7月, 2017年

第1414話

2017-07-02

寳勝寺の中庭には40種類近くの草花と樹木があるそうです。普段は草花の名前など気にも掛けなかったのですが、今回本堂前庭が全面的に造り替えられたのを機に、これまで生息していた樹木を始めとする草花の名前を調べておく事にしました。職員からは花の名前などこれまでに幾度となく聞いたのですが、まさに馬耳東風的にすぐ忘れてしまう始末、これでは「ガーデン&寺カフェ」としての面目丸つぶれですから、写真を添えて名前を記しておきたいと思っています。ざーっと聞いてみたところ、ノウゼンカズラ、柏葉紫陽花、花梨、アガパンサス、下野、藤袴、瓢箪木、蝋梅、桔梗、竜胆、ツワブキ、岩やつで、紅葉葵、風知草、菖蒲、擬宝珠、都忘れ、十両、立浪草、白萩、白山吹、紫陽花、クチナシ、椿、南天、いかり草、ホタルブクロ、芍薬、羅漢樹、葡萄、虎の尾、クレマチス、撫子、不如帰、白すみれ、柊、れんぎょう等々、まだまだある草(そう)です。

紫陽花 七段花

瓢箪木

柏葉紫陽花

岩やつで

桔梗草

紅葉葵

クレマチス 下野

不如帰

竜胆

秋海棠 

今回、ふれあいパーク霊苑には薔薇を始め数十種類の花が植えられており、お寺全体がガーデンパークのようで四季折々の花が咲くようになっています。さて、皆様はどれだけ把握できましたでしょうか?「知らぬが仏」では済まされないほど「無知」なる自分を恥じたものでした。本当に素敵な草花や樹木たちから発せられる不思議なエネルギーを得ながら心の安らぎを感じさせてくれるものです。近いうちに堂内にお花の写真と名前を書いたパネルを展示したいと思っています。さて今日は家族動物供養日で、福井市内にある霊堂にお参りに行ってきました。7月はお盆月です、これから毎日御供養が行われていきます。皆様も是非お参りください。友峰和尚より

第1413話

2017-07-01

日中友好の朝顔 育ち始めています

7月「文月(ふみつき)」に入りましたが、皆様にはお元気にお過ごしの事と思います。「文月」の語源は「文(ふみ)を交わす月」すなわち御先祖様の御霊と交信する月の意味から「お盆月」とも言います。7月7日は七夕ですが、本来の字は「棚旗」と書き、精霊棚(しょうらいだな)に施餓鬼旗を立てたところから「棚旗(たなばた)」と言うそうです。これホント! いまや墓じまいが叫ばれる今日この頃、まさしく「仏ほっとけ」という事か?

昔はそれぞれの家の縁側に精霊棚を作って色々なお供え物をして、先祖の霊を迎えたものでした。お盆の「盆」という字は「皿を分ける」と書くように、沢山の皿にお供え物をして餓鬼道に落ちている御霊(みたま)を供物で救うの意味があるそうです。嗚呼!なんたるチーア、今ではお供え物どころか、「お盆って何?」って聞かれる始末。あの、お運びの時のまあるいお盆とでも思っておられるのでしょうか? 7月7日がお盆の入りですから、そろそろ盂蘭盆会(うらぼんえ)の準備に取り掛からねばと思っています。

寳勝寺ふれあいパーク霊苑が完成して初めてのお盆を迎えます。昨日ぐるりと完成間もない霊苑を一周しましたが、実に感動的でした! お墓参りを嬉しく感じたのは初めての経験でした。先祖の御霊と心ゆくまで交信できる霊苑、まさしく、ふれあいパーク霊苑ですね。皆さん!毎日お参りしたくなる霊苑なんですよ。さて人々の祖先を思う気持ちが薄れて行く感じのする今日、我々の日々の心の安心は、須らく母なる祖先を思う気持ちである事を一時も忘れてはならないと新ためて感じ取ったものでした。「何事の おわしますかは知らねども かたじけなさに 涙こぼるる」西行法師。 友峰和尚より

 

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