薄墨で大まかな猪の形を描き、順に仕上げていくのですが、どれとして同じ姿はなく、すべてがオリジナリティの猪図が出来上がっていきます。人目には同じように見えても、和尚から見れば全く異なった別の猪なのです。

薄墨を用い イノシシの輪郭を描きます

顔や眼を入れ 体格を整えます

世界に一頭だけの 猪図です

猪突猛進 風にたなびく毛を描きます

活き活きとした 朱色を注します

一枚一枚丁寧に描いていますから、感謝の気持ちとともに、来年一年間の無事を願いつつ描き続けています。まもなく「猪と和尚が一体化」される瞬間が訪れることと思います。その時には「ブㇶ!ブㇶ!」と声あげて吠えてみたいと思います! 干支図の賛は「吾道、一以ってこれを貫く」です。なにがなんでも初心貫徹!!の志で新年を迎えたいと念じています。ファイト!! V!V!  友峰和尚より

第1942話

2018-12-12

羽咋市より 中越様ご夫妻が年末のご挨拶に来て下さいました

「早よ、しねま!」とは福井弁ですが、その意味は「早くしてください。」で、聞き取り方によっては「早よ死ね!」と受け取られがちです。福井弁はまだいいほうで、関西弁では「早よし(死)ー」と言うのですからもっと過激です。金沢弁では「早よ、しまっし」とこちらは柔らかく感じます。という風に、方言はとっても素晴らしい表現方法だと思います。

中越様ご夫妻と みなと石材の社長様とともに

最近は方言で話す人が少なくなっているとか、それにしても和尚の故郷の福井弁はとってもユニークで、全国各地の方言とは全く違ったイントネーションと言葉遣いだと自負するものです。もし和尚の福井弁をお聞きになりたい方が有りましたら是非寳勝寺に御来寺ください。「おめら、早よ来ねの。うら待ってるざー」って福井弁で懇親しましょう!

寺町の大工師・岩内さん 室外機の雪除け屋根を作ってくれました

寺の外観に溶け込む 木造の丈夫な屋根が完成しました

金沢に縁あって7年目ですが、少しずつ金沢弁にも馴染んできました!「和尚さん、おいでる?(いますか)」とか「あんやと(ありがとう)」とか、今年の流行語大賞となった「そだね!」は「おいや」「おいね」で、本当に色々です。

干支色紙描き が 続いています

さて、本日は干支色紙描きのため早朝より只管頑張りました! 外では岩内大工師が室外機の防雪工事をしてくださいました。朝から本当にあんやと!あんやと! 皆様のお蔭で冬支度が進んで行くようです。友峰和尚より

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