10月, 2014年

サラ・ローレンス大学個展「禅美術文化展」~Zen Arts and Culture Week at Sarah Lawrence College ~

2014-10-09

いよいよ間近に迫りました、

ニューヨーク・サラローレンス大学での「禅美術文化展」です。

こちらのWEBSITE(英語)から、催事やスケジュールがご覧頂けます。

Zen Week Poster

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こちらのWEBSITE(英語)から、催事やスケジュールがご覧頂けます。

第412話

2014-10-09

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大本山妙心寺での全国宗務所長会議・第一日目を無事に終了して、 その後は久しぶりにのんびりとした時間を過ごしました。本当に久しぶりにって感じがしました。明日も引き続き会議が有りますが、全国から集まった住職仲間との討議は流石に内容の濃いものばかりで大変に勉強になりますし、また、有り難い意見交換の場とも成ります。

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ニュースでは今日もノーベル賞の話題で持ちきりでしたが、和尚はノーベル賞ではなく、脳でるでしょうって一日でした。会議中は忍の一字ながら人の話をジッとヒヤリングしていますと、結構楽しいものだと改めて認識した次第です。苦あれば楽ありで、夕食会は般若湯も入り、住職同士の会話も弾むというものです。

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神照院さま

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金牛院さま

深まり行く京都の秋の夕暮れ時、大本山妙心寺は何度訪れても心が洗われる聖域であることを実感した全国宗務所長会議・第一日目でした。坊主が屏風に上手に坊主の絵を描いた!会議が息抜きでは大変申し訳ないが、ここに来て忘れそうになっていた個展開催のことが妙心寺山内の寺院の襖を見て百万倍の法力を得た様な気分にさせてくれました。やはり本山には御利益が無限に潜んでいるようです。友峰和尚より

 

 

 

 

 

 

新しい看板の登場です

2014-10-09

 

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深まる秋の寳勝寺です。平日にもかかわらず多くの観光客が門前の道を往来しています。お天気の良い今日、日中友好の朝顔の種を収穫しました。日当たりの良い場所では、種はぱんぱんにはじけ、こぼれ落ちそうです。

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また今日は、「寺カフェ」の新しい看板が登場しました。午後、ヨシダ宣伝株式会社の須貝さまと業者の方がお越し下さり、設置工事が行われました。

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この度の「寺カフェ」看板は、山門向かって最右の塀に取り付けられます

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設置中の様子。どんな看板かと言いますと・・・

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 大変シンプルですが、とても分かりやすい看板になっています

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  寺の前から見ると、このようになっています。「寺カフェ」です

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「??、寺カフェ?」と、興味をそそる黒看板です。山門前庭の花々も一層引き立って見えるようになりました。

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第411話

2014-10-08

明日から二日間に渡って大本山妙心寺宗務本所で「全国宗務所長会」が開催されるため、自坊に戻ってきましたが、大安禅寺はもうすっかり深秋の様相で、紅葉はまだですが、山の匂いといい境内の佇まいといい、まったくに街なかでは感じることのできない素晴らしい雰囲気が有ります。子供の頃からずーっと育ってきた環境ですが、改めて感動を覚えるものです。

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大安禅寺 式台

この時期、学校から帰ると決まって山に登り、秋の味覚である栗や柿や、茸採りに山に入ったものです。大安禅寺の山は、昔は松茸が有名でよく採れたものです。松茸だけでなく色々な茸もたくさん採れて今から考えますとウソのようです。今では雑茸も採れず本当に残念です。しかしながらこの時期、ほのかに山の方から昔懐かしい山の幸の匂いが漂ってきます。子供の頃の思い出は故郷の匂いの中に感じられるようです。このところ金沢と福井を行ったり来たりで季節を感じる余裕もありませんでしたが、今日は久しぶりに深まりゆく故郷の秋の匂いを満喫させてくれた日となりました。人生、時々は立ち止まって体全体で自然を感じることも大切なことだと思いましたね。

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境内の柿の木

さて、皆様はいかがお過ごしでしょうか。ニュースでは終日、日本の3名の物理学者がノーベル物理学賞を受賞されたことが報道されていました。本当に素晴らしいですね。御三方の受賞のコメントは共通に「あきらめないこと」と言われていました。そうだと和尚も同感です。進む道はそれぞれに違っても、人生、ひとつの事に向かって集中して諦めず、事を成し遂げていく精神は万人に共通だと思います。和尚も頑張ります。友峰和尚より

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「葉書」の語源となった木 多羅葉(たらよう) 

第410話

2014-10-07
じ の

個展用の住職並びに野口翆智先生のプロフィールと寳勝寺英字パンフレットが、職員の手によって出来上がりました。個展開催までのカウントダウンがすでに始まっているわけですが、ここにきてようやく全容が見えてきた気がします。この14日には地元の報道関係者向けへの事前公開墨蹟デモンストレーションが10時半より大安禅寺「枯木堂」で予定されていますが、それが済めばもう本番までの時間もわずかです。今、時間ぎりぎりまで個展会場での作品展示の構想を練っています。今回は立体的な墨蹟作品が無いため、野口翠智先生の生け花の作品に大いに期待するところがあります。

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平成26年3月に開催された、金沢しいのき迎賓館個展にて

これまでもそうでしたが、文房流の生け花は実にダイナミックでしかも和尚の作品に溶け込むように活けて下さるので今から楽しみにしています。今年の三月、金沢市「しいのき迎賓館」での個展開催に際しても野口翠智社中の皆さんに生け花と煎茶席をお願いしましたが、その際も見事な季節感あふれる満開の桜の花を活けて下さり和尚の作品も一段と華やぐものとなりました。

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今回はニューヨークでの開催で、どのような花材が調達できるか分かりませんが、今回もパリ個展に引き続き、11名の御社中の皆様が同行して下さいます事、先生はじめ御社中の皆様には心から感謝申し上げております。今日も会場で使用する衣や作務着などの繕いをしました。「段取り八分」の昔からの言葉通り、まだまだ続く準備ですが、晴れ渡った今日の秋空の様に心も晴れ晴れとして更に頑張って行きたいと思います。友峰和尚より

 

 

 

 

 

 

第409話

2014-10-06

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https://www.eventbrite.com/e/zen-arts-and-culture-week-at-sarah-lawrence-college-bronxville-ny-tickets-13438754677

世界各国のイベントを検索できるサイト「Eventbrite」に、サラ・ローレンス大学個展のカリキュラムが掲示されました。いよいよです。そんな今日、アメリカ・コネチカット州在住のメアリー・ベッカーさんが寳勝寺を訪ねてくれました。

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メアリーさん、佐藤さんとともに / 寳勝寺にて

午前中に佐藤さんも来られ、今回の個展開催の要旨などを説明させて頂いたわけですが、期間中にはメアリーさんも会場に来て下さるという事で、作品内容やデモンストレーションのやり方など詳しくお話ししたところ、早速に当日の招待ディナーの席上での英語によるスピーチや、墨蹟パフォーマンスでのスピーチなど、メアリーさん指導の下、厳しい実践特訓が行われました。

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スピーチを英訳されるメアリーさん

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発音の練習をしています

不思議な話です。今から7年前、メアリーさんが福井大学にお勤めになっていた時に和尚や職員の英会話の先生をして下さっていたわけで、メアリーさんはそれ以前より大安禅寺の金曜坐禅会や年中行事にも参加され、その御縁が帰国された後も今日まで続いており、今日はなんともグッドタイミングの来訪となりました。今日は金沢市内にホームステイされるとか。メアリー先生、本当にありがたい英語スピーチのレッスンでした。心配された台風18号の影響も無く「ホット」安堵した一日を過ごしましたが「台風一過」、明日から良いお天気が続くとか、心は常にお天気と一緒に動いているようですね。友峰和尚より

 

 

 

 

第408話

2014-10-05

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千客万来の一日となりました。富山県高岡市より観光客向けの法話としては初めてのお客様を迎え、法話後には寺カフェも御利用頂き、福岡観光旅行社の木村様には幾重にも御礼申し上げました。和尚にとっては今後の金沢市・兼務寺院三ケ寺の復興淨財として観光収入が基本と成る為、今日の拝観は何よりも嬉しい出来事でした。

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福岡観光旅行社様と自坊の大安禅寺とはこれまでに長い長いお付き合いを頂いており、今回は寳勝寺に御縁を頂きました。寳勝寺は本尊佛以外、特別にと拝観して頂けるようなものも無く、やはり和尚の法話を聴いて頂けるのは本当にありがたいことです。その後も地元金沢市の城南公民館の皆様も来られ、寺カフェのお客様と相まって終日賑わいを見せました。夕方には金沢学院大学の学生である土屋大河さんと坂下直樹さんが訪ねて来られ、和尚のこれまでの寺起こしの活動などについて色々質問を受け一時間余り歓談しましたが、寳勝寺にも次第に若い人が集まってくるようになり和尚として大変喜んでいます。

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長い間休眠状態にあった寳勝寺も漸く寺としての息を吹き返し始めたようです。何もかもが人との御縁を以て広がりを見せ始めて行くようです。本来、禅寺は若い方々が集まってくるところでなければなりません。未来を担う夢多き若人たちに大いに奮起して頂きたいと二人の青年を見て切に願ったものです。明日からは再び個展に向けて集中していきたいと思います。友峰和尚より

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第407話

2014-10-04

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白ほととぎす / 寳勝寺中庭にて

「金さん百歳、銀さん百歳」で一躍有名になった銀さんの長女・矢野年子さんが来年100歳を迎えるそうですが、四人姉妹揃って90歳を超えるお年だそうで、もう「驚き 桃の木 長寿の気」という感じで、流石に家系としての長寿DNAをお持ちだと感服します。思い出しますに、銀さんが108歳で御他界されたとき娘さんがインタビューに答え「ばあちゃんもっと元気でいてほしかった」と言われた時の娘さんの年齢が80歳を超える年齢だったので「すごい!」って思ったものです。あれから13年が過ぎ、今や日本における百歳以上の人は58820名と敬老の日に発表されました。一年間に約4000名ずつ今後も伸びていくそうです。

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オータムリリー / 寳勝寺中庭にて

最近自分も66歳を超えてふと思うことがありますが、父親の66歳の頃の姿を想像しますに、子供の目から当時は随分と年寄りに思ったものです。きっと31歳の息子も今、和尚の事をそう見ているに違いないと思う時があります。しかしながら父と同じ歳を迎えても全くに心の感覚は若き青年時代と同じで、「歳はとってみなければわからんわいな」と言っていた父の言葉が「なるほど!」と、ようやく腑にに落ちるようになってきた今日この頃の心境です。自分の姿を鏡に映せばゾッとするような容姿なれど、心は生き生きとして「歳取らず」というよりも、元より「無心無碍なる心」なればこその自分を支える「有り難い」佛の心と合点する毎日です。友峰和尚より

第406話

2014-10-03

台風18号が本州に向かっているとの気象情報ですが、最近の台風も以前とは雲泥の差があって今回はかなりの大型となっているとか、怖いものの昔からの例え「地震 雷 火事 親父」も最近では「火山 台風 竜巻」が加わりますます恐ろしいものが増えていく感が有ります。「備えあれば憂いなし」の格言もこうまで日常茶飯事に次々と災害が襲ってくるようでは手の打ちようも無くなってしまいそうですが、最少限の防災に関するグッズは備えておかなければならないようです。新たな防災グッズとして「ヘルメット、ガスマスク」等も加えたほうが無難なようですね。いまや何処にあっても災難が降りかかってくる様相なので、車などにも防災用品を載せて置くといざという時に役に立つかもしれません。とにかく東日本大震災以降今日まで日本全土に於いて天地災害が続発している事に心を重くしています。卑山の裏山にも福井県土木課の事業として大きな砂防堰堤ダムが建設される予定となっています。日本国土が火山地帯の上にある現状からして急傾斜地区は無尽蔵にあります。今後の新しい住居建設には今まで以上に慎重な場所選びが求められているようです。400年の歴史を誇る大安禅寺にもじわじわと災害の足音が近づいて来ています。「油断大敵」ながら個人一人の力では如何ともしがたい時代を迎えるなか、昔のように村全体の結束力「町内力」が今後のキーワードのようです。友峰和尚より

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一宮市在住の奥村行保様・木村様から「野菜力」を沢山頂きました。何れも丹精込めて作られた自家製の野菜です。

「eye on KANAZAWA」に掲載されました!

2014-10-02

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10月2日、朝の宝勝寺です。

10月、穏やかな秋の朝の寳勝寺です。月初めのいちばんに嬉しいお届け物がありました。先日、金沢市の観光情報を英語で紹介しているフリーペーパー「eye on KANAZAWA」の取材を受けましたが、その最新号が出来上がり、寳勝寺が掲載されました!

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表紙のHiukeiさん カナダ人です。

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記事上部、右の方に、寺カフェでお茶をされている写真が掲載され、12行に渡って英語で寳勝寺のことが紹介されています。(蛤坂交差点の近くにあり、お寺の一室でカフェをしていること、住職の書画が展示されていることや、ぜひ本堂の天井画を見て下さい、、等々、わかりやすくまとめられています。)

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撮影に来られていた時の様子

「eye on KANAZAWA」は金沢市の多くの観光地またお店に置かれていますので、是非ご覧になってください。勿論、宝勝寺にも置かせて頂いております。

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