和尚のちょっといい話

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友峰和尚のちょっといい話 【 第691話 】
2015年 07月 10日 談

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金沢市本多町・瑞光寺にて 盂蘭盆会法要のようす

台風の影響からか気温がぐんぐん上がり午後には真夏日となりましたが、その暑さのなか、今日は本多町・瑞光寺で午前10時半より盂蘭盆会の法要が厳修されました。明日は野町・少林寺、明後日が寶勝寺で、同じく午前10時半より盂蘭盆会法要が執り行われる予定となっていますが、ここに来ての急激な気温の変化に身体がついていけず、流石に和尚も明日からは「緊張の夏!!」と言ったところでしょうか。そもそも今朝方は肌寒さで目が覚めたものだと言うのに、本当にこのところの天候は異常気象としか思えませんね。

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檀信徒様、ご家族皆様のご参列を賜りました。

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住職による法話

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照りつける日差しの中、お墓参りをしました。

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先代住職様の墓前でのお参り

さて、夕刻には少林寺にて盂蘭盆会準備をしましたが、明日の法要には寺町の桂岩寺様がご加担下さることになっており、今日はご住職とともに明日の法要に向けてのリハーサルをしました。汗だくのリハーサルながら御堂に響き渡る読経の声は僧侶の自分でさえ有り難く感じるものです。少林寺前住職の奥様も我々のリハーサルの様子をじっと聞き入ってくださっていました。サンスクリット語の「ウランバーナ」が「盂蘭盆(うらぼん)」に音写され、やがてお盆に変化、その意味は「倒見」=「逆さまにものを見る」の意ながら、それでもその意味を理解するのは困難ですね。簡単に言えば「あるがままの心こそ本来の姿なのである」、それでも難解なれば、「有難うお蔭様のこころこそ、本来の心」。これなら、だれでも理解できますね。お盆の祖先供養は感謝の心を捧げる仏教行事です。祖先の恩と父母の恩に感謝しながらの御供養が続きます。友峰和尚より

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