2月, 2015年

トイレ移設工事経過報告 2/6

2015-02-06

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日々着々と進んでいる御手洗所移設工事ですが、新しい壁や床板が張られ、木の香り漂う清々しいトイレの全景が見え始めています。

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一方、旧お手洗い所の解体工事も始まりました。メリメリバキバキという音と共にあっという間に解体されましたが、何も無くなってみますと、なるほどかつて玄関だったという風格が戻ってくるように思います。

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約1か月後には、ここが式台(玄関)になっているということで、工事の過程が本当に楽しみです。

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第537話

2015-02-06

真にもって不可思議な話です。昨日のブログで御トイレの話をしましたが、その折、御トイレの仏様「烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」の像をインターネットで検索していましたら、どこかで見たような明王像の写真。あれ!? これは以前、寳勝寺の庫裡を大掃除した折、韋駄天様の厨子の奥から発見された、壊れた御像に似ているではありませんか。早速に写真と照らし合わせたところ、ピタリと一致。あまりの嬉しさに思わず「オン シュリ マリ ママリ マリシュシュリ ソワカ」って真言を唱えました。早々に修復しましたが、お写真の如く随分と古い立派な像です。

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きっと今回のトイレ修復工事をお喜びになって烏枢沙摩明王がお出ましになったに違い有りません。トイレ工事が終了次第、入り口にお祀りしたいと思いますから、皆様是非お参りしてから御トイレを使用してくだされば幸いです。

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烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)の御利益についてはインターネットでお調べください。本当に毎日のように不思議なことが起こります。どのようなものであってもいつの日か再び日の目を見る事がありますから、大切に保存をして置くことが大事ですね。最近の世の中の風潮はどうも「問答無用」の不穏な空気が流れ始めているように思われます。「思いやりの心」とは「忍耐」から生じて来ることを「烏枢沙摩明王」は教えてくれたように思います。「忍の一字こそ一生安寧の道なり」です。皆様、今日も一日元気に頑張って参りましょう。友峰和尚より

宝勝寺 本堂屋根修復 2/5

2015-02-05

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屋根瓦の葺き替えが無事完了しました。来週頃には足場の解体が始まるとのことで、整然と佇む屋根がまもなくお目見えです。旧お手洗い所は、電気や水道が止まり、いよいよ式台玄関復興工事が始まります。それに先駆け、式台玄関の屋根に銅板が葺かれました。

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復元された懸魚(げぎょ) / 撮影 平成27年2月3日

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本堂屋根の妻飾り「懸魚(げぎょ)」が、大工師の岩内さまによって復元されました。屋根の頂に取り付けられる飾りです。水を思わせる魚を模り、火除けのおまじないの意味があるそうです。足場が外れ本堂全景を拝見できる日が本当に楽しみになって参りました。

第536話

2015-02-05

関東地方は雪!北陸地方は晴れ!この気象状況は確実に日本に春の到来を告げています。どんよりと曇った空から一転して青空の広がる金沢市上空。寶勝寺の修復工事も好天気の中さらにスピードアップして順調に進められています。

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中庭側のおトイレ工事

和尚は現場視察のため寶勝寺に入りましたが、やはり現場視察は重要で、電気スイッチの位置や窓の高さなど微妙な差で雰囲気ががらりと変わるので大工さんへのアドバイスが求められます。人間の心も同じであろうと思います。日々の心の微調整がポジティブな方向性を生み出していくように思います。それと、現場の大工さんとのコミニュケーションも大切です。まもなくトイレの便器が設えられますが、それとて自分が高齢者や身体の不自由な方になりきって機種を選ばなければなりません。何がどこにどのように設置されたかで使い勝手が良くも悪くもなりますから、工事途中で大工さんに何度もお願いすることが増えていきます。「たかがトイレ されどトイレ」、甘く見てはいけませんね。

DSC02012 (500x375)本堂上の間・奥のおトイレ工事

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向拝にて、材木を加工する大工師の岩内さん

それはそうと、工事のタイムリミットが差し迫っている為、現在使っているトイレを今日にも取り壊すとか! エッ? まだ新しいトイレが未完成ですぞ!? この数日はどこで用をたせというのか? 皆様、トイレの大切さは使えなくなってからしみじみ感じますよ。一日に何度もお世話になる御トイレに日々感謝あれ! 和尚はまず合掌してからお使い申し上げております。「南無烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)」 トイレの仏さまです。真言は、「オン シュリ マリ ママリ マリシュシュリ ソワカ」、皆さん、唱えてみてください。合掌 友峰和尚より

第535話

2015-02-04

立春です!まだまだ余寒の残る朝を迎えましたが、お日様も射してこの時期の北陸地方には大変珍しい穏やかな一日となりました。ついつい歌いたくなるようなウキウキした気分になります。「春が来た~春が来た~どこに来た~」なんてね。2月のことを昔の暦の読み方では「如月」(きさらぎ)と言いますが、昔はこの時期、今の気候とはずいぶん違って大変寒かったようで、重ね着をするところから「着更着」と呼んだと有ります。確かに、暖かくなったと油断をしていると急に寒くなる時があるので、「きさらぎ」とは上手く名づけたものだと感心します。さて、気分はがらりと変わって、なにやら体の芯から熱く燃えて来るものを感じます。また、大安禅寺を取り巻く庭園の木々も確実に新芽を膨らませています。人間の心も自然の息吹も同じサイクルのようですね。

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そこでこの春の味覚、鹿児島産の「デコポン」ですが、このミカンもまた爽やかな香り満載でより一層春の到来を届けてくれています。それにしても「デコポン」とは不思議な名前と思いませんか?早速調べましたら、デコポンはポンカンの原産国・インドの都市「POONA」から異種交配されて生まれたそうですが、「デコ」って何でしょうか? それは姿を見ればわかる事! ポンカンにデコが出ているから「デコポン」、これホント? 北條様からの贈り物。美味しく春を頂きました。友峰和尚より

 

トイレ移設工事経過報告 2/3

2015-02-03

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屋根の修復が大凡終了し、続いて、お手洗所移設工事が本格的に進んでいます。

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本堂・上の間、柱の補修が進み、新しい材木が継ぎ足されています。古い柱にぴったりと組み合わさっています。

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外側の柱にも、新しい材木が継ぎ足されました

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柱の足元には、鉛の板が敷かれています。大工師の方に触らせて頂きましたところ、柔らかく大層重い板でした。この板を敷くことによって、柱と束石がゆっくりしっくりと馴染み、尚頑丈になるとのお話でした。

第534話

2015-02-03

北陸新幹線開業を目前にして、メディア関係のニュースが一層目立つようになってきたこの頃ですが、今日の北國新聞の朝刊に、「新幹線は文化を運ぶ・寺町を行く」特集の第3回目として、寶勝寺の記事が~歴史が紡ぐ「夢空間」~と題し掲載されました。先日、北國新聞社・編集局経済部記者の酒井大輔様から取材を受けたわけですが、和尚が「寺町群の未来を創造するポジティブアクション僧」として捉えられた、現代記者らしい語り口の臨場感ある記事として大変嬉しく思いました。

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1月下旬に行われた取材の様子

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北國新聞社・編集局経済部 記者 酒井大輔 様

DSC01920 (500x375)記事に掲載された写真を撮影している様子

寺離れの急速に進む近年の風潮の中では、寺院僧侶の思い切った行動が求められているようにも思います。本来の仏教の有り方は、「形骸化」されたものでは無く、「生き生き」した僧侶の実践行動の中にのみ「法」が伝わるものと信じて止みません。祖先を重んじ、歴史を重んじ、人々を重んじ、物を重んじてこそ仏法の何たるかが見えて来ると思います。タイトルにあった「歴史が紡ぐ「夢空間」!!」こそ和尚の願意であり、また、重伝建寺町群が人々の大切な癒しの空間として活性化することを願っています。あと一か月余りで新幹線が開業します。高速化の時代、寶勝寺の諸堂の復興も金沢市歴史建造物整備課皆様の厚い熱意と支援を受けながら急ピッチで進められています。友峰和尚より

第533話

2015-02-02

昨晩の節分会の興奮状態が冷めやらぬ2日の朝を迎えました。本当に堂内いっぱいの老若男女の参拝客の皆様を迎えての節分御祈祷会、鬼役を演じてくれた金曜座禅会の会員皆様も交じっての豆まきと、福引大会も大いに盛り上がりを見せ、くじに当たっても当たらなくても笑顔笑顔笑顔のお客様。「笑う門には福来る!怒る門にはホスピタル!心は晴れて春来る!」って思いでした。節分会の始まる前に、文房流晴心会・野口翠智社中の黒川芳江さんと北村恵子さんが新年のご挨拶に来てくださいました。お二方とも文房流茶道と華道をされている先生ですが、その折、お土産にと頂いたのがお写真如く見事な大粒の「イチゴ」でした。

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和尚はイチゴが大好きなんです。和尚でなくとも誰でもが大好きなイチゴ、子供の頃は、木いちごや野イチゴを採ってよく食べました。「いちご」の語源は「一番赤い食べ物」という事らしいのですが甘い香りと食感は堪らなく幸せになりますね。

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「鬼やらい 行事の後の 苺かな」‏、「いちごいちえ」の人生です。‏ビタミンをたくさん採って、元気に頑張って参りましょう。‏いただきま~す! 友峰和尚より‏

第532話

2015-02-02

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大安禅寺節分会 御祈祷のようす

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久しぶりの雪模様の中、大安禅寺の「節分会」が大勢の参拝者を迎えて盛大に開催されました。「福は内!福は内!福はうち!」本当に心から願いたいものです。

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法話のようす

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鬼、登場!

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福の神と新命副住職から、鬼さんにお説法です!

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枯木堂にて、福豆まき と 大福引大会のようす

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DSC01999金沢から、宝勝寺檀信徒の北條さまが来山下さいました

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節分会に新年のご挨拶を頂きました、黒川さま、北村さまです

家族の大切さ、健康の大切さ、友達の大切さ、大切なものは沢山沢山あります。今日の節分会のように多くの皆様の笑顔の日々が続くことを祈るばかりでした。心の幸せは本当に身近なところにあることを思い、御祈祷いたしました。‏子供達の笑顔こそ、なにものにも代えがたい「仏の真の姿」であることを思った今日の節分会でした。「南無観世音菩薩」友峰和尚より

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