和尚のちょっといい話

iihanasi_top

友峰和尚のちょっといい話 【 第745話 】
2015年 09月 02日 談

2020年・東京五輪国際オリンピック・エンブレムが白紙撤回となりました。いわゆる一番の目玉であるシンボルマークの白紙撤回は、大きな波紋を広げています。この「エンブレム」という言葉も最近はよく使われるようになりましたが、以前は「シンボル」という言葉で表現されていました。その意味は、記章、標章、紋章のことで、それならばはっきり「大会紋章」と言ったほうが分かりやすいですね。とにかくこのような問題は、一連の関係者の誰が最終責任者なのかがはっきりしていない所に原因が有ると思います。どのようなイベントでも必ず、最高責任者がいて初めて成功の道が開けるというものです。国立競技場建設の問題のように、もし、総理大臣が常に最高責任者だとしますと今後大変なことになりますから、それぞれの組織の責任者が大いに頑張って良い方向に結果を出して行って頂きたいものですね。NHK大河ドラマの毛利敬親の口癖を借りるなら、「そーせい」って、きちんと命令と責任を持てる人が出てきてほしいものです。諺に「禍を転じて福となす」、もっと良いエンブレムが登場することを期待したいものです。

yjimage9BOY0SMC

和尚は、しばしの休息も終了して再び仕事モードに入っています。「俺がやらねば誰がやる 今やらねばいつ出来る!」 やはり責任感を持ってやらねば何事も成就出来ないですね。「エンブレム」のニュースは和尚に大いなる勇気を与えてくれました。他人ごとでは有りません、常に自分の事と捉えて「オリジナリティー」の人生を歩んでいきたいものですね。和尚は和尚らしくあれ!!って感じ。友峰和尚より

Copyright© 2014 臨済宗妙心寺派 太白山 寶勝寺 All Rights Reserved.

〒921-8033 石川県金沢市寺町5丁目5番地76号
電話:076-287-3870